ウルトラマンオーブ × ラブライブ!サンシャイン!! 作:パピー@ウルトラブライバー
戦いはありません。
どうぞ。
~30分前~
千歌「ジャグラーさん! 練習を見ていってください!」
と、お願いをされたジャグラーだったが...
~現在~
JJ「高海、お前はまだ半歩遅れている。」
千歌「は、はい!」
JJ「渡辺、お前はキレが良くなってきたが少し早いな。」
曜「わかりました。」
JJ「桜内、お前は体力は付いてきてるが抑えろ。オーバワークになるぞ。少し休め。」
梨子「え、そこまでわかるのですか...。」
3人の動きを完璧に把握し、的確なコメントを残していた。
花丸「ジャグラーさんすごいずらぁ。」
ルビィ「ルビィあそこまで見抜けないよ。」
この2人もジャグラーの観察力に驚いていた。
さらに30分後...
JJ「国木田、運動が苦手な割にはかなり上手いぞ。」
花丸「ほんとずら? やったずら~!」
ルビィ「良かったね花丸ちゃん!」
JJ「それから黒澤。」
ルビィ「ピギッ...は、はい...」
JJ「お前はなぜそんなに上手いんだ...?」
なんと、花丸とルビィはジャグラーに褒められたのだ。
その裏で2年生はかなり小さな声で...
千歌「ジャグラーさんってあんなんだったっけ?」
曜「わからない...。」
梨子「まさか、あれも闇の仕草じゃ...?」
JJ「なぁにしてるんだお前ら?」
ちかようりこ「ふぁぁ!?」
ジャグラーの行動はもはやダンスの先生に匹敵するくらいだった。
さらに時間は過ぎて本日最後の練習。
淡島にある淡島神社に登るための階段を使った階段ダッシュをすることに。
千歌「さ、今日最後の練習だよ!」
花丸「この階段を登るずら!?」
ルビィ「最後までいけるかな...。」
梨子「自分のペースで走れば大丈夫だよ。」
曜「私たちもまだ途中で休憩しないと登れないから、二人も休憩しながらで大丈夫だよ。」
千歌「ジャグラーさんは最後を走ってくだs...。」
JJ「走りはしない。だが上には行ってやる。」
千歌「じゃあ、μ's目指して、よーいどん!」
5人は走って、ジャグラーは歩いて頂上を目指した。
このとき、ジャグラーは花丸に目を配っていた。
同じ時、1人の少女とガイが淡島に着いた。
ガイ「ん? 君は浦の星って学校の...?」
少女「あら、あなたは先日理事長室でお会いしましたわね。私は黒澤ダイヤです。浦の星の生徒会長ですわ。」
ガイ「黒澤ダイヤか。俺はクレナイガイだ。よろしく。」
ダイヤ「ガイさんですわね。よろしくお願いいたします。」(ペコリ
2人は軽く自己紹介を済ませて淡島に来た理由を話していた。
ガイ「ダイヤはなぜここに?」
ダイヤ「実は...妹のお友だちからお呼びだしされたのです。妹の気持ちを聞いてあげてほしいと。」
ガイ「ん? 妹...黒澤...。まさか、妹って黒澤ルビィのことか?」
ダイヤ「えっ! 妹を、ルビィを知っているのですか!?」
ガイ「あぁ、ちょっと前に知り合ってね。てことは、そのお友だちは国木田花丸じゃないか?」
ダイヤ「あ、当たっていますわ...。」
ここにきてダイヤとの繋がりができたのだ。
ダイヤ「ガイさんはなぜこちらに?」
ガイ「さっき淡島に千歌たちが向かうのを見つけてね。なんならその中にルビィと花丸の姿もあったな。...ん? 待てよ? なんでスクールアイドル部にルビィと花丸が居るんだ?」
ダイヤ「ルビィ...やはりそういうことですのね...。」
ガイ「どうしたんだ?」
ダイヤ「い、いえ、何でもありませんですわ...。」(ホクロポリポリ
ガイ「???」
そして、ダイヤが淡島神社に登る階段の中腹にあるテラスに行くとのことで、ガイはそれに同行した。
階段ダッシュをしているメンバーは...
ルビィ「ふっ...ふっ...。」
花丸「はぁ...はぁ...。」
ルビィは2年生たちとの距離はあるが、階段を登る体力がまだある。しかし花丸はルビィの後方で歩いて登っていた。
するとルビィは立ち止まり、2年生に「先に行っていてください、あとから追い付きます」と言い残し、花丸のもとに駆け寄った。
その様子をさらに後方のジャグラーが見守る。
ルビィ「花丸ちゃん、一緒に行こう。」
花丸「ダ、ダメ...だよ、ルビィ...ちゃん。」
ルビィ「えっ...?」
花丸「ルビィちゃんは...前を向かなきゃ...夢に向かって....走らなきゃ...。」
ルビィ「でも...。」
花丸「やりたいんでしょ、スクールアイドル。」
ルビィ「...うん。」
花丸「行って...ルビィちゃん。」
そして、ルビィは決意を固めた顔つきになり階段をかけ上がっていった。
その姿を見た花丸は階段を下り始めた。
JJ「満足したか?」
花丸「満足とは違いますけど、ルビィちゃんの夢を叶えるのがまるの夢だったずら。今その願いが叶ったから、まるは幸せずら...。」
そう言い残した花丸はそのまま下りていった。
JJ「ハァ...国木田も国木田なら、黒澤も黒澤だ。まだまだ面倒を見なきゃならないのか...。ま、こんな日も悪くはねぇな。」
そう言うと、ジャグラーは頂上に向かって歩き出した。
淡島神社に登る階段の中腹にあるテラスに着いたダイヤとガイ。
しばらくすると2人のよく知る少女が現れた。
ガイ「花丸じゃないか。」
花丸「ガ、ガイさん! もう動いて大丈夫ずら?」
ガイ「かなり良くなったよ。看病ありがとな。」
花丸「どういたしましてずら!」
ダイヤ「花丸さん...。」
花丸「来てくれましたね、ダイヤさん。あの...ルビィちゃんの気持ちを聞いてあげてください!」
ダイヤ「あっ...。」
ガイ「...。」
花丸は勢い良く階段を下りていった。
ダイヤ「そんなのわかっていますわ...。」
ガイ「ダイヤ...。」
すると...
