ウルトラマンオーブ × ラブライブ!サンシャイン!!   作:さすらいの風来坊

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6月13日は鞠莉ちゃんの誕生日!
おめでとう!(^^)

5thライブで直接お祝いできて良かった♪


小原鞠莉 Birthday Story 2019

鞠莉「ん~! 空気が美味しいわ~!」

ガイ「こんな場所にキャンプ場があるなんて知らなかったなぁ。」

 

今日は6月12日。

鞠莉とガイは沼津の『市民の森キャンプ場』に来ていた。

 

鞠莉「私、キャンプって初めてだから何をしたらいいか..。」

ガイ「そこは心配しなくて大丈夫だ。だいたいのことは俺がやるよ。鞠莉は俺の補助をしてくれ。」

鞠莉「わかったわ! それじゃあ、キャンプのスタートよ!」

 

なぜ鞠莉とガイがキャンプをしているかというと、時間は1週間前に遡る。

 

 

ーーーーーーーーーー

 

 

6月5日。

 

この日、ガイは旅館の食事に使う材料の買い出しのため、仲見世商店街に来ていた。

 

ガイ「今日はやけに賑わってるな。何かやってんのか?」

 

休日の商店街はそこそこ活気に溢れているが、今日はいつも以上に活気があった。

すると、ガイは1枚の貼り紙を見つける。

 

ガイ「なになに...? 商店街で買い物をして抽選会に参加しようってか。3000円毎に抽選会の参加券を1枚配布で、何回でも参加可能。へ~、面白そうだな。」

 

気になる商品は...

 

ガイ「特賞はホテルオハラのペア無料招待券か。で、1等が十千万旅館のペア無料招待券、2等が市民の森キャンプ場のペア無料招待券か。」

 

ちなみに、3等は沼津市内のお店で使える商品券1万円分が10本。

配色は、赤色の玉が特賞、青色の玉が1等、紫色の玉が2等、緑色が3等、白色の玉がハズレ。

それを記憶し、ガイは買い出しを行った。

 

およそ1時間で買い出しは終了。

 

ガイ「結構買ったな。」

 

ダンボールからはみ出すほどの野菜に、発泡スチロールには沼津で水揚げされた魚介とお肉。

これをリアカーで運んでいる。

その荷物を旅館の専用車まで運ぶ道中で...

 

「ガイさん?」

 

と後ろから声を掛けられた。

 

ガイ「ん?」

 

後ろを向くと、曜と善子が居た。

 

ガイ「2人してお出掛けか?」

善子「そうよ。朝、家に押しかけて連行されたわ。」

曜「善子ちゃん、人聞きが悪いこと言わないでよ~。」

 

話をまとめると、曜も衣装の材料を買い出しする予定でいたらしい。

ただ、量がかさばるため善子を荷物持ちに任命したというわけだ。

 

曜「ガイさんは旅館の買い出しですか?」

ガイ「あぁ。今からこいつを車に積み込むとこだ。」

善子「結構あるじゃない。手伝うわ。」

曜「私も手伝う!」

ガイ「2人ともありがとう。助かる。」

 

3人で駐車場に向かった。

到着したら荷物の積み込みをする。

 

15分ほどで積み込みは終わった。

 

ガイ「よし、終わりだ。」

善子「結構あったわね。」

曜「このあとは旅館に帰るんですか?」

ガイ「1度商店街に戻って抽選会に参加するんだ。」

 

懐から3枚の参加券を取り出してそう言った。

3人は抽選会の会場に戻った。

 

会場は並んでいる人が居なくて、すぐにガイは通された。

 

おじさん「若い兄ちゃんは3回の挑戦だな! さぁ、回した回した!」

 

威勢の良いおじさんが仕切る。

まずは1回目。

 

ガララララ...コトン

 

おじさん「残念! ハズレだ。」

 

ハズレの白色の玉が出た。

2回目。

 

ガララララ...コトン

 

おじさん「これもハズレだ。さぁラスト1回!」

 

同じく白色の玉だった。

3回目。

 

ガララララ...コトン

 

ガイ&曜&善子「「「ん?」」」

 

3人が目にしたのは白い玉ではなく、紫色の玉だった。

 

カランカランカラーン!!

