ウルトラマンオーブ × ラブライブ!サンシャイン!!   作:さすらいの風来坊

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昨日はGuilty KissのファンミLVに行ってきました!
いつも可愛い3人がなぜか一段と可愛かったです。
それから、『梨子ちゃんビーム』には『ワイドゼロショット』とコラボさせました(笑)

ちなみに4thでは服装も考えて、初日に『フレイムスフィアシュート』で2日目は『オリジウム光線』を放ちました(笑)

1度でいいからりきゃこの近くで『梨子ちゃんビーム』とウルトラマンの光線をコラボしたいなぁ...。
幕張で最前から5列目以内のど真ん中が当たらないかなぁ...。

ただ、合体光線ができないのが難点だ(笑)


【12-3】はばたきのとき/ラブライブとスクールアイドル

翌日、沼津組の10人は朝に沼津を出発してお昼前に東京に到着した。

 

ダイヤ「皆さん! 心をしっかり! 負けてはなりませんわ! 東京に飲み込まれないように!」

 

何故かダイヤがメンバーに注意を促していた。それもかなり気合いが入っている。

 

千歌「大丈夫だよ~。襲ってきたりしないから~。」

ダイヤ「貴方は分かっていないのですわ!」

 

さらに、いつもより真剣にダイヤは千歌に詰め寄る。

それを見たガイは...

 

ガイ「ルビィ、なんでダイヤはああなってんだ?」

ルビィ「お姉ちゃん、昔に東京で迷子になったらしくて...」

千歌「トラウシだねぇ...。」

善子「トラウマね。」

レイ「トラウマってやつだな。」

 

ルビィからダイヤの過去を知り、妙に納得したのだ。

 

曜「そういえば...梨子ちゃんとジャグラーさんはどこ?」

千歌「ここで待ち合わせだよ~。」

 

本来なら梨子とジャグラーは今日の午前に沼津に帰ってくる予定だったが、昨日の電話で皆が東京に来るため、帰りを皆に合わせたのだ。

 

そして今回東京に来た理由は...

 

・なぜμ'sは音ノ木坂学院を救えたのか

・何がすごかったのか

・Aqoursと何が違うのかを自分たちの目で見て皆で考える

 

というものだった。

 

同じ統廃合にあった過去を持つ音ノ木坂学院とその学院のスクールアイドル『μ's』から何か学べるかもということだ。

 

レイ「なぁ、あれじゃねーか?」

 

待ち合わせ場所で探していると、駅によくあるコインロッカーに必死に何かを詰め込んでいる梨子とその様子を見ているジャグラーを見つけた。

そこに千歌が駆け寄り...

 

千歌「梨子ちゃん! ジャグラーさん!」

梨子「ひゃあ! ち...千歌ちゃん?」

JJ「ようやく来たか。」

 

突然声をかけられて驚く梨子。

 

千歌「何入れてるのー?」

梨子「ええと...お土産とか、お土産とか、あと...お土産とか~...。」

JJ「(知られたくないにしても、ひでぇ言い訳だなぁ。)」

 

誰もがわかるくらい目を泳がせて言い訳をする梨子にジャグラーが内心でツッコミを入れる。

しかし、千歌は本当に梨子がお土産を詰め込んでいると思ったらしく、さらに梨子に詰め寄り...

 

千歌「わーっ! お土産!!」

梨子「わあぁ!?」

 

ドサドサドサドサ...

 

今ので手が滑ってしまい、梨子が必死に押し込んでいた『お土産(仮)』が雪崩のように落下した。

 

梨子「わあぁぁぁぁ!?」

千歌「なぁに...?」

JJ「(あーあ...盛大にやらかしたなぁ。)」

 

袋の中身を覗こうとした千歌の目を梨子が瞬時に塞ぎにかかった。

 

千歌「梨子ちゃん何も見えないよー!」

 

JJ「桜内のやつほんと必死だなー。」

 

ガイ「何々...?」

レイ「なんだそれは?」

 

ジャグラーは既に知っているが、ガイとレイは初見だった。

 

JJ「おっと...こいつは『レディの嗜み』ってやつだからお前らにも見せられないな。」

 

