初の投稿です
面白さは分かりませんが楽しんでください!
第1話
「バカ野郎ー!」
そう叫びながらオレはゲームセンターにあるパンチングマシーンを殴り付けた。
オレの名前は
それは、かの悪名高き九尾の子供であると言うこと。ま、子供と言っても純粋ではなく、人間との間のハーフだけどな。それに歴史で知られてるような九尾でもないな。父親が人間で、母親が九尾なんだ。
他にもおれの中には、
秘密はこんなもんかな。
オレが通う私立駒王学園は、今は共学であるが数年前まで女子高であったため男子より女子の割合の方が高い。
しかし、下の学年にいくほど男子の数は増えていく。ちなみに二年生は3:7の割合で女子が多い。そのため、全体的に女子の立場が強く男子は弱い。生徒会長も女子だしな。
そんな高校であるがオレは喜んで通っている。
何故ならば……女子が多い!それだけで最高だ!
難関と言われたけどそんなの問題ない。元々頭はいい方だし、女子に囲まれて授業を受けたいがために、普段しない勉強を猛烈に頑張った。そのため何の問題もなく入学できた。
その後も何事もなく一年が過ぎた。何事もなく。(大事なので二回言いました)
そして二年生の始業式の日、オレは学校が終わった後親友である兵藤一誠を誘ってゲームセンターに行き、
「バカ野郎ー!」
と叫びながらパンチングマシーンを殴り付けた。
「そんなに叫ばなくても……」
隣にいる親友―兵藤一誠が呟いた。オレのこんなバカみたいなことに付き合ってくれる良い奴だ。
「そうは言うけどなイッセー!オレたちもう二年生だぞ!?」
「そりゃそうだ、入学してから一年が過ぎたからな。それがどうした?」
「それがどうした?じゃねぇよ!一年経つんだぞ一年!それなのに……彼女の一人もできてねぇよ!」
「あぁそれか」
「なんだその塩対応!お前がやっても可愛くねぇんだよ!オレだけこんなに騒いでバカじゃねぇか!?」
実際イッセーは妙に静かで達観している感じがした。その反面オレは、これでもか!って言うくらい興奮していた。
「それはそうだろ。そんだけ騒げば誰が見てもバカにしか見えねぇよ」
「ちょ、このや『ピピピッピピピッ』」
「ん?俺か?………(携帯確認中)……近衛すまん、用事が入っちまった」
「どうした?誰からだ?」
「彼女からだ」
ムカつく笑顔を見せながら奴は言った。というか今こいつ何て言った?
「……は?彼女?」
「あぁ彼女。そう言うわけだから、また明日な」
手を降りながらイッセーはゲームセンターを出ていった。
イッセーがいなくなった後、少しの間放心していたが意識を取り戻し、
「バカ野郎ー!」
また叫びながら怒りの赴くまま、パンチングマシーンを殴り付けた。それによって少しは気分が紛れたオレは、買いたいものを思いだし商店街に向かった。
買い物を終え、何気なく普段は通らない道を通って家に向かった。その道中にある公園の噴水前で一組の男女が見え立ち止まる。
他人であれば気にせず、通りすぎていたかも知れない。しかし男の方に見覚えがあり、悪いとは思いながらも隠れながら近付き覗き見た。
すると女の方が突然背中から黒い翼を生やした。
「はいっ!?」
オレは驚きのあまり声を出してしまうが、すぐに口を塞いだ。そのおかげか二人には聞こえていないみたいだった。
驚愕のまま見ていると、女は手に光の槍みたいなものを出現させイッセーに向かって投げた。
突然のことによりイッセーは避けることが出来ず腹に光の槍が刺さる。槍が刺さったイッセーは引き抜こうとするがその前に槍は消えてしまい、腹からは大量の血が溢れ出た。
当然イッセーは倒れ、その姿を見た女は満足げに何処かに飛んでいった。
その一部始終を見ていたオレは、女がいなくなった後イッセーの元に駆けつけた。
「おい!イッセー!しっかりしろ!」
「こ……近…衛」
「あぁオレだ!」
「はは、か……彼女に死んで……ちょうだいって……頼まれ……ちまった」
「そんなことどうでもいいんだよ!それより大丈夫か!?」
「い……いや、もう……ヤバイわ。目は掠れて……指……も痺れて……痛みも感じ……なく……なって……………」
そう言いながらイッセーは目を閉じていった。
「イッセー?おい、イッセー?しっかりしろよ。イッセー!!!!」
オレの叫びは虚しくイッセーは目を開けない。
「イッセー!イッセー!!!」
イッセーが目を閉じた後もオレは呼びかけ続けた。しかし、それでも目は開かなかった。体もどんどん冷たくなっていく。
「くそっ!どうすればいい!?」
その時光が見えた。そちらの方を見てみれば、地面に不思議な模様が赤く輝き描かれていた。
一瞬の後、それはより一層輝きを増しオレは目を瞑った。
輝きがおさまった後、そこには一人の女性が立っていた。お、おい……何処から現れたんだよ……。
「私を呼んだのはあなたね?」
現れたのは、真っ赤な紅色をした綺麗な髪で、モデル顔負けの抜群のプロモーションを持った女性だった。その人は、
「グレモリー…先輩……?」
駒王学園三年リアス・グレモリー先輩だった。つまりオレとイッセーの一つ上の先輩だ。そんな人がどうしてここに……?
