ウルトラマンオーブ × ラブライブ!サンシャイン!!   作:さすらいの風来坊

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Aqours 4th LoveLive! ~Sailing to the Sunshine~から1週間経っただと...(°Д°)
早すぎる...


【11-6】友情ヨーソロー/曜救出作戦[後編]

MK-Ⅱ「ラ~。」

オーブ「ディア!」

曜?「ウルトラマンオーブ、なぜ攻撃しない。」

 

オーブはギャラクトロンMK-Ⅱの物理攻撃を受け流し、光線は防御するか回避する。

逆にオーブはギャラクトロンMK-Ⅱに攻撃はしない。内部に囚われている曜を守るために。

 

梨子「ガイさんの戦い方、海開きの日に内浦で見たグビラの戦いに似てる...。」

JJ「普通に攻撃すれば内部の渡辺にもかなりのダメージがいってしまう。だからああするしかないんだ...。」

 

MK-Ⅱ「ラ~。」

オーブ「グワッ...。」

 

ギャラクトロンMK-Ⅱは背中にある斧を手にとり、オーブを攻撃する。

 

曜?「ウルトラマンオーブの削除を後回しが妥当と判断しました。削除対象をAqoursに変更します。」

MK-Ⅱ「ラ~。」

 

ルビィ「ピギッ...こっちに来ちゃうよ...。」

鞠莉「まずいわね...。」

JJ「お前らは...早く逃げろ...。多少の時間稼ぎを...グッ...。」

花丸「ジャグラーさん無茶はダメずら!」

果南「私が肩を貸します。」

ダイヤ「果南さん、手伝いますわ。」

 

オーブ「こうなったら、多少の荒治療は大目に見てくれよ...フッ!」

 

ガイ「ゾフィーさん!」

《ゾフィー》(ヘアッ

 

ガイ「べリアルさん!」

《ウルトラマンべリアル》(グゥワ

 

ガイ「光と闇の力、お借りします!」

《フュージョンアップ! ウルトラマンオーブ サンダーブレスター。》

 

オーブ「闇を抱いて光となる!」

 

ギャラクトロンMK-Ⅱ vs ウルトラマンオーブ サンダーブレスター

 

善子「オーブがまた新しい姿に変わったわ...。」

梨子「なんかすごいパワーを感じるわ...。」

 

ギャラクトロンMK-ⅡはAqoursに向かって歩を進めていたが、サンダーブレスターのオーブによって進行を阻まれた。

 

JJ「あれは『ウルトラマンオーブ サンダーブレスター』だ。あの力には唯一の闇のウルトラマン『べリアル』の力が宿っている。」

千歌「じゃあガイさんは闇の力に...。」

JJ「その心配は無い。ガイは闇の力を克服している。ただ、あの姿になったってことは...。」

ダイヤ「危機的状況が迫っていると?」

JJ「考え方は近いな。こりゃ、荒っぽい治療になるな...。」

 

オーブ「フンッ!」

MK-Ⅱ「ラ~。」

 

両者の力は互角。若干だがオーブが勝っているが...

 

ヒュイーーーーーン!!

 

鞠莉「What's?」

果南「まさか...自衛隊の飛行機じゃ...。」

千歌「このままじゃ曜ちゃんが...。」

JJ「さすがにミサイルぶちこまれたら渡辺の身が持たねえぞ...。」

 

パイロット1「目標確認。攻撃開始します。」

パイロット2「同じく攻撃開始します。」

 

シュンシュンシュンシュンシュンシュン

 

ダイヤ「攻撃されますわ!」

花丸「曜さんが危ないずら!」

 

オーブ「ハッ...。」

 

ギャラクトロンMK-Ⅱにミサイルが飛んでいくが...

 

チュドーンドガーンドゴーン

 

オーブ「グッ...アガッ...グワッ...。」

 

オーブはミサイルが自分に着弾するように自ら動いたのだ。

 

JJ「ガイのやつ自分を盾にしたか...。」

ルビィ「これじゃあガイさんが..。.」

善子「いくらなんでも見てられないわよ...。」

 

パイロット1「我々の攻撃が全て巨人に命中してしまいます。」

パイロット2「第2波攻撃開始します。」

 

またも戦闘機からミサイルが発射されるが、これもオーブが盾となり、ギャラクトロンMK-Ⅱに着弾しなかった。

 

オーブ「グッ...ウゥ...。」

 

オーブは片膝をついてしまう。

 

ピコンピコンピコンピコン...

 

オーブのカラータイマーが鳴り出した。

 

千歌「ガイさん...曜ちゃん...。」

ダイヤ「万事休すですわね...。」

ルビィ「曜さんを助けたいのに...。」

梨子「曜ちゃん...。」

 

MK-Ⅱ「ラ~。」

曜?「Aqours、削除。」

 

ギャラクトロンMK-Ⅱが手に持っている斧をブーメランの様に投げ飛ばした。

Aqoursメンバーは目を閉じ、覚悟をしたが...

 

 

 

 

 

ガキーーーーン!!

