ウルトラマンオーブ × ラブライブ!サンシャイン!!   作:さすらいの風来坊

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4thでキャストさんのプレゼントボックスに入れるプレゼントを買いました。
キャストさんに渡すのは今回で2回目。前回は2月にあった名古屋ファンミで手紙とスクフェスACのμ's9人のプロフィールカードを9人全員にそれぞれお渡ししました。
ちなみに、スクフェスACのプロカの楽曲は「ユメノトビラ」で、ユメノトビラ1000回称号付です(笑)


【9-6】未熟DREAMER/光と闇の魔王獣

Aqoursが9人になり、来るべき沼津の花火大会で披露する曲と衣装を作った。

 

曲はダイヤ,果南,鞠莉が2年前に考えていた『未熟DREAMER』。

当時、果南が歌詞を考えていたようで、果南と千歌と梨子が担当した。

衣装は浴衣をモチーフにした感じになり、曜とルビィにダイヤが担当した。

さらに、祭りの主催者と打ち合わせは理事長を兼任する鞠莉を筆頭に、花丸と善子が担当した。

 

3年生の3人は笑顔を取り戻し、ルビィは憧れの姉と同じグループでスクールアイドルをする願いが叶い、千歌と曜も幼馴染みの果南とスクールアイドルができて嬉しく思っていた。

 

 

そして、花火大会当日。

祭りは朝から始まる。Aqoursの出番は花火大会の直前。

なので、9人は午前中は準備、昼から夕方は祭りを楽しむ、夕方からはまた準備という流れで過ごすとのことだ。

ガイも9人に合わせて行動した。準備を手伝い、祭りでは学年別に引っ張られたりした。

 

そして夕方の準備時間になり、9人は衣装に着替えに入った。その間、ガイは主催者側と演出の調整をしていた。

ジャグラーは祭り会場の近くで太平風土記を解読しながら遠目に祭りを見ていた。

 

JJ「9人になってからの輝きを見たいが、こいつを解読しないとな。しかし...『光ト闇ノ大獣滅スル術、水纏イシ調ベニアリ』か...。どういうことだよ...。」

 

そこへ打ち合わせを終えたガイが来る。

 

ガイ「何かわかったか?」

JJ「さっぱりだ。倒す方法は書いてあるが、それが何を指すのかがわからねぇ。」

ガイ「『水纏イシ調べ』か...。」

 

ガイとジャグラーが太平風土記の記述を解こうとしたが謎のままだった。

その後、ライブの衣装に着替え終わったAqoursが出てきた。

 

千歌「曜ちゃんとルビィちゃんとダイヤさんが考えた衣装可愛い!」

曜「浴衣をモチーフにってダイヤさんが提案してくれたんだぁ。」

ダイヤ「せっかくのお祭りですから!」

 

そこにガイが合流する。

 

ガイ「着替え終わったのか?」

千歌「はい! どうですか?」

ガイ「9人とも似合ってるよ。」

Aqours「ありがとうございます!」

主催者側「Aqoursの皆さん、舞台袖に集まってください。」

 

もうすぐ9人になったAqoursが舞台に立つ。

そのAqoursを一目見るため、沼津の人々や県内外から大勢の人が集まった。

 

司会者「さぁ、皆さんお待たせしました! この沼津に誕生した期待のスクールアイドル『Aqours』の登場でーす!」

 

Aqoursが登壇すると、今日1番の歓声が響く。それに応えるように手を振る9人。

この日初めてお披露目したコール&レスポンスも成功した。

そして、9人はこの日のために作った曲『未熟DREAMER』を歌う配置に付いた。

 

 

『未熟DREAMER/Aqours』

 

 

果南→千歌→曜→ダイヤ→ルビィ→花丸→鞠莉→梨子→善子と歌い、ダイヤ,果南,鞠莉が次を歌う。その次を千歌が歌い、全員でサビを歌う。

曲のテンポはバラードに近く、ピカピカをゆっくり動かしたり、体や腕を左右に動かしたりする人が居た。

さらに、サビからは花火も上がり、ラストにはナイアガラが降る演出で会場はAqoursに魅了された。

 

ガイ「これが9人になったAqoursの輝きか...。」

JJ「こりゃ想像以上の輝きだ...。」

 

この2人もAqoursに魅了された。

 

だが、そんな空間を打ち破る災いが訪れる。

 

 

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ...

 

 

今までの揺れとは確実に違った。

祭り会場はパニックになった。

 

ガイ「皆こっちに!」

ダイヤ「急いでください!」

 

Aqoursとガイが合流した直後、地面がひび割れ、そこから現れたのは...

