ウルトラマンオーブ × ラブライブ!サンシャイン!!   作:さすらいの風来坊

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2話連続で投稿しました(^^;)
なぜなら、1話にすると6000字近くになってあまりにも長すぎると考えたからです。

【12-6】と同時になりますが、どうぞ!


【12-7】はばたきのとき/Aqoursが見つけた輝き

空をオレンジ色に染めた夕日が差し込む中、12人は電車に揺られていた。

 

ダイヤ「結局、東京に行った意味はあったんですの?」

果南「そうだね...。μ'sの何がすごいのか、私達と何処が違うのか...。ハッキリとは分からなかったかな...。」

 

静かな車内。

千歌の隣で3年生の会話をしていた。

 

鞠莉「果南は、どうしたらいいと思うの?」

果南「私? 私は...学校は救いたい。けど...Saint Snowの2人みたいには思えない。なんだかあの2人、1年の頃の私みたいだなって...。」

 

顔を伏せながら果南は言う。

自分たちが目標にしているA-RISEと同じ景色を見るという信念を持ち、強さと勝利を求めるSaint Snow。

その執念の強さに果南は鞠莉とのすれ違いの過去を重ねていた。

 

果南「ん?」

鞠莉「ビッグになったね。果南も。」

果南「訴えるよ...。」

 

感傷に浸る果南の胸に鞠莉がおもいっきり頬を擦り寄せていた。

 

JJ「ほぉー...さわるまで気付かれないとは流石鞠莉だな。」

ガイ「間接的な犯人はお前か...。」

 

千歌「ねえ! 海、見ていかない? 皆で!」

 

電車が途中に停車した駅で夕日を見ていた千歌が突然提案してきた。

そう言うと誰よりも早く千歌は電車から降りて行ってしまったので、寝ていた1年生を急いで起こして電車から飛び出し、千歌を追いかけた。

 

 

ーーーーーーーーーー

 

 

12人はとある海岸に着いた。オレンジ色に染まった雲1つない空とオレンジ色に染まった海。

その景色を見ながら千歌は言う。

 

千歌「私ね...分かった気がする。μ'sの何がすごかったのか。」

曜「本当?」

千歌「うん。...多分、比べたらダメなんだよ。μ'sも...ラブライブも...輝きも...。」

善子「どうゆうこと?」

ダイヤ「さっぱり分かりませんわ。」

果南「そう? 私はなんとなくわかる。」

 

千歌は何か決心した顔付きになる。

 

千歌「μ'sのすごいところって、きっと何もないところを...何もない場所を...おもいっきり走った事なんだよ! 皆の夢を叶えるために...自由に...真っ直ぐに...。だから飛べたんだ! μ'sみたいに輝くって事は、μ'sの背中を追いかける事じゃない。自由に走るって事なんじゃないかな...。全身全霊! 何にも囚われずに! 自分たちの気持ちに従って!」

 

今日、音ノ木坂学院に行ってμ'sとAqoursは何が違うのかを調べた。

けど、違いは見つからなかった。

 

統廃合の学校を救う手段を探した。

けど、どこにも無かった。

 

わかったことは、μ'sのように輝くということはμ'sの背中を追いかけることじゃなく自由に自分たちの信じた道を全力で走るということ。

 

果南「自由に...。」

鞠莉「run and run...。」

ダイヤ「自分たちで決めて、自分たちの足で...。」

花丸「なんかワクワクするずら!」

ルビィ「ルビィも!」

曜「全速前進だね!」

善子「でも、自由に走ったらバラバラになっちゃわない?」

梨子「どこを目指して走るの?」

千歌「私は...0を1にしたい。」

 

スクールアイドルワールドで味わった得票数0。

そして入学希望者数の0。

学校説明会の参加者応募も0。

 

その0はAqoursに何度も現実を突きつけてきた。だがその度にAqoursは成長もしてきた。

だから、0を1にすることはAqoursにとっての目標だ。

 

千歌「それが今、向かいたいところ。」

ルビィ「ルビィも!」

梨子「そうね、皆もきっと!」

果南「なんかこれで本当に1つにまとまれそうな気がするね!」

ダイヤ「遅すぎですわ。」

鞠莉「皆シャイですから!」

千歌「ふふ...! じゃあ!」

 

Aqoursの進むべき道が見えたところで9人が円陣を組み、手を重ね合わせたが...

 

曜「ああ待って。指、こう繋がない? こうやって...0から...1へ!」

千歌「それ良い!」

曜「でしょ!」

千歌「じゃあもう一度!...の前に。」

 

曜が提案した円陣を組み直し、千歌が掛け声をするかと思いきや、9人がガイ,ジャグラー,レイの3人を見た。

 

ガイ「どうした?」

千歌「ガイさん! ジャグラーさん! レイさん! 私たちAqoursの輝きを見ていてください!」

ガイ「おう!」

JJ「言われなくても最後までそのつもりだ。」

レイ「楽しみにしてるぜ!」

 

3人の言葉を受け、Aqoursは再び円陣を組んだ。

 

千歌「1!」

曜「2!」

梨子「3!」

花丸「4!」

ルビィ「5!」

善子「6!」

ダイヤ「7!」

果南「8!」

鞠莉「9!」

 

千歌「0から1へ! 今! 全力で輝こう!! Aqours!!」

Aqours「サ―――ン...シャイ―――ン!!」

 

 

『この大会が終わったら...μ'sは...おしまいにしますっ!』

ガイ,JJ,レイ「っ...!?」

 

3人の脳内にとあるイメージがよぎった。

 

レイ「今のは...。」

JJ「一瞬だったが...場所は今居るここだったな。」

ガイ「9人の女神...μ's...。」

 

3人は情報を整理した。

 

JJ「この場所...μ'sが終わりを決めた場所か。」

レイ「μ'sが終わりを決めた場所で、Aqoursが新たな始まりを迎える場所か。」

ガイ「最高の輝きだよ。」

 

 

ーーーーーーーーーー

 

 

Aqoursが新たなスタートをきった裏では...

 

アルファ「クフフ...。ついに完成した...『カイザーべリアル』のカード。そして...大魔王獣の眠る場所は...。」

 

ヤプール「ウルトラマンオーブ...ウルトラマンゼロ...ジャグラスジャグラー...貴様らは必ず我が倒す。そして、ウルトラマンと行動している人間も...。」

 

 

続く。




ヤングガンガンを買いました~!(^^)
スクールユニティ衣装は可愛すぎる!
あの衣装を5thライブや何かのイベントで生で見たい!

それから、東京と大阪の舞台挨拶シリアル付きムビチケが9人分届きました。
最初は2年生の3人だけにしておこうと先に注文を済ませたのですが、WBNW衣装のAqoursを見せられて、悩みに悩んだ末に、1年生と3年生も「ポチッとな」ってなりました(笑)。
ちなみに、ムビチケは18枚あります。
シリアルは9枚ありますが、当たるとは言ってない(・・;)

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