 

おじさん「兄ちゃん当たりだ! 2等の市民の森キャンプ場ペア無料招待券だ!」

 

おじさんは招待券を渡してくれた。

 

ガイ「ありがとうございます。」

 

それを受け取り、駐車場にまた向かう。

 

ガイ「当てたものの、誰を誘えばいいんだ?」

 

ペアなので2人1組。

誰と行くか考える。

すると、善子がアドバイスをくれた。

 

善子「キャンプに行く相手、鞠莉にしたら?」

ガイ「鞠莉? なんでまた?」

曜「そういうことか! ガイさん、来週の13日が鞠莉ちゃんの誕生日なんですよ!」

ガイ「なるほどな。」

 

キャンプ全てを誕生日プレゼントにしてみる案を考えてくれた。

 

ガイ「あとで誘ってみるよ。」

 

その後、曜と善子と別れて旅館に戻り、鞠莉に電話でキャンプのことを話したらハイテンションでOKの返事が来た。

 

 

ーーーーーーーーーー

 

 

そして今に至る。

 

ガイ「最初はテントの組み立てだ。」

鞠莉「OK!」

 

ガイは慣れている手付きで組み立てていき、15分ほどで完成した。

 

鞠莉「中は広いわね。」

ガイ「5人は寝られるものを用意したからな。とりあえず荷物を中に入れよう。」

 

テントの中に持ってきた荷物を入れたあとは、イスを2つ,テーブルを1つをセットした。

 

ガイ「こんな具合かな。」

 

一式準備を終えて一息つく。

 

鞠莉「ガイさん、次は何をするの?」

ガイ「キャンプファイヤーの薪を集めよう。なるべく多く集めてくれるか?」

鞠莉「All right!」

 

2人は手分けして薪を集め始めた。

 

 

ーーーーーーーーーー

 

 

鞠莉とガイがキャンプに行っている一方で...

 

千歌「第1回! 鞠莉ちゃんの誕生日を豪華に祝おう選手権!!」

 

淡島にある果南の家では鞠莉の誕生日に何をするかの会議が開かれていた。

 

果南「何で私の家?」

千歌「この会議が終わったら、鞠莉ちゃんの部屋に行ってすぐに準備を始めるからだよ!」

果南「それはわかったんだけど...あの荷物の量は?」

 

部屋の隅に目を向けると、7人分の鞄が固められている。

 

曜「お泊まりの荷物だよ。」

果南「えっ! 泊まるの!? みんなが!?」

 

慌てる果南。

 

ダイヤ「私たちが泊まることは連絡してあるはずですが?」

果南「聞いてないよぉ。」

梨子「千歌ちゃん、果南ちゃんに連絡したの?」

千歌「千歌は泊まりでやることは伝え...。」

 

梨子に言われ、メールの文章を確認したが、千歌は顔を青ざめる。

 

曜&花丸&ルビィ「「「千歌ちゃん?」」」

善子「どうしたのよ?」

 

全員が千歌に注目している中で、口を開く。

 

千歌「果南ちゃん...。」

果南「もしかして...。」

千歌「お泊まりのことが抜けてました...。ごめんなさい!」

 

ようりこダイルビよしまる「「「「「「えぇぇぇ!!」」」」」」

 

果南「ち~~~か~~~!!!」

千歌「ごめんなさーーーい!」

 

果南は手を合わせて謝る千歌の頭をグリグリする次第だった。

 

 

ーーーーーーーーーー

 

 

薪を集めて1時間くらいが経過。

ガイと鞠莉はテントに戻ってきた。

 

鞠莉「かなり集まったわ!」

ガイ「これだけあれば火力は十分だ。」

 

2人で集めた薪は膝の高さ辺りまで積まれてある。

 

ガイ「これで火を起こして、キャンプ飯を作ろうか。」

鞠莉「賛成でーす! でもマッチもライターも無いわ。」

ガイ「それらは必要無い。ここにあるものでちゃんと火が点く。」

鞠莉「Really?」

ガイ「本当だ。よ~く見てろよ。」

 

そう言い、ガイは太めの枝に切れ込みを記し、地面に固定させ、細長い枝をさっきの枝と垂直になるようセットして...

