ウルトラマンオーブ × ラブライブ!サンシャイン!!   作:さすらいの風来坊

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オーブとAqoursのストーリーを絶賛執筆中なのですが、
・オリジナル主人公とウルトラマン
・ウルトラマンジード
・ウルトラマンルーブ
・仮面ライダー龍騎
・仮面ライダー電王
これらとAqoursのストーリーも書きたいなぁと思いつつある風来坊です。

特に、ジードは何としても書きたいです。
でも、自分は器用では無いので同時に書いていくことはできないので、何ヵ月、何年も後の話になります...。


【番外編2-3】

沼津Side

 

レイ「高海、8人を連れてきたぞ。そっちはどうだ?」

千歌「ダメ...。やっぱり繋がらない...。」

梨子「千歌ちゃん、誰に電話してるの?」

レイ「広間のテレビを見りゃ、相手がわかる。」

 

志満「皆、こっちにきて!」

 

テレビの前に居た志満が8人を呼んだ。8人はテレビの前に着くと...

 

1年生&3年生&ようりこ「!?」

 

8人は言葉を失った。

テレビのテロップには『函館で怪獣2体が戦闘中 街は壊滅か!?』とあり、グランゴンとラゴラスが函館の街で暴れている映像が流れている。

 

美渡「この映像はリアルタイムのものよ。」

曜「そ...そんな...。」

果南「じゃあ...千歌の電話の相手って...。」

レイ「鹿角聖良だ。あの姉妹の安否を確認するためだが、全然繋がらない状況だ。」

ルビィ「理亞ちゃん...。」

梨子「聖良さん...。」

花丸「無事であってほしいずら...」

 

Aqoursメンバーにも暗い雰囲気が流れる。

広間の少し離れた場所では...

 

鞠莉「レイっち...ガイさんはどこ?」

レイ「ガイなら函館に向かった。」

ダイヤ「レイさんは行かないのですか?」

善子「向こうには怪獣が2体居るんだから、2対2で戦ったほうが良いのに。」

レイ「ガイに残るよう言われた。万が一、ヤプールやアルファの罠だと考えてみろ。向こうが囮で、本当の狙いがお前たちだったらどうする? ジャグラーが居るが、1人で9人を守りながら戦うのは容易じゃない。」

 

千歌「もしもし! 聖良さん!?」

 

ついに聖良と連絡が取れたようだ。千歌はスピーカーに切り替え、皆と話せるようにした。

 

 

ーーーーーーーーーー

 

 

函館Side

 

理亞「姉様、電話が鳴ってる。」

聖良「千歌さんからだわ。」

 

聖良は着信に応答した。

 

聖良「もしもし、聖良です。」

千歌『もしもし! 聖良さん!?』

聖良「千歌さん?」

千歌『聖良さんも理亞ちゃんも無事ですか?』

聖良「えぇ。私も理亞も学校に避難していますから大丈夫ですよ。」

 

聖良はスピーカーに切り替えた。

 

ルビィ『理亞さん聞こえる?』

理亞「ルビィ...。私も大丈夫。」

ダイヤ『お2人が無事で良かったですわ。』

聖良「気にかけていただき、ありがとうございます。」

 

ドゴーーーーーン!!

 

聖良&理亞「キャアー!!」

千歌『聖良さん! 理亞ちゃん!』

ダイヤ『何かありましたの!』

曜『千歌ちゃん! ダイヤさん! こっちに!』

 

聖良と理亞は直接、Aqoursメンバーはテレビで火柱を目の当たりにする。

原因はグランゴンの火炎弾とラゴラスの冷凍光線がぶつかり合い、相殺され、爆発した炎が飛び散ったからだ。

 

レイ『聖良,理亞、聞こえるか?』

聖良「レイさん...?」

レイ『もう少しだけ頑張れ。今、ガイがそっちに向かってる。』

理亞「ガイさんが...。」

聖良「本当なのですか?」

レイ『あぁ。本当だ。』

 

レイの言葉を聞いて、2人の心に希望が芽生えたが...

