ウルトラマンオーブ × ラブライブ!サンシャイン!! 作:さすらいの風来坊
カツミとイサミの服もあるし、ルーブのことならいろいろできます(笑)
来るAqoursの東京ドームの現地で湊兄弟の写真が撮りたいなと思ってます(笑)
スクールアイドル部の部室に向かった果南と鞠莉。
黒澤家では1年生,2年生,ダイヤ,ジャグラーが残っているが...
JJ「黒澤ダイヤ。お前はここに残るのか?」
ダイヤ「私は...。」
ルビィ「ルビィ、お姉ちゃんが果南さんと鞠莉さんのことを1番に想ってたこと知ってるよ!」
ダイヤ「ルビィ...。」
ルビィ「ルビィね、またお姉ちゃんと果南さんと鞠莉さんが一緒に笑ってるとこを見たい! ルビィとお姉ちゃんたちのあの頃みたいに笑っていたい!」
JJ「ずっと一緒に居る妹の願いだ。叶えてやれよ...。」
ジャグラーとルビィの言葉に花丸も善子も千歌も曜も梨子も頷く。
ダイヤ「皆さん...。」
ダイヤは少し目を潤ませ...
ダイヤ「行ってきますわ...。」
と言って、果南と鞠莉の元に向かった。
1年生,2年生,ジャグラーだけになったところでジャグラーが6人に向けて...
JJ「お前らはどーすんだ?」
1年生&2年生「えっ...?」
JJ「あの3人、スクールアイドルやってたんだろ? 一緒にやったらどうだ? 特に、黒澤ルビィはその想いが強いんじゃないのか?」
千歌「皆行こう!」
ルビィ「千歌さん...。」
曜「賛成であります!」
梨子「行きましょ!」
花丸「おらワクワクしてきたずら!」
善子「し、仕方ないわね...。このヨハネも力を貸すわ!」
こうして1年生と2年生も浦女に向かった。
JJ「まったく...どんだけ手間かけさせるんだっての。あとは感動のフィナーレを見るとするか。」
スクールアイドル部の部室。
鞠莉はホワイトボードに手を添え、僅かに見える文字を見ていた。雨の中走ったため、制服はびしょびしょ。
でもそんなことは構わず、文字と向き合った。
その文字とは...
いつもそばにいても 伝えきれない思い出
心 迷子になる 涙 忘れてしまおう
歌ってみよう 一緒にね
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ダイヤ「ちゃんと伝えてましたわよ。貴方が気付かなかっただけ...。」
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ダイヤの言葉がよみがえる。
そして...
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果南「離ればなれになってもさ、私は鞠莉の事...忘れないから。」
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2年前、留学する前に最後に果南に会ったときに果南が言った言葉。
鞠莉はこれまでのことを思い返していた。その目には涙が溜まる。
鞠莉「馬鹿...。」
想いを伝えてくれなかった果南向けてなのか、果南の想いに気付かなかった自分に向けたものなのかはわからないが、鞠莉はそう呟いた。
果南も鞠莉もお互いに友達を大切に想っていた。
言葉にせずとも、口にしなくても、お互いの気持ちは伝わるはずだと。
そう思い続け、2年の月日が流れてしまった。
鞠莉はお互いのすれ違いを今日ここで終わらせると心に決めた。
すると...
ピチャリ
水が跳ねる音がした。
鞠莉が音のした方向を向くと、果南が居た。
果南「鞠莉...。」
鞠莉「いい加減話をつけようと思って...。」
鞠莉は涙を堪えて話し出す。
鞠莉「どうして言ってくれなかったの? 思ってることちゃんと話して...。果南が私のことを想うように、私も果南のこと考えているんだから...。」
果南「...。」
鞠莉「将来なんか今はどうでもいいの! 留学? 全く興味無かった...。当たり前じゃない...だって果南が歌えなかったんだよ...。放っておけるはずない!!」
そう言い終えた瞬間、鞠莉は果南の頰を全力で平手打ちした。
鞠莉「私が...私が果南を想う気持ちを甘く見ないで!」
鞠莉は自分の想いを全てぶつけた。
すると果南も...
果南「だったら...だったら素直にそう言ってよ! リベンジだとか負けられないとかじゃなく、ちゃんと言ってよ!」
果南も自分の想いを全てぶつけた。
鞠莉「だよね...だから...。」
鞠莉が自分の頰を指差す。自分だけ叩いたのは不公平なのだろう。お互いに叩いておあいこにするために。果南もそれを察し手を上げた。
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幼少期
ホテルオハラの庭で...
ダイヤ「み、見つかったら怒られますわ...。」
果南「平気だよ~。」
鞠莉「ん?」
ダイヤ「ピギャ!」
鞠莉「あなたは?」
果南「は、はぐ...。」
鞠莉「え?」
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果南「ハグ...しよう...。」
叩く素振りを解いて、ハグする体勢に変えた果南。
人一倍優しさが強い果南だからこそ。そして、幼少期から鞠莉と果南の仲良しの証であるハグこそが答えだと言わんばかりに。
果南の想いを知り、ハグの意味を知った鞠莉は堪えていた涙を流し、果南とハグをした。
鞠莉「あぁぁぁぁぁん!!」
果南「うっ...ひぐ...。」
果南もまた堪えていた涙を流していた。
2年間、お互いを大切に想っていたゆえに起きたすれ違いがようやく終結した。
そしてもう一度スクールアイドルをやるべく、Aqoursに加入した。
その様子を離れたところから見ていたダイヤと1年生,2年生,ジャグラー、淡島から合流したガイは...
千歌「ダイヤさんって本当に2人が好きなんですね!」
ダイヤ「それより、これから2人を頼みましたわよ。ああ見えて2人とも繊細ですから。」
千歌「じゃあ、ダイヤさんも居てくれないと!」
ダイヤ「え? 私は生徒会長ですわよ。とてもそんな...。」
千歌「それなら大丈夫です! 鞠莉さんと果南ちゃんとあと6人と、ガイさん、ジャグラーさんが居るので!」
JJ「おい待て! いつお前らと一緒に居るって言った!?」
ガイ「良いだろ別によ。それに、お前には可愛い弟子が3人居るしな。」
JJ「ちくしょー...。」
ガイ「ま、そういうことだ。」
ダイヤ「皆さん...。」
そんなやり取りをしたあと、ルビィがダイヤに近付き...
ルビィ「親愛なるお姉ちゃん。ようこそAqoursへ!」
ルビィがスクールアイドルの衣装をダイヤに渡す。
ダイヤはその衣装を受け取り、Aqoursに加入した。
これでAqoursは9人になった。
さらに、この9人で沼津の花火大会へ出演することになった。
だがこの時、誰もが最悪の災いが起こることを知らないでいた。
続く。
ついに、ついにAqoursが9人になりました!!
やっとですよ(泣)
あと、これ書いてる間、アニメや1stライブのことがフラッシュバックしてきて泣きそうでした...。
それと、9話はまだ続きます!
次回は夏祭りとオーブの戦いを描きます!
お楽しみに~。