 

ガイ「紅に燃えるぜ!! アチョ~~~~~!!!」

 

超人的な力とスピードで枝と枝を擦っていく。

 

鞠莉「Oh! So amazing!」

 

その様子に、鞠莉は興奮の様子だ。

ものの数分で摩擦により煙が出た。

 

ガイ「鞠莉、落ち葉を細かくしてここに入れてくれ。」

鞠莉「OK!」

 

鞠莉は指示通りに動き、ガイは摩擦をさせる。

すると...

 

鞠莉「火が点いたわ!」

ガイ「ふぅ。あとはこれが消えないようにするだけだ。」

 

火の大きさを調節し、料理とたき火にちょうどの火加減になった。

 

ガイ「さて、飯を作るか。」

鞠莉「シャイニー!」

 

 

ーーーーーーーーーー

 

 

JJ「ったく...。人使いが荒すぎるぜ。なんで俺がこんなことをやらなきゃいけないんだ。」

 

1人でぼやくジャグラー。

その理由は、ホテルオハラにある鞠莉の部屋に居るからだ。

 

JJ「何度か出入りしていて、従業員が覚えてんのはありがてぇが、本人が留守の部屋に通すか普通? しかも、来たら来たらで、あいつらからのメモがあるしよ。」

 

今、ジャグラーは鞠莉の部屋を掃除している。

さらに、Aqoursメンバーから、誕生日パーティーを開く下準備をしてほしいとメモ書きもある。

 

JJ「ま、小原の腑抜けた顔が見られりゃ、こっちとしては収穫ありだ。」

 

 

 

一方、会議中のAqoursは...

 

ダイヤ「では、パーティーはこの方針でいきましょう。」

 

「「「「「「「賛成!」」」」」」」

 

話がまとまったようだ。

Aqoursメンバーが計画したパーティーはどんなものになるかは、当日をお楽しみに。

 

 

ーーーーーーーーーー

 

 

鞠莉「私のシャイ煮Part.2の完成!」

ガイ「こっちも完成だ。」

 

それぞれの料理の完成と、ガイは米も担当していた。

鞠莉はお得意の『シャイ煮』をグレードアップさせた『シャイ煮Part.2』。

ガイは『白いご飯』と『カレー風味の野菜炒め』を作った。

それを盛り付けて...

 

ガイ&鞠莉「「いただきます!」」

 

鞠莉「ん~! Delicious!」

ガイ「鞠莉が作ったシャイ煮も旨いぞ。」

 

2人で作ったご飯はあっという間に空になった。

ちなみに、シャイ煮Part.2に使われた食材は、日本や世界の超高級ホテルやレストランが使いそうな食材ばかりで、お値段の単位は億円に近い万円だったらしい。

 

食事と片付けを終えた2人は近くの大浴場でお風呂に入った。

風呂上がりには共にラムネで乾杯した。

 

そして、テントに戻る道すがら...