ルビィ「お姉ちゃん??」
ダイヤ「ルビィ、なぜこんなところに?」
千歌「あ、いえ、これは決してルビィちゃんが悪いわけでは...。(焦)」
ダイヤ「わかっていますわ...。」
ルビィは不安げにダイヤを見つめたが、ダイヤは優しい笑みを返してルビィを安心させた。その顔を見たルビィは意を決してダイヤに歩みよった。
ガイはルビィと入れ替わるように動き、2年生に合流した。
ルビィ「お姉ちゃん。ルビィね...。」
翌日の放課後、部室には2年生とガイとルビィが居た。
ルビィは千歌に入部届を提出した。こうしてルビィはAqoursのメンバーになれたのだが、少し浮かない顔をしていた。
それに気付いたガイは...
ガイ「ルビィ、図書室に行ってこい。」
ルビィ「えっ?」
ガイ「昨日の様子から、お前は花丸のことを知ってたんだろ? だがそれを言えば花丸がここまでしてくれたことに泥を塗ることになる。だから心の中に自分の想いを閉じ込めた。違うか?」
ルビィ「うぅ...花丸ちゃんは...。」
ガイ「そっから先は直接本人に伝えな。今頃俺と同じようなお節介を焼いてるやつが図書室に居るだろうからな。」
同時刻、図書室に居る花丸はスクールアイドルの雑誌を開き、星空凛のページを見ていた。
そこに、ガイの言うお節介焼きが現れる。
JJ「スクールアイドルのこと、やっぱ好きなんだろ?」
花丸「ジャグラーさん...。」
JJ「それに昨日のお前の行動、気付かれてたみたいだ。」
花丸「えっ...?」
ルビィ「花丸ちゃん!」
花丸「...っ!」
図書室に息を切らしたルビィが入ってきた。
ルビィ「花丸ちゃん、ルビィ全部知ってるよ!ルビィのために体験入部を考えてくれたことも、お姉ちゃんに話をしてくれたことも、ルビィの背中を押してくれたことも!」
JJ「お前らはお互いを大切にしすぎた。だから大切なことを、言いたいことを言えなかった。そうだろ?」
花丸「...。」
ルビィ「そこにいる凛ちゃんもね、自分はスクールアイドルに向いてないって最初は思ってたんだ。」
花丸「...っ!」
ルビィ「それに花丸ちゃん、みんなと居た時すごく良い笑顔だったよ? だから思ったの。花丸ちゃんもルビィと同じくらいスクールアイドルが大好きなんだって!」
花丸「おらには...。」
ルビィの想いを聞き、心が揺らぎ始める花丸。
そこに千歌・曜・梨子とガイも合流した。
千歌「花丸ちゃん、私だってダンスはまだまだだよ?でも、私はスクールアイドルをやりたいからやってるんだ。」
曜「私も!」
梨子「私もよ。あと千歌ちゃんに足りないのは歌詞を早くに書くことかなぁ?」
千歌「梨子ちゃんそれ言っちゃダメ~!」
少し離れた所では...
ガイ「俺らのお節介はここまでみたいだな。」
JJ「ようやく開放されるのか。全く、世話する身にもなってくれ。」
ガイ「その割には随分と花丸とルビィを気にかけてたみたいじゃん?」
JJ「うるせぇ...。」
優しい目で5人の様子を見守るのだった。
そして、ルビィは昨日から抱いていたとびきりの一言を言う。
ルビィ「ルビィ、スクールアイドルがやりたい!花丸ちゃんと!」
そのあと、千歌は「できるかどうかじゃない。やりたいかどうかだよ!」と言って、花丸に手を差し出す。曜も梨子も手を出した。
花丸はルビィを1度見る。ルビィは笑顔で花丸を見つめる。
そして花丸は差し出された手をルビィと共にとり、晴れてAqoursのメンバーとなった。
Aqoursは5人となったのだ。
続く。
今回も長文でしたが、読んでいただきありがとうございます!
いや~、ジャグジャグが大活躍しましたね(笑)
彼は根は優しいんですよ!(たぶん)
これにて4話は終了で、次回からは5話に突入です。
5話もジャグジャグには頑張ってもらいますよ~!
お楽しみに!