ウルトラマンオーブ × ラブライブ!サンシャイン!!   作:さすらいの風来坊

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4th東京ドームライブまで、あと1日!!
いろんな人がこの日をどう過ごしてるのでしょうかね?
前日物販に行く人、お仕事や学校の人、準備してる人など居ると思いますが、自分は手紙を書いて準備して過ごします。
今日の夜に家を出て、知り合いと車でドームに行きます。
皆さん、ライブを楽しみましょう!


【11-2】友情ヨーソロー/ヨーソロー少女のモヤモヤ

ガイSide

 

梨子が居たポジションに曜が入って練習再開となった。ちかりこの振り付けからようちかの振り付けに少し変更して練習していたのだが、とあるポイントの振り付けがうまく成功しない。

ようちかの幼馴染みコンビなら出来ると思っていたのだが...

 

曜「私が悪いの。同じところで遅れちゃって...。」

千歌「ああ違うよ...。私が歩幅を曜ちゃんに合わせられなくて...。」

果南「まあ、身体で覚えるしかないよ。もう少し頑張ってみようか。」

 

ようちか専用の振り付けを考えた果南が指導する。

 

果南「ワンツースリーフォー、ファイブシックスセブンエイト」

 

果南のカウントと手拍子に合わせて2人が踊り出す。幼馴染なため、息はピッタリなのだが...

 

千歌「ああ...ごめん...。」

 

お互いが背中を向け合って踊る部分で、どうしても肩がぶつかってしまう。

 

曜「ううん。私が早く出すぎて...ごめんね、千歌ちゃん...。」

善子「もうこれで10回目よ...。」

 

振り付けを変えてからずっと練習しているのだが、全てにおいて肩がぶつかってしまう。

1年生3人と鞠莉とダイヤは原因を探すが、見つからないでいた。

 

ガイ「(どうしたもんか...。やはりあの1件か...?)」

 

ガイは原因に近い疑いを持っているが、確証が無いため曜に声を掛けられないでいた。

 

 

ジャグラーSide

 

梨子とジャグラーは電車を乗り継いで東京を目指していた。今は乗り換えのため、横浜駅のホームで待っていた。

 

梨子「やっと半分ってところですね。」

JJ「電車というものは快適だが、少し窮屈だな。」

梨子「乗ったこと無いんですか?」

JJ「全く無いな。」

 

おしゃべりしながら過ごしていた。

ちなみに、梨子は春に発症していた『ジャグラー恐怖症』を克服したようだ。

 

 

ガイSide

 

ルビィ「ぴちゅうーーーーーーー。」

花丸「ずらーーーーーー。」

 

全体練習が終わり今日は解散となったが、千歌と曜は最寄りのコンビニの広場で練習をしていた。1年生とガイもそこに居る。

ちなみに、ルビィと花丸はみかんのチューブアイスを吸っていた。

善子は...

 

善子「リトルデーモンの皆さん! 私に力を! 漆黒教の力をこの隻手に!」

 

そう言ってコンビニのくじを勢いよく引く。

 

店員「D賞でーす。」

善子「堕天のD...。」

 

ガックリとその場に膝をついた。

そんな善子に一瞬ジト目を向けるが、すぐさま外の千歌と曜を見る。

 

ルビィ「2人ともまだ練習してるんだね。」

 

ルビィの言うとおり、千歌と曜は何度も練習しているが同じところでミスをしてしまう。

 

曜「あっ...ごめん...。」

千歌「ううん...私がいけないの。どうしても梨子ちゃんと練習してた歩幅で動いちゃって...。」

 

曜が新しい振り付けをまだ習得できてないのか、千歌が前の振り付けのまま動いてしまうのか、これでは予選当日まで時間との戦いだ。

この2人の様子をラムネを飲みながら見守るガイ。

 

曜「千歌ちゃん。もう一度、梨子ちゃんと練習してた通りにやってみてよ。」

千歌「えっ...でも...。」

曜「いいから! いくよ! せーの...ワンツースリーフォー、ファイブシックスセブンエイト...ワンツースリーフォー、ファイブシックスセブンエイト...。」

 

すると今度はタイミングが合い、ぶつかることはなかった。

曜は梨子と同じ振り付けをして千歌に合わせた。

 

曜「これなら大丈夫でしょ?」

千歌「う、うん...すごいね曜ちゃん...。」

 

