刹那サイド
セシアの作った料理を食べ、僕たちは食後のティータイム中だ。C.C.は食事にピザが出てご満悦のようで、今はセシアの隣で満足そうに紅茶を飲んでいる。そしてひと段落着いた後、セシアが話を始めた。
「マスター。そろそろ魔法の練習を始めませんか?」
遂に来た。魔法の練習はすごく楽しみにしていたので、すぐにでも始めたかった。だから僕はセシアの質問に即答した。
「・・・・やる・・・・。」
「分かりました。それではトレーニングルームへ案内します。C.C.、あなたも来ますか?」
「ああ、私も魔法という物を見てみたいしな。もしかしたらもっと面白いものも見れるかもしれん。」
C.C.はセシアに聞かれると立ち上がりながら僕達についてきた。
僕達はリビングのドアを出た。廊下は意外と広く、部屋がいくつか並び、階段が複数あった。
セシアは僕達を下へ行く階段に案内した。階段を降りて行くと、エレベーターがあった。
どうやらこのエレベーターでさらに下に行くらしい。僕達がエレベーターに乗ると、セシアはエレベーターのボタンを押した。すると、エレベーターから
『エレベーター、行きまーす!!』
と音声が聞こてきた。アムロの声でエレベーターが動きドキドキしてきた。トレーニングルームはどんなになっているのだろうか。凄く楽しみだ。
そんなことを考えていると僕はある疑問が浮かび、セシアに質問することにした。
「・・・・セシア・・・・一つ思ったけど・・・・この家ってどこの大陸なの・・・・?」
今まで忘れていたけどこの世界、《ゲイムギョウ界》は、《プラネテューヌ》、《ラステイション》、《リーンボックス》、《ルウィー》の四つの大陸と各大陸に一人ずつ女神と呼ばれる者達が存在し、人々はその大陸で暮らしているらしい。
アテナさんに軽く教えてもらった事を思い出していると、セシアが僕の質問に答えた。
「すみません!まだ言っていませんでしたね。この家はプラネテューヌの町外れにあります。家を出て、少し林を歩けば街に行けますよ。」
「・・・・分かった・・・・ありがとう・・・・。」
丁度セシアの説明が終わったところでエレベーターが止まった。
エレベーターのドアが開き、外に出ると少し広い部屋にガンダムやコードギアスなどに出てきそうな通信設備や巨大なウインドウ、机が設置してある部屋があった。その中にエスカレーターの形になっている装置を2つ見つけた。エスカレーターは3m程有り、その先には何も無い。セシアは通信用の機械に近づきスイッチを入れる。
すると、エスカレーターが動き始めその先にホログラムが出現する。そのホログラムには海辺や森、砂漠に海上、宇宙など様々な景色が映し出されていた。そしてセシアは僕に
「それではマスター。トレーニングルームの説明をします。」
と言ってきたので僕はセシアの説明を聞く。
「まず、目の前にあるエスカレーターの様な装置は《ミッションワープ》と呼ばれるもので、その装置の上に乗ると、いろんな環境下でのミッションで実力を試すことができます。ちなみにこの部屋は通信室です。」
セシアはミッションワープを見ながら説明する。そして今度は隣の同じ装置を指差した。その装置もミッションワープと同じ形をしているのだが唯一の違いは色が違うことだ。ミッションワープは全体的に黄色なのだが、もうひとつの装置は黒色なのだ。
「これがトレーニングルームへの入口で、行ける場所はひとつだけです。ここで魔法やその他の能力の基礎を練習します。それでは早速行きましょう!」
「それじゃあ私もお前の中に戻るとしよう。」
そう言うとセシアは僕の首にネックレスになり、C.C.は霧のようになり、僕の中に入っていった。そしてセシアが
「マスター。その装置に乗ってください。」
セシアに言われるがまま僕はエスカレーターに乗る。するとエスカレーターが動き始め、ホログラムに向かって突っ込んでいく。そしてホログラムに突っ込んだ瞬間、僕は先ほどの空間より広い部屋にいた。広さは大体半径100m位の円上の地面で周りはバリアの様な物で覆われており、バリアの外は上も下も同じ、水色の様な空間が広がっている。そしてセシアが話しかけてきた。
「マスター、ここがトレーニングルームです。早速始めたいのですが準備はよろしいですか?」
「・・・・ん・・・・大丈夫・・・・。」
「分かりました!では最初は私をセットアップさせることから始めましょう。」
「・・・・それならアテナさんに聞いたから・・・・すぐできる・・・・。」
「流石マスターです、それではやりましょう!」
セットアップとはデバイスを使って魔力で構成された戦闘服、バリアジャケットと武器を装備する事だ。これはアテナさんが教えてくれたので大体はできるはずだと思う。
僕は首元に下がっているセシアを軽く右手で握り、セットアップした。
「・・・・セシア・・・・セットアップ・・・・。」
その瞬間、僕は光に包まれた。
やがて光が消え、僕はバリアジャケットを装着し、腰の後ろに忍者刀を装着していた。髪型も腰まで伸ばしていた髪が後ろに一つに束ねられている。(イメージはログホライズンのアカツキ)
「成功です!マスターは飲み込みが早いんですね!」
とセシアの声が腰の刀から聞こえてきた。刀を抜いて見ると、持つところと刃の接合部の近くに青い宝石が埋め込まれていてチカチカと光っていた。するとそこから再びセシアの声が聞こえてくる。
「マスターのこの状態は《ノーマルフォーム》と言ってマスターの成長に合わせて様々なフォームが使えるようになります。このフォームでセットアップしている間は私の本体はこの刀になりますがその他のフォームによっては形が変わりますので覚えておいてください。」
「・・・・分かった・・・・それじゃあ・・・・訓練・・・・お願い・・・・。」
「分かりました!それでは今日は魔力の使い方を練習します。一旦私を鞘に収めてください。」
僕はセシアを鞘に収め、魔力の練習を始めた。
「今日は魔力を使っての身体強化、魔力弾の構成、コントロールを練習しましょう。この方法は今からマスターの頭の中にイメージを送り込みますので試しにやって見てください。」
「・・・・分かった・・・・。」
こうして僕の練習が始まった。
刹那サイド終了
学祭が終わり、今度は生徒会の仕事の嵐ですよ。大変すぎて学校へ行くのが辛いです。