「えぇそうよ。それより、その子の方が大事じゃないかしら?」
「ッ!そうだった。先輩が現れて忘れかけてた!」
「死にそうね。傷は………これなら大丈夫ね。それにしてもこれは…………ふふ、面白いことになりそうね」
「大丈夫って……先輩!イッセーは助かるんですか!?」
「えぇ助かるわ。ただ……」
そこで一度言葉を切り再度イッセーの全身を見た後オレの方を向いた。
「あなた」
「は、はい!」
先輩は突然厳しい声になりながら、オレに問いかけてきた。その姿に何故か緊張した。
「この子がこれからどんな存在になろうとも、ずっとこの子の友達でいられる?」
「?先輩それはどういう……」
「いいから答えなさい」
「ッ!オレは……たとえイッセーが悪魔や怪物、化物になろうともいつまでも一緒だ!」
オレははっきりと答えた(後日この時のことを思い出して恥ずかしさのあまり転げ回った)。それを聞いた先輩は笑顔だった。
「ふふ、そうよね。こんな状況になっても助けるために頑張っているものね。わかったわ。今からこの子を転生させるわ」
そう言って、先輩は懐から紅の色をしたチェスの駒のようなものを取り出した。
「転……生?それにそれは?」
「これは、悪魔に転生させるための駒よ」
紅の駒をイッセーの胸の上に置き、呪文みたいなのを先輩は唱え始めた。
「我、リアス・グレモリーの名において命ず。汝、兵藤一誠よ。いま再び我の下僕となるため、この地へ魂を帰還させ、悪魔と成れ。汝、我が『兵士』として、新たな生に歓喜せよ!」
唱え終わると駒が紅い光を灯し、先輩の懐から同じ様なものが7つ飛び出した。合計8個もの駒がイッセーの胸の中に入っていった。
「ッ!これは驚いたわね。1個だけではなく8個も……やっぱりこれから面白くなりそうだわ」
そう言って先輩は笑っていた。一方オレはあまりの出来事に唖然としていた。その後、イッセーは無事助かったらしく傷もいつのまにか癒えていた。
オレはこれらの事を先輩に聞こうとしたが、
「後でその子と一緒に説明するわ。あ、そうだ。その子を家まで運んであげてちょうだいね」
と言って、来たときと同じように光に包まれていなくなった。
後に残されたオレはとりあえずイッセーが助かったことに安堵し、先輩にも言われた通りイッセーをこいつの家まで連れて帰った。
次の日
突然だがオレの一日はまず体を鍛えることから始まる。
毎日20キロを息が上がる速さで走り、その後は家の庭で筋トレをする。筋トレを終えた後シャワーを浴びたら、母さんと遥香、健次の朝御飯と弁当を作る。もちろん自分の分もな。
朝御飯と弁当を作り終える頃になると母さんたちも起き始めてくる。家族全員で朝御飯を食べたら、オレ、遥香、健次は学校の準備を始めて、母さんは仕事の準備をする。
全員を見送った後は、家の戸締まりをしっかりしてからオレも学校に向かう。
これがオレの一日の始まりだ。
この日もいつもと同じことをし、家族を見送った後いつも通り学校に向かった。その道中昨夜の事について考えてみる。
(昨日のあれらは何だったんだ?イッセーが女子と一緒にいると思ったらそいつが突然翼を生やしてイッセーを殺すし、グレモリー先輩が現れたと思ったら転生させるとか言うしイッセーの傷は治るし……)
「んー……だぁぁぁぁ!!よくわかんねぇ!グレモリー先輩は後で説明するって言ってたし、それまで待つか」
気分を入れ換え学校までの残りの道を進む。学校に着きクラスに向かう途中イッセーを見つけ声をかけた。
「おっはよー!イッセー!」
「ん?あぁ近衛か。おはよう」
なんかテンション低いなイッセー。朝からそんなんだったら、今日一日良いこと無いと思うんだがなぁ。
「どうした?なんかテンション低いぞ。……あ、なるほどな。朝からハリキリ過ぎたら一日持たないぞ?」
「違ぇよ。万年発情期の猿なお前と一緒にするな。ただ変な夢を見てな」
「誰が万年発情期の猿だ。オレと猿に謝れ。変な夢?それがどうした?」
「なんか、彼女が突然背中から黒い翼生やして槍に刺されて殺される夢」
おいおい!それは昨日のことじゃねえか。こいつ夢と勘違いしてんのか。まぁそれもそうか。オレも正直まだ現実として受け止めきれてないしな。てか、あれがイッセーの彼女か。
「……」
「?どうした?突然黙って」
「い、いや何でもねぇ」
「ホントか?」
「ホントだって。そんな事よりさっさとクラス行こうぜ。遅刻しちまう」
「お、おう」
訝しむイッセーを促してクラスへと向かった。その後は特に何事もなく゛学校゛は終わった。
図々しいですが感想募集してます。
よろしくお願いします