「隠さないでくれ」
「...そうです」
やっぱり
なら
「鍛冶の方もか?」
「そうです」
だろうな
まあ実践してもらうが
「鉄をだせ」
「もしかして」
「そうだ、剣を造れ」
「はい」
とても不満げな顔をしている
仕方ないがどちらにしても造ることは確定していた
ユーリアが鉄のインゴットを取り出して炉に入れる
作業工程は省略
「どうですか?」
出来た剣はロングソードだ
鑑定で視てみる
中品質の鋼のロングソード
攻撃力:245 保有魔力:2 耐久値:450
魔力伝導率・F
スキル:なし
そういえば魔力伝導率をいつの間にか見えるようになっていた
と言うより、意識をするようになった
ちなみに今の俺の魔力伝導率はC+だ
「なんか普通?」
「そう言わないでくれ」
ユーリアがガックリとする
中級者になりかけ位なのだろうか
まあそれでもダンジョンメインでやりながらこれくらいは良いんじゃない
鑑定を使ってもスキルが無いから分からないな
だがそこそこの出来映えの剣を造れるのならあっちの世界のスキルを使えば化けるな
そうなってくるとやっぱり魔石が欲しい
「ユーリア、お前の腕は確認できた」
「はい」
「これからもダンジョンに潜って俺に魔石をくれ」
「当たり前です」
うんうん、師匠想いの良い弟子だ
でもそろそろ時間だ
「ユーリア、そろそろ帰るぞ」
「もうこんな時間か」
朝からずっとここにいっぱなしだった
でも帰らなければ心配するだろう
ユーリアが軽く片付けをした
「帰ろう」
ホームへ行く
「あっユーリア」
今度は知らないひとだ
「どうもこんばんは」
「ユーリア、帰るぞ」
「はい」
「ユーリア、誰だ?」
「カイゼル団長。Lv2の人だよ」
「ほへー」
それにしても
「どうしてわざわざカイゼルはユーリアを迎えに来たんだ?」
結構の実力があってもわざわざ団長が迎えをするまでもない
「それは鍛冶師が貴重だからだ」
「貴重?」
「オラリオに鍛冶師志望で来る人がいても大手鍛冶ファミリアにまずいくだろ?」
「そうだな」
「で、そこから落ちても、次は中堅にいくだろ?」
「当然だな」
「だから一般ファミリアには鍛冶師が少なくなる」
「需要と供給か」
「更に鍛冶師でランクアップした奴は珍しい部類に入る」
「鍛冶師だもんね」
「その結果がこの状況だ」
「わかった」
成る程そう言うことね
しかしそうなると
「どうしてユーリアはカイゼルたちと一緒にダンジョンに行ってLvup目指さないん
だ?」
「Lv2ほ人が5人になったときに俺のランクアップを開始するらしい」
良くわかった
だけれど
「お前、9層で死にかかってたよな」
「ぐぬぬ」
だからわざわざ団長が迎えに来たのかな
「過保護か」
そう呟いた