梨子が千歌と攻防戦を繰り広げる中、ジャグラーがガイとレイから物をすぐに取り上げて片付けた。

 

ガイ&レイ「???」

 

2人は顔を見合わせていた。

 

 

梨子「んっ...しょっと。さあ、じゃあ行きましょうか!」

 

ジャグラーが片付けた同人誌の入った袋をロッカーの中になんとか押し込んで鍵をかけた梨子が笑顔で振り向く。

 

曜「とは言っても...最初はどこに?」

鞠莉「Tower? Tree? Hills?」

ダイヤ「遊びに来たんじゃありませんわ。」

千歌「そうだよ。まずは神社!」

 

梨子の力が強すぎたのか、千歌の目元にくっきりと跡が残ってしまい、まるでパンダのようになっていた。

 

果南「神社って神田明神のこと?」

千歌「うん! 実はね、ある人に話を聞きたくってすっごい調べたんだ! ダメ元でメール送ってみたんだけど、そしたら会ってくれるって!」

花丸「ある人? 誰ずら?」

千歌「それは会ってのお楽しみ! でも、話を聞くにはうってつけのすごい人だよ!」

ダイルビ「東京...神社...すごい人...っ! まさか!!」

 

千歌の言葉を聞いたとたん、黒澤姉妹の目がものすごい輝いていた。

 

レイ「なんで神社なんだ?」

ガイ「おそらくμ'sに関連があるのかと...」

 

一行(女子高生9人,リアル男子高校生ではないが見た目は男子高校生1人,大人2人)は神田明神に向かった。

移動の間も黒澤姉妹のテンションは上がりっぱなしだった。

 

 

そして一行は神田明神に到着した。

その瞬間...

 

聖良「お久しぶりです。」

ダイルビ「なあ~んだ~...。」

果南「誰だと思ってたの?」

千歌「お久しぶりです!」

 

黒澤姉妹は背中合わせでその場にへたりこんだ

神田明神で会う人物とは『Saint Snow』の『鹿角聖良』と『鹿角理亞』だった。

 

レイ「あの2人は誰だ?」

ガイ「彼女たちは北海道で活躍してるスクールアイドル『Saint Snow』です。サイドテールの髪型の女の子が『鹿角聖良』で、ツインテールの髪型の女の子が『鹿角理亞』です。」

JJ「ほぉー。あいつらもスクールアイドルなのか。」

 

聖良「あら? そちらの男性の方々は...?」

千歌「私たちをサポートしてくださってるんです。詳しいことはあとでお話します。」

聖良「そうですか。では行きましょうか。」 

 

聖良の声で一行(女子高生11人,見た目男子高校生1人,大人2人)は次の目的地へ向かった。

 

 

アルファ「役者が揃ったようですね。」

ヤプール「あれがウルトラマンと行動している人間たちか。面白くなりそうだ。」

アルファ「ヤプールさんには存分にやってくださって構いません。ところで超獣の手配は...?」

ヤプール「既に終わっている。」

アルファ「さすがです。もう少しで行動を開始しますので、よろしくお願いします。」

ヤプール「わかっておる。」

 

暗躍する2つの影が迫っていた。

 

 

ーーーーーーーーーー

 

 

千歌たち一行が到着したのは秋葉原駅のすぐにある『UTX学院』のカフェスペース。

ここは一般開放されており、誰もが利用できるのだ。

 

千歌「わあぁぁ...なんかすごいところですね...。」

理亞「姉様...。」

聖良「そうでしたね。千歌さん、さっきのことですが...。」

千歌「ガイさんとジャグラーさんとレイさんのことですね!」

 

Saint Snowとガイ,ジャグラー,レイが向き合う。

 

ガイ「君たちと会うのは『スクールアイドルワールド』の時以来だね。俺の名前はクレナイガイ。世界を旅してたんだが訳あって今は千歌の旅館で世話になってる。そこに居る間、Aqoursのサポートもやってるんだ。よろしくね。」

レイ「俺はモロボシレイだ。ガイと同じで、俺も高海の旅館で世話になってる。Aqoursに協力したのは最近だ。」

聖良「クレナイガイさんとモロボシレイさんですね。...そちらの方は?」

 

聖良は最後の男性に目を向ける。

 

