ウルトラマンオーブ × ラブライブ!サンシャイン!! 作:さすらいの風来坊
・オリジナル主人公とウルトラマン
・ウルトラマンジード
・ウルトラマンルーブ
・仮面ライダー龍騎
・仮面ライダー電王
これらとAqoursのストーリーも書きたいなぁと思いつつある風来坊です。
特に、ジードは何としても書きたいです。
でも、自分は器用では無いので同時に書いていくことはできないので、何ヵ月、何年も後の話になります...。
沼津Side
レイ「高海、8人を連れてきたぞ。そっちはどうだ?」
千歌「ダメ...。やっぱり繋がらない...。」
梨子「千歌ちゃん、誰に電話してるの?」
レイ「広間のテレビを見りゃ、相手がわかる。」
志満「皆、こっちにきて!」
テレビの前に居た志満が8人を呼んだ。8人はテレビの前に着くと...
1年生&3年生&ようりこ「!?」
8人は言葉を失った。
テレビのテロップには『函館で怪獣2体が戦闘中 街は壊滅か!?』とあり、グランゴンとラゴラスが函館の街で暴れている映像が流れている。
美渡「この映像はリアルタイムのものよ。」
曜「そ...そんな...。」
果南「じゃあ...千歌の電話の相手って...。」
レイ「鹿角聖良だ。あの姉妹の安否を確認するためだが、全然繋がらない状況だ。」
ルビィ「理亞ちゃん...。」
梨子「聖良さん...。」
花丸「無事であってほしいずら...」
Aqoursメンバーにも暗い雰囲気が流れる。
広間の少し離れた場所では...
鞠莉「レイっち...ガイさんはどこ?」
レイ「ガイなら函館に向かった。」
ダイヤ「レイさんは行かないのですか?」
善子「向こうには怪獣が2体居るんだから、2対2で戦ったほうが良いのに。」
レイ「ガイに残るよう言われた。万が一、ヤプールやアルファの罠だと考えてみろ。向こうが囮で、本当の狙いがお前たちだったらどうする? ジャグラーが居るが、1人で9人を守りながら戦うのは容易じゃない。」
千歌「もしもし! 聖良さん!?」
ついに聖良と連絡が取れたようだ。千歌はスピーカーに切り替え、皆と話せるようにした。
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函館Side
理亞「姉様、電話が鳴ってる。」
聖良「千歌さんからだわ。」
聖良は着信に応答した。
聖良「もしもし、聖良です。」
千歌『もしもし! 聖良さん!?』
聖良「千歌さん?」
千歌『聖良さんも理亞ちゃんも無事ですか?』
聖良「えぇ。私も理亞も学校に避難していますから大丈夫ですよ。」
聖良はスピーカーに切り替えた。
ルビィ『理亞さん聞こえる?』
理亞「ルビィ...。私も大丈夫。」
ダイヤ『お2人が無事で良かったですわ。』
聖良「気にかけていただき、ありがとうございます。」
ドゴーーーーーン!!
聖良&理亞「キャアー!!」
千歌『聖良さん! 理亞ちゃん!』
ダイヤ『何かありましたの!』
曜『千歌ちゃん! ダイヤさん! こっちに!』
聖良と理亞は直接、Aqoursメンバーはテレビで火柱を目の当たりにする。
原因はグランゴンの火炎弾とラゴラスの冷凍光線がぶつかり合い、相殺され、爆発した炎が飛び散ったからだ。
レイ『聖良,理亞、聞こえるか?』
聖良「レイさん...?」
レイ『もう少しだけ頑張れ。今、ガイがそっちに向かってる。』
理亞「ガイさんが...。」
聖良「本当なのですか?」
レイ『あぁ。本当だ。』
レイの言葉を聞いて、2人の心に希望が芽生えたが...
ドシン...ドシン...
女子生徒1「ねぇ...あの怪獣...こっちに来てない...?」
女子生徒2「どうしよう...。」
避難者1「おい! 怪獣がこっちに来るぞ!」
避難者2「もうダメだ...。」
学校に向かってくる怪獣はラゴラス。
ラゴラスは学校手前まで来ると進行を止めたが...
ラゴラス「グォォ...」
口の中が光だした。
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ALL Side
レイ「ラゴラスの野郎、口から光線を出す気だ...。」
Aqours「っ...!」
ビィーーーーーー!!
ラゴラスが冷凍光線を放った。
千歌「ダメっ!」
ダイヤ「聖良さん!」
梨子「理亞ちゃん!」
曜,果南,鞠莉は善子,ルビィ,花丸に最悪の事を見せないように抱き付き、目を閉じた。
理亞「姉様!」
聖良「理亞!」
聖良は向かってくる光線から理亞を守るように抱き付いた。
だが、爆発は起きなかった。
その代わりに、学校とラゴラスの間には巨大な光の球体が存在し、ラゴラスの冷凍光線を受け止めていた。
その光に理亞は先に気付いて...