 

 

 

 

千歌「な、何が起きたの...?」

 

皆は目の前で起きたことに唖然としていた。ギャラクトロンMK-Ⅱが投げ飛ばした斧が謎の2つの武器に阻まれていた。

 

JJ「まさか...。」

 

すると空に時空の穴が開き、そこから1人の巨人が現れた。

 

???「デェェェリャ!」

 

その巨人は斧を蹴り飛ばし、着地した。

 

花丸「み、未来ずら...。」

鞠莉「新たな巨人さん...。」

 

???「今回もご苦労だったなウルティメイトイージス。」

 

その巨人はオーブの元に近づき...

 

???「少し遅れちまったみたいだな。すまないオーブ。」

オーブ「いえ、必ず来てくださると信じてました。ゼロさん。」

ゼロ「嬉しいこと言ってくれるじゃねーか。」

 

MK-Ⅱ「ラ~。」

曜?「新たな巨人を確認。削除対象に追加します。」

 

ゼロ「敵はあれだけか?」

オーブ「はい...ですが、内部に彼女たちの仲間が囚われてます。」

 

オーブは背後のAqoursメンバーを一瞥した。ゼロもAqoursメンバーを見る。

 

ゼロ「なるほどな。オーブ、まだいけるか?」

オーブ「大丈夫です。」

ゼロ「だったら、俺が敵を食い止める。その間に仲間を助けに行け。」

オーブ「わかりました! 千歌! 行くぞ!」

千歌「はい! 皆、行ってくる。」

 

1年生,3年生,梨子が頷いて送り出す。

オーブは千歌を光の球体で包み、自身も光になり、ギャラクトロンMK-Ⅱの内部に潜入した。

 

ゼロ「俺はゼロ。ウルトラマンゼロだ! 繊細な戦いだが、ブラックホールが吹き荒れるぜ!」

 

ダイヤ「ガイさんと千歌さん、あとはお願いしますわ...。」

梨子「ジャグラーさん、あの巨人さんは...。」

JJ「『ウルトラマンゼロ』だ。M78星雲光の国のウルトラマンだ。ガイが慕う先輩ウルトラマンだ。」

 

ゼロ「デェェリャ!!」

 

 

ギャラクトロンMK-Ⅱ内部

 

人と同じくらいのサイズになったオーブと千歌が曜の救出に向かっている。

内部は淡い青色の明かりに照らされ、機械をつなぐコードが垂れているだけだ。

 

千歌「ガイさん...体のダメージは大丈夫ですか?」

オーブ「なんとかな。前に居た世界でも何回か同じことあったからな(苦笑)。」

千歌「あと、もう1人の巨人さんはガイさんのお友達ですか?」

オーブ「友達...は友達だが、俺の慕う先輩なんだ。名前は『ウルトラマンゼロ』さん。」

千歌「ゼロさん...。」

オーブ「沼津を出る時にゼロさんにこの危機を伝えたんだ。」

 

オーブはゼロとの馴れ初めを千歌に話した。話していくうちに2人は中心部らしき場所に出た。

 

曜?「よくここにたどり着いたな、高海千歌、ウルトラマンオーブ。」

千歌「曜ちゃん!」

オーブ「目的は何だ?」

曜?「私はAqoursには不要と判明した。よってそのAqoursを削除する。」

 

曜の言葉を受け、内部の機械のコードが千歌とオーブに襲いかかる。

 

オーブ「千歌、曜の事を任せる。俺はあの攻撃を何とかする。」

千歌「わかりました。」

 

オーブは千歌を曜の元に連れていった。

 

 

一方、外では...

 

ゼロ「ジードの世界で戦ったやつと同じくらい手強いな...。ちと、アレを使うか...。」

 

ゼロはギャラクトロンMK-Ⅱから距離を取り...

 

ゼロ「ギンガ! オーブ!」

「ショウラ」「ディア」

 

ゼロ「ビクトリー! エックス!」

「ツィア」「イィッサ」

 

《ネオフュージョンライズ!》

 

ゼロ「俺に限界はねぇ! ハァァ!」

 

《ニュージェネレーションカプセル α! β! ウルトラマンゼロビヨンド》

 

ゼロビヨンド「俺はウルトラマンゼロビヨンドだ。」

 

善子「ゼロの姿が変わったわ...。」

ルビィ「ゼロさんしゅごい!」

ダイヤ「圧巻ですわ...。」

 

ゼロビヨンド「(この姿でどこまで持たせられるか...。頼むぜオーブ...。)」

 

 

再びMK-Ⅱ内部

 

千歌「曜ちゃん!」

曜?「高海千歌...。」

千歌「曜ちゃんを...本当の曜ちゃんを返してよ!」

曜?「私のことをAqoursは嫌っている。私はAqoursに不要な存在。居場所なんて無い。」

千歌「そんなことない! 私も皆も曜ちゃんが大好きだよ!」

 

千歌は曜に対する想いをぶつける。

 

オーブ「シュゥワ! (人を想う力は負けない...。千歌、頑張ってくれ...。)」

 

千歌「私、小さい頃から曜ちゃんの誘いを断ってきてすごく後悔してた...。本当は曜ちゃんと一緒に部活とか遊んだりしたかった...。だからね、スクールアイドルは絶対に曜ちゃんとやりたかったの! 最初の勧誘は曜ちゃんって決めてたの!」

