超次元ゲイムネプテューヌ 魔法と鋼を使いし者   作:猫舌

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第47話

刹那サイド

 

 

「着きました。此処が《パープル学園です》」

 

 

イストワールさんに言われ、重い足を動かしながら学園を見る。見た目は僕の前世にある様な学校と何ら変わりの無い物で、パープルと呼べる者は校章に刻まれた女神の姿だけだった。正直の所後者すべてが紫色なのかもと期待したがそんな事は無かった。

 

 

「ほら、いつまでそんな顔してるのよ。相手は何時来るか分からないのよ?」

 

 

アイエフの言葉に僕の思考はクリアになった。もう敵地に飛び込んだも同然の状況で気を緩ませる訳には行かない。神久夜達の事はどうにかするしか無い。今はイストワールさんの警護が優先だ。

 

 

「ごめんアイエフ・・・よし、行こう」

 

 

こうして僕達は学園に入り、理事長室へと歩を進めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜数分後、《校長室》〜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「イストワール様、ようこそいらっしゃいました。私はこの学園の理事長を務める《アライ・ヤーダ》と申します。アライとお呼びください。護衛も含め以後、お見知りおきを」

 

「改めまして、教祖のイストワールです。本日はよろしくお願いします」

 

「護衛のアイエフです」

 

「同じく護衛の如月刹那です」

 

 

アライさんに対し、僕達も自己紹介をする。今回僕は本名を名乗る事にした。エクスの名前を使うと今は素顔を晒している為、ギルドの方に素顔を知られる可能性があるからだ。余り目立つ真似はしたくない。そんな事を考えているとイストワールさんが僕とアイエフを見て話し掛けて来た。

 

 

「アイエフさん、刹那さん。この学園に居る間、その服装では目立ちます。なので此方の学園の制服に着替えて警護をお願いできますか?理事長に既に許可は取ってありますので」

 

「はい、構いません。貴方もいいわね刹那?」

 

「うん。大丈夫だよ」

 

「ありがとうございます。ではアライさん、頼んでいた物を」

 

「はい、此方に」

 

 

そう言って理事長は二着の女子用の制服を取り出した。そう、,二着の,女子制服だ。女子棟を視察する予定なのだから予測はできていたが、それでもキツい物がある。でも我慢して着るしかないか・・・。幸いこの学校の制服はスカートの丈が長い為、僕が男子とバレる事は無いだろう。アイエフと僕は別室に通され、着替えを始める。着てきた服を脱ぎ、ポーチに収納する。そして制服に袖を通し、スカートを履いて更衣室を出てイストワールさんのいる方へと向かった。

 

 

「お待たせしました」

 

「いえ、そんなに待っていませんのd・・・・・・・」

 

「おお、これは・・・・・・・」

 

 

イストワールさんとアライさんが僕を見た瞬間、固まった。そんなに似合わなかったのだろうか・・・。そう思っているとドアが開き、制服を着たアイエフが立っていた。

 

 

「ドアの前で何突っ立ってんのよ。・・・ああ、状況は察したわ・・・」

 

 

そう言ってアイエフは呆れた様子で溜息を吐いた。そういえばアイエフって何時も同じ格好でしか見てないからこういうの新鮮だな。アイエフの見た目で制服を着るとよく携帯も弄ってるから高校生って感じがする。

 

 

「アイエフ、その制服凄く似合ってるよ。何か新鮮だね」

 

「なっ!?何言ってんのよアンタは!?////」

 

 

アイエフは顔を真っ赤にして叫ぶ。前から思っていたけどアイエフはもう少し自分の容姿に自覚を持った方が良い。彼女自身は可愛い物や御洒落は似合わないと言っていたが、アイエフは美少女の類に入る。アイエフはもう少しそう言う物に手を出した方が良いとコンパも言っていた。

 

 

「まあまあ落ち着いて。イストワールさん、準備はオッケーです」

 

「・・・ッハ!わ、分かりました。ではアライさん、案内をお願いします」

 

「・・・ッハ!え、ええ。では行きましょう」

 

 

