超次元ゲイムネプテューヌ 魔法と鋼を使いし者   作:猫舌

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第71話

刹那サイド

 

 

模擬戦が終わり、僕は模擬戦で脱落となった管理局メンバーに回復魔法を掛けている。ハア・・・フェイトさんとのスピード勝負もしたかったしあのキャロって子の使う龍とも戦ってみたかったな・・・。まさか巻き込まれて早々にリタイアしてたって・・・。

 

 

「ああ・・・戦り足りない・・・」

 

「それはコッチのセリフだよ・・・」

 

 

思わず声に出た僕の言葉にフェイトさんが如何にも私落ち込んでますと言った表情でベッドに横たわっている。キャロという子も同じ表情だ。

 

 

「えっと・・・フェイトさん、ル・ルシエさん。よければ僕と三人で模擬戦しませんか?どうもあそこまでメンバーがいると一人一人に集中できないので・・・」

 

「うん。是非やらせてもらうよ」

 

「はい。それと私の事はキャロで良いですよ」

 

「そっか、じゃあ僕も刹那で良いよ。宜しくねキャロ」

 

「はい!」

 

 

そんな事を話しながら僕は残りのメンバーにも治療を続けた。さて、最終日には帰らないといけないから今夜はあのモードの最終調整かな・・・?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜夜[自室]〜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カタカタカタカタカタカタカタカタ・・・・・・

 

 

夜、静かな部屋に只々キーボードの音だけが響く。ゲイムギョウ界に帰る為のセシアのモードの最終調整中だ。ベッドでは神無が寝ている為、起こさない様にセシアと念話で会話する。

 

 

『セシア、此処の部分なんだけど・・・出力が0.02%ずれてる』

 

『分かりました。マスターはこっちをお願いします』

 

『了解。それにしても、毎回見る度にこのモードがチートだって思い知るよ・・・』

 

『私もです。マスターの魔力だけでは足りないほどの出力で、ミキシマックスでマスターの魔力と、相手の魔力があれば何とか動くと言う条件付きですが・・・』

 

『仕方ないよ。何せ,世界を渡る事ができる,モードなんだから』

 

『それもそうですね。・・・こっちの修正終わりました。マスターはどうですか?』

 

『うん。こっちも終わったよ。これで明日には帰る事ができるよ・・・』

 

『はい。もうこんな時間ですし、今日はもう寝ましょう』

 

『うん』

 

 

念話を切って僕はベッドに入る。さて、明日にはこの世界ともさよならだ・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ん・・・う〜ん・・・」

 

「せっちゃん、起きて。朝だよ」

 

「ん・・・今何時?」

 

「うん、朝の5時半だよ!」

 

「・・・寝る」

 

 

神無の言葉に僕は再び布団に潜る。僕が寝たの夜中の3時なんですけど・・・。少なくとも今日は8時までは寝ていたい。

 

 

「む〜・・・えい♡」

 

 

布団に戻った僕を見て、神無も僕の布団に入って正面から僕を抱きしめて来た。女の子特有の甘い香りと、サラサラした髪の毛の感蝕が心地良い。そう思いながら目を閉じると、意識が直ぐに遠のいて行く。そして意識が完全に落ちる前に神無の寝息が聞こえた。寝るの早ッ・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・夢を見ていた。僕は誰にも認識されていない。まるで、一体映像の中に居る様な感覚だった。そこは、僕が死んだ後の前世の様で街中の巨大なディスプレイに僕の事が記載されていた。その内容は、僕に掛かっていた罪が全て嘘だったと言う事と僕が行方不明になっている事であった。・・・これは本当に夢なんだろうか?でも夢にしては現実味がある。のあは僕の事知らなかったけど本当にそうなのだろうか?のあも僕と同じ日本に住んでいるのなら知っているはず。・・・のあは今何してるのかな。そう考えた瞬間、周りの景色が切り替わる。すると僕の目の前にリビングでお茶を飲みながらフシギダネを撫でるのあの姿があった。

 

 

「の、のあ?其処で何してるの?」

 

『刹那さん。早く帰って来てください・・・』

 

 

僕の声は聞こえていない様で、のあはリビングの天井を見上げながら一人呟いていた。・・・それにしても何故のあを見る事が出来たのだろうか?これも夢?僕の中でそんな事が頭の中で回り続ける。やがて、目の前の景色が消えると共に、周りが光に包まれて僕は浮遊感に包まれて意識を失った・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・夢・・・だったのかな?」

 

 

気が付くと、ベッドの上で神無に抱きしめられている状態だった。首だけ動かして時計を確認すると、午前8時半頃を示していた。恐らくは只の夢だろう。そう思いながら僕は神無を起こして食堂へと向かった。食堂では既に皆が起きて朝食を摂っている所だった。僕と神無が席に座ると、フェイトさんとキャロが食事を持って僕達の席に座った。どうやら僕と神無の分を取っておいてくれた様だ。僕と神無は手を合わせて食事を始める。食べているとフェイトさんが話し掛けて来たので答える。

 

 

「刹那、模擬戦なんだけどご飯食べてからでも平気?」

 

「良いですよ。それじゃあ食べ終わったら昨日の場所に行くので」

 

「うん。全力で来てね」

 

「はい。それに今日の午後には僕も向こうの世界に帰るので最後の模擬戦ですね」

 

 

そう言うと、食堂の温度が少し下がった気がした。ああ、やっぱり皆神無に帰ってほしくないんだな・・・。でも僕だって向こうの皆に神無を紹介したいし一緒に居たい。こればかりはどうしようもない・・・。そう思いながら僕は食事を終えて模擬戦のフィールドへ向かった。

 

 

刹那サイド終了




次回にはゲイムギョウ界に戻したいと思います。
ではさよなら!
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