ウルトラマンオーブ × ラブライブ!サンシャイン!! 作:さすらいの風来坊
Aqours 4th LoveLive! ~Sailing to the Sunshine~で両日現地参加していました。
もうね、感動しましたよ。
初日は『想いよひとつになれ』が9人で披露されたことに涙し、『No.10』は感極まって声が震えてながら歌ってました。
2日目はりきゃこ&梨子ちゃんが笑顔で『想いよひとつになれ』を歌っていて涙し、ダブルアンコールの9人の涙にやられました(泣)
ただ、『Thank you, FRIENDS!!』中にすわわが泣いているのを見て感じるものがありました(泣)
感想がまだまだありすぎる(^^;)
翌日。
予備予選の練習が終わったあと、3年生の3人は生徒会室に集まっていた。その理由は、ダイヤのお手伝いをすること。
生徒会室の机に置かれたファイルの重なり具合をみて果南が口を開く。
果南「こんなに仕事溜めて〜。1人で抱え込んでたんでしょ?」
ダイヤ「ち、違いますわ! これはただ...。」
ダイヤは明後日の方を向き果南の言うことを否定をする。
鞠莉「仕方ないなぁ。これからは私と果南が手伝ってあげましょぉ...ん?」
会話しながら、ファイルの山に置かれた紙を抜き取ると、その中から書類が1枚がひらりと床に落ちた。その紙には「高海千歌」「渡辺曜」と書かれている。
ダイヤ「それはスクールアイドル部の申請書ですわ。以前千歌さんが持ってきた...。」
ダイヤの話を聞きながら、鞠莉はその紙を拾う。
鞠莉「最初はちかっちと曜の2人だったのね...。」
果南「意外?」
鞠莉「てっきりスタートはちかっちと梨子だとばかり思ってました...。」
ダイヤ「まあ確かにそう見えなくもないですわね。今の状況からすると...。」
窓に向かって歩いたダイヤが紙を見つめる。
そのやり取りから鞠莉はあることに気がついた。
鞠莉「(もしかして、ちかっちと曜は...。)」
鞠莉は果南とダイヤが驚くくらいの早さで生徒会の業務を手伝って、終わらせた。
3年生が生徒会の業務をしにいったあと、練習は少し続けてから終了し、1年生と千歌と曜は帰りの支度をし、下校した。
ちなみに、ガイは練習には来ていない。団体客の予約があるため今日は十千万の手伝いをしている。
千歌も練習後には十千万の手伝いがあるため、先に帰宅した。
曜は1人で浦女の坂を下っていると...
???「うりゃっ!」
曜「っ!?」
突然、曜の胸の膨らみを鷲掴みにする人物が現れる。
???「オーウ! これは果南にも劣らな...。」
曜「とおぉぉりゃぁぁぁ!!」
???「い...?」
曜の胸を鷲掴みにした人物は曜による背負い投げで宙を舞う。
???「アウチッ!」
その人物はお尻で着地した。曜はその人物を見て...
曜「え? ま...鞠莉ちゃん!?」
鞠莉「えへへ...。」
正体が鞠莉だったため曜はその場で何回か謝っていた。
ーーーーーーーーーー
場所は変わり、沼津港にある『びゅうお』に曜と鞠莉は居た。
曜「千歌ちゃんと?」
駿河湾に沈む夕日を眺めながら2人は話し合っていた。
鞠莉「ハイ~。上手くいってなかったでしょ~。」
曜「あ、あぁ...それなら大丈夫! あのあと2人で練習してうまくいったから!」
曜は一瞬戸惑ったが、すぐに曖昧な笑みを浮かべてそう返事した。
しかし、鞠莉はその答えに首を横にふる。
鞠莉「いーえ。ダンスの事じゃなくてね...。」
曜「えっ...?」
鞠莉「ちかっちを梨子に取られて、ちょっぴり...嫉妬ファイア~~~~~~♪が、燃え上がってたんじゃないの?」
曜「嫉妬!? いや、そんな...。」
曜は鞠莉に自分の抱いている感情に近い部分を突かれて少し焦り、そんなことはないと答えたが、鞠莉は曜の両頬を引っ張った。
曜「ひゃあぅぅぅぅ~~!」
鞠莉「ぶっちゃけトーク♪ する場ですよ? ここは。」
解放された頬に手を当てながら鞠莉を見つめる曜。鞠莉は優しく微笑みかけて、近くの椅子に座る。
鞠莉「話して。こんなのちかっちにも梨子にも話せないでしょ? ほ~ら~。」
自分の隣の席をポンポンと叩き、曜は鞠莉の隣に座った。
