ウルトラマンオーブ × ラブライブ!サンシャイン!!   作:さすらいの風来坊

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4th東京ドームライブまで、あと2日!!
本当に直前になりましたね!(>_<)
あと、4thをルーブの台詞で表現することができました!
ライブ前日にツイートします。
見てみたい方は、Twitterで「@kotoriyou9」をフォローしていただければ見れますよ~。

さらに1つご報告で、12/25のクリスマスは、あんちゃんのイベントに行きます!
平成最後のクリスマスをあんちゃんと過ごせるなんて幸せすぎる!
今から楽しみです!(^^)/


【11-1】友情ヨーソロー/梨子、東京へ

異次元空間。

ヤプールは沼津に眠る魔王の力を探しているが...

 

ヤプール「やはり魔王の力はそう簡単には見つからないか。」

 

そこに来客だ。

 

アルファ「失礼しますよ、ヤプールさん。」

ヤプール「何だ貴様は?」

アルファ「僕の名はアルファ。あなたの力を借りたくて馳せ参じました。」

ヤプール「我の力だと?」

アルファ「はい。最初に言っておきましょう。僕もあなたと同じ側ですよ。」

ヤプール「つまり、ウルトラマンオーブを倒す者か。」

アルファ「えぇ。それと、あなたの探す魔王の力を知っています。」

ヤプール「ほう。」

アルファ「ここは手を組みませんか?私はあなたに魔王の力の情報を提供し、ウルトラマンオーブを倒すという算段でどうでしょうか?」

ヤプール「ふむ。悪くない話だな。」

アルファ「ただ、1つだけ条件を飲んでいただければですが...」

ヤプール「条件だと?」

アルファ「えぇ。あの強大な闇の力...『カイザーべリアル』の力を僕にも分けてくださるだけでいいのです。」

ヤプール「あの方の力をか...。いいだろう。その条件で手を組もうか。」

アルファ「感謝しますよ、ヤプールさん。(カイザーべリアルの力が大魔王獣を呼び出す鍵なのさ...。)」

 

こうしてヤプールとアルファはお互いの利害が一致し、手を組んだ。

このことをガイとジャグラーはまだ知らない。

 

 

ーーーーーーーーーー

 

 

その頃、Aqoursメンバーとガイとジャグラーは沼津駅に居た。

梨子がピアノコンクールに出ることを皆に話し、皆も梨子の意志を尊重した。さらに、ピアノコンクール前に何日かスタジオ練習を行うため、しばらくは沼津を離れるとのこと。

 

千歌「しっかりね!」

梨子「お互いに!」

 

今日から梨子が東京のスタジオに行くため、皆でお見送りに来ていた。その梨子に千歌が声をかけた。

 

ルビィ「梨子ちゃん、がんばルビィ!」

ダイヤ「東京に負けては駄目ですわよ!」

曜「全速前進ヨーソロー!」

鞠莉「チャオ、梨子。」

果南「気を付けてね。」

花丸「ファイトずら!」

善子「くっくっく...東京の闇に飲まれないように...。」

ガイ「そろそろ時間だな。頑張ってこい!」

 

他のメンバーも梨子にエールを送ったところで電車の時間になる。

 

梨子「ありがとう皆!」

JJ「おいおい...俺には無いのかよ...。」

 

今回、梨子が東京に居る間の護衛としてジャグラーが同行することに。

 

千歌「ジャグラーさん! 梨子ちゃんをお願いしますね!」

JJ「あいよ。Aqoursのリーダーから任されました。」

ガイ「頼むぞ、ジャグラー。」

 

そして梨子とジャグラーがホームに向かって少し歩いたところで...

 

千歌「梨子ちゃん!」

梨子「...?」

 

千歌が梨子を呼び、梨子は立ち止まって振り返る。

 

千歌「次は...次のステージは、絶対9人で歌おうね!」

梨子「もちろん!」

 

梨子は笑顔でそう返事し、ホームに向かった。

そうなると梨子を抜いた8人でラブライブ予備予選に出場となる。

8人で歌うためにパート変更やフォーメーションを練り直す必要があるので、今から学校に向かう。

 

ダイヤ「さあ! 早く戻って練習としますわよ!」

 

この一言に皆が歩き出す。

 

ガイ「千歌も言っていたように、予選は突破しないとな。」

鞠莉「張り切って練習しまショーウ!」

曜「あれ...千歌ちゃん...?」

 

千歌が改札前に残っている事に気付く曜。

「千歌ちゃん」と呼びかけようとしたが、その背中から何かを感じ取った曜は言葉を躊躇してしまう。

 

曜「千歌ちゃん...。」

 

その様子にガイも気付く。

 

ガイ「(曜...? しばらく観察したほうが良いな...。)」

 

 

浦女のスクールアイドル部部室。

 

ダイヤ「特訓! ですわ!」

一同「...。」

花丸「本当に好きずらね、ダイヤさん...。」

ルビィ「あぁ!」

 

と、ルビィはパソコンを見ながら大きな声を上げた。

その画面にはとあるスクールアイドルの動画が流れていた。

 

千歌「これって、Saint Snowさん!」

ガイ「東京で会ったあの時の2人だな。」

ルビィ「先に行われた北海道予備予選をトップで通過したって!」

果南「へぇ~、これが千歌たちが東京で会ったっていう...」

千歌「頑張ってるんだぁ。」

果南「気持ちは分かるけど大切なのは目の前の予備予選。まずはそこに集中しない?」

鞠莉「果南にしては随分堅実ね~。」

果南「誰かさんのおかげで、いろいろ勉強したからね~。」

ダイヤ「では! それを踏まえて!」

 

