超次元ゲイムネプテューヌ 魔法と鋼を使いし者   作:猫舌

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あけましておめでとうございます!
新年一発目の投稿はデアラの方では無く、ネプテューヌで行きたいと思います!
今年も宜しくお願いします!


第72話

刹那サイド

 

 

食事が終わり、僕はフェイトさんとキャロと模擬戦のフィールドに立っていた。既にフェイトさん達はデバイスを起動している。

 

 

「刹那、始めよう」

 

「はい。セシア、《ライトニングモード[改]》セットアップ!」

 

「セットアップ!」

 

 

この前の戦闘からバリアジャケットの強度、魔力の構成、運用性を改善した新しいモードを使う。バリアジャケットの見た目も変わり、髪も後ろに結んでポニテにし、白を基調とした騎士服に青と白の剣が装備され、体から電撃が迸る。(イメージはGGXrdのカイの服と装備)

だがこれだけでは終わらない。僕は懐からエネも取り出す。

 

 

「エネ、行くよ」

 

「はい!ご主人!」

 

「「セットアップ!」」

 

 

エネは神無の使っていた状態とは別の形に変わり、銃の形になる。形状はセシアを銃の形に変えた時と同じだ。左腰にセシア、左の腿にエネを装備した状態で二人の前に立つ。

 

 

「お待たせしました。さあ・・・始めましょう」

 

 

その瞬間、開始のアラートが響き渡り、模擬戦が始まった。合図と共にフェイトさんがデバイスの鎌で僕に切り込む。僕もセシアで応戦し、鍔迫り合いになる。

 

 

「流石だね。私の動きに付いてくるなんて」

 

「これでも色んな人と戦ってるんで・・・っと!」

 

 

僕とフェイトさんの間に火球が飛び込んできたので、避ける。飛んできた方向を見ると、さっきよりも体の大きくなったキャロの相棒である竜がキャロを乗せて此方に火球を放っている。僕はフェイトさんに斬り付けて距離を取ってからエネを抜いてキャロへと向けるそして撃つ。

 

 

「行っけえ!《ザケル》!」

 

 

その瞬間、銃口から大量の雷が発射されてキャロへと向かう。だがそれはキャロ達によけられてしまった。やっぱり元六課は伊達じゃないって所かな?なら僕もギアを上げよう。僕はセシアとエネを収めて素手になる。フェイトさんはチャンスだと思った様で僕に接近する。

 

 

「貰った!ハアアアアアアア!」

 

「残念♪《ラウザルク》!」

 

 

フェイトさんが鎌を振り下ろしたと同時に僕に雷が降り注がれる。その衝撃でフェイトさんが吹き飛ばされ、キャロの方も衝撃に耐えている。その間に僕の魔法は成功し、僕の身体能力が一時的に向上した。この魔法は雷のモードを使っている時専用で、雷を体に溜める事で、身体能力を引き伸ばす物だ。通常の魔力による身体強化よりも強力な上に、この魔法ならスタミナの限界も無くなる。ただし、ラウザルクの持続時間は5分で、尚且つそれ以外の魔法を一切使用できなくなる。一度切れると3分間は使えないので、何気にハードコアな魔法である。でもフェイトさんのスピードに着いていくにはそれしかない。僕はそのままフェイトさんに殴りかかる。接近し、ラッシュラッシュラッシュ・・・。

 

 

「オラオラオラオラオラオラオラ!」

 

「ック!キャロ!援護お願い!」

 

「はい!フリード!撃って!」

 

「よっと。危ない危ない」

 

 

僕はキャロの援護を避けながらもフェイトさんへのラッシュを続ける。この人に魔力を練る隙を与えない。やがてフェイトさんを壁まで追い詰める。

 

 

「これでラスト!」

 

「しまった!?」

 

 

そしてフェイトさんに一発叩き込む・・・筈だったが拳が届く瞬間、僕の体が急に減速した。

 

 

「うぇっ!?このタイミングで時間切れ!?」

 

「ハッ!今の内に!」

 

「カハッ!」

 

 

フェイトさんの鎌に切られて数メートル程ぶっ飛ばされる。痛った〜。バリアジャケットがなかったら即死だったよ。

 

 

「マスター、大丈夫ですか?」

 

「うん、何とかね。まだ行けるよ」

 

「此処からが本番ですよご主人!」

 

「うん。やっぱりフェイトさんから落とそう」

 

