ウルトラマンオーブ × ラブライブ!サンシャイン!! 作:さすらいの風来坊
12月には紅白!
Aqoursの紅白は絶対見るぞー!
その前に自分はあんちゃんのクリスマスイベントがあるので、楽しみます!ヽ(*´▽)ノ♪
それから、劇場版ウルトラマンR/Bの情報がきましたね!
リクくんが帰ってくるぞ~!
湊兄弟とリクくん早く見たい!
さらに主題歌は「つるの剛士さん」とは豪華すぎる!
予備予選結果発表の翌日。
千歌と曜は果南の家であるダイビングショップに来ていた。
千歌「はぁ...またゼロかぁ...。もう何なのぉー!」
ダイビングショップのテラスで千歌はかき氷をつつきながら文句を発する。
曜「入学希望となると、また別なのかな...。」
千歌「だって、あれだけ再生されてるんだよ?予備予選終わった帰りだってあんなに大人気だったじゃーん!」
ーーーーーーーーーー
予備予選終了後の沼津駅...
女子1「あの! Aqoursの果南さんですよね!」
果南「えっ!?」
女子1「やっぱりそうだ! ...あの...サインください!」
ファンであろう女子が果南にサインを求めたのだ。
果南「わ、私でいいの?」
女子1「もちろん!! お願いします!」
即返事が返ってきた。
そして果南は色紙を受け取り、慣れない手つきでサインを書いた。
離れた所では曜がファンの方と写真撮影をしていた。
女子2「じゃあいきますよ〜、全速ぜんしーん!」
曜「よ、ヨーソロー...。」
ファンの子がリードしていたため、曜が逆に置いていかれそうになっていた。
さらに別の方向に目を向けると...
女子3「握手してくださ〜い!」
ルビィ「ピギィ~~!!」
ルビィがファンの子に追いかけられていた。
スクールアイドルをやってきてルビィの人見知りは治ってきたが、これは少し荒めの治療のようだ。
ダイヤ「お待ちなさい。」
ルビィとファンの子の間にダイヤさんが入る。そのため、ファンの子はルビィを追うのやめ立ち止まった。
ダイヤ「代わりに、私が写真を撮らせてあげますわ!」
女子3「ど、どちら様ですか?」
ダイヤ「えっ...。」
ガイ「どうなってんだこれ...」
レイ「あらら~...こりゃ大変だな...。」
ーーーーーーーーーー
現在
千歌「これで生徒が増えなかったらどうすればいいんだろう...。」
千歌がかき氷のスプーンを咥えたまま身体を後ろにのけ反らせる。
浦の星女学院の入学希望者数を増やす唯一の希望がこのスクールアイドル活動なのだが、入学希望者数はゼロのままだった。
曜「そう言えば、μ'sはもうこの時期には廃校を阻止してたような...。」
千歌「え!? そうだっけ!?」
曜「うん。学校存続がほぼ決まってたらしいよ。」
μ'sの場合、4月に廃校を知らされたが夏休み前には存続が決定していたというのだ。
果南「...まあ、そうは言っても向こうは東京だよ。内浦と違って色んなものが揃ってるし、人もたくさんいる。」
千歌「差あるなぁ...。」
果南「仕方ないんじゃないかな~。ここでスクールアイドルをやるって事はそれほど大変って事。」
手伝いをしていた果南がダイビングスーツを脱ぎながらテラス席に腰を下ろした。
ちなみに、スーツの下に隠れていたビキニが露わになった。
果南「うちだって今日の予約ゼロ。東京みたいにほっといても人が来るような所じゃないんだよ、ここは。」
果南の言う通り、東京と内浦では天と地ほどの差がある。
内浦でスクールアイドル活動をするには相当な覚悟を持って挑まなければならない。
千歌「でも...それを言い訳にしちゃダメだと思う。それを分かった上で、私達はスクールアイドルやってるんだもん。アン...ング...アン...。」
果南「千歌、そんなに一気に食べたら...。」
