ウルトラマンオーブ × ラブライブ!サンシャイン!!   作:さすらいの風来坊

30 / 117
4thライブまであとちょうど2週間!
劇場版公開まであと9週間!
ワクワクしてきましたね~(^^)

それから、2日に「宇宙戦艦ヤマト2202」の劇場版を見に行きました。まぁ、ありしゃが出演しているのとヤマトが好きだからです。
で、ありしゃが演じる「日下部うらら」ってキャラは「波動実験艦 銀河」って船の乗組員でした。
ここでふと思ったのが、銀河→ギンガ→Galaxyです。

ありしゃは、ウルトラマンギンガの映画で「アレーナ」という役を演じていて、ラブライブ!サンシャイン!!のAZALEA:黒澤ダイヤとして「Galaxy Hide and Seek」を歌ってるなと気づきました。

どれだけ銀河に愛されてるんだろ(^^;)

あと、ヤマトの映画でのありしゃの声はダイヤさんとは違った威厳がありました。


【9-3】未熟DREAMER/果南の復学

駿河湾海底

 

 

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ...

 

 

海底地震のような揺れがここ数日頻繁に発生していた。

 

???「フガァァァァ」

 

 

富士山樹海

 

 

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ...

 

 

富士山の周辺でも不気味な揺れが頻繁に発生していた。

 

???「ゼットン」

 

 

浦の星女学院

 

今はちょうどお昼休みの時間。千歌,曜,梨子はベランダで3年生のことを話し合っていた。

 

千歌「果南ちゃんが?」

曜「うん。今日から学校に来るって。」

梨子「それで、鞠莉さんは?」

曜「まだ分からないけど...。」

 

果南は今日から復学するのだが、今朝の鞠莉と果南の出来事を知っている3人はどうしても心配になってしまう。

 

ちかようりこ「ん...?」

 

すると、上の階から何かが舞うように落ちてきた。

 

曜「くんくん...。」

 

何やら曜がひくひくと鼻を動かし...

 

曜「制服ぅ!!」

ちかりこ「だめぇっ!」

 

なんと、ベランダの手すりを越えてその何かをキャッチしようとして飛び出したのだ。

それを千歌と梨子がギリギリで引き留める。

 

ちかりこ「ふぅ...。」

曜「これって...スクールアイドルの...?」

 

上の階からスクールアイドルの衣装が落ちてきたということは、少なからずダイヤ,果南,鞠莉が絡んでいる。なので千歌,曜,梨子は3年生の教室へ向かうことにした。

 

 

3年生の教室に到着した2年生3人。そこには人だかりができており、その中には1年生のルビィ,花丸,善子も居る。

すると教室から...

 

果南「放して! 放せって言ってるの!」

鞠莉「良いと言うまで放さない!」

 

なにやら言い争いらしい。

千歌たちは人混みを掻き分けて前に出ると、鞠莉が果南にしがみつき、果南がそれを引き剥がそうとしているという光景があった。

 

鞠莉「強情も大概にしておきなさい! たった一度失敗したくらいでいつまでもネガティブに!」

果南「うるさい! いつまでもはどっち! もう2年前の話だよ! 大体今更スクールアイドルなんて! 私達もう3年生なんだよ!」

 

果南が荒げた声で鞠莉に言う。

今朝の出来事がさらに悪化している。

 

ダイヤ「2人ともおやめなさい! 皆見てますわよ!」

 

果南と鞠莉に注意するダイヤ。

 

鞠莉「ダイヤもそう思うでしょ!」

ダイヤ「お辞めなさい! いくら粘っても果南さんが再びスクールアイドルを始める事はありません!」

 

ダイヤは果南の肩を持つ。

 

鞠莉「どうして!? あの時の失敗をそんなに引きずる事!? ちかっち達だって再スタートを切ろうとしてるのに何で!」

果南「千歌たちとは違うの!」

 

そんな状況の中、突撃を決心した千歌が教室の中に入っていく。そして果南達の前に立った千歌に、自然と皆の視線が集中する。

 

果南「千歌...?」

 

果南,鞠莉,ダイヤの3人を目の前にし、千歌は仁王立ちし、息を吸い込む。

 

千歌「いい加減に.................しろ――――――――っ!!!!!」

 

次の瞬間、廊下の窓が外れたり割れたりするかしないかくらいガタガタと音を立てて揺れる程の声量でダイヤ,果南,鞠莉を怒鳴った。

 

千歌「もう! なんかよく分かんない事をいつまでもずーっと! ずーっと! ずーっと! 隠してないでちゃんと話しなさい!!」

果南「千歌には関係...。」

千歌「あるよ!!!」

ダイヤ「いや...ですが...。」

千歌「ダイヤさんも鞠莉さんも果南ちゃんも、3人そろって放課後部室に来てください!!」

果南「いや...でも...。」

千歌「いいですね!?」

ダイかなまり「は...はい...。」

 