 

鞠莉「今日はキャンプに誘ってくれてThank you!」

 

今日のことに礼を言われる。

 

ガイ「どういたしまして。」

鞠莉「でも、なんで私だったの?」

ガイ「ん?」

鞠莉「こういうOutdoorなことは、千歌っちや曜,果南を誘ったほうが良かったんじゃ...?」

 

鞠莉は自分が誘われたことに少し疑問があるようだ。

 

ガイ「本当ならもうちょい後でカミングアウトをと思ってたんだが、変化球を投げられたか...。」

鞠莉「???」

ガイ「明日は何月何日だ?」

鞠莉「6月13日よ...?」

ガイ「その6月13日は、鞠莉、君の誕生日じゃないか。」

鞠莉「!?!?」

 

ガイの口から誕生日という単語を聞き、ハッとなる。

 

鞠莉「もしかして...。」

ガイ「キャンプを通して、誕生日のお祝いだ。」

 

ガイからまさかの形で誕生日をお祝いされるとは思っていなかったようだ。

 

鞠莉「Thank you! ガイさん!」

ガイ「喜んでくれたなら、誘って良かったよ。」

 

喋りながら歩いていたから、テントに戻ってきた。

 

ガイ「今日はもう寝ようか。」

鞠莉「そうね。」

 

2人はそれぞれ寝袋にくるまる。

 

鞠莉「おやすみなさい♪」

ガイ「あぁ、おやすみ。」

 

キャンプ1日目は終了。

 

 

 

翌朝7時。

ガイは起床し、朝食の準備を始める。

朝食のメニューは、ハムとチーズを挟んだホットサンドだ。

付け合わせにレタスとミニトマトを添えるだけの簡単なレシピだ。

 

ガイ「トースターのスイッチオン。鞠莉を起こしてる間に出来上がるだろう。」

 

テントに戻り、鞠莉を起こす。

 

ガイ「鞠莉、もうすぐ朝食ができるから起きろ。」

鞠莉「んん...パパ...ママ...。」

 

両親との夢を見てるのか、寝言に出た。

 

ガイ「その夢、もうすぐ叶うぞ。」

 

鞠莉に聞こえない小さな声で呟いた。

 

ガイ「鞠莉、起きろ~!」

 

今度は大声で起こしにかかる。

 

鞠莉「ふゎぁ~...。ガイさん...。Good morning...。」

ガイ「もうすぐ朝食だ。顔洗ってこいよ。」

鞠莉「はーい...。」

 

鞠莉の身支度が終わったと同時に、ホットサンドがちょうど焼けた。

2人で朝食を囲み、食べたら後片付け。

それが終わると、キャンプ場からの撤収作業に入る。

鞠莉は机やイスを片付けて、ガイはテントを解体していく。

 

1時間ほどで荷物はまとまり、帰宅することに。

 

ガイ「さてと、帰るか。」

鞠莉「そうね。改めてありがとう、ガイさん!」

ガイ「だがこんなのは序ノ口だ。」

鞠莉「え?」

ガイ「期待してな。」

鞠莉「えぇ...。」

 

キャンプが序ノ口ということと何を期待すればいいかわからず困惑する鞠莉を連れて、キャンプ場を後にした。

 

 

ーーーーーーーーーー

 

 

ガイと鞠莉が片付けをしていた頃...

 

男性「こっちに帰ったのも久しぶりだな。」

女性「そうね。鞠莉に早く会いたいわ。」

 

男女のペアがホテルの玄関に居た。

 

JJ「お帰りになられたようですね。旦那様,ご婦人。」

 

ジャグラーが『旦那様』『ご婦人』と言った男女のペアは、鞠莉のお父さんとお母さんだ。

 

鞠莉パパ「あなたがジャグラーさんか。娘から話を聞いているよ。」

鞠莉ママ「いつも娘をありがとう。」

 

実は、小原夫妻とジャグラーは初対面。

今までは、鞠莉がお互いを仲介していた。

すると...

