ウルトラマンオーブ × ラブライブ!サンシャイン!!   作:さすらいの風来坊

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あぁ、早く9人になるAqoursを描きたいよぉ。
3年生推しの方々、もうしばらくお待ちください(>_<)

あと、7話にはSaint Snowも出演するので、お楽しみに!




【6-1】PVを作ろう/統廃合脱却作戦

ガイ「それは本当の話か...?」

梨子「はい...。正式に決まったわけではないですが、私たちはそう聞きました...」

 

ガイが驚くその理由とは、浦の星女学院が統廃合するという話を聞いたからである。

梨子をはじめ、曜,ルビィも表情が暗い。

だが千歌は...

 

千歌「だって、廃校だよ! 音ノ木坂と一緒だよ~!」

ガイ「学校が無くなるのになぜそんなに喜ぶ??」

千歌「ガイさんわかってないなぁ~。」

ガイ「えっと...どういうことだ...?」

千歌「学校が廃校ってことは、私たちが学校を救うってことだよ!」

ガイ「そ、そうなのか...?」

 

千歌の説明で半分は理解したガイ。

すると梨子とルビィが音ノ木坂学院と伝説のスクールアイドル『μ's』のことを丁寧に且つ詳しく説明してくれた。

 

さらに、千歌よりキラキラした目をしている人物が1人...

 

花丸「統廃合~~!」

 

統廃合先が沼津という都会という所に未来を感じたのか、花丸はワクワクした様子だ。

 

善子「相変わらずね、ずら丸は。昔からこんな感じだったし。」

曜「そーなの?」

善子「ええ。幼稚園の頃、人が近づくと反応して点灯するライトを見た時も、『未来じゅら~!』って興奮してたわ。」

ガイ「そういう善子は統廃合についてはどうなんだ?」

善子「そりゃぁ統廃合した方がいいに決まってるわ! 私みたいに流行に敏感な生徒も集まってるだろうし!」

花丸「善子ちゃんもずらか! 良かったずら~。中学の頃のお友達に会えるずら~。」

善子「統廃合絶対反対!」

ガイ「あっはははは...(苦笑い)」

 

善子の反対理由は恐らく堕天使だろう。

すると、『バン!』と机を叩く音がしたのでそちらを向くと...

 

千歌「とにかく! 廃校の危機が学校に迫っていると分かった以上、Aqoursは学校を救うため行動します!」

 

と、高らかに宣言した。

 

曜「ヨーソロー! スクールアイドルだもんね!」

梨子「で、具体的にはどうするつもりなの?」

 

と、梨子が千歌に疑問を投げかけると...

 

千歌「えっ...?」

 

漫画やアニメによくある『風が吹く』というオチが盛大に完成した。

 

 

気を取り直して、千歌たち6人とガイは活動の中身を考えていた。

その結果、内浦の良い所を紹介するビデオを作るのはどうかという案が出され、賛成多数で可決した。

だが、梨子はある不安を抱えていた。

それに気付いたガイは...

 

ガイ「梨子、何か不安なことでもあるのか?」

梨子「えっ! そんなことは...。」

千歌「梨子ちゃん、言ってほしいな。」

梨子「わかったわ。沼津や内浦のことを悪く言うつもりじゃないの。ただ、沼津や内浦に怪獣とウルトラマンが現れるでしょ? ウルトラマンは壊れた街を最後に直してくれるけど、そんな状態の沼津や内浦を紹介してもいいのかなって思うの...。」

 

梨子の言うことは間違いではない。沼津や内浦に怪獣とウルトラマンが現れているのは事実。

いくらウルトラマンが破壊された街を修復しているからといっても、怪獣が現れる街に好んで住もうとは思わないだろう。

 

しかし、やってみないと何も始まらない。なので梨子の意見も参考にしながら沼津や内浦を紹介する動画の撮影を行った。この撮影にはガイも同行した。

ちなみに、ポジションはカメラマンだ。

 

1日を使って沼津や内浦を巡り撮影を終わらせたAqoursとガイは『松月』というお店に来ていた。

各々注文を済ませて席に着いたメンバー。

ここで善子が疑問を投げかける。

 

善子「で、どうして喫茶店なわけ?」

ルビィ「もしかして、この前騒いで家族の人に怒られたり...。」

千歌「ううん、違うの。梨子ちゃんがしいたけいるなら来ないって...。」

梨子「別に行かないとは言ってないでしょ? 繋いでおいてって言ってるだけよ!」

曜「ここら辺じゃ放し飼いにしてる人の方が多いかも...。」

梨子「そんなぁ...。」

 

そのやり取りを聞いたガイは隣に居る曜に...

 

ガイ「梨子って相当な犬嫌いなのか?」

曜「はい...。千歌ちゃん家に『しいたけ』って犬が居るんですけど、しいたけは大人しい性格で、梨子ちゃんを気に入ってるみたいなんですが、梨子ちゃんはダメみたいで...。」

ガイ「重症だな...。ん?」

 

ここでガイはこちらに向かってくる小さな影に気付いた。

 

???「わん!」

梨子「またまたぁ。」

 

まだ余裕な様子だ。

 

???「わん!」

梨子「えっ...?」

 

梨子が鳴き声のする方向に目を向けると、そこには小さくて可愛らしい黒い犬が居た。

 

梨子「ヽ(ヽ゚ロ゚)ヒイィィィ!」

千歌「こんな小さいのに!?」

梨子「大きさは関係ないのよ! その牙! そんなのに噛まれたら...死!」

 

どうやら犬の牙がダメらしい。なので、犬という動物が心の底から嫌いというわけでは無いみたいだ。

 

千歌「噛まないよ~。ね~、わたちゃん。」

わたあめ「わん!」

 

『わたちゃん』こと『わたあめ』という子犬を千歌は抱き上げる。

 

梨子「あ、危ないわよ! そんなに顔を近づけたらぁ...」

千歌「あ、そうだ! わたちゃんで少し慣れるといいよ!」

 

千歌はそう言って、わたちゃんを梨子に近づける。

目と鼻の先ほどの距離となった時、わたちゃんが梨子の鼻先をペロリと舐めた瞬間...

 

梨子「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

と、声をあげてトイレの中に入り、ご丁寧に鍵まで閉めた。

 

ガイ「(本当に重症らしいな...。)」

 

これに関してはガイには何もできなかった。

 

その後、多少の会議はできたが曜と善子は沼津行きの終バスが来たために帰宅。

ルビィも門限とまではいかないが、ダイヤから言い付けられた帰宅時間が近づいていたために花丸を掴みながら帰宅した。

 

よって、本日のAqoursの活動はこれにて終了となった。

 

ちなみに、今まで1年生の3人に振り回されたジャグラーは十千万で安らかな1日を過ごしていた。

 

JJ「(あぁ~良い湯だなぁ。)」

 

 

続く。 




今回も読んでいただき、ありがとうございます!

ジャグジャグは2話に渡る活躍だったので、今回は慰安を兼ねたお休みです(笑)
存分に満喫していただきましょうか(笑)

また次回お会いしましょう!

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