ハイスクールD×D~九尾の少年~   作:toruyuki

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申し訳御座いませんm(__)m


第7話

次の日

 

 

 

 部長から自分が兵士であると聞かされたイッセーは空元気で、依頼者のもとに向かった。

 

「あいつ大丈夫かなぁ」

 

 心配するオレ。だが、今は目の前の事に集中しないとな。なぜなら、

 

「よーし!バッター準備いいですよ!」

 

 野球をしているからだ。何故しているかといえばこれが依頼であるからだな。

 

遡ること15分

 

「近衛、あなたに依頼よ」

 

「マジですか!やった!遂にオレにも依頼が来た!」

 

 部長から聞かされてめちゃくちゃ喜ぶ。何気に眷属の中でオレだけまだ一人で行ったことがなかったからな。

 

「では、早速行ってきます!」

 

 そう言って魔方陣で転移する。着いた先は野球場だった。

 

「わぁ!本当に来ました!」

 

 オレが現れたことに驚く少年。オレと同じくらいか?

 

「あなたが召喚した依頼者の方ですね?俺はグレモリー眷属の桜近衛といいます。あなたは?」

 

「あ、はい!僕は鈴城春賀って言います。高校生で野球やってるんですが、中学の時からなかなか上達しなくて困ってたとこにこれを見つけました」

 

 そう言って、例のチラシを見せてくる依頼者・鈴城春賀くん。

 

「でも良かったです。僕と同じくらいの人が来ていた頂いて。想像してたのはもっと怖い人だったんで」

 

「へぇーそうですか。それなら大丈夫ですよ。オレたちの眷属に怖い人はいませんから」

 

 笑顔でそう返す。

 

「そうですか。でも何で君みたいな人が悪魔なんてやってるんですか?」

 

「あぁやっぱそう思いますよね。でも今はオレと同じくらいの歳から悪魔やる人が多いんですよ」

 

「へぇ~」

 

 これで信じるんかい。でその後は少し世間話をした。

 

「それじゃあ部活では中学から補欠だと」

 

「はい。それじゃ嫌なんで練習をしようと思ったんですけど一人じゃ限界があるんで困ってたんですよ」

 

「よしっわかった!オレでよければ付き合うぜ!てか依頼だしな」

 

「ありがとうございます!じゃ早速始めましょう。直ぐ出来るように野球場で喚びましたし」

 

「じゃ始めるか!」

 

「はい!」

 

 

 

 

「おーい!いったぞ~!」

 

「はい!……ととと、取れました!」

 

「よし!外野はこれくらいにするか」

 

「はい!じゃあ次はピッチャーお願いします」

 

「よしっ任せろ!」

 

~準備中~

 

「よし!準備OKです!」

 

「じゃ行くぞ!」

 

20分後

 

「今日はこのくらいにするか」

 

「は…はい。……ふぅ。今日はありがとうございました!またお願いしてもいいですか?」

 

「おう!当たり前だ!いつでもいいぜ!」

 

「わかりました!じゃまたいつか」

 

「あぁじゃあな」

 

 こうしてオレの初めての単独の依頼は成功に終わった。

 

 

 

 

 

「ただ今戻りました!」

 

 無事に終えたオレは元気に部室に戻った。

 

「あら、おかえり近衛。依頼はどうだった?」

 

「すごく喜んでもらえました!契約も取れましたし」

 

「あらあら、それは良かったですわね」

 

 姫島先輩が微笑みながらそう言ってくれた。

 

「嬉しそうだね桜君」

 

 木場がそう聞いてきて、

 

「おう!前回は世間話しただけで終わっちまったからな。まぁ、欲を言うなら女の子がよかったな」

 

 そんなことを言っていたら、

 

「……やっぱり変態です。……穢らわしい」

 

「ぐはっ!」

 

 小猫ちゃんから厳しいお言葉をいただきました。

 

 こうしてまた一つ、小猫ちゃんの好感度が下がりましたとさ。

 

「く、くそ。木場、どうしたら小猫ちゃんのオレへの態度が良くなるんだ?教えてくれよイケメン」

 

「な、なんか刺がある言い方だね。えーと、お菓子を作ってあげたらいいんじゃないかな?」

 

 苦笑いしながら提案してくれた木場。

 

「おぉ。そんな手もあったか」

 

 ポン!と手を叩く

 

「でもお菓子か~。普通の料理なら得意なんだけどな~。いや挑戦する前から諦めたらダメか!よし!特訓だ!」

 

「桜君、料理得意なんですか?」

 

「はい。小学三、四年の頃だったかな、父さんが亡くなってからずっとオレがやってます。他にも家事全般なら何でもできますよ。あ、あとオレのこと近衛って呼んでくれませんか?そっちの方がしっくりくるんでみんなもそうしてください。オレも名前で呼ぶんで」

 

「えぇ、もちろんですわ」

 

「うん。僕もいいよ」

 

「……わかりました」

 

