ウルトラマンオーブ × ラブライブ!サンシャイン!!   作:さすらいの風来坊

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前回登場した水の魔王獣マガジャッパ亜種の色ですが、黄色を想像してもらえたらありがたいです。
(通常固体は赤に近い感じでしたが)

そして、光の魔王獣と闇の魔王獣も登場します!
どこで出るかは楽しみにしていてください!


【4-1】ふたりのキモチ/ルビィ × 花丸 × ガイ

~回想~

 

これはまるの物語。

小さい頃から隅っこで遊ぶ目立たない子だった。

運動会も苦手だったし....学芸会では木の役で、だから段々1人で遊ぶ様になっていった。

そして本を読むのが大好きになっていった。

図書室はいつしかマルの居場所になり、そこで読む本の中でいつも空想を膨らませていた。

読み終わった時ちょっぴり寂しかったけど、それでも本があれば大丈夫だと思った。

 

花丸「うん?」

ルビィ「えへへ~...ふわ! う...うゅ...」

花丸「ふふっ。」

 

その子は黒澤ルビィ...

 

ルビィ「にひひっ。」

 

まるの大切な友達...

 

 

~現在~

 

ライブ明けの月曜日、千歌,曜,梨子の3人は理事長室に呼ばれた。鞠莉が3人と約束していたスクールアイドル部の承認と部室の提供だった。これでAqoursは正式な部になった。

ちなみに、鞠莉はノリノリで判子を押したらしい。

 

そして3人は部室に来ていたが...

 

千歌「うぇ...。」

曜「これはさすがに...。」

梨子「手分けして片付けるしかないわね...。」

 

床には本や何かの資料が散らばり、机も同じような惨状だった。なので3人は部室の大掃除から始めた。

 

大掃除をして1時間経過した。魔王獣の調査をしていたガイが3人に合流した。

 

さらに30分後、大掃除が終わった。

この大掃除をしている間、部室の外からルビィが様子を伺っていたのだ。

 

ガイ「こんな大量の本は何に使ってたんだ?」

 

ガイの言うように、部室には大量の本が置かれている。おまけに図書室のものらしい。

 

千歌「図書室に返しにいこう!」

 

というわけで、手分けして本を持ち、図書室に向かった。

 

 

場所は図書室。

 

ガラララ

 

ルビィ「やっぱりできてた、スクールアイドルの部室! あぁまたライブ見られるんだぁ...。」

花丸「良かったずらねルビィちゃん!」

ルビィ「うん!」

 

するとまた図書室のドアが開いた。ルビィは即座に反応し、扇風機の後ろに隠れた。

 

千歌「失礼しまーす。あ、花丸ちゃん! とぉ...ルビィちゃん!」

曜「よくわかったね。」

千歌「へへ~ん。」

梨子&ガイ「(褒めてないわよ。/褒めてないぞ。)」

花丸「先輩たちこんにちは。」(ペコリ

ルビィ「こ、こんにちは...。」

千歌「か、可愛い~。」

 

千歌に見つかり、扇風機の後ろからルビィが出てきた。

が、ルビィはとある1点を見つめると...

 

ルビィ「ピギィィィィィィ!!!」

 

と悲鳴をあげた。なぜルビィが悲鳴をあげたかというと、ルビィは人見知りで極度の男性恐怖症なのだ。つまりルビィたちが居る空間で男性なのは、ガイなのである。

 

ガイ「ん、驚かしてすまない。」

ルビィ「い、いえ...。」

花丸「ルビィちゃんはお父さん以外の男の人を見たり喋ったりするのは慣れてないずら...あ、慣れてないのです。」

ガイ「そういうことか。」

 

とここで千歌たちは持っている本をカウンターに置き...

 

梨子「この本、図書室のじゃないかな?」

花丸「えっと...はい! 全部図書室の本です。」

 

すると千歌が花丸とルビィの手を握りしめ...

 

千歌「ようこそスクールアイドル部へ! 悪いようにはしないからさぁ!」

花丸「ずらっ...。」

ルビィ「で、でも...。」

梨子「千歌ちゃん...。」

曜「二人も戸惑ってるし、今日はもう帰ろ?」

千歌「はぁ~い...。」

 

図書室をあとにしようとしたとき花丸が声をかけた。

 

花丸「あ、あの!」

千歌「ん?」

花丸「先輩たちといるその男性は誰ず...ですか?」

曜「花丸ちゃんたちは初めましてだね。」

梨子「じゃあ自己紹介しなきゃですね!」

ガイ「そうだな。」

 

花丸からすれば知らない男の人が浦女にいることが不思議に思えたのだ。だが同じ浦女の先輩と仲が良いため、花丸もその男の人に興味が湧いたのだ。

 

ガイ「俺はクレナイガイだ。Aqoursのサポートをしているよ。あ、これ。この学校に入ることができる正式な書類と許可証だ。」

 

ガイは花丸に書類と許可証を提示した。ルビィも花丸の後ろから顔を出すように見ていた。

一通り見終わると...

 

花丸「おらは...じゃなかった。まるは国木田花丸ず...です。1年生で、図書委員をやっているずr...やってます。ガイさんですね。よろしくお願いしますずら!」

ガイ「よろしくな、花丸。あと、無理に口調を直さなくていいぞ。自分が喋りやすいようにして大丈夫だ。」

花丸「いいずらか! ありがとうございます!」

ガイ「そんで、花丸の後ろにいるのが...。」

花丸「ルビィちゃんの番ずらよ。」

ルビィ「う、うん...。えっと...そのぉ...、く、黒澤ルビィでしゅ! ピギッ...また噛んじゃったよぉ。(涙)」

 

勇気を出し名前をガイに伝えたのだ。

 

ガイ「よろしくなルビィ。」

ルビィ「は、はい...。」

 

自己紹介を終え、本も返した千歌,曜,梨子,ガイは図書室をあとにした。

図書室に残っている花丸とルビィは...

 

花丸「ルビィちゃん、ガイさんは怪しい人って感じたずら?」

ルビィ「ううん。優しい人だと感じたよ。」

花丸「そっか♪ ルビィちゃんがそう感じたなら、絶対仲良くなれるずらよ。」

 

2人はガイのことを話していた。

 

 

部室への帰り道...

 

ガイ「は..はっくしょん!」

曜「ガイさん、風邪ですか?」

ガイ「いや、体は大丈夫だ。誰かが噂でもしてるんだろ。」

 

 

同時刻...

 

???「風、土、水。いやぁ僕の計画は順調だよ。あと3体か。よろしくね、ウルトラマンオーブ。」

 

 

さらに同時刻...

 

宇宙から巨大な火の玉が地球に向かって飛来していた。

 

 

続く。




今回も読んでいただきありがとうございます!
まずは最初なので自己紹介をしあうだけでしたが、ここからルビまるとガイの距離は縮まっていきます。

この世界で暗躍する謎の人物は、ガイと対面する時に名前を明かしますのでしばらくお待ちください(>_<)

次回はちょっと早いですが、オーブの戦いを描きますのでお楽しみに~。

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