最もな答えを述べた千歌がそれなりに盛られているかき氷を一気に口にかきこむ。
果南が心配そうに言うが、千歌はそのかき氷を全て食べ終わりその場を後にする。
曜「千歌ちゃん?」
千歌「1人でもう少し考えてみる!」
そう言って船着き場に向かって駆け出した千歌だが、急に立ち止まり、頭を抱えた。
ようかな「???」
千歌「うぅ...来たぁ...。」
どうやら、かき氷を食べたらよく起こる「キーン」としたやつが襲ってきたらしい。
その日の夜、Aqoursのグループで9人は通話していた。
ちなみにガイとレイは千歌の部屋に呼び出され、通話を一緒に聞いていた。
千歌「明日皆で東京に行ってみない?」
曜「どうして?次の予選までには時間はあるけど...?」
千歌「見つけたいの。μ'sとAqoursの違いを...。どうして学校を救えたのか。それを実際に見て、私達がどう進むべきかをみんなで考えたいの。」
ダイヤ「千歌さんらしい意見ですわね。」
果南「なるほどね。」
花丸「まるは大丈夫ずら。」
鞠莉「私もOKよ。」
ルビィ「ルビィも大丈夫です。」
善子「クックック...再び魔都東京に降臨するのね。」
曜「私も大丈夫だよ。」
梨子「私は帰るのを1日延ばせばいいけど...。」
千歌「どうしたの梨子ちゃん?」
梨子「ううん...何でもないの。大丈夫よ。」
ということで、沼津に居る8人とガイとレイは朝早くに沼津を出発して東京駅で梨子とジャグラーと合流する話でまとまった。
梨子「うぅ...片付けなきゃ...。」
JJ「この量、あいつらにバレたら終わりだなぁ。」
梨子「絶対皆には話さないでくださいね...。」
JJ「わかってるっつーの。バレたくないならとっとと片付けるぞ。」
東京に居る間、梨子がピアノの合間に読んでいた薄目の本を2人で片付けたのだった。
千歌「ガイさんもレイさんも話を聞いてくれてありがとうございます。」
ガイ「礼を言われるほどでもない。明日のために早く寝たほうがいいぞ。」
千歌「そうですね。おやすみなさい。」
ガイ「おやすみ。」
レイ「おやすみ。」
ガイとレイは部屋に戻る。
レイ「東京に行くっつっても、俺には話がさっぱりだったんだが...。」
ガイ「ゼロさんはスクールアイドルのことまだ知らないですからね。」
レイ「その『スクールアイドル』ってのは何だ? この世界の文化ってことだろうとは思うが。」
ガイ「鋭いですねゼロさん。ゼロさんの想像通り、『スクールアイドル』はこの世界で人気の文化なんですよ。」
ガイはこれまでの千歌たちから教わったことをレイに説明した。スクールアイドルそのものから、千歌たちが実際に歩んできた道のりも。それをガイとジャグラーの2人で見守ってきたことも。
レイ「なるほどな。あいつらのグループが『Aqours』で、先輩のスクールアイドルが『μ's』ね。で、その憧れの先輩がやってきたことと今から自分たちが向かうべき場所を探しに行くってことか。」
ガイ「えぇ。そうです。」
レイ「面白そうだ。俺もあいつらを応援するぜ。」
ガイ「ゼロさん...ありがとうございます。」
レイ「よしっ! 明日のために寝るか。」
ガイ「そうしましょう。」
2人も床に就いた。
ーーーーーーーーーー
異次元空間...
アルファが実験のようなことを行っていた。
アルファ「クフフ...ついにここまで来たか。あの力が宿ったカードの完成までもう少し...。その前に...次は僕が直接戦うとしようか。この2枚の怪獣の力を使ってね...。」
そう言ったアルファの手には『宇宙恐竜ハイパーゼットン』と『双頭怪獣キングパンドン』のカードがあった。
続く。
次回は再び舞台が東京になります。
前回の通り、この物語のメインの11人にSaint Snow・レイ・アルファ・ヤプールが総登場です。
自分で自分を追い込んでます(笑)