出会い
俺はいつものように9層を飛んでいた
新しい発見があった
9層に限った話では無かったが階層の端の端に餌場があったこう判断したのは理由がある
一つはダンジョンよりも結構明るかったこと
真ん中にあるデカイ水晶が印象的な所だった
二つ目はとてもたくさんのモンスターが居たことだ
今までもモンスターの集合は視てきたが数多く、そして常に出入りしている所は見たことが無かったからだ
最後に綺麗な水を飲む兎とかが油断、とまでは行かずとも、警戒が薄れていたこと
まあ、はっきり言ってそんなことはどうでも良い
重要な事はこいつらが集まっていることだ
モンスターがいたら即デストロイの俺ならすることはただひとつ
虐殺じゃー
...
ランクが上がった
今はこうだ
自己進化<ランク7 魔石値2153/2750 ポイント40>
こうなっていた
報告終わり
今俺が飛んでいる先に剣が肉を切る音が聞こえた
「ここは俺に任せて助けを呼べ」
結構大きな声で大きな男が言った
と言うかこれってあれだよね
フラグだよねフラグ
死ぬぞお前
「リーダー」
「早く行け」
だからフラグだよそれ
でも仲間は階段のある方向へ飛んで行った
フッフッフッ
これだけフラグを建ててただではダンジョンから帰れないぞ
と言いたい所だが
ここは一つ助けよう
目の前で人が死ぬのも嫌だし
それでは。念話を使う
『おい、助けはいるか?』
呑気にそう声をかける
「っ! 頼む」
『ほいきた』
軽いノリで返事を返しながらモンスターに突っ込む
サクサクっと魔石ごと切って話しかける
と思ったが、向こうの方が早かった
「うわー! 剣が飛んでるー」
そうなるわな
俺は落ち着いて話す
『お前を助けた物だ。一旦落ち着け!』
これでも叫びをあげるなら強制契約も考えるけれど...
「おっ、おう。助かったぜ命の恩人」
人ではないが...
まあいい
話を進めよう
『俺を装備する覚悟はあるか?』
「は?」
困惑した声が響く
『つまり俺という厄介ごとの塊を仲間にするかどうかの話だ』
俺は畳み掛ける
「装備したときのメリットは強さを手に入れる事が出来るし、魔術を使えるようにもなる」
「それは鍛冶も凄くなるのか?」
『当然出来る』
『というよりは一振りで3万の兵をなぎ倒せる剣だって才能と、努力次第で作れるぞ』
『しかも契約によって俺の事を喋れなくするから直ぐ騒ぎにはならないといえる』
最後のセールスを終えた
ここからは向こうの出方次第だ
「...よろしく頼む」
来た。第3部完。じゃなくて
『こちらこそ頼む』
今日から装備者が出来た