曜「...私ね...昔から千歌ちゃんと一緒に何かやりたいなぁって、ずっと思ってたんだけど...その内中学生になって...。」
小さい頃からずっと一緒だった千歌と曜。
中学生になったとき、曜は水泳部に入った。その時に千歌も入らないかと誘ったのだが、千歌は入らなかった。
曜「だから...千歌ちゃんが私を誘って、一緒にスクールアイドルやりたいって言ってくれた時はすごく嬉しくて。これでようやく一緒に出来るって...。でも、すぐに梨子ちゃんが入って千歌ちゃんと歌作って。気づいたら...みんなも一緒になってて。それで思ったの。千歌ちゃん、もしかして私と2人は嫌だったんじゃないかって...。」
鞠莉「Why? ...なぜ?」
曜の目頭が熱くなるが、グッとこらえる。
曜「私ね、全然そんなことないんだけど...なんか容量いいって思われてることが多くて。だから、そういう子と一緒にってやりにくいのかなぁって...。」
鞠莉「...えい!」
曜「いたっ!」
鞠莉「なーに勝手に1人で決めつけてるんですか!」
曜「だってぇ...。」
鞠莉はまた曜の両頬を引っ張る。そして放す。
鞠莉「曜はちかっちのことが大好きなんでしょ? なら、本音でぶつかった方がいいよ...。」
そう言って立ち上がり、窓の方へゆっくり歩く。
鞠莉「大好きな友達に本音を言わずに、2年間も無駄にしてしまった私が言うんだから、間違いありません!」
自分と同じ思いを後輩にはしてほしくない鞠莉はそう言った。
???「いや~、悩める後輩に先輩が助けを出すなんて感動するよ。」
鞠莉「誰!?」
突然びゅうおに声がした。
???「君たちとはなかなか会わないから忘れられてるかぁ。まぁ仕方ないよね。アルファだよ。」
鞠莉「あの時の...。」
鞠莉は曜を背中に隠し、アルファと向き合う。
鞠莉「私たちに何かあるのかしら?」
アルファ「君には無いけど、君の後ろに居る子に少しね。」
曜「っ...。」
アルファ「さぁ、こちらに来てもらおうか。渡辺曜。」
鞠莉「曜は渡さないわ! (曜を逃がしたいけど、できないわね...。)」
鞠莉の考え通り、ここから曜を逃がしてもアルファは鞠莉に目を向けずに曜を狙う。
なので、自分を盾にして曜を守ることを鞠莉は選んだ。
アルファ「強情だねぇ。さすが小原の血を引くだけのことはあるね、小原鞠莉。」
鞠莉「何で私たちの名前を知ってるのかしら? あの時名前を言ってないわよ?」
アルファ「クフフ。僕とガイくん,ジャグラーくんの戦いに関係ある人物のことは調べてあるのさ。もちろん、他の7人やスクールアイドル『Aqours』のことも『浦の星女学院』のこともね。小原理事長。」
鞠莉「っ...。」
アルファ「さぁて、どこまで守ることができるかな?」
そう言って、アルファは1枚のカードをダークリングのようなものにリードする。
《ギャラクトロンMK-Ⅱ》
ドゴーーーーーン!!!
ようまり「きゃあ!」
2人の目の前にギャラクトロンMK-Ⅱが現れた。
曜「鞠莉ちゃん...。」
鞠莉「大丈夫よ...。曜は私が守るわ...。」
アルファ「ギャラクトロンMK-Ⅱ! 渡辺曜を捕らえろ!」
ギャラクトロンMK-Ⅱ「ラ~。」
アルファの言葉に従い、ギャラクトロンMK-Ⅱは胸の赤い部分から赤い光線を出した。
鞠莉は曜の手を引っ張り、赤い光線から逃げる。
だが...
曜「きゃっ!」
鞠莉「曜!」
曜の足がもつれて転んでしまった。そこにギャラクトロンMK-Ⅱは赤い光線を放つ。
鞠莉は曜の元へ走り出し、手を伸ばした。
曜も鞠莉の手を掴もうと手を伸ばしたが、赤い光線が曜を包み込んだ。
鞠莉「曜!!」
曜「鞠莉ちゃん!!」
鞠莉と曜は懸命に手を掴もうとしたが、それは叶わなかった。
ギャラクトロンMK-Ⅱへ曜は吸収されてしまったのだ。
曜を吸収したギャラクトロンMK-Ⅱはびゅうおの空に魔方陣を展開し、そこに消えていった。
アルファ「目的達成。じゃあねぇ。」
アルファも鞠莉の前から姿を消した。
鞠莉「そ、そんな...。曜...。」
鞠莉は膝から崩れ落ちてしまった。
続く。
今日からまた投稿を再開しますので、よろしくお願いいたします!
って、推しになんてことしたんだ俺は...。
曜ちゃんごめんなさい(>_<)