 

僕は立ち上がってセシアをフェイトさんに向けて横薙ぎに振る。剣からは雷の斬撃波が放たれる。何故かこのモードを使うと雷が青いんだよね。なんでだろう?飛んでいった斬撃波はフェイトさんの鎌に斬られて霧散する筈だったがフェイトさんに斬られる前に形を変えて拘束する。斬撃波に見せかけてのバインド大成功!僕は動けなくなっているフェイトさんに向けて突きの構えを取る。左手を前に翳して魔法陣を出現させる。その魔法陣には攻撃力上昇と雷の威力上昇、スピード上昇、貫通能力付与を組み込んである。そして僕は魔法陣に剣ごと突っ込んでフェイトさんに接近した。

 

 

「走れ!《ライジングフォース》!」

 

「ック!シールド・・・展開!」

 

 

フェイトさんはバインドに掛けられながらも防御の構えを取る。だがそのシールドも意味を成さず、僕に突き飛ばされて数十メートル程吹っ飛ぶ。そして転移反応を確認したので勝ったと確信した。後はキャロのみ!僕はキャロの方へ向いてセシアとエネを交代させる。

 

 

「行くよエネ!」

 

「はい!」

 

 

僕はディメンションを使ってキャロの後ろへと移動する。そしてエネから青白い電撃を放つ。

 

 

「《ザケル》!」

 

「きゃああああ!?」

 

 

直撃したキャロとフリードはフラフラになりながらも此方へと火球を放つ。僕は其れを空中でヒョイヒョイ避ける。

 

 

「ご主人!魔力溜まりましたよ!何時でも撃てます!」

 

「よし!行くよ、このモード最大の収束砲!《バオウザケルガ》!」

 

 

その瞬間、僕の銃口から黄金の雷の龍が放たれる。おお、コレはフェイトさんの雷みたいな色なんだ・・・。そして龍はキャロとフリードの何倍もある体で向かって行く。そして口を開けて咆哮を上げた。

 

 

----Baooooooooooooooooooooooooooooooooooooooo!!!!

 

 

そして僕の視界が黄金一色に包まれる。やがて光が止むと、荒れ果てて世紀末の様な景観になったフィールドと、見事に気絶してるキャロとフリードがいた。そして終了のアラートが鳴り響き、模擬戦は僕の快勝で幕を閉じた・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜数時間後〜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「皆さん・・・お世話になりました」

 

 

あの後、フェイトさん達を回復させて僕自身も全開してから再びフィールドに集合し、準備を始める。此方の準備が終わり、僕はヴィヴィオに話し掛けた。

 

 

「それじゃあヴィヴィオ。僕に力をk「ヤダ!」・・・え〜・・・」

 

 

突然の拒否に僕はどうすれば良いか困る。

 

 

「ヴィヴィオ。確かに神無が居なくなるのは悲しいと思う。でも神無にだって帰る世界があるんだ。それを分かってほしい」

 

「うう〜、そうだけど・・・神無お姉ちゃんだけじゃなくて刹那さんにも帰ってほしくないの!」

 

「え?何で?僕が居たって邪魔なだけでしょ?」

 

 

僕の言葉にその場の全員が目を丸くする。はて?変な事言ったかな僕?そう思っていると皆に理由を聞かれたので答える。

 

 

「だって急に神無の恋人ですって出てきて今回の旅行を引っ掻き回して挙げ句の果てにブッ倒れました、何て僕只のクズじゃないですか」

 

「そんな事無いよ!せっちゃんはクズなんかじゃない!だって記憶を思い出して世界を超えて来てくれた!」

 

「神無。それは君が当時者だから言える事だよ。周りが同じ事を思っているとは限らないよ。それは昔の僕を見れば分かるよね?」

 

「あ・・・ごめん」

 

「別に怒ってないよ。只、僕をよく思ってない人が居るのは普通って言いたかっただけだから」

 

 

僕の言葉に神無はシュンとなったので頭を撫でる。何か何時もと逆の立場だから新鮮だ。う〜ん・・・どうやって周りを納得させようか・・・。そう思っていると、鬼灯さんがフォローに回ってくれる。

 

 

「皆さん。前にも言った通り、この世界と私達の世界では時の流れが違います。このままでは浦島状態です。それに・・・刹那さんと神無さんには帰りを待っている仲間と家族がいます」

 

 

鬼灯さんがそう言うと、ヴィヴィオは涙目になりながらも僕の前に来て手を差し出す。

 

 

「神無お姉ちゃん、刹那さん・・・また、会えるよね・・・?」

 

「うん。向こうに戻って調整すればまたこっちに来れると思う」

 

「そうだよ。そしたら他の子も連れてくるから。ね?」

 

「うん・・・刹那さん。どうぞ・・・」

 

「ありがとう。君の力、借りるよ」

 

 

僕はヴィヴィオの手を握ってオーラをもらう。凄い・・・今までの力と桁違いだ。これなら・・・!

