超次元ゲイムネプテューヌ 魔法と鋼を使いし者   作:猫舌

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第60話

刹那サイド

 

 

ガガガガガガガガガガガガガガガ!

 

 

バキバキバキッ!

 

 

「にゃああああああああああ!?死ぬ!コレ死んじゃうって!」

 

「ふふふふ・・・待ちなさぁい」

 

 

僕は今、全力疾走で女神化したプルルートから逃げている。プルルートの武器が鞭の様に動き、周りの木を薙ぎ倒して行く。普段大人しく優しいプルルートだが、怒り等のマイナスのボルテージが上がると女神形態になり、性格はドSになる。マジェさんが打倒女神を諦めたのもプルルートにボコられたかららしい。確かにこれはトラウマになる・・・。流石に何時までも逃げ続ける訳にも行かず、僕は決着を付ける為に進路を直進から右へと急カーブする。

 

 

「うふふ・・・何処へ逃げても無駄よぉ。貴方は私と戦うのよぉ」

 

 

そう言ってプルルートは追いかけてくる。実はこうなった事が前にも数回程あった。初めはリハビリも終わり、勘を戻す為にのあと模擬戦をしていた時だった。プルルートが「私も〜」と言って女神化して僕に勝負を仕掛けてきたのだ。僕はリハビリが終わったとはいえ、まだ真面に動ける状態では無かったので其れを拒否、プルルートは其れを更に拒否し、僕に武器を向けて攻撃して来たのだ。僕は全力で何とかプルルートを倒したのだが、それ以来時折油断した所を狙われるのだ。・・・もしかしてプルルートってネプテューヌと同じバトル好き?そんな事を考えている間に進路を変えた理由の目的地の湖へと到着した。僕は足に魔力を纏わせて水の上を走って湖の中心まで向かう。最近分かった事なのだが、魔力の流し方次第で壁に引っ付いたり水の上を走る事が出来るらしい・・・。僕は中心で止まるとセシアに指示を出す。

 

 

「セシア、モードチェンジ。モード《アビス》!」

 

「了解!モード《アビス》!」

 

 

次の瞬間、バリアジャケットが姿を変える。上下白のインナーに青色の装甲が追加されていき、肩にはビーム砲が装備され、最後に右手にセシアが変化したランスを手にする。これがアビスガンダムをモデルに造ったセシアの新モードだ。このモードなら水中戦が可能であり、魔法を使えば水上戦も出来る優れ物だ。僕がランスに魔力を流し込むと先の方から魔力刃が飛び出す。これで魔力版の《ビームランス》の完成だ。このランスは魔力刃の他に、実体の刃が付いているので魔力が切れても戦えるのだ。僕はそのランスを持ち、プルルートに斬りかかって行った。

 

 

刹那サイド終了

 

 

三人称サイド

 

 

女神であるプルルートは苦戦していた。その原因は目の前の相手である如月刹那である。攻撃をしようと思えば肩の砲が付いたパーツが変形し、湖の中に姿を隠して死角からランスで攻撃したり、砲撃を撃ったりしてくるのだ。お陰で此方の攻撃は何一つ当たっていない。やがてスタミナの切れたプルルートは大きな隙を見せてしまう。刹那は其れを逃さず水中から飛び出し、肩に装備された《連装砲》と《カリドゥス複相ビーム砲》を撃ち込んだ。プルルートは大ダメージを受けるが女神なだけあってまだ意識があった。武器を強く握り、再び目の前を向くと少年の姿は無かった。

 

 

「また水の中かしらぁ?なら・・・引きずり出して上げる!」

 

 

プルルートはそう言って武器を湖面に叩きつけてからかき混ぜる様に振り回して湖の水を全て吹き飛ばした。水はキラキラと太陽に反射しながら雨の様に降り注ぐ。だがプルルートは其処で重要な事に気が付いたのだ。それは・・・,何故、如月刹那が何処にも居ない,のかだ・・・。辺りを見回すが誰も居ない。何故だ・・・そう思った瞬間、自分の体に影が差すのを感じたプルルートは冷や汗を流しながら上を見る。其処にはプルルート目掛けて高速で落下してくる刹那の姿があったからだ。刹那は落下によるGに耐えながらモードを変える。

