ウルトラマンオーブ × ラブライブ!サンシャイン!!   作:さすらいの風来坊

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皆さんのお待ちかね、あのスクールアイドルが出ます!


【7-2】TOKYO/華麗なる雪の二人組

東京駅までの道中、何回か乗り換えをするのだが梨子が先頭に立ち残りのメンバーを率いる。

そして事前に調べていた予定の電車に乗ることができ、計画通り東京駅に着いた。

 

東京駅に着いた一行は全員で秋葉原にある『神田明神』に寄るため、秋葉原に到着したのだ。

だが誘惑の多い場所なため、着いて早々みんな行きたい場所に行ったり、花丸とルビィが途中ではぐれたりしてなかなかまとまらない。

 

そのはぐれた花丸&ルビィが千歌&梨子と合流して、梨子か安心して息をはき、ふととある看板を見ると...

 

『壁クイ』

 

という貼り紙が目に入った。

 

梨子「か、壁...クイ...。」

 

なんだか梨子の様子がおかしくなり始めた。

 

梨子「千歌ちゃん、私、おトイレに行ってくるからね!(焦)」

千歌「えぇ! 梨子ちゃんまでどっか行っちゃうの!?」

 

そんな千歌の声がするが、梨子は『壁クイ』のお店に消えていった。

 

 

一方で、6人がわちゃわちゃしているのと同じ時間、ガイも秋葉原を散策しているのだが、ジャグラーに頼まれた土産のお店に向かっていた。

 

ガイ「おっと...ここがそのお店か。結構雰囲気が出てるな。」

 

ガイは目的のお店に到着した。

そして扉を開けて中に入った。

 

???「いらっしゃいませ~! お客様は1名ですか?」

ガイ「えぇ、はい。」

???「空いているお席に座ってお待ちください!」

 

ガイはお店の人の言う通りに席に着いた。

お店の人は白の割烹着にサイドテールが特徴の女性だ。

それからメニューを開き、何を食べようか吟味する。

すると、接客してくれた女性が...

 

女性店員「当店のおすすめは『ほむまん』ですよ♪」

ガイ「おすすめには目がないんでね。ほむまんを2個ください。」

女性店員「かしこまりました! お母さーん、ほむまん2個~!」

ガイ「(あの店員さんの元気ある接客は、こっちに元気と笑顔をくれるようだな。)」

 

数分して、注文していたほむまんが運ばれてきた。

 

女性店員「お待たせしました! ほむまんです!」

ガイ「おぉ、美味しそうだ...。」

 

ほむまんを一口食べると...

 

ガイ「...うまい。」

 

あまりの美味しさに小声で言うことが精一杯だった。

 

女性店員「どうでしょうか??」

ガイ「あぁ、すげー美味しいよ! あんこは甘すぎないし、生地も絶妙な柔らかさだよ。」

女性店員「ありがとうございます!(^^)」

ガイ「このほむまんを土産に頼まれていてね。明日の15時くらいに取りに来るから、10個入りを2箱頼みたい。」

女性店員「お土産ですね! 明日10個入りを2箱。用意してお待ちしています!」

ガイ「ありがとう。」

女性店員「あの!取りに来た方だとわかるようにお名前を控えても良いですか?」

ガイ「あぁ。クレナイガイだ。」

女性店員「ガイさんですね!明日お待ちしています! あ、念のため私の名前もお伝えしますね。私は高坂穂乃果です! この名前を言っていただければ大丈夫です!」

ガイ「穂乃果さんか。わかった。ありがとうな。」

 

ジャグラーに頼まれた土産を注文したガイは穂むらをあとにし、神田明神へと向かった。

 

 

夕方、千歌たちは神田明神の男坂に居た。

そこには巫女の姿をした曜が居る。なんでも神社に行くのだから巫女の姿になりたいらしい。

 

そして千歌の合図で男坂の階段を全員が登りきると、境内に同じような制服を着た2人の少女がアカペラで歌っていた。

1人はサイドテールの髪型の少女:鹿角聖良、もう1人はツインテールの髪型の少女:鹿角理亞。

 

千歌「...?」

 

すると2人の少女が千歌たちの存在に気付く。

 

聖良「こんにちは。」

千歌「こ、こんにちは...」

聖良「あら? もしかしてAqoursの皆さんですか?」

千歌「嘘...どうして...?」

 

聖良は千歌の正体を瞬時に把握した。

 

聖良「PV見ました。素晴らしかったです。」

千歌「あ、ありがとうございます...。」

 

聖良は以前公開したPVを視聴していたようで、Aqoursを知っていたのだ。

 

聖良「もしかして、明日のイベントでいらしたんですか?」

千歌「えっ? あぁ...はい...。」

 

千歌が答えると聖良は笑みを作り...

 

聖良「そうですか...楽しみにしてますね。」

 

と言ってAqoursの横を通りすぎる。

そして、聖良の後を追うようにいきなり走り出した理亞は1年生3人の手前で手を地面に付け、側転からバク転を見せつけ、着地した。

 

 

時間は数分前、理亞が側転からバク転をするために走り出したとき...

 

???「遊びの時間の始まりだ。」

《EXレッドキング》

 

 

理亞が着地した瞬間...

 

ゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!

 

地震のような揺れが秋葉原を襲う。

すると地面からがっしりした肉体と剛腕のEXレッドキングが出現し、街を破壊しはじめた。

 

EXレッドキング「キシャァァァァ!」

 

理亞「ね、姉様...。」

聖良「何なのですかあれは...。」

ガイ「ここは危険だ! 少しでも遠くに!」

千歌「みんな、避難しよう! 2人も着いてきてください!」

 

怪獣の出現と同時に、神田明神にガイが現れる。

千歌たちに聖良と理亞は怪獣から遠ざかるように逃げるが、ガイは怪獣の方へ走り出す。

 

曜「ガイさんそっちは危険ですよ!」

ガイ「俺は平気だ! こっちは饅頭を守らないといけないんだよ!」

 

そしてガイは誰も居ない路地裏でオーブリングを掲げる。

 

ガイ「タロウさん!」

《ウルトラマンタロウ》(トワァ

 

ガイ「メビウスさん!」

《ウルトラマンメビウス》(シェア

 

ガイ「熱いやつ、頼みます!」

《フュージョンアップ! ウルトラマンオーブ バーンマイト。》

 

オーブ「オォリャァァ!」

 

登場と同時に空中で捻りを効かせ、スワローキックをEXレッドキングに1発入れた。

 

オーブ「紅に燃えるぜ!!」

 

ちかようりこ「オーブさんだ!」

花丸「ルビィちゃん! オーブさんずらよ!」

ルビィ「オーブさん、頑張ルビィ!」

善子「オーブ...カッコいい...!」

 

オーブの登場にAqoursは目を輝かせた。

一方、聖良と理亞は...

 

聖良「あれがウルトラマンオーブですか...。」

理亞「初めて近くで見る...。」

 

 

続く。




Saint Snowの二人が初登場!!
そして、穂乃果も登場!!

ガイさんが穂むらに行く様子を描きたくて物語に入れました!
それにしても、ジャグラーは穂むらの情報をどうやって知ったのか(笑)

次回はオーブの戦いとスクールアイドルワールドの本編です!

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