 

ドシン...ドシン...

 

女子生徒1「ねぇ...あの怪獣...こっちに来てない...?」

女子生徒2「どうしよう...。」

 

避難者1「おい! 怪獣がこっちに来るぞ!」

避難者2「もうダメだ...。」

 

学校に向かってくる怪獣はラゴラス。

ラゴラスは学校手前まで来ると進行を止めたが...

 

ラゴラス「グォォ...」

 

口の中が光だした。

 

 

ーーーーーーーーーー

 

 

ALL Side

 

レイ「ラゴラスの野郎、口から光線を出す気だ...。」

Aqours「っ...!」

 

ビィーーーーーー!!

 

ラゴラスが冷凍光線を放った。

 

千歌「ダメっ!」

ダイヤ「聖良さん!」

梨子「理亞ちゃん!」

 

曜,果南,鞠莉は善子,ルビィ,花丸に最悪の事を見せないように抱き付き、目を閉じた。

 

理亞「姉様!」

聖良「理亞!」

 

聖良は向かってくる光線から理亞を守るように抱き付いた。

 

 

 

 

 

 

 

だが、爆発は起きなかった。

その代わりに、学校とラゴラスの間には巨大な光の球体が存在し、ラゴラスの冷凍光線を受け止めていた。

その光に理亞は先に気付いて...

 

理亞「姉様...あれ...。」

 

理亞の言葉に、聖良は光の方を見た。

 

聖良「助かったのね...私たち。それに...あの光は...?」

 

テレビからは眩しい光が溢れていた。

 

ダイヤ「何が起きているんですの...。」

梨子「眩しいですね...。」

 

曜,果南,鞠莉も光に気付き、善子,ルビィ,花丸と共にテレビを見る。

 

千歌「この光...。」

レイ「あぁ。間に合ったみてぇだな。」

 

ラゴラスは冷凍光線を吐くのを止め、正面にある光の球体を睨む。そこにさっきまで戦っていたグランゴンが並び、前方を睨む。

そして、光の球体はその輝きを増して、1体の巨人の姿になる。

 

理亞「ウルトラマン...オーブ...。」

聖良「ガイさん...。」

 

千歌「ガイさ...じゃなかった...。ウルトラマンオーブだ!」

 

聖良と理亞をはじめ、函館の人々やテレビの前に居た人々にとってオーブの登場は心強いものだ。

 

 

ーーーーーーーーーー

 

 

函館Side

 

オーブ「俺の名はオーブ。闇を照らして、悪を撃つ!」

 

構えを取りながら名乗りをあげたが、1度、背後の聖良と理亞を見て、頷いた。

 

グランゴン「グロロロロ!」

ラゴラス「キュアァァァァ!」

 

怪獣が雄叫びをあげるとオーブに突進するため走り出した。オーブはそれに対抗すべく立ち向かう。

 

 

溶岩怪獣グランゴン&冷凍怪獣ラゴラス vs ウルトラマンオーブ スペシウムゼペリオン

 

 

オーブ「オゥリャ!」

 

オーブはグランゴンとラゴラスの突進を正面から受け止め、グランゴンに蹴りを入れて怯ませ、ラゴラスとは取っ組みあいになるが、オーブの力が勝り、押し返した。

だが...

 

ピコンピコンピコンピコン...

 

オーブ「くっ...ここに着くまでにエネルギーを使っちまったからな...。」

 

聖良「胸のランプが鳴ってる...。」

 

 

ーーーーーーーーーー

 

 

沼津Side

 

花丸「オーブさんのランプが光ってるずら。」

善子「まだ1分も経ってないじゃない...。」

曜「レイさんこれは...?」

 

善子の言う通り、オーブが現れてから1分も経ってない。だが、カラータイマーは点滅を始めた。

 

レイ「函館にたどり着くまでに、エネルギーを消費したためだ。ウルトラマンは地球上では3分しか戦えない。ましてや、怪獣が現れた場所と距離があればエネルギーを使わないと間に合わない。オーブはわかった上でやったんだ。」

ルビィ「残された時間は...。」

果南「あと少しってことだね...。」

レイ「(俺も行きゃあ戦況は有利になるだろうが...こっから離れるわけには...。)」

 

 

ーーーーーーーーーー

 

 

函館Side

 

グランゴン「グロロロロ!」

ラゴラス「キュアァァァァ!」

 

2体はまたもオーブに突進してきた。

 

オーブ「グッ...ンンン...。」

 

さっきは押し返すことができたが、今はオーブが押される。

オーブの背後には聖良と理亞や多くの人々が居る。

聖良は意を決して...

