超次元ゲイムネプテューヌ 魔法と鋼を使いし者   作:猫舌

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第59話

刹那サイド

 

 

この前の候補生達との模擬戦から数日、僕はある一人の人物とクエストを受けている。その人物とは・・・

 

 

「せっちゃ〜ん、早いよ〜」

 

 

平行世界のプラネテューヌからやって来たと言う女神の《プルルート》だ。何時もぽわぽわした感じで本当に女神?と思うが、戦闘になると半端ない戦闘力を発揮する。そんな彼女とクエストに来た理由は今から数時間前に遡る。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜数時間前[プラネタワー]〜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「突然変異のフェンリル?」

 

「はい、今回刹那さんとプルルートさんにはそのフェンリルの数をなるべく減らして欲しいんです」

 

 

僕はイストワールさんに呼ばれ、プルルートと共にプラネタワーへと訪れていた。そして呼び出したイストワールさんから出た言葉は最近出現した突然変異種の《フェンリル》と呼ばれる狼型のモンスターが突如大発生したと言う事だった。偵察に行ったアイエフに映像を見せてもらったがそのフェンリルはもはや只のモンスターでは無かった。元々そこまで大きくなかった体は3m程に成長し、牙も長く、鋭くなっていた。その見た目からして危ない奴が現在30匹の集団で確認されている。厄介な事に、フェンリル達は現在、恋の季節で子供が大量に生まれて数が増えているらしい。予想では100匹を超えるそうだ。そんな数の突然変異種を討伐するのは流石にキツい・・・。だから今回イストワールさんは討伐ではなくなるべく減らすと言ったのか・・・。取り敢えずできる所まで頑張ろうかな!

 

 

「分かりました、それじゃあ地図とフェンリルの詳しいデータをください」

 

「分かった〜、頑張るよ〜」

 

 

僕とプルルートはこうしてフェンリル達の居る森へと行くことになったのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜そして現在〜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「マスター、そろそろフェンリルの巣のポイントに着きます」

 

「うん、分かった。プルルート、此処からは静かに行くよ?」

 

「は〜い」

 

 

僕はセシアに言われてプルルートに指示を出す。今回のクエストはロックかセシアどちらが行くかで揉め始め、結局じゃんけんでセシアが勝って一緒に来ている。僕は新しいモードを発動してセットアップする。風よりも速く動ける様に今回は雷の魔力変換資質を使ったモードで名前は《ライトニングモード》と言った所だ。バリアジャケットは黄色と黒を基調とした服で和服を来ている。(イメージは《NARUTO》のサスケの服)

武器は雷を纏った刀を腰の後ろに付けている。(イメージはNARUTOのサスケの腰の刀)

更にこのモードには特殊能力がある。それは普通なら気づかない程度の微弱な静電気を発生させて相手の位置を掴む《エレキ・サーチ》だ。今なら最大200キロ程先の物なら米粒であれ探知できる。普通のサーチよりも細かく正確に探知できる為、これからは思う存分使っていこうと思う。そして今、この先3キロ先にフェンリルの巣とフェンリルの反応が確認された。数は243匹で予想より多い。今回のクエストは退路を考えて行かないと確実に死ぬ。プルルートと一緒に戦えば大丈夫な気がしなくも無いが、突然変異種は油断が出来ない。そう思っている内に巣の前まで来た。木からプルルートと巣の中を覗くと其処には確かに巣が存在した。フェンリル達が喧嘩をして争っている。イストワールさんから聞いた話だが、フェンリル達は成長してから自分達の世代の中からリーダーを決めるらしい。見るからに此れはリーダー争いの喧嘩なのだろう。そう思っていると戦っていたフェンリルの片方が力尽きて倒れる。勝ったフェンリルは勝利の雄叫びを上げながらフラフラとし始める。どうやらこっちの方もかなり危なかった様だ。他のフェンリル達も消耗が激しく、中々動けない様だ。此れはチャンス!僕はプルルートにアイコンタクトを送り、武器を取り出して一気に巣へと飛び出して行く。僕は雷を足に纏わせて、光より速く相手に肉薄して雷の通った刀でフェンリルの内のリーダーになった奴の首を切り落とした。突然の事にフェンリル達は暴れだす。そのフェンリルに僕は新しい魔法を更に試す。まずは全身に雷を纏わせて体の全てが速く動くようにし、フェンリル達の周りを囲むようにグルグルと走り出す。やがて僕が回る所の中心に居たフェンリル達の体が宙に浮いていき、やがて勢い良く上空に弾き出される。次の瞬間、僕は動きを止めて刀に魔力を通して一気に上空のフェンリル目掛けて振り抜いた。すると刀から雷の斬撃が飛んで行き、フェンリル達を真っ二つにして行く。今のでフェンリルの数は132に減った。チラッとプルルートの方を見るとぬいぐるみを振り回しながら確実にフェンリルを仕留めている。だが、プルルートはいきなりぬいぐるみを叩きつけて言い始めた。

 

 

「ちょっと多くて〜。何か〜む〜か〜つ〜く〜」

 

 

そう言ってダンダン!とぬいぐるみを踏んで地面を凹ませ始める。やがてぬいぐるみを踏む事を止めたプルルートは女神特有の変身を始める。変身が終わるとプルルートは大人のお姉さんな感じの人に姿を変えていた。これがプルルートの女神状態《アイリスハート》だ。プルルートは悪い笑みを浮かべながら武器の鞭状の剣を取り出してフェンリル達に向けて振る。剣の刃は曲がりながらフェンリル達に近づいて行き、スパパンと切り裂いて行く。やがてフェンリル達は姿を消し、あれだけ居た数の獣達は零だ。そしてプルルートは今度、僕に向かって件を剣を向けて来た。

 

 

「貴方は楽しませてくれるのかしら〜?」

 

 

そう言って剣を振り回し始める。僕は何とか避けながら森の方へと走り出した。

 

 

刹那サイド終了

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