こうして校舎内の視察が始まった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜パープル学園《一年校舎》〜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「此処が一年校舎です。この時間は学年全体での進路指導をしています。見学されて行きますか?」

 

「はい、お願いします」

 

 

アライさんの言葉にイストワールさんが返答し、僕達は一年生が授業を行っている視聴覚室へと向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜視聴覚室〜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

目的地に着き、ドアをこっそり開けて中に入る。その部屋はコンサートホールを少し縮めた様な広さでステージでは教師がディスプレイを幾つか表示し、話して居る。一年生達は教師の話を聞きながらノートにペンを走らせていた。

 

 

「頑張っていますね」

 

「はい特にこの前のサッカー大会で優勝したクラブチームは全員一年生でこの学園の生徒なのですよ。・・・おや、そう言えば如月さん。貴方もチームメイトでしたよね?」

 

「・・・はい。でも彼女達には余り今やっている事を知られたく無いので黙っていて貰えませんか?」

 

「分かりました。ではあちらの席なら見つかりにくいのでそこから見学しましょう」

 

 

良かった、この人良い人だ。僕達は案内された席に座り、授業を見学し始めた。そして教師が話を進めて行く。

 

 

「皆さんはこの学園での三年間の中で進路を決めて行かなければなりません。きっと三年間もあると思っている生徒も居ると思いますが,三年間もある,では無く,三年間しか無い,のです。進路は決める事が遅くなれば遅くなる程難しくなっていく物です。ですから具体的では無くとも何か目標を持ってください」

 

 

教師の言葉に生徒達は返事をする。・・・進路かあ、前世では考えてなかったな。そういえば僕ももう高校生の年齢なんだよね・・・。何時までもギルドでクエストって訳にも行かないしね。高卒資格だけでも取ろうかな・・・将来。

 

 

「刹那さん、どうかしましたか?難しい顔をして」

 

 

イストワールさんの声で思考の海からサルベージされる。声の主を見ると、心配そうな顔を向けていた。

 

 

「いえ、僕は高校に行ってないので進路の話を聞くと僕は将来何になれるんだろうって考えていたんです。やっぱりどの企業でも高卒が基本じゃないですか。学校に行ってない僕は働く場所が無いだろうから高卒資格だけでも取ろうかなって思いまして・・・」

 

「そうだったんですか・・・。ですが刹那さんは基本何でもできるので資格とかは関係なく欲しい人材ですよ。良かったら将来私の秘書として働いてみませんか?」

 

 

突然のヘッドハンティングに僕の思考は一瞬フリーズした。何とか再起動させ、イストワールさんに応答する。

 

 

「お気持ちは嬉しいのですが僕なんかが秘書になったらイストワールさんの迷惑になっちゃいますよ。だからすみません」

 

「そんな事は無いのですが・・・もし、なりたいと思ったら行ってくださいね」

 

「はい。ありがとうございます」

 

 

イストワールさんは少し残念そうな表情で正面に視線を戻す。丁度生徒に何になりたいか聞いて居る所で手を挙げた生徒を指名した。その生徒はブカブカな袖の制服を着て狐の耳の様な物を付けている。間違いない、我がサッカーチーム一のアホの娘とキャプテンにすら言われた少女ホンネさんだ。しかし手を挙げるという事は何かしら進路があるという事だ。これは少し彼女に対する評価を改めなければならないのかもしれない。

 

 

「ではホンネさん。貴方の進路を教えてください」

 

「は〜い。私は〜せっちゃんのお嫁さん〜」

 

 

前言撤回。やっぱりあの子はアホの娘だ。と言うより夢が小学生すぎるでしょ!?ていうかせっちゃんって僕!?僕じゃないよね!?そう思っていると一人の女子が立ち上がった。ホンネと同じサッカークラブに所属しているはやてだ。

 

 

「ホンネちゃん、何言うとるん。刹那君のお嫁さんはホンネちゃんや他の誰でもない!このはやてやーーーーーーーーーー!」

 

 

そう言いながら自分を指差して叫ぶはやて。て言うか僕だったよ・・・ダメだこいつ等、早く何とかしないと・・・。そしてもう一人女子が立ち上がり声を上げる。

 

 

「待ちなさい!」

 

 

そう、我がチームのキャプテン神久夜さんである。彼女なら・・・神久夜ならきっと何とかしてくれる・・・!