千歌は関心しており、1年生の3人も成功に喜んでいた。

 

ガイ「(っ...今のは...。曜のやつ自分を押さえ込んだ...。)」

 

ガイは確証を得た。

するとここで千歌のスマホに着信が入る。画面を確認すると、嬉しそうにそれを耳元にあてた。

 

千歌「もしもし梨子ちゃん? 東京着いた?」

 

電話の相手は梨子。東京に着いたことを知らせるために連絡をしたのだろう。

 

千歌「あ、ちょっと待ってて、皆に変わるね! えーっと...じゃあ花丸ちゃん!」

花丸「ずらっ!?」

 

スマホの画面を花丸に向ける。

 

花丸「えっと...もすもす?」

ガイ「(もすもすって何だ...。)」

梨子『もしもし? 花丸ちゃん?』

 

スマホから梨子の声が聞こえると、花丸は尻餅を付き...

 

花丸「み...未来ずら...。」

 

驚いているようだ。

すると...

 

善子「何驚いてんのよ? 流石にスマホぐらい知って...」

梨子『あれ? 善子ちゃん?』

 

梨子が善子に声を掛けると、ビクりと体が跳ねた善子。

 

善子「ふっふっふ...このヨハネは堕天で忙しいの。別のリトルデーモンに変わります!」

 

善子は隣に居たルビィを差しだし、自分は少し離れた木に隠れる。

 

梨子『...もしもし?』

ルビィ「ピ...ピギィィィィィィ!」

 

善子に召喚されたルビィも猛ダッシュで近くの木に隠れてしまった。

 

千歌「どうしてそんなに緊張してるの? 梨子ちゃんだよ??」

花丸「東京からだと緊張するずら...。」

ガイ「(そこか...。)」

 

ガイは声に出さずにつっこむ。

 

千歌「あ、ガイさんは何か話します?」

ガイ「そうだな...ジャグラーによろしく言っといてくれ。」

梨子『ジャグラーさん、だそうですよ!』

ジャグラー『へいへい。』 

千歌「じゃあ、最後に曜ちゃん!」

曜「えっ...?」

 

携帯が自分に向けられ、その画面を見つめるだけの曜。

だが電池の残量が少ない通知が表示される。

 

千歌「あ...ごめん、電池切れそう...。」

 

曜と梨子は会話することなく、最後に梨子と話す千歌を見て、曜はレジ袋からみかんのチューブアイスを手に取った。

そしてそれをシェアするために割ったが、どこか悲し気に千歌を見つめていた。

その間に千歌は通話を終わらせて...

 

千歌「よかったぁ、喜んでるみたいで。じゃあ曜ちゃん!」

曜「ふぇ!?」

千歌「私たちももうちょっとだけ、頑張ろっか!」

曜「うん...そうだね...。」

 

曜は苦笑いで千歌の提案に肯定した。

 

曜「ガイさん...これ、どうぞ...。」

ガイ「お、おう...。ありがとな...。」

 

曜は2つに割ったみかんアイスを2つともガイに渡した。その表情はどこか哀しみが垣間見えた。

その姿をガイは見逃さなかった。

 

この様子をアルファは離れたところから見ていた。

 

アルファ「ふ~ん、部員の悩みかぁ。ガイくんは嫌うと思うけど、この状況利用させてもらうよ。」

 

その計画を実行するための準備に入ったアルファであった。

 

 

ジャグラーSide

 

千歌たちへ東京に着いた連絡をし終えた梨子とジャグラー。

梨子はスタジオに併設された宿泊所があるのだが...

 

梨子「ジャグラーさんって東京に居る間はどこに泊まるのですか?」

JJ「それならちゃんとある。小原のホテルが近くにあるみたいで手配してくれたらしい。」

梨子「さすが鞠莉さん...。」

JJ「ちなみに、費用は小原持ちなんだとよ。」

梨子「鞠莉さんすごすぎる...。」

 

用意周到で費用も全額負担する鞠莉に驚きを隠せない梨子であった。

 

 

続く。




4th開催記念で、ウルトラマンルーブの台詞でドームライブを表現が完成しました。
僕なりに考えたので、これが正しいなんてことはありませんのでご注意ください。

Aqours 4th LoveLive! ~Sailing to the Sunshine~ × ウルトラマンルーブ

Aqours色に染めあげろ!ドーム!!
纏うは夢、輝きの航海!!

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