理亞「姉様...あれ...。」
理亞の言葉に、聖良は光の方を見た。
聖良「助かったのね...私たち。それに...あの光は...?」
テレビからは眩しい光が溢れていた。
ダイヤ「何が起きているんですの...。」
梨子「眩しいですね...。」
曜,果南,鞠莉も光に気付き、善子,ルビィ,花丸と共にテレビを見る。
千歌「この光...。」
レイ「あぁ。間に合ったみてぇだな。」
ラゴラスは冷凍光線を吐くのを止め、正面にある光の球体を睨む。そこにさっきまで戦っていたグランゴンが並び、前方を睨む。
そして、光の球体はその輝きを増して、1体の巨人の姿になる。
理亞「ウルトラマン...オーブ...。」
聖良「ガイさん...。」
千歌「ガイさ...じゃなかった...。ウルトラマンオーブだ!」
聖良と理亞をはじめ、函館の人々やテレビの前に居た人々にとってオーブの登場は心強いものだ。
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函館Side
オーブ「俺の名はオーブ。闇を照らして、悪を撃つ!」
構えを取りながら名乗りをあげたが、1度、背後の聖良と理亞を見て、頷いた。
グランゴン「グロロロロ!」
ラゴラス「キュアァァァァ!」
怪獣が雄叫びをあげるとオーブに突進するため走り出した。オーブはそれに対抗すべく立ち向かう。
溶岩怪獣グランゴン&冷凍怪獣ラゴラス vs ウルトラマンオーブ スペシウムゼペリオン
オーブ「オゥリャ!」
オーブはグランゴンとラゴラスの突進を正面から受け止め、グランゴンに蹴りを入れて怯ませ、ラゴラスとは取っ組みあいになるが、オーブの力が勝り、押し返した。
だが...
ピコンピコンピコンピコン...
オーブ「くっ...ここに着くまでにエネルギーを使っちまったからな...。」
聖良「胸のランプが鳴ってる...。」
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沼津Side
花丸「オーブさんのランプが光ってるずら。」
善子「まだ1分も経ってないじゃない...。」
曜「レイさんこれは...?」
善子の言う通り、オーブが現れてから1分も経ってない。だが、カラータイマーは点滅を始めた。
レイ「函館にたどり着くまでに、エネルギーを消費したためだ。ウルトラマンは地球上では3分しか戦えない。ましてや、怪獣が現れた場所と距離があればエネルギーを使わないと間に合わない。オーブはわかった上でやったんだ。」
ルビィ「残された時間は...。」
果南「あと少しってことだね...。」
レイ「(俺も行きゃあ戦況は有利になるだろうが...こっから離れるわけには...。)」
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函館Side
グランゴン「グロロロロ!」
ラゴラス「キュアァァァァ!」
2体はまたもオーブに突進してきた。
オーブ「グッ...ンンン...。」
さっきは押し返すことができたが、今はオーブが押される。
オーブの背後には聖良と理亞や多くの人々が居る。
聖良は意を決して...
聖良「頑張ってください! ウルトラマン!」
理亞「姉様...。」
オーブ「聖良...。」
聖良「負けないでください!」
理亞「負けないで!」
避難者3「頑張れー!ウルトラマーーン!」
避難者4「負けないでー!」
聖良と理亞に続き人々がオーブを応援する。
『♪オーブの祈り』
オーブ「フンンン...。」
応援を受け、オーブは怪獣の押し込みを止める。
オーブ「ハァァァ...ドゥリャァァァァ!」
そして、グランゴンには顔へ,ラゴラスには腹へ瞬時に強烈な拳をお見舞いした。
この1発にグランゴンとラゴラスは後退りした。
その隙にオーブは右腕を垂直に伸ばし、左腕を水平に伸ばした。やがて光のエネルギーが充填されると...
オーブ「スペリオン光線!」
スペシウムゼペリオンの最大の技『スペリオン光線』が最初はグランゴンに命中し、グランゴンは爆発。
光線を止めることなくラゴラスへ。ラゴラスにも命中し、爆発。
怪獣2体を相手に、地球上での活動エネルギーが少なかった中、オーブは勝利した。
理亞「姉様! ウルトラマンが勝った!」
聖良「ありがとうございます! オーブさん!」
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沼津Side
グランゴンとラゴラスが倒され、オーブが勝つと...
梨子「オーブさんが勝った!」
千歌「やった~!」
ダイヤ「一時はどうなるかと思いましたわ...。」
レイ「良かったぜ...。」
Aqoursをはじめ、レイや志満,美渡など、テレビを見ていた宿泊客の全員が喜んだり、胸を撫で下ろした。
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函館Side
オーブは壊された街に光を照射し街を戻した。全てを戻し終えると、聖良と理亞と向き合った。
そして、親指を立て『グッジョブ』とサインを送ると、2人から同じように『グッジョブ』と返してきた。
それを見たオーブは...
オーブ「シュゥワッ!」
空へ飛んでいった。
怪獣が倒されてから3時間が経過した。警察,消防,自衛隊が街の安全を宣言したため、学校に避難していた人々が帰宅しはじめた。
聖良「私たちも帰りましょう。」
理亞「はい、姉様。」
2人は手を繋いで校舎を出て、校門に向かって歩きだした。
すると、校門を背もたれにして腕を組んでいる1人の人物を見つけた。
聖良「ガイさん!」
ガイ「おう。聖良に理亞。」
聖良はガイに声をかけた。
ガイもそれに気付き返事を返した。
ただ、理亞は聖良の背中に隠れた。
聖良「さっきは助けていただき、ありがとうございます。理亞からも言いなさい。」
理亞「あ...ありがとう...。かっこ良かった...。」
ガイ「礼を言うのは俺のほうだ。2人や他の人たちの応援が俺に力をくれた。ありがとう。」
函館でガイと聖良,理亞は再会した。
続く。
は~るばる来たぜ、は~こだて~!
というわけで、ガイさんが函館に来ました。
戦いは終わりましたが、ここで終わるのはもったいないので、番外編はまだ続きます。
次回は聖良・理亞とガイさんがもっと仲良くなるようなストーリーになる予定です。