 

 

「何言ってるのよ貴方達、決めたじゃない!刹那は私達のチームの共有財産だって!」

 

 

ユニバーーーーーーーーーーーーーーーーーーース!?!?何を仰ってるのかな神久夜さんは!?

 

 

「へ〜、そういう事言うんだぐーちゃんは。この前せっちゃんとケーキ食べに行ったのに〜?私達に内緒でさ〜」

 

「う・・・其れは・・・」

 

「ホンネちゃん・・・それ本当なんか・・・?」

 

「うん〜。約束最初に破ったのぐーちゃんだよね〜?」

 

 

・・・・・・・あれ?何か話の雲行きが怪しくなってきたぞ?何だこのプレッシャーは!?周りの生徒と教師が顔を青ざめ始めた。確実に押しつぶされたな・・・。そんな事も露知らず、その他のチームメンバーも立ち上がり、口論が開催される。

 

 

「いいじゃない其れ位!キャプテンとして常に皆の前に行く必要があるのよ!」

 

「それ只の職権乱用やん!それなら神久夜ちゃんからキャプテンの座奪い取れば好き放題できるんか?」

 

「ええ、やれる物ならやってみなさいよ!因みに私はもう一緒に温泉にも入ったしそれに・・・その・・・し、・・・下着も選んで貰ったから・・・////」

 

「殺れーーーー!この女を殺るんやーーーーーーーーー!」

 

「「「「「「「「オオーーーーーーーーーー!!」」」」」」」」

 

 

何か乱闘が始まったんですけどーーーーーーーーーー!?!?!?!?

 

 

「刹那・・・アンタ・・・下着なんて選んだの・・・」

 

「刹那さん・・・一緒に温泉にまで・・・私はまだ何もできて無いのに・・・」

 

「如月さん・・・一応上級の役職に就くか女神様に許可を貰えば恐らくハーレムは可能ですよ?」

 

「ちょっと待ってください!温泉の時は向こうが勝手に入ってきたし、下着の事は記憶に一切残ってないんです!それとハーレムって何ですか!?僕は一生独身で生きていくつもりですから!」

 

 

その瞬間、アイエフとイストワールさんが驚愕の表情で此方を見る。

 

 

「刹那・・・貴方誰とも結婚する気無いの・・・?」

 

「う、うん。彼女を作る気も無いし女遊びに没頭する訳じゃ無いからね?」

 

「何故そんな事を考えたんですか?」

 

「ええ、まあ簡単に言えば一人が嫌なんです」

 

 

僕の言葉にアイエフとイストワールさんは分からないと言った、アライさんはそう言う事かと言った表情を浮かべる。そしてアライさんは僕に言葉を投げ掛けた。

 

 

「君の気持ちは分からなくも無い。だがそれでは君の心は何時か死んでしまうよ・・・」

 

「大丈夫ですよ。僕の心は多分・・・もう死んでますから」

 

「君は・・・人g「もうこの話は止めませんか?正直不愉快です」・・・すまない」

 

 

話を無理矢理止め、僕は目を瞑り顔を両手で押さえた。少しだけでも周りを見ない様に・・・。

 

 

刹那サイド終了

 

 

 

 

 




今更ですがイナイレは化身だけでなく必殺技も段階があります。種類は・・・

V系:無印→[V2]→[V3]→[V4]→[A]、[S]、[Z]の何れか

G系:無印→[G2]→[G3]→[G4]→[GX]

改系:無印→[改]→[真]→[爆]→[超]、[絶]、[極]の何れか


✽現在出ているイナズマイレブンGOシリーズではこれが基準となる。その前のシリーズではV系は[V3]で止まり、G系は[GX]ではなく[G5]となり、改系は[真]で止まっている。イナズマイレブンGOとなった時にリストラになった技は前の表記のままでGOに引き継がれた技は表記が変わった物もある。GOの前の技も出すのでご了承下さい。詳しい技の情報は某動画サイト等でご確認下さい。

by.猫舌
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