 みんなが了承してくれる。別に桜って名字が嫌いな訳じゃないんだが、オレにあってない気がするんだよな。すると、木場が

 

「近衛くんも以外と苦労してるんだね」

 

 労いの言葉をかけてくれた。それがきっかけで、

 

「そうなんだよ!聞いてくれよ!母さんに何言っても家事とかしてくれないし、片付けもしないからオレばっかりやって、妹と弟も頼りっぱなしで、いや、それは嬉しいからいいんだけどさ、でももう少し自分のことはやって欲しくて……」

 

 愚痴を吐き出し始めた。

 

「こ、これは相当苦労してますね」

 

「え、えぇ」

 

「うふふ」

 

「……苦労人です」

 

 みんな苦笑いしていた。

 

 そんなこんなでみんなでイッセーの帰りを待っていた。

 

 しばらくすると、

 

『!』

 

 オレ以外のみんなが何かを感じた。

 

「部長、これは……」

 

「えぇ。朱乃!急いで魔方陣を出してちょうだい!」

 

「はい、部長」

 

 部長が木場とそんな会話をしていて、朱乃先輩に頼み事をした。すぐに魔方陣は現れてみんな中に入る。オレは突然のこと過ぎて、

 

「え、え?ど、どうしたんですか急に?」

 

「説明する時間がないからついてきてちょうだい!」

 

「は、はい!」

 

 オレが魔方陣に入り、どこかに転移した。

 

 

 

 

 光が収まったと思うと、白髪の神父服の少年と金髪美少女とイッセーがいた。

 

 白髪の少年の方は知らないが金髪美少女はアーシア・アルジェントさんだった。

 

 そこはどこかの家でアーシアさんを庇うようにイッセーが膝をついている。以外とピンチだったらしく、

 

「助けに来たよ、兵藤くん」

 

「あらあら、これは大変ですわね」

 

「……神父」

 

 みんな警戒心を出していた。

 

「木場、朱乃さん、小猫ちゃん……助かった」

 

 来てくれたことに安堵するイッセーだが、

 

「ひゃっほう!悪魔の団体さんに攻撃!」

 

 神父がお構いなしに斬り込んできた!

 

ガキィッ!

 

 金属音が鳴り響き、木場が剣で受け止めた。うおっ、流石だ。

 

「悪いね。彼は僕たちの大切な仲間なんだよ!」

 

「ひゃー悪魔の友情ですか?うぇ、気持ち悪。そんなもん誰も望んでねぇんだよ!」

 

ガキィン!キィンキィン!バッ!

 

 何度か斬りあったあと二人は距離を取る。

 

「ひゅー!驚きデース!この僕ちんとまともに戦える悪魔がいるなんてな!」

 

「彼だけじゃありませんよ」

 

 視線を鋭くした朱乃先輩がいた。手には雷を発生させている。

 

「おー!いいですね、その殺意!最高!」

 

「なら消し飛びなさい」

 

 部長がイッセーの隣に移動しながら言った。

 

「ぶ、部長……」

 

「ごめんなさいね、イッセー。まさか、この依頼者のもとに『はぐれ悪魔祓い』が訪れているなんて」

 

 謝る部長だが、イッセーを見ると目を細めた。視線は足を見ている。

 

「イッセー、怪我をしたの?」

 

「え?あ、はい。でもかすり傷ですよ」

 

「私の下僕を可愛がってくれたようね?」

 

 イッセーは平気と答えたが、部長は冷淡な笑みと冷徹な眼で神父を見据えた。

 

「あひゃ!その眼も最高!俺っち興奮しすぎてまた殺したくなっちゃった☆だからそこのやつ殺していい?」

 

 そう言いながら奴はイッセーに切っ先を向けた。

 

 瞬間、奴の体は吹っ飛んだ。

 

「冗談はやめてちょうだい。私はあなたみたいな下品極まりない人に所有物に触られるのが心底嫌なの」

 

 そう言いながらみんなの前に立った部長。

 

「「か、格好いい……」」

 

 それを見てオレとイッセーは見とれた。

 

「!部長、こちらに複数の堕天使の気配が近寄っていますわ。このままでは不利になってしまいます」

 

「そう、じゃあ長居はゴメンね。みんな、魔方陣に入って」

 

 言われた通り入るオレたちだがイッセーは、

 

「部長、あの子も一緒に!」

 

「イッセー、連れては行きたいけど無理なの。この魔方陣で行けるのはグレモリー眷属だけなの」

 

「!じゃあ、俺は残ります!残ってあの子を……」

 

「ダメよ!そんなことしたらあなたが死んでしまうわ!」

 

 無理を言うイッセー、それを止める部長。すると、準備が終わり魔方陣が光り始めた。転移する直前で目が合ったイッセーとアーシアさん。

 

「アーシア!」

 

「イッセーさん。また、会いましょう」

 

 イッセーは叫ぶがアーシアさんはただ微笑むだけだった。

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