 

マガゼットン亜種「ゼットン...。」

 

『光の魔王獣マガゼットン亜種』だ。

 

鞠莉「か、怪獣...。」

ガイ「くっ...こんな時にか...。」

 

全員がマガゼットン亜種に注目していたのだが...

 

ザバァーーーーーン!!!

 

海から巨大な水柱があがった。

 

ダイヤ「今度は何ですの!?」

 

その水柱が収まり、そこには不気味で巨大な何かがあった。

 

マガタノゾーア亜種「フガァァァァ...。」

 

その正体は『闇の魔王獣マガタノゾーア亜種』。

 

梨子「怪獣が2体も...。」

果南「何がどうなってるの...?」

 

最悪の災い、光の魔王獣と闇の魔王獣が同時に出現してしまった。

人々は一層パニックに陥り、一斉に逃げ始める。

 

JJ「ガイ!!」

ガイ「ジャグラー! 太平風土記にこんなことあったか!?」

JJ「んなもん書いてなかったぞ!」

ガイ「なんだと!?」

 

こちらも想定外の出来事に焦りが出ていた。

 

マガゼットン亜種「ゼットン...ピポポポ...。」

マガタノゾーア亜種「フガァァァァ。」

 

マガゼットン亜種は手当たり次第に街を破壊。マガタノゾーア亜種も沼津の街に上陸し、破壊活動に入った。

 

曜「沼津の街が...。」

善子「どうなっちゃうのよ...。」

 

自宅があるこの2人にはあまりにも残酷な光景だった。

 

ルビィ「お姉ちゃん...。」

花丸「ダイヤさん...。」

ダイヤ「ルビィ...花丸さん...。」

 

ルビィと花丸は怯えてしまっていた。

 

千歌「どうして...どうして私たちの大好きな街がこうなっちゃうの...。」

果南「千歌...。」

鞠莉「ちかっち...。」

 

ガイはその光景を見て...

 

ガイ「ジャグラー、ここを頼む...。」

JJ「通常個体でもかなり厄介だった2体だ。心して戦え。」

ガイ「わかってる...。」

梨子「(戦う...? ガイさんが...?)」

 

ガイは走りだそうとするが...

 

梨子「ガイさん!」

 

その声に千歌,曜,花丸,ルビィ,善子,ダイヤ,果南,鞠莉の視線が梨子とガイとジャグラーに向けられる。

梨子はさっきのガイとジャグラーのやり取りを聞いてしまったのだ。

 

梨子「どこに行くんですか...。」

ガイ「...。」

千歌「梨子ちゃん...?」

梨子「『戦う』ってどういうことですか...?」

JJ「まさか...。」

梨子「はい...聞いちゃいました...。」

ダイヤ「梨子さん...どういうことですの?」

 

梨子は言葉を続ける。

 

梨子「ガイさん...怪獣が現れた時、私たちの前から居なくなることありましたよね...。沼津で初めて会った時も...1stライブの時も...東京の時も...。」

 

この梨子の言葉に千歌と曜もハッとする。

 

梨子「千歌ちゃんと曜ちゃんと花丸ちゃんとルビィちゃんと沼津に行った時、ウルトラマンが倒れた所にガイさんがボロボロで倒れてましたよね...。」

 

今度は花丸とルビィがハッとする。

 

梨子「堕天使の衣装合わせの時、ガイさんの部屋を通ったらガイさんとジャグラーさんの会話も耳にしました...。『地球を守る』とか『ミッションを成功させる』とか...。」

ガイ「そこまで知られてたか...。」

JJ「ガイ、お前は行け。俺が全て話す。」

ガイ「すまねぇ...。皆、今から目にすることは内緒にしといてくれ。」

 

そう言って、ガイはオーブリングを掲げる。

 

ガイ「ウルトラマンさん!」

《ウルトラマン》(ヘァ

 

ガイ「ティガさん!」

《ウルトラマンティガ》(チャッ

 

ガイ「光の力、お借りします!」

《フュージョンアップ! ウルトラマンオーブ スペシウムゼペリオン。》

 

ガイはAqoursの目の前でオーブに変身した。

 

 

続く。




だいぶシリアスな感じになりました。
沼津に現れた光と闇の魔王獣、それに立ち向かうガイ。
それとAqoursの前でオーブになったガイ。

以前お知らせした大きな展開とは正体がバレるというものでした。

ただ、今回は人によっては好き嫌いがあるかと思います。ご了承ください。

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