超次元ゲイムネプテューヌ 魔法と鋼を使いし者   作:猫舌

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今季からアニメで《怪盗ジョーカー》が始まりました。コロコロ愛読者だった自分はこれからが楽しみで仕方がありません!
では、どうぞ!


第70話

三人称サイド

 

 

あれから刹那の言葉(死刑宣告)により、再び元六課メンバーと模擬戦が始まろうとしていた。刹那は既に配置に着いてセットアップ状態で居る。暫く待っていると、なのはから通信が入った。

 

 

『それじゃあ刹那君、始めるよ』

 

「はい、手加減なしでお願いします。僕も本気で行きますので」

 

『お、お手柔らかに・・・』

 

 

刹那の返事に頬を引き吊らせながらなのはは通信を閉じた。刹那は改めて今回の目的を確認する。

 

 

「セシア、今回は久しぶりにあのモードを使うよ。・・・あの人達からならいいデータを学べそうだ・・・」

 

「はい。調整はバッチリですから何時でも行けます」

 

「よし・・・行こうか!」

 

 

刹那が踏み出した瞬間、模擬戦開始のブザーが鳴り響いた。

 

 

「セシア、モードチェンジ!モード《エクストリーム[typeレオス]》!」

 

「了解!モード《エクストリーム[typeレオス]》!」

 

 

その瞬間、刹那はエクストリームガンダムtypeレオスを模したバリアジャケットを装着し、専用の小型ライフル、シールドを装備した。すると早速元六課チームからスバルとエリオが突っ込んできた。彼女達に作戦など無い。刹那に対して考え事をしてる時点で負けなのだ。現に刹那は5分足らずで模擬戦に一度勝利している。刹那は二人にライフルを撃ち、牽制する。二人は散開し、両方向から刹那を狙う。だが刹那の表情に焦りは無く、自分だけに見えているディスプレイに映し出されている数字を見て呟くだけであった。

 

 

「23・・・38・・・57・・・」

 

「そっちから来ないのなら!」

 

「こっちから行きます!」

 

 

刹那の様子を見た二人は刹那に拳と槍の一撃を叩き込むが・・・。

 

 

ガシッ

 

 

「うそ・・・」

 

「な・・・」

 

 

気が付けば二人は得物を掴まれて2、3m程投げ飛ばされていた。すぐに起き上がり、刹那に肉薄すると・・・。

 

 

「95・・・100♪」

 

 

刹那は待ってましたとでも言わんばかりの笑みを浮かべ、呟いた。

 

 

「・・・《格闘進化》」

 

 

その瞬間、刹那から黄金と赤の魔力が飛び出し、真面にそれを浴びた二人は痺れて動けなくなる。痺れる体に鞭打って刹那を見ると、刹那のバリアジャケットの装甲が形を変えていった。腕は手甲の様になり、足には大きめの装甲が装着される。背中のバーニアもサイズが上がっていた。刹那は二人を見て普段なら絶対に無いテンションで叫んだ。

 

 

「モード《ゼノンフェース》!ゼノンが全てを・・・叩き潰ぅうううす!」

 

「「きゃ、キャラが変わったーー!?」」

 

 

突然の事にスバルとエリオがパニックになる。そんなものはお構いなしに刹那は二人へと接近する。痺れ状態から何時の間にか回復していた二人は何とか体制を立て直し、一旦後ろに下がる。刹那はそのまま接近し、エリオの足を掴んでスバルへと投げつけた。エリオを抱えたままスバルは後ろのビルへと吹き飛ばされる。ビルの中ではエリオはLPがゼロになり、転移していてスバルのみとなった。スバルは肩で息をしながら立ち上がる。

 

 

「(エリオが投げ飛ばされただけでリタイア!?もう、デタラメだよ!)」

 

 

そんな事を考えていると、ビルの外から刹那が歩いて入って来た。

 

 

「《スバル・ナカジマ》。その格闘能力・・・学ばせてもらう!」

 

「寧ろこっちが教えて欲しい位なんだけど・・・年下に頼まれたら仕方ないね!」

 

 

その後はひたすらに刹那とスバルのラッシュが続く。只ひたすらに蹴りや拳がぶつかり合う音だけが響いていた。何分経ったか、スバルのバリアジャケットが形を変える。その姿は少しなのはのバリアジャケットに似ていた。

 

 

「刹那、私も本気で行くよ!」

 

「なら僕もだああああ!」

 

「へ!?まだ本気じゃなかったの!?」

 

 

今まで刹那と本気で戦っていると思っていたスバルは刹那の言葉に驚きを隠せなかった。刹那は魔力を込めて叫んだ。

 

 

「《極限進化》!」

 

 

すると刹那の装甲のあちこちが黄金に光り、足の装甲が展開され、鼓動の様に刹那の魔力が波を打って溢れ出す。刹那が右手の甲をスバルに向けながら叫ぶ。

 

 

「極限全力!」

 

 

瞬間、刹那の手の甲にはトランプのマークが全て合わさったマークが浮かんだ後、腕の装甲が変形し、片方3つずつパーツが展開された。するとその腕に魔力が貯まって行き、それをスバルへと加速して叩き込んだ。

 

 

「《シャァァアアイニングゥゥウウバンァァァアアアアア》!」

 

 

刹那の《シャイニングバンカー》がスバルの腹に叩き込まれるとスバルは一瞬ガハッと苦しみ、ガクッと意識を落とした。そのまま転移魔法で送られていく。すると今度は多方向から砲撃が刹那を襲った。気が付くと刹那は大量の魔力弾に囲まれていて、それをビルの上からティアナとなのはが見下ろしていた。

 

 

「いくら格闘が強力でも!」

 

「近づかせなけければいいだけよ!」

 

 

