ウルトラマンオーブ × ラブライブ!サンシャイン!!   作:さすらいの風来坊

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ついに11月です。
4thライブまであと2週間!
Aqoursや皆さんにとって最高の2日間になるよう祈ります!

あと私事ですが、極クリスタル・ルーブコウリン・オーブリングNEOを買いました(笑)
これでドームライブをAqours色に染めあげろ!


【9-1】未熟DREAMER/3年生の謎

季節は夏。場所は十千万のロビー。

 

ルビィ「夏祭りですか!」

花丸「屋台も出るずら?」

善子「これは...痕跡?微かに残っている気配...。」

 

夏祭りと聞いてわくわくするルビィに、のっぽパンをほおばる花丸に、椅子に横になり堕天使が絶賛降臨中の善子。

そんな善子をルビィが見て...

 

ルビィ「どうしよう...東京に行ってからすっかり元に戻っちゃって...。」

花丸「ほっとくずら...。」

 

幼稚園からの幼馴染みの花丸はバッサリと切る。

 

梨子「それより、しいたけちゃん本当に散歩でいないわよね...。」

 

相変わらずしいたけに警戒する梨子。

 

曜「千歌ちゃんは夏祭りどうするの?」

 

店番なのだろうか、十千万の受付に突っ伏している千歌に曜が問いかける。

東京のイベントに呼ばれたAqoursは沼津や内浦ではちょっとした有名人になり、今度行われる花火大会への出演依頼が来ているのだ。

 

千歌「そーだねー、決めないとねぇ...。」

善子「沼津の花火大会って言ったら、ここら辺じゃ一番のイベントよ。そこからオファーが来てるんでしょ?」

 

沼津の花火大会は1年を通してかなり規模の大きいイベントなのだ。県内外からの来場者も多い。

なので、Aqoursの名前を広める良い機会なのだ。

だが祭りまでの期間が短い上に、夏祭りに披露する曲や振り付けも決まってない。

 

曜「私は、今は練習を優先した方がいいと思うけど...。」

梨子「千歌ちゃんは?」

千歌「うんっ! 私は出たいかな!」

 

柱からひょっこり顔を出し、5人に笑いかける千歌。

 

千歌「今の私達の全力を見てもらう。それで駄目だったら、また頑張る。それを繰り返すしかないんじゃないかな?」

曜「ヨーソロー♪ 賛成であります!」

善子「ギラン!」

 

みんな、千歌の意見に賛成のようだ。

 

梨子「変わったよね。千歌ちゃん。」

曜「...うん。」

 

千歌は素直に自分の意見を述べたのだが、表情が明るくない。

 

曜「千歌ちゃん? どうしたの?」

千歌「えっと...果南ちゃん、どうしてスクールアイドル辞めちゃったんだろうって...。」

 

千歌はダイヤから聞いた話の中に出てきた果南について考えていた。

 

善子「生徒会長が言ってたでしょ? 東京のイベントで歌えなかったからだって。」

千歌「でも、それで辞めちゃう果南ちゃんじゃないと思う...。」

 

千歌と果南は曜と同じく小さい頃からの幼馴染み。なので、果南のことや性格もわかってるはずなのだが、千歌の中では何かが引っ掛かるらしい。

 

と、そこへ店の手伝いをしているガイが現れる。

 

ガイ「おっ、休憩か?」

梨子「はい。休憩がてら今後の予定を話していました。」

ガイ「なるほどな。俺はもう少ししたら手伝いが終わるから、そしたら合流するからな。」

ルビィ「お忙しい中ありがとうございます!」

ガイ「いいんだよ。じゃ、またあとでな。」

 

一行は練習再開のため十千前の海岸に移動した。

そして再び休憩に入る。

Aqoursは果南のことを考えていた。主に千歌と曜が果南との関係や昔あったことなどを話して、メンバーと考えるのだ。

 

千歌の話の1つにこんな出来事があった。

 

千歌は幼い頃果南と桟橋から飛び込む遊びをしていた。

当時の千歌からすれば、桟橋から飛び込むなど怖くてできなかったが、果南は物怖じせず先に飛び込んだ。そして、「千歌にもできるから。」・「辞めたら後悔する。」・「絶対できるから。」などの言葉で励まし続け、千歌は意を決して桟橋から海に飛び込むことが出来た。

 

そんな過去の様子から、2年前の果南が東京のイベントで歌えなかったから諦めるなど千歌と曜からすれば果南であって果南ではないとのこと。

 

ルビィ「とてもそんな風には見えませんけど...あ、すみません...。」

善子「まさか、天界の眷属が憑依!?」

千歌「もう少し、スクールアイドルをやっていた頃の事が分かればいいんだけどなぁ...。」

曜「ダイヤさんから聞くまで全然知らなかったもんねぇ。」

 

しばらく沈黙した時間が続いたが、果南のスクールアイドル事情を知る人物が居ないか考えていたが、2年生の3人はそのことを知ってそうな人物を注目して...

 

千歌「ルビィちゃん、ダイヤさんから何か聞いてない?」

曜「小耳にはさんだとか?」

梨子「ずっと一緒に家にいるのよね。何かあるはずよ?」

 

そう、果南とダイヤは同じグループでスクールアイドルをやっていた。そしてダイヤの妹であるルビィなら何か知っているはずだと思い、ルビィに話を聞く算段だ。

 

ルビィ「う...うゆ...。」

 

まさか自分に話を振られるとは思ってなかったルビィは冷や汗を流し、その場から逃げた。

 

曜「あっ! 逃げた!」

千歌「善子ちゃん!」

善子「ギラン!」

 

逃げるルビィを捕まえるため、千歌は善子にルビィ捕獲を命じた。

その善子はルビィに追い付き...

 

善子「堕天使奥義...堕天流鳳凰縛!!」

ルビィ「ピギャァァァァァ!!」

 

善子は『堕天流鳳凰縛』こと『コブラツイスト』をルビィにかけ、ルビィは捕獲された。

その善子に天罰が下される。

 

花丸「やめるずら~。」

善子「はい...。」

 

と、花丸が善子の頭に軽いチョップをお見舞いしたが...

 

ガイ「お前ら、何やってるんだ...?」

 

旅館の手伝いを終えたガイが合流したのだが、タイミングが良いのか悪いのか、コブラツイストの場面に遭遇したのだった。

 

 

場所は変わり、浦女のスクールアイドル部部室。

 

ちかようりこ「本当に??」

ルビィ「はい...ルビィが聞いたのは、東京のライブがうまくいかなかったって話ぐらいです。それからスクールアイドルの話はほとんどしなくなっちゃったので...。」

 

ガイも交えてルビィから2年前の情報を聞いたが、内容はダイヤの話と同じだった。

 

ルビィ「ただ、逃げた訳じゃないって...。」

梨子「逃げた訳じゃない...?」

 

ルビィから得られた話で唯一引っ掛かる部分は『逃げた訳じゃない』だけだった。

その他の情報は無い。果南とダイヤがスクールアイドルを辞めたのは東京のイベントで歌えなかっただけなのか。

そして、鞠莉が千歌たちのスクールアイドル活動を支える理由は何なのか。

謎が深まるばかりだった。

 

 

続く。




11/2は....諏訪ななかさんの誕生日!!
すわわおめでとうございます!(*^^*)
それと、サンリオピューロランドでのイベントお疲れさんです!( ロ_ロ)ゞ

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