 

果南「鞠莉のお父さんとお母さん!」

鞠莉パパ「もしかして、松浦さんの娘さんかい?」

果南「はい! 松浦果南です!」

鞠莉ママ「それなら、お隣は『デスワァ』の黒澤ダイヤちゃんね!」

ダイヤ「はい。黒澤ダイヤですわ。」

 

鞠莉以外のAqoursメンバーが合流した。

 

鞠莉パパ「後ろの6人は...?」

千歌「た...高海千歌です。」

曜「渡辺曜です。」

梨子「桜内梨子です。」

ルビィ「く...黒澤ルビィです。」

花丸「国木田花丸です。」

善子「津島善子です。」

 

自己紹介をする。

 

鞠莉ママ「あなたたちが鞠莉と一緒にスクールアイドルで活動してる仲間ね。」

千歌「は...はい。鞠莉さんにはお世話になっています...。」

鞠莉パパ「リラックスして良いよ。こちらこそ、鞠莉がお世話になってるね。ま、ここで立ち話するより、中でパーティーの準備をしながら君たちのことを教えてくれ。」

 

JJ「お部屋にご案内します。」

 

全員を鞠莉の部屋まで案内し、Aqoursの8人,小原夫妻,ジャグラーの11人で誕生日パーティーの準備にかかった。

その際に、鞠莉とスクールアイドルのことを楽しく話ながら進めた。

 

 

ーーーーーーーーーー

 

 

車を走らせ、十千万旅館まで戻ってきたガイと鞠莉。

 

ガイ「荷物を降ろすから少し手伝ってくれ。」

鞠莉「OK!」

 

キャンプに使った道具を倉庫へしまう。

そこに...

 

志満「おかえりなさいガイさん。鞠莉ちゃん。」

 

高海家の長女の志満が出迎える。

 

ガイ「今戻りました。」

志満「キャンプはどうだった?」

鞠莉「すっごくFantasticだったわ!」

志満「良かったわね鞠莉ちゃん♪」

 

二言交わしたところで、志満がガイに近づき...

 

志満「さっき、千歌ちゃんから連絡をもらって、鞠莉ちゃんを連れてきてほしいって言ってましたよ。」

ガイ「そうですか。伝言ありがとうございます。」

 

ヒソヒソ話で会話を終える。

 

ガイ「そんじゃ、ホテルオハラに向かうか。」

鞠莉「Go homeね!」

 

2人が旅館を出ると...

 

志満「千歌ちゃん、ガイさんと鞠莉ちゃんがそっちに向かったわよ。」

千歌『は~い! 志満ねぇありがとう!』

 

電話で状況を伝えた。

それを知った11人は...

 

ダイヤ「皆さん、クラッカーを持ちましたか?」

 

「「「「「「は~い!」」」」」」

 

果南「お2人はコチラで待っていてください。」

鞠莉パパ「いよいよだな。」

鞠莉ママ「あの子にサプライズ、楽しみね♪」

 

Aqoursメンバーは手にクラッカーを準備し、小原夫妻は別室で待機。

実はこの誕生日パーティー、Aqoursとガイ,ジャグラーで祝うと見せかけて、本当のサプライズは鞠莉のお父さんとお母さんが来ることだ。

 

小原夫妻は娘の誕生日は帰国する予定でいたが、果南とダイヤの案により、サプライズにしようという趣旨を伝えたらノリノリでOKが出た。

これで、鞠莉を迎え入れる側の準備は整った。

 

 

 

 

 

そんなことなど知らない鞠莉はホテルオハラに帰ってきた。

 

従業員「おかえりなさいませ、鞠莉お嬢様,ガイ殿。」

 

出迎えてくれた従業員の人が鞠莉を部屋まで案内する。

従業員→鞠莉→ガイという配置で廊下を歩いてるため、ガイはメッセージで到着を千歌に伝えていた。

 

従業員「では、素敵な1日を。」

鞠莉「え?」

 

案内をし終えた従業員が去り際に一言添えた。

鞠莉は何かわからず、そのまま自分の部屋のドアを開けた。

 

 

パァーンパァーンパァーン!!