 

 

「セシア!モード《エピオン[EW]》!」

 

「了解です!モード《エピオン[EW]》!」

 

 

瞬間、刹那のバリアジャケットは上下黒のインナーに深紅の装甲に変わり、背中には龍の翼の様なブースターが装備される。右手にはセシアの変化した《ビームソード》が装備され、左手には小型の盾の様な物に龍の尾の様な《ヒートロッド》が装着される。刹那はビームソードに魔力を流し、巨大な魔力刃を創り、《ハイパービームソード》に変化させてプルルートに向かって一閃した。

 

 

「行っけえええええええ!」

 

「舐めないでちょうだああああああぃ!」

 

 

プルルートの武器と刹那の武器がぶつかった瞬間、爆発が周りを飲み込んだ。

 

 

三人称サイド終了

 

 

刹那サイド終了

 

 

「・・・・・・・痛たた・・・・うん、プルルートは止まったみたいだね・・・」

 

 

僕は気が付くと周りを見て、女神化が解けて目を回しているプルルートを発見した。僕はプルルートを背負って転移魔法を発動してプラネタワーへと戻った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜プラネタワー〜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「刹那さん・・・プルルートさんが相手だったとは言えですね・・・もう少し被害を最小限にしてもらえますか・・・?」

 

 

キリキリキリキリキリキリキリキリ・・・

 

 

「仰る通りです!本当にすいませんでした!」

 

 

プラネタワーに戻った僕はネプギア達にプルルートの治療を任せ、絶賛胃がキリキリと鳴っているイストワールさんからありがた〜い説教を貰っている。確かに湖周辺の木を薙ぎ倒したり等、デタラメにも程がある戦い方をしたので当然の結果だろう。僕は全力でイストワールさんに土下座をする。

 

 

「・・・・・・・本当に反省しているのですね?・・・」

 

「はい、すいませんでした!」

 

「・・・なら今度私とお茶をして貰えますか?」

 

「・・・?良いですけどそれでいいんですか?もっと他の事でも僕やりますよ?」

 

「いえ、お茶で大丈夫ですよ。しっかりと反省してくださいね?出来なかったら・・・」

 

「・・・出来なかったら?」

 

「貴方をのあさんと密室に閉じ込めて24時間放置します」

 

「絶対に反省してますからそれだけはご勘弁を!」

 

 

そんな事をしたら番外編の時みたいにのあが暴走する!偶に似た様な状態になるから怖いんだよ!・・・最近僕の部屋から下着とかタオルが無くなるんだけどあれだよね・・・僕が何処かに無くしたんだよね?のあが盗ったとかじゃないよね?のあの部屋の扉の隙間からチラッと見えたあの男物のパンツとタオルは僕のじゃないよね・・・?凄く怖くなってきたんですけど!?

 

 

「・・・刹那さん?大丈夫ですか?汗が凄いですよ?」

 

「あ、あの、その・・・」

 

「?・・・刹那さん?」

 

「お・・・・お腹痛い・・・ガクッ・・・」

 

「せ、刹那さん!?誰か!誰か来てくださーーーーーーい!」

 

 

僕はこの日、クエストとのあに関しての事に挟み撃ちにされて腹痛を起こし、病院へ連れて行かれた。病気では無かったが軽い心労らしい。暫くは安静にしていろと言われたので僕はギルドを休み、療養する事になったのだが、家にいると心労の元が全て揃っているのでこの大陸を出る事になり、ある人物の治める大陸へと行く事になった。僕は今、其処に到着して始めてその大地に足を付けた。雪を踏みしめる音が静かに響く。そして僕は大陸を治める人物と合流した。それは・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・久しぶりね。歓迎するわ・・・」

 

「うん、宜しくブラン」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そう、僕は今《ルウィー》に居ます!此処で一週間程お世話になる事が決まったのだ。こうして僕はブランに案内されて教会へと向かって行った

 

 

刹那サイド終了

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