 

聖良「頑張ってください! ウルトラマン!」

理亞「姉様...。」

 

オーブ「聖良...。」

 

聖良「負けないでください!」

理亞「負けないで!」

 

避難者3「頑張れー!ウルトラマーーン!」

避難者4「負けないでー!」

 

聖良と理亞に続き人々がオーブを応援する。

 

 

『♪オーブの祈り』

 

 

オーブ「フンンン...。」

 

応援を受け、オーブは怪獣の押し込みを止める。

 

オーブ「ハァァァ...ドゥリャァァァァ!」

 

そして、グランゴンには顔へ,ラゴラスには腹へ瞬時に強烈な拳をお見舞いした。

この1発にグランゴンとラゴラスは後退りした。

その隙にオーブは右腕を垂直に伸ばし、左腕を水平に伸ばした。やがて光のエネルギーが充填されると...

 

オーブ「スペリオン光線!」

 

スペシウムゼペリオンの最大の技『スペリオン光線』が最初はグランゴンに命中し、グランゴンは爆発。

光線を止めることなくラゴラスへ。ラゴラスにも命中し、爆発。

怪獣2体を相手に、地球上での活動エネルギーが少なかった中、オーブは勝利した。

 

理亞「姉様! ウルトラマンが勝った!」

聖良「ありがとうございます! オーブさん!」

 

 

ーーーーーーーーーー

 

 

沼津Side

 

グランゴンとラゴラスが倒され、オーブが勝つと...

 

梨子「オーブさんが勝った!」

千歌「やった~!」

ダイヤ「一時はどうなるかと思いましたわ...。」

レイ「良かったぜ...。」

 

Aqoursをはじめ、レイや志満,美渡など、テレビを見ていた宿泊客の全員が喜んだり、胸を撫で下ろした。

 

 

ーーーーーーーーーー

 

 

函館Side

 

オーブは壊された街に光を照射し街を戻した。全てを戻し終えると、聖良と理亞と向き合った。

そして、親指を立て『グッジョブ』とサインを送ると、2人から同じように『グッジョブ』と返してきた。

それを見たオーブは...

 

オーブ「シュゥワッ!」

 

空へ飛んでいった。

 

 

怪獣が倒されてから3時間が経過した。警察,消防,自衛隊が街の安全を宣言したため、学校に避難していた人々が帰宅しはじめた。

 

聖良「私たちも帰りましょう。」

理亞「はい、姉様。」

 

2人は手を繋いで校舎を出て、校門に向かって歩きだした。

すると、校門を背もたれにして腕を組んでいる1人の人物を見つけた。

 

聖良「ガイさん!」

ガイ「おう。聖良に理亞。」

 

聖良はガイに声をかけた。

ガイもそれに気付き返事を返した。

ただ、理亞は聖良の背中に隠れた。

 

聖良「さっきは助けていただき、ありがとうございます。理亞からも言いなさい。」

理亞「あ...ありがとう...。かっこ良かった...。」

ガイ「礼を言うのは俺のほうだ。2人や他の人たちの応援が俺に力をくれた。ありがとう。」

 

函館でガイと聖良,理亞は再会した。

 

 

続く。




は~るばる来たぜ、は~こだて~!
というわけで、ガイさんが函館に来ました。
戦いは終わりましたが、ここで終わるのはもったいないので、番外編はまだ続きます。
次回は聖良・理亞とガイさんがもっと仲良くなるようなストーリーになる予定です。

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