刹那サイド
どうも、刹那です。神久夜達との買い物から数週間が過ぎた。あれから僕はギルドでのクエストをこなしつつ新たな能力や魔法、そして三体の化身合体が可能になった。実はつい先日アテナさんからの依頼でのあとゲイムギョウ界とは違う世界に跳んで転生者と戦った。まあ、それは今度話すよ。さて、僕は今、トレーニングルームでのあと模擬戦をしている。実は前にも説明したが、のあもリンカーコアが存在し、魔法を使う事が出来る。なので今まではAIの無いアームドデバイスという物を使用していたのだが、この前のクエストでの戦闘で破損し、使い物にならなくなってしまったのだ。だから今回僕はセシアから教わり、一からのあ専用のインテリジェンスデバイスを作った。名前はのあに決めてもらって《風絶[風絶]》となった。AIは男性で《ロックオン・ストラトス》をモデルにした。アウトフレームは流石にできなかったが出来る様になったらやってあげたい。と言うより僕がロックオンの顔を生で見たい。・・・話が反れた。セットアップ状態になると弓の形になる。コアの色はモスグリーンで周りのフレームは基本白になっている。更に弓の形態から中心部分を分離させることで双剣にしたり、ガンダムデュナメス、ケルディム、サバーニャの装備を使う事が可能。但しGN粒子は使用不可である為、当然《トランザムシステム》は発動できない。そして今日は風絶の使用テストなのだ。残念だがフシギダネは見学である。僕はこの前ドラゴン討伐で使用した風のモード《ウインドモード》を身に纏い、のあの準備を待つ。
「では風絶さん、お願いしますね」
「おう、よろしくなマスター。取り敢えず起動コードは分かるな?」
「はい、では行きます!セットアップ!」
「オーケイ!セットアップ!」
するとのあは光に包まれる。暫くすると光は止み、和服を動きやすそうな格好にした様なバリアジャケットを纏い、弓を持ったのあが其処に立っていた。
「お待たせしました刹那さん。始めましょう」
「分かった。・・・行くよ!」
合図を出し、僕はセシアを抜いてのあに斬り込んで行った。
刹那サイド終了
三人称サイド
刹那が斬り込んできた事に対し、のあは冷静に行動を取る。自分の周りに魔力弾を創り、刹那に飛ばす。刹那が魔力弾に気を取られている隙に風絶の弦を引く。すると魔力で構成された矢が出現する。のあは狙いを定め、刹那へ向かって打ち込んだ。
「狙い・・・射ちます!」
ヒュン!
「ック!危な!?」
矢は刹那の首筋ギリギリを突き抜ける。刹那は自分でかなり恐ろしい物を作ってしまった事に恐怖を覚えた。刹那は魔力をセシアに流し、セシアを刀の形から新たな形へと変える。セシアは刀から二丁の白銀の本体に青のラインが入ったリボルバーに変わる。
「これならどうする?疾れ!《ソニックバレット》!」
刹那は風の魔力変換を使い、加速と連射を上げた魔力弾を撃ち出した。魔力弾で撃ち出すので、セシアはリロードがいらない。その分連射に回す事が出来るのだ。
「《ラウンドシールド》!」
「オーライ!《ラウンドシールド》!」
刹那の魔力弾をのあは難なく防ぎきる。だが刹那の攻撃はそれだけでは終わらない。刹那は直様セシアを刀に戻してのあに斬り込む。のあも直ぐに反応し、弓を双剣状態にして鍔迫り合いとなった。
ギャリリリリリリリリリリリリリリ!
刃物同士のぶつかり合いで火花が散る。
「ック!まさか此処まで使い熟すとはね。流石のあだよ!」
「いえ!それは刹那さんと風絶さんのお陰ですよ!」
「ッヘ!マスターも嬉しい事言ってくれるねえ!ますます気に入ったよ!」
「私も貴方を凄く気に入りました!今日は刹那さんをギャフンと言わせましょう!」
「あまり僕達を舐めないでよねっ!」
そう言って刹那はのあから離れて魔力を練る。
「僕達のチームワークだって負けてないよ!セシア!モード《エクシア》!」
「はい!モード《エクシア》!私達の実力、見せてあげます!」
光に包まれ、僕のバリアジャケットが変わっていく。上下白のインナーに青い装甲、右手には《GNソード》が装備され、左手にはシールド、腰には二本のブレード、ビームサーベル、背中に《GNドライヴ》が装備される。セシアのみGNドライヴを装備できる。僕はモードチェンジが終了すると同時にGNソードを構え、のあに接近する。再び鍔迫り合いとなり、のあが苦悶の表情を浮かべる。刹那はそのまま押し切ろうとするがのあの再び創り出した魔力弾によって追撃を阻まれ、後退する。
「今です!モード《ケルディム》!」
「モード《ケルディム》スタンバイ!」
モードチェンジが終わり、モスグリーンの装甲を纏い、のあはその手にある《GNスナイパーライフルⅡ》を刹那に向ける。するとのあの目に青色のディスプレイが出現し、刹那を完全に捕らえる。そして直様引き金を引いた。
「痛ったあーーーーーーーーーー!バリアジャケットがあっても凄く痛いんだけど!?のあは凄いね。初めてそのデバイス使うのにその精密さは・・・」
「その精密射撃を掠ったとはいえほぼ紙一重で避けた刹那さんに言われたくないですよ・・・」
「じゃあ僕もそろそろ本気出そうかな。来い!《轟天》!」
「ヒヒーーーーン!」
刹那が叫んだ瞬間、腰のポーチから光の玉が飛び出して黄金の馬へと姿を変える。刹那はウインドモードに戻って轟天に乗った。
「轟天!打ち鳴らせ!」
「ヒヒーーーーーーーーーーン!」
刹那の合図で轟天は蹄を地面に叩きつけた。その瞬間凄まじい魔力の衝撃波が発生し、のあを吹き飛ばす。
「ック!まだです!まだ終わってなんk・・・」
起き上がり銃を構えた瞬間、のあの動きが止まる。なぜなら刹那の握る刀が形を変え、黄金の巨大な斬馬刀へと形を変えたからだ。それを見た瞬間のあは、
,ああ、これは負けるな・・・,
と思った。刹那は轟天に乗って駆け出し、のあへと斬りかかる。のあは腰に装着されている《GNシールドピット》を使って防御するが豆腐の様に真っ二つにされて斬馬刀に弾き飛ばされ意識を失った。
「あ・・・・・・・やりすぎた・・・?」
「ブルルルル!」
こうして刹那とのあの模擬戦は刹那の勝ちに終わった。この後のあは無事目を覚まし、刹那へのリベンジを固く誓ったと言う・・・。
三人称サイド終了