 

 

鞠莉「ひゃっ...!」

 

 

「「「「「鞠莉ちゃん!」」」」」(←ルビィ,花丸,千歌,曜,梨子)

 

「「「鞠莉!」」」(←善子,果南,ガイ)

 

「鞠莉さん!」(←ダイヤ)

 

「小原。」(←ジャグラー)

 

 

「「「「「「「「「「「誕生日おめでとう!!/お誕生日おめでとうございます!!」」」」」」」」」」」

 

鞠莉「へ...? みんな...?」

 

予想外の出来事にポカンとした顔になる鞠莉。

 

果南「鞠莉! こっちこっち~!」

鞠莉「ねぇ、これどういうことなの??」

善子「私たちで鞠莉の誕生日パーティーをやるのよ。」

 

果南に背中を押され、主役の席に座らされる。

 

鞠莉「こんな飾り...いつやったの?」

JJ「お前も鈍感だな。今までどこ行ってた?」

鞠莉「ガイさんとキャンプに...。まさか!」

曜「その間に準備したんだよ!」

 

ガイが鞠莉をキャンプに誘い、その間にパーティーの準備をするという連携プレーだ。

 

ルビィ「鞠莉ちゃん、どうだった?」

鞠莉「ビックリしたわ! みんなありがとう!」

梨子「第1段階は大成功ね。」

花丸「次の作戦に移るずら~!」

千歌「ダイヤちゃん!」

ダイヤ「わかってますわ!」

鞠莉「まだあるの??」

 

ダイヤが部屋を出るが、すぐに戻ってきた。

 

ダイヤ「入ってきてくださいませ!」

 

その合図でドアが開くと...

 

鞠莉「...っ! パパ! ママ!」

 

鞠莉パパ&ママ「「鞠莉、誕生日おめでとう!」」

 

鞠莉「っ!」

 

両親の登場にいてもたってもできず、抱き付いた。

 

鞠莉「どうしてこっちに?」

鞠莉パパ「どうしてって、今日は大切な娘の誕生日だ。仕事なんかしてられないよ。」

鞠莉ママ「パパの言う通りよ。」

鞠莉「ありがとう! パパ! ママ!」ウルウル

 

ここに小原の親子が集まった。

 

ガイ「サプライズ大成功だな。」

果南「良かったよぅ...。グスッ。」

ダイヤ「果南さん、泣いてますの?」ウルウル

果南「そういうダイヤだって目が赤いよ...。」

 

このあとは盛大な誕生日パーティーが開かれた。

プレゼントには、曜とルビィからはドレスを、梨子と千歌からは楽曲を、花丸と善子からはネックレスを、果南とダイヤからは御守りを、ジャグラーからはオルゴールが渡された。

 

鞠莉ママ「パパと私からはこれを。」

鞠莉「ペンダント?」

 

中を開けるが、写真は無い。

 

鞠莉パパ「今日の家族写真をそこに入れたら完成するんだ。」

ガイ「それなら自分が写真を撮りましょう。」

 

鞠莉を真ん中に、親子が並ぶ。

 

ガイ「撮りますよ。はい、チーズ。」

 

パシャパシャ

 

撮影した写真をすぐに現像し、ペンダントに合うように加工し、完成させる。

 

鞠莉パパ「これがパパとママからのプレゼントだ。」

 

この日、主役の鞠莉はもちろん、果南やダイヤ、2年生も1年生も涙が止まらなかった。

 

 

 

 

 




5thライブお疲れさんでした!( ロ_ロ)ゞ
両日参加でき、楽しかったです!
2日目に関しては、座席がアリーナX3という最前ブロックで、ステージがかーなーり近くてぶち上がりましたね~。
Aqoursの9人,Saint Snowの2人,Saint Aqours Snowの11人を近くで応援できて感無量でした(泣)。

初日には、この小説を読んでくださってる読者さんとエンカしまして感想をいただけて良かったです!

そして5thライブといえば、ドームに集まった約4万人でAqoursに届けた『虹』ですよ!
まさかあんな感動的なことになるとは思いませんでした。
虹(初日は白色、2日目はみかん色)になれて嬉しかったです(^^)

P.S.しゅかの白タイツはヤバい(笑)


あ、しゅかに関連して、ソロデビューおめでとう!
サプライズすぎてビックリしたけど、彼女を支えていくつもりでずっと応援していきます!
俺に限界はねぇ!!

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