そう言って二人は刹那にありったけの魔力弾を叩き込む。魔力弾は刹那の居る地上へと殺到し、凄まじい音を立てて土煙を上げる。やがて煙が晴れ、刹那の居た場所が見えると、其処に刹那は居なかった。二人が何処かと刹那を探していると、日が陰るのを感じた。まさか!と思った二人が空を見上げると、再び装甲が変わり、肩からキャノン砲を装備した刹那が居た。

 

 

「《エクリプスフェース》・・・破壊する」

 

 

さっきとはまた180°違うテンションの刹那は両肩のキャノン砲《ブラスター・カノン》をなのはとティアナの居る場所へ放った。なのはとティアナは障壁を張るが、ティアナの障壁は割れてヤムチャポーズでリタイアするティアナの姿があった。なのはは飛行魔法で空に飛び、刹那と同じ高さになる。

 

 

「流石刹那君だね。でも・・・これならどうかな!」

 

 

なのはは先程の倍近くの量の魔力弾を出現させる。それに合わせて刹那は再び呟いた。

 

 

「・・・《極限進化》」

 

 

今度は背中のバーニアの側面に巨大な筒状のバックパックが装備される。そしてその片方のバックパックが飛んで行き、側面から大量のミサイルが発射された。

 

 

「空間制圧兵装《エクリプス・クラスター》・・・」

 

 

ミサイルは全ての魔力弾を相殺し、その場には刹那となのはが残っている。だが次に二人の取る行動は決まっていた。なのははデバイスを刹那に向け、刹那は両腕に装備していたライフルをなのはに向け、魔力の収束を終えていた。そして二人同時に・・・

 

 

「《スターライト・・・」

 

「《エクリプス・・・」

 

「「ブレイカー》!!」」

 

 

瞬間、辺りを巨大な爆発が包み込んだ。外野は誰もが固唾を飲んで勝敗を見守る。やがて煙は晴れ、其処には気絶したなのはを抱えた刹那の姿があった。なのはが転移していないという事はまだライフが残っているのだろう。暫くしてなのはは刹那の腕の中で目を覚ました。

 

 

「ん・・・私・・・って刹那君!?」

 

「はい、もう大丈夫ですか?」

 

「え、え?も、もしかして今刹那君に抱えられてる!?ふにゃあ・・・////」

 

「な、なのはさん!?」

 

 

なのはは刹那の顔の距離から自分の状況を察して恥ずかしさのあまり気絶した。年齢魔法を使って大人の状態になった刹那は誰が見ても美形と答える。共に数日間生活してきたなのはは刹那の優しい性格を知ってる事も相まって、より強く意識してしまったのだ。刹那は取り敢えずなのはをビルの屋上に下ろす。暫くするとなのははもう一度目を覚ました。再びパニクっているが刹那との急接近がなくなった為に気絶はなかった。深呼吸して息を整えると刹那に話し掛ける。

 

 

「ありがとう。なんかごめんね」

 

「いえ、また気絶したから驚きましたけど」

 

「にゃはは・・・それじゃあ再開しようか」

 

「・・・分かりました」

 

 

その言葉に二人は再び空中へ飛び上がり魔力を解放する。

 

 

「行くよ刹那君!ブラスター3!」

 

「こっちも行きます。《ファンネル進化》・・・《アイオスフェース》」

 

 

なのはが叫ぶとなのはの周りにデバイスの砲撃部分が3つ空中に出現した。刹那も装甲が変わり、重火器が消え、ライフル一つにシールド、背中に羽のパーツが装着された状態になった。刹那はこれだけでは終わらない。

 

 

「《極限進化》!」

 

 

装甲と羽から黄金の光が溢れ、羽が展開された。外野の誰かはその光景を見て言った。「天使」と・・・。刹那となのはは睨み合い動かない。やがてなのはの頬から垂れた汗が落ち、それが地面に落ちた瞬間、二人は動き出した。

 

 

「ブラスター3!《ディバインバスター》!」

 

「《アリス・ファンネル》!」

 

 

お互いの遠隔操作兵器がぶつかり合う。この光景は誰がどう見ても戦争と答えるだろう。そんな事も露知らず、二人は楽しそうに叫んでいる。

 

 

「刹那君すごいよ!私も負けてられないね!」

 

「僕だってまだまだ行きますよ!《高町なのは》。そのコントロール能力、学ばせてもらう!」

 

 

こうして二人の楽しい楽しい全面戦争は一時間程続き・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜一時間後〜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「勝った・・・」

 

「うう〜・・・魔力切れ・・・」

 

 

刹那がギリギリ勝利を収めた。なのはは悔しそうにしながら転移魔法で送られていく。刹那は残るフェイトとキャロの二人と戦う為に踏み出s

 

 

ブーーーーーーー!

 

 

「・・・へ?」

 

 

・・・そうとした瞬間、模擬戦終了のブザーが鳴った。刹那は思わず情けない声を出す。気になった刹那は外野に通信を繋げた。

 

 

三人称サイド終了

 

 

刹那サイド

 

 

「あの・・・何で終わったの?」

 

 

突然の終了に僕は通信で聞いた。ディスプレイの向こうに居るお母さんに聞いた。

 

 

『実は・・・刹那君がなのはさんと砲撃ぶつけ合ってる時に巻き込まれちゃったのよ』

 

「えっと・・・何かごめんなさい・・・」

 

『気にする事ないわ。だってあんな砲撃よけられないもの』

 

「僕だって無理ですよ。だから相殺を狙って空いたスペースに砲撃を撃ち込むって先方で行きました」

 

『本当にすごいわね。それじゃあ戻ってらっしゃい』

 

「うん」

 

 

僕は通信を切って皆の元へと戻った。

 

 

刹那サイド終了

 

 

 

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