超次元ゲイムネプテューヌ 魔法と鋼を使いし者   作:猫舌

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第52話

刹那サイド

 

 

あれからフレイヤさんに連れられて天界の街に出た。其処には明らかに神々しそうなオーラを放っている方々ばかりで僕はアテナさんに貸してもらったTシャツだけなのでかなり恥ずかしい。周りの視線が一気に僕に刺さる。

 

 

「あ〜・・・やっぱりその服はマズかったね〜」

 

「ですよね・・・」

 

「いいじゃないですか!刹那さん似合ってますよ!」

 

「いや、大きく《神、始めました》ってプリントされた服着たらこうなりますよ・・・」

 

「しょうがないじゃないですか、貴方の服は汚れてしまったんですから・・・」

 

「アテナさんがあんな所にペットボトル置くからでしょう!?」

 

 

僕が元々着ていた服はアテナさんが不安定な場所に置いていたペットボトルが落ちて汚れてしまったのでアテナさんの普段着を借りたのだが・・・ダサい。兎に角ダサい。考えるのも面倒になり、無言で僕はフレイヤさんに着いていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜数分後《カフェ》〜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カフェに到着し、中に入ると如何にも女子が集まってガールズトークをしてそうな空間が広がっていた。前に神久夜に連れて行かれた事があるがやはりこういう場所は男として余り慣れない。そんな気持ちになりながらフレイヤさんに着いて行き、奥の席へと移動する。其処には二人の女性が座っていた。僕達を見つけたらしく、その内の一人が此方を見て手を振った。フレイヤさんとアテナさんも反応して手を振る。やがて席に着き、女性一同は喋り始めた。

 

 

「アテナちゃんにフレイヤちゃんおひさ〜。元気にしてた?」

 

「はい、パンドラさんはお元気ですか?」

 

「そりゃあもう!・・・昨日旦那と喧嘩した・・・」

 

「えー、パンドラさんまたですか?今月入って三回目ですよ?」

 

「だってさだってさぁ!聞いてよフレイヤちゃん!あの人昨日私達の結婚記念日だったのに何してたと思う!?牙狼で激アツしてやがったのよ!それで買ったお金でエロ本買ってきやがってさ!」

 

「落ち着いてくださいパンドラさん!話はゆっくりと聞きますから!天照さんも止めるの手伝ってくださいよ!」

 

「い、いや、こうなったら止められないし・・・ハア、引き篭りたい・・・」

 

 

何だろうこの空気・・・ちょっとネプギアに近い感じの髪色の女性が暴れ狂ってそれをアテナさんとフレイヤさんが抑えて黒髪の女性は我関せずといった感じで黒いオーラを出しながら携帯ゲーム機してるし・・・何ていうか・・・カオス?いや、サッカーチームじゃなくて・・・。

 

 

「あ〜もう!話し進まないじゃないですか!フレイヤ、早く説明してください!」

 

「はいは〜い。今日は新しく神になった此方の少年《如月刹那》君にお越しいただきました〜。ではでは自己紹介行ってみよ〜!」

 

「えっ!?このタイミングで!?」

 

 

イヤイヤイヤ!目の前でめっちゃ暴れてる人がいるのに今自己紹介ですか!?・・・やるしかないのかな・・・。そう思いながら僕は一歩前に出て自己紹介を始める。

 

 

「き、如月刹那です!神になったとか全然分かりませんけど・・・よろしくお願いします!」

 

「・・・へえ、君が・・・私は《パンドラ》。これからよろしくね!」

 

「わ、私は《天照大神》です。あ、天照でいいです・・・」

 

 

取り敢えずパンドラさんの暴走は収まり、お互いの自己紹介が終わった。そしてフレイヤさんに言われ席に座ったのだが・・・

 

 

「あの・・・どうして僕はフレイヤさんの膝の上なのでしょうか・・・?」

 

「ん?もしかして恥ずかしいの〜?子供だな〜うりうり〜」

 

「ほっへふりふりひないへふらはい(ほっぺグリグリしないでください)」

 

「あ〜可愛い!フレイヤちゃん!次!次私ね!」

 

「あ、じゃ、じゃあその次私で・・・」

 

「あの〜・・・私は・・・」

 

「「「「ダメに決まってるだろこのショタコン」」」」

 

「ぐはっ!い、言い返せない自分が此処に居る・・・」

 

「・・・フレイヤさん。そろそろ教えてもらえませんか?どうして僕は神になったんですか?」

 