 

 

「《ミキシマックス》・・・コンプリート」

 

 

僕の見た目は今、ヴィヴィオの髪と目の色が同じになっているだろう。これで・・・。

 

 

「セシア、リミッターを第二段階まで解除。モードを《EXAフェース》でセットアップ」

 

「了解。セットアップ」

 

 

そして僕は白のインナーの上に装甲が大量に装着されたセシア最強のモードになる。神無と鬼灯さんを抱えて座標を設定する。

 

 

「セシア、x軸とz軸が少しズレてる」

 

「はい・・・修正完了。何時でも出られます」

 

「分かった。皆さん、今までありがとうございました!《ディメンション・ロード》セット・・・」

 

 

僕の目の前にワープホールが出現する。これで天界まで一飛びだ。そう思っているとお母さんとルーテシアさんが僕を見る。

 

 

「お母さん・・・僕を息子と言ってくれてありがとう」

 

「ううん。また何時でも帰ってきていいのよ?滞在許可証とかはこっちで操作しておくから」

 

「あはは・・・犯罪はダメだよ?ルーテシアさん、喧嘩になっちゃってごめん。でも君が僕に話し掛けて来てくれる様になって凄く嬉しかった」

 

「私も・・・貴方に会えてよかった・・・大好き!」

 

「んむっ!?」

 

「あー!ルーテシアちゃん何してるの!?」

 

 

僕は何故かキスされてた。可笑しい。理由が分からない。

 

 

「せっちゃん!早く帰るよ!これ以上は駄目です!」

 

「わ、分かった!皆さん!さようなら!」

 

 

僕はブースターで加速してワープホールへと飛び込んだ。さよなら・・・皆。ワープホールに入ると、中は暗いトンネルの様で、先の方に光が一つ見える。僕は其処に目掛けて全力で飛んだ。そして光を超えると・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

空だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あれ・・・?」

 

「間違ってゲイムギョウ界に来た様ですね。しかも・・・ラステイションの真上です」

 

「此処がゲイムギョウ界かぁ・・・」

 

「これはまた・・・新鮮な景色ですね・・・でも」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「「「落ちてるーーーーーー!」」」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そう、何時の間にかセットアップが解除されている上に下に落下しているのだ。何回やっても魔力が使えないし、レアスキルもダメ。化身とソウルすら発動しない。やがてラステイションの街が見え、僕達はその中心の教会へと落下して行く。恐らくこのままだと教会のベランダに落ちるだろう。そう予想していると、ベランダに誰かいるのが分かる。それは僕の見た事のある四人だった。僕は四人に叫ぶ。

 

 

「どいてどいてどいてーーーー!あと助けてーーーー!」

 

 

僕の声に四人の内、三人が変身して姿を変えて此方に飛んできてくれた。そして僕達全員をキャッチした筈だったが、僕をキャッチした紫の髪の女性が僕を取り零す。そしてそのまま僕は下にいる一人の女性に声を掛けた。

 

 

「どいてーーーーー!」

 

「の、のわーーーーーーーー!」

 

 

そして僕は女性にぶつかって着地する。女性側も僕も何とか無事の様で安心する。僕は女性に謝罪した。

 

 

「えっと・・・ごめんノワール」

 

「な、何で空から貴方が降ってくるのよ!今ルウィーにいるはずでしょ!」

 

「それは・・・その・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「是非私も聞かせて欲しいわね」

 

「私もですわ」

 

「アタシにも教えてもらうからな」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

声のした方に首を向けると、神無と鬼灯さんを抱えたベール姉さんとブラン、そして僕を取りこぼしたネプテューヌが女神状態で立っていたが、オーラが女神と言うより悪魔何ですけど・・・。僕はこの後の地獄を予想しながら溜息を吐いた・・・。

 

 

刹那サイド終了

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