ガイ「名前くらいは名乗っとけよ。」

JJ「あいよ。俺はジャグラスジャグラー。一応こいつらの子守りをしてる。」

 

一瞬だけジャグラーはAqoursメンバーからジト目で見られた。

 

聖良「よろしくお願いします。私は鹿角聖良と言います。高校3年です。そして隣に居るのが...。」

理亞「鹿角理亞です...。高校1年...。」

 

5人の自己紹介が終わった。

そのあとにAqoursメンバーも改めて自己紹介して本題に入る。

 

梨子「予備予選突破おめでとうございます。」

鞠莉「COOLなパフォーマンスだったね♪」

聖良「褒めてくれなくて結構ですよ。再生数はあなたたちの方が上だったんですし...。」

 

北海道大会をトップ通過したSaint Snowにまずは祝福の言葉を梨子と鞠莉がかけるが、聖良は表情を変えなかった。

 

曜「いえいえ~(^^)」

ルビィ「それほどでも~(^^)」

聖良「でも、決勝では勝ちますけどね。」

 

曜とルビィが喜ぶが、聖良は宣戦布告の言葉をかけた。

 

聖良「私と理亞は『A-RISE』を見てスクールアイドルを始めようと思いました。だから私たちも考えた事があります。『A-RISE』や『μ's』の何がすごかったのか、何が違うのか...。」

千歌「答えは...出ました?」

聖良「いいえ...。ただ...勝つしかないって...。勝って...追いついて...同じ景色を見るしかないのかもって...。」

 

『A-RISE』は初代の優勝者で『μ's』は2代目の優勝者。

Saint Snowのラブライブにかける想いは、優勝者と同じ場所に自らも立ち、同じ景色を見るしかないというものだ。

 

千歌「...勝ちたいですか?」

聖良「え?」

千歌「ラブライブ...勝ちたいですか?」

 

千歌が発した言葉に、今まで黙っていた理亞の癪に触ったのか...

 

理亞「姉様...この子バカぁ?」

 

『ラブライブに出て勝って優勝したい』という想いは、出場する全てのグループなら抱く目標だろう。

以前、スクールアイドルワールドで惜しくも入賞を逃して、「ラブライブは遊びじゃない」と涙を浮かべて言い放った理亞もその感情を抱いている1人。

それは姉である聖良も同じこと。

 

聖良「勝ちたくなければ、何故ラブライブに出るのです?」

千歌「それは...。」

聖良「『μ's』や『A-RISE』は、どうしてラブライブに出場したのです?」

 

聖良の質問に千歌は答えられずにいた。

A-RISEやμ'sはどんな想いでラブライブに出場したかを、この場に居る全員がわからない。本人に聞けば1番だが、それは叶わない。

また、Saint Snowは『ラブライブで勝ちたい』という想いを持っているが、Aqoursは何を想って、今、ラブライブに出場しているのか。それはAqoursにしかわからないこと。

今あるAqoursの目標は『ラブライブに出場して優勝し、浦の星を有名にして入学希望者を増やすこと』だろう。

でも正解は無い。

 

JJ「あの2人、昔の俺を見てるみたいだな...。ガイに勝つことを常に考えていた頃のな...。だがそれだけじゃ無いはずだ。」

ガイ「あぁ...ただ勝つことだけが全てじゃない...。おそらくだが、話題にあがっている2組のスクールアイドルは手を取り合ったことがあるはずだ。」

レイ「俺も強くなりたいって思った時期があったな...。けど、1人だけじゃ強くなれねぇ。ライバルと手を取り合ったり、仲間が居たりするから強くなれる。」

ガイ「けどそれは自分たちで気付かないといけない...。」

 

この3人は勝つことだけが全てじゃないことを知っている。数々の世界を救ってきたからそれがわかるのだ。

目の前に居る2組のスクールアイドルたちにそれを気付いてほしいと願う3人であった。

 

 

続く。




登場人物が16人はヤバすぎる(笑)

千歌・曜・梨子・ルビィ・花丸・善子・ダイヤ・果南・鞠莉
聖良・理亞
ガイ・ジャグラー・レイ
アルファ・ヤプール

この16人は次回も出ます。←当たり前か(^^;)
つまり、今回同様長めの文章になります(>_<)

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