練習のため、皆は練習着に着替えるかと思いきや、ダイヤから浦女指定の夏用ジャージに着替えろと指示があった。

さらには、屋上に向かうかと思いきや、ダイヤが別の場所に案内するとのこと。

ガイも最近は彼女たちとトレーニングをしているため、動きやすい服に着替えていた。

 

 

千歌「なんで...こうなるの!」

ダイヤ「文句言ってないでしっかり磨くのですわ!」

ガイ「これは...特訓なのか?」

 

皆はプール掃除をしていた。掃除をしていないため、プールの足場はヌルヌルだ。

おかげで、ルビィと花丸がヌルヌルに足をとられてこけてしまう。

 

ガイ「ルビィ,花丸、大丈夫か?」

千歌「これで特訓になるんですか~?」

鞠莉「ダイヤがプール掃除の手配を忘れていただけね~。」

ダイヤ「忘れていたのは鞠莉さんでしょ!?」

鞠莉「言ったよ〜。夏休みに入ったらプール掃除何とかしろって。」

ダイヤ「だから何とかしてるじゃないですか!!」

鞠莉「へぇ〜何とかねぇ~。」

 

普通に見れば同級生の軽い口喧嘩だが...

 

善子「あんな理事長と生徒会長で大丈夫なの...?」

果南「あはは...私もそう思う...。」

ガイ「果南も強烈な2人を持ったな...。」

 

そう。ダイヤと鞠莉は同級生なのだが、生徒会長と理事長である。今の2人は生徒会長と理事長という立場で口喧嘩しているのだ。

 

千歌「まぁでも、みんなで約束したもんね。生徒会長の仕事は手伝うって。」

曜「そうだよ。みんなちゃんと磨かなきゃ! ヨーソロー!」

千歌「うんうん...うっ...。」

曜「デッキブラシと言ったら甲板磨き! となればこれです! ...うわったぁ!」

 

千歌の後ろには真っ白な水平の衣装に身を包んだ曜が居たが、曜もプールのヌルヌルに足を滑らす。

 

ダイヤ「あなた! その格好は何ですの! 遊んでいる場合じゃないですわよ!『本当にいつになったら終わるのやら...。」

 

と、心配していたが9人でプールを磨けば綺麗になる。

 

ルビィ「綺麗になったね!」

花丸「ピッカピカずら!」

ダイヤ「ほら見なさい。やってやれないことはございませんわ!」

一同「えぇー!!」

ガイ「冗談だろ...。」

 

ダイヤの策にまんまとはめられたようだ。

 

千歌「そうだ! ここでみんなでダンス練習してみない?」

鞠莉「オーウfunny! 面白そう〜!」

ダイヤ「滑って怪我しないでようにしてくださいよ。」

善子「ちゃんと掃除したんだし平気よ。」

果南「じゃあみんなも位置について。」

 

プールという舞台で次の予選と同じ配置につくが...

 

ガイ「ちょっと待った...。」

千歌「...うん...あれぇ?」

 

何かいつもと違うことに皆が気付いた。

 

果南「そっか、梨子ちゃんが居ないんだよね...。」

 

今までの配置だと、千歌の向かいに梨子が居て、その後ろに曜,1年生,3年生の7人が並ぶものだったが、梨子が居ないため、配置に違和感が生まれたのだ。

 

ダイヤ「そうなると、今の形はちょっと見栄えがよろしくないかもしれませんわね...。」

花丸「変えるずら?」

果南「それとも梨子ちゃんの位置に誰かが代わりに入るか...。」

鞠莉「代役っていってもね〜...。」

ガイ「千歌の動きに合わせられるメンバーか...。」

 

皆で「うーん...」と唸りながら考える。

ふと、鞠莉がとある人物に目を向ける。それに果南が続き、他のメンバーとガイも鞠莉が目を向けた人物を見る。

皆の視線に気付いたその人物は...

 

曜「えっ...え...私!?」

 

本人は自分が選ばれるとは思ってなかったらしい。

反対に千歌は「曜ちゃんとならやれる!」みたいな顔つきをしていた。

 

ガイ「(確かに千歌と曜ならうまくいけそうだが...。午前中の様子があるからちょっと心配だな...。)」

 

 

同じ頃、東京行きの電車では...

 

梨子とジャグラーは向かい合って座っていた。

ジャグラーは頬杖をついて窓からの景色を見ていた。

梨子は少し浮かない顔をしている。

 

JJ「Aqoursのことが心配か?」

梨子「えっ...。」

JJ「さっきから浮かねー顔してるからよ。」

梨子「ちょっとだけ思ってます...。千歌ちゃん達を信じてないわけじゃ無いんです。けど...私が抜けた分どうしてるんだろうって...。」

JJ「あいつらならどんな壁も越えるだろうよ。桜内が抜けた穴は埋めて、予選は突破する。」

梨子「ジャグラーさん...。」

JJ「お前らは知り合いの3人組によく似てるからな。どんなこともやってのけるところがな。」

梨子「ジャグラーさんに知り合い居たんですね...。」

JJ「お前なぁ...。」

 

そのあと、梨子からはいろいろ質問攻めされるジャグラーだったが、嫌な顔せず答えていくのだった。

 

 

続く。




11話は沼津Sideと東京Sideで話が別れるため、1回の分量が普段より多目になります。
予め把握をお願いしますm(_ _)m

それと、現段階の今後の展開ですが、ゲストで先輩ウルトラマンをお呼びしようかなと考えてます。
どなたが登場するかは秘密です。

それではまた明日~。

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