 

撫でられる事を黙認して本題を言うと一気に空気が重い物へと変わった。すると先程までヤムチャポーズで倒れていたアテナさんが申し訳なさそうな顔をしながら起き上がる。

 

 

「それは私から説明します・・・。刹那さんを回復させるのに神力を使ったと言ったのを覚えていますか?」

 

「はい。確か神様用の魔力みたいなものですよね?」

 

「はい。実は貴方にそれを使った時にある予想外の事態が起こったんです」

 

「予想外?」

 

 

一体何だろう予想外な自体って?アテナさんは説明を続ける。

 

 

「其れは私が貴方の転生特典に少し細工をした事が原因でした・・・」

 

「特典に・・・?」

 

「刹那さんの特典のリンカーコアに少し細工をしまして・・・。魔力が空になったりあなたの体、リンカーコア等が傷付くと周りのいろんな力を吸収して直そうとする治癒能力を付与してから刹那さんの体内に特典として入ったんです」

 

「・・・大体分かりました。つまりアテナさんが僕の体に流し込んだ神力が傷の回復だけでなくリンカーコアに吸収された事で神になってしまったと・・・そう言う事ですね?」

 

「・・・その通りです。刹那さんはそれで神になり、魔力と神力の二つを使える様になりました」

 

「あれ?でも回復するだけの事なら神になる事はなかったんじゃ・・・」

 

「刹那さんのリンカーコアは神が創った物なので神力の影響を受けやすかったんだと思います」

 

 

やっぱり僕は神になっちゃったんだ・・・。確かにさっきから感じた事の無い力が僕の中に渦巻いている感覚がしてるけどこれが神力なのかな?そう思っているとアテナさんが先程よりも暗い顔つきで話し始めた。

 

 

「・・・刹那さんは神になった事で不老不死になりました・・・。傷も直ぐに回復するレベルの絶対に敵に回したくないタイプのバリバリ戦闘派の神様です」

 

「ちょっと待ってください。不死は後で考えるとして不老って事は《年を取らない=成長しない》って事ですか?」

 

「・・・そうなります・・・」

 

「神は死んだ!?」

 

「「「「いや、生きてます」」」」

 

「だまらっしゃい!て事はもうこれ以上背が伸びないって事!?嫌だーーーー!二十歳までに身長を175まで伸ばすと言う僕の目標がーーーー!?」

 

 

何故だ・・・何故こんな事に!?僕何か悪い事した!?確かにこの前お腹が空いていてついC.C.のピザを食べたのは悪いと思うよ。でもこの仕打ちは無いでしょう!?

 

 

「ねえ刹那ちゃん。不死はどうでも良いの?だって死ねないんだよ?」

 

 

パンドラさんがふと疑問に思ったらしく聞いてくる。まあ、正直死ねないのはどうだっていい。正直言うと有り難いくらいだ。これなら戦闘で多少無茶しても直ぐに回復するから便利だし何より友達にして女神であるネプテューヌ達と同じ無限の寿命を持てた事が何よりも嬉しい。だから特に不死には困らない。駄菓子菓子!不老!お前はダメだ!

 

 

「不死に関してはどうでも良いので不老だけは勘弁してください!せめて向こうで目を覚ました時に身長が伸びた状態にしてください!」

 

「う〜ん・・・不老不死を消す事は無理だけど体を成長させておく事は可能だと思うよ?」

 

「フレイヤさんそれマジっすか!?ガチでお願いします!」

 

「刹那さん何かキャラ変わってますよ!?」

 

「アテナさん、僕の身長事情が関わってるんです・・・平常心なんて保っていられる訳無いでしょう!?」

 

「・・・キャラ崩壊乙・・・フヒッ・・・www」

 

 

天照さんがゲーム機を弄りながらヒヒヒと笑う。ちょっと寒気を感じたけどこの人も有名な神様だったっけ・・・。気が付くとフレイヤさんがスマホを取り出してどこかに連絡していた。

 

 

「あ、もしもしゼウスおじさん?あのねこの前言ってた子なんだけど・・・うん・・・それでね・・・アテナには言っておくから・・・ありがとう!それじゃあね!」

 

「えっと・・・ゼウスってまさか・・・」

 

「うん!アテナのお父さん!これから会ってくれるって!」

 

 

神になった次は最高神との対面・・・。僕は一体どうなるんだろうか?

 

 

刹那サイド終了

 

 

 

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