曜?「...。」

千歌「曜ちゃんが入ってくれた時はすごく嬉しかった...。これで一緒に何かやれるって。そのあと梨子ちゃんやルビィちゃん,花丸ちゃん,善子ちゃん,果南ちゃん,鞠莉ちゃん,ダイヤさんが入って9人になったけど、私は9人になっても曜ちゃんを嫌いになったことなんて1回も無い! 嫌いになるわけないじゃん!」

 

千歌は涙が混じりながら叫んだ。

 

 

ーーーーーーーーーー

 

 

曜の閉ざされた心の世界

 

『私も皆も曜ちゃんが大好きだよ!』

 

曜「(この声...千歌ちゃん...。)」

 

千歌の想いが微かに届き、眠っていた曜の意識が目覚めた。

 

曜「(私何してたっけ...。鞠莉ちゃんと話してたら怪獣に襲われて...それから...。)」

 

辺りを見回して状況を整理する。

 

曜「ここはどこ...。それに千歌ちゃんの声もしたよね...。」

 

 

『曜ちゃんのことを嫌いになったことなんて1回も無い!嫌いになるわけないじゃん!』

 

 

曜「っ...! 千歌ちゃん...私も千歌ちゃんのこと嫌いじゃないっ...小さい頃から大好きだよ!」

 

 

ーーーーーーーーーー

 

 

千歌Side

 

曜?「私も千歌ちゃんのこと嫌いじゃないっ...小さい頃から大好きだよ...。(ボソッ)」

千歌「えっ...? 曜ちゃん...?」

曜「私も千歌ちゃんや皆のこと大好きだよ!」

千歌「曜ちゃん!」

曜「ゴメンね千歌ちゃん...。」

千歌「ううん...曜ちゃんが無事で良かったよぉ...。」

 

千歌と曜は泣きあいながら互いに抱きついた。

 

オーブ「千歌,曜、無事か!?」

千歌「大丈夫です!」

曜「ガイさん!」

オーブ「すぐに脱出だ! これ以上ゼロさんに負担をかけるわけにはいかない!」

 

オーブは自身と千歌と曜を光の球体で包み、テレポートした。

 

 

ーーーーーーーーーー

 

 

外の世界。

 

MK-Ⅱ「ラ~...。」

ゼロビヨンド「何だ...?様子がおかしい...。」

 

JJ「ヤツの動きが鈍くなった...。」

梨子「それって...。」

果南「千歌...。」

鞠莉「曜...。」

ダイヤ「皆さん無事でいてください...。」

 

1年生の3人は手を繋ぎ合って祈っていた。

すると、ギャラクトロンMK-Ⅱの胸のコアから光の球体がジャグラーたちの居る方向に飛んできた。ゼロビヨンドもこれを見逃さなかった。

光の球体は2つに分離し、1つはジャグラーたちの元に着地したあと、千歌と曜が現れ、もう1つはゼロビヨンドの隣に止まり、ウルトラマンオーブ オーブオリジンが現れた。

 

千歌「う...うぅ...曜ちゃん大丈夫?」

曜「ちょっと体が重いけど、大丈夫だよ。千歌ちゃんは?」

千歌「私も大丈夫だよ。」

 

2人は笑顔で言葉を交わした。

 

梨子「千歌ちゃん! 曜ちゃん!」

千歌「わわっ! 梨子ちゃん?」

梨子「おかえりなさい。千歌ちゃん! 曜ちゃん!」

曜「梨子ちゃん! ただいま。そして、ゴメンね...。」

梨子「ううん...。曜ちゃんが無事ならそれでいいの!」

 

梨子は真っ先に駆け出し、千歌と曜に抱きついた。

 

ルビィ「曜さんが助かったんだね...。」

花丸「良かったずらぁ...。」

善子「うぅ...良かったよぉ...。」

 

1年生は泣いていた。

 

ダイヤ「2人とも無事で良かったですわ...。」

果南「さすがだよ、千歌は...。」

鞠莉「ありがとう...ちかっち、ガイさん...。」

 

3年生も感極まっていた。

 

ゼロビヨンド「上出来だぜ、オーブ。」

オーブ「ゼロさん、ありがとうございます。」

ゼロビヨンド「良いってことよ。それより、もう時間がねぇ。一気に決めるぞ!」

オーブ「はい!」

 

ゼロビヨンドは構えを取ると、8つの球体を展開した。

オーブはオーブカリバーにエネルギーを最大までチャージさせた。

 

ゼロビヨンド「バルキーコーラス!」

オーブ「オーブスプリームカリバー!」

 

MK-Ⅱ「ラ...ラ~...ラ...ラ...。」

 

ドゴーーーーーン!!!

 

ついに、ギャラクトロンMK-Ⅱを倒した。

 

オーブとゼロビヨンドは街を修復し、空高く飛んでいった。

 

 

続く。




曜ちゃんが無事に帰ってきましたよ(泣)
良かったぁ!
作者も安心しました~。

そして、ゼロさんもありがとうございます!!

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