なんにせよ素直に喜べることは良いことだ
質問が殺到する前にユーリアは先手を打つ
「造れたのはこの
「「「おお~~~!!!」」」
更に騒がしくなる
この世界初の金属で造られたショートソードだ
大騒ぎでも良いんだよ?
そう思ったが性能とか知らないのかな
直ぐにわかるけどね
そんなわけでワヤワヤ喋りながらダンジョンへ行く
今回から中層へ行くことになっている
半分位護衛される様だが
中層へ行くまでに様子見として連携をしていく
といっても直ぐに倒してしまうため中層で連携を築き上げることになりそうだ
中層へ行く前団長から声を掛けられた
「ユーリア。いけるか?」
「当然!」
「気合い十分だな」
「死なない様に気を付けろ。パーティーから外れるれて孤立するなよ」
「はい!」
最後に注意までしていた
これからは初めての中層だ
どんな感じかわくわくしてきたぞ
~13層~
「ここが中層...」
ユーリアは思わず呟いた様だ
光が弱く薄暗い
そしてパーティーの着込んでいる赤い鮮やかな赤
これがサラマンダーローブと呼ばれる物だ
このサラマンダーローブは『精霊の護布』と呼ばれている
サラマンダーの他にもシルフ、ウンディーネ、ノーム何かのものがある
「モンスターはいないようです」
「それじゃあさっさと進むぞ!」
クロムという団員が辺りを視た後そうパーティーに伝え、団長が指示を出した
実際、魔力感知に反応が無い
リスキルの様な状態にならなくて良かった
あっさりルームにたどり着きそこで通路からやって来たモンスターと遭遇する
俺は即座に鑑定した
ヘルハウンドLv13
と
アルミラージLv13
であった
ちなみに前者が狼、後者が兎だ
「ヘルハウンドをやれ!」
そんな声が聞こえる
けれどもその前にユーリアも他のパーティーメンバーも走り出していた
きちんと情報が行き渡っている証拠だ
こうなる理由はこの狼が炎を吐き出すから
危険性がアルミラージよりも高いのだろう
情報を復習していると既に狼をメンバーの一人。ウイが切り殺した
素早い処理の後は安全に兎を殺す
そんな具合に今回の探索では14層まで進んでモンスターの狩りを行っていた
俺でも十分戦えるからだ
ダンジョンから戻って来ると団長から感想が訊かれていた
「今回の中層探索はどうだった?」
「余裕を持てた探索でした」
「なら良かった」
「はいこれ」
そうして渡される魔石をユーリアは受け取る
今回の探索でわかったが中層でのモンスターとの遭遇率は予想以上だった