千歌がダイヤ,果南,鞠莉を圧倒した。

 

曜「千歌ちゃん凄い。3年生相手に...。」

千歌「あ...。」

 

千歌は3年生相手とは知らずに怒鳴ったらしい。

周りのギャラリーは千歌が怒鳴っている間は誰も逆らえなかった。

 

 

昼下がり。

千歌から少し早めに部室に来てほしいと連絡があったガイは放課後のチャイムを浦女の正門前で待っている。

 

キーンコーンカーンコーン

 

放課後のチャイムが鳴った。ガイは予定通り部室に向かった。

1年生,2年生、さらに千歌に部室に来るよう言いつけられたダイヤ,果南,鞠莉も部室に向かった。

 

 

スクールアイドル部部室

 

部室には1年生,2年生,3年生,ガイ、そして自分の意思で来たジャグラーが居る。

ただ、ジャグラーは「今朝の出来事が気になるだけだ。」と言い張る。

 

部室では今朝からのことをもう一度整理しているのだが...

 

果南「だから! 東京のイベントで歌えなくって!」

千歌「その話はダイヤさんから聞いたよ。」

 

3年生は部室にある長机を隔てて鞠莉陣営と果南陣営に分かれた。

果南陣営には果南とダイヤ。鞠莉陣営には鞠莉と千歌。

そして中立的立場の残りのメンバー。

 

千歌「けど、それで諦める果南ちゃんじゃないでしょ?」

鞠莉「そうそう! ちかっちの言う通りよ! だから何度も言ってるのに!」

 

千歌の強行手段により話し合うはずだったのだが、昼休みの続きに千歌が加勢したようになっただけだ。

 

千歌「何か事情があるんだよね?」

 

千歌が果南に問いかける。

 

千歌「...ね?」

果南「そんなもの無いよ。さっきも言った通り、私が歌えなかっただけ。」

 

果南は「私が歌えなかっただけ。」と言い張るのみ。

 

千歌「あぁー! イライラするーっ!」

鞠莉「その気持ちよぉーく分かるよ! ほんっと腹立つよね! コイツ!」

 

鞠莉もイライラの限界がピークに達したのか、果南をコイツ呼ばわりした。

 

果南「勝手に鞠莉がイライラしてるだけでしょ?」

 

その鞠莉に対し果南は冷たく返す。

ダイヤも果南の肩を持つので千歌側に有益な情報を喋らない。

 

ルビィ「でも、この前弁天島で踊ってた様な...。」

果南「っ...。」

ルビィ「ピギィッ!」

 

ルビィの指摘が恥ずかしかったのか、果南が顔を真っ赤に染めてルビィをジト目で睨んだ。鞠莉に示していた態度とは大違いだ。

 

鞠莉「おぉー、赤くなってるー♪」

果南「うるさい!」

鞠莉「やっぱり未練あるんでしょー?」

果南「うるさい。未練なんてない! とにかく私はもう嫌になったの! スクールアイドルは絶対にやらない!」

 

そう言い残して部室を出て行った果南。

果南を見送ったあと、Aqoursとガイとジャグラーは一斉にダイヤに視線を向ける。

 

梨子「ダイヤさん、何か知ってますよね?」

ダイヤ「い、いえ...私は何も...。」

 

梨子の質問に焦り出すダイヤ。

 

曜「じゃあどうしてさっき、果南ちゃんの肩を持ったんですか?」

ダイヤ「そ、それは...っ!」

ガイ「あ、逃げた。」

千歌「善子ちゃん!」

善子「ギラン!」

 

この場に居てはマズイと感じて逃走したダイヤに、善子が襲いかかる。

 

善子「だから...。」

ダイヤ「ぴぎゃぁぁぁぁぁぁぁっ!」

善子「ヨハネだってばぁっ!」

 

つい最近ルビィにも決めていた堕天流鳳凰縛が炸裂し、ダイヤはルビィと同じ悲鳴を上げた。

 

ルビィ「お姉ちゃん...。」

花丸「さすが姉妹ずら...。」

ガイ「善子は対黒澤姉妹の何かか...。」

JJ「ほぉ、あんな技を持ってんのか。さすがは俺の弟子だな。」

 

善子のコブラツイスト効果があったのか、ダイヤは観念し、黒澤家で全てを話すと言った。

 

ガイ「ジャグラー。」

JJ「何だ?」

ガイ「8人を頼む。」

JJ「そう言うと思ってたよ。俺は小原鞠莉との面識が深い。お前は松浦果南との面識が深い。こっちは任せとけ。」

ガイ「助かる。」

 

そう言って、ガイは部室をあとにし、果南の元へ向かった。

果南以外の8人とジャグラーは黒澤家に向かった。

 

 

続く。




今回はここまで!
次回はあの号泣シーンを予定していますので、お楽しみに!

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。