ウルトラマンオーブ × ラブライブ!サンシャイン!!   作:さすらいの風来坊

61 / 117
スクフェスACNS、『Landing action Year!!』『ユメ語るよりユメ歌おう』『君の心は輝いてるかい』を新たにFULL COMBO取りました。

LaYはNo Judge ALL PERFECT狙いでやってますが、なかなか取れないです...。
Aqoursの譜面で初のAPがぁ(>_<)


【13-2】サンシャイン!!/0456

Aqours Side

 

Aqoursメンバーは早速、太平風土記の解読に乗り出した。

浦女の図書室にある本を読みながら、該当するものを探すが...

 

鞠莉「そう簡単には見つからないわね。」

梨子「そうですね...。」

花丸「コツコツ探していくずら。」

 

そうしていると時間が16:00を示した。

 

果南「そろそろ練習再開しよっか!」

千歌「もうそんな時間かぁ。」

 

9人は本を片付けて練習再開の準備に入った。

その時、『ガラガラガラ』っと音を立てて図書室の扉が開いた。

 

むつ「あれ?」

千歌「むっちゃん達どうしたの?」

むつ「うん、図書室に本を返しに...。」

いつき「もしかして、今日も練習?」

 

千歌のクラスメイトである『よしみ』『いつき』『むつ』がやって来たのだ。

 

千歌「もうすぐ地区予選だし。」

よしみ「この暑さだよ〜!?」

千歌「毎日練習してるから慣れちゃった。」

 

よいつむの3人と対面する形で向き合い、Aqoursの活動を少し述べた。毎日練習と聞いた3人には衝撃だったらしく...

 

むつ「毎日!?」

いつき「夏休みずっと...。」

よしみ「毎日練習してたの!?」

千歌「うん!」

 

トリオの息の合った問いに、千歌が笑顔で答える。

3人は驚いた表情を保ったままでいた。

 

果南「千歌~! そろそろ始めるよ~!」

 

屋上に続くベランダの方から果南が千歌を呼んだ。

 

千歌「はーい! じゃあね!」

 

よいつむと別れ、千歌は練習に戻っていった。

 

いつき「千歌たち頑張ってるんだね!」

むつ「私たちも精一杯応援しよう!」

よしみ「そうだね! あっ...本を返しに来たのに、図書委員の子...。」

むつ「上に行っちゃったね...。」

 

3人は図書委員の花丸を呼んで、本の返却をしてもらった。

 

よしみ「そういえば...ガイさんの隣に居た男の子って誰なんだろ?」

むつ「ガイさんの弟さんじゃない?」

いつき「そうかもね~。それにAqoursのマネージャーやってるみたいだし。」

 

よいつむがそんな噂をしていると...

 

レイ「へっくし!!」

ガイ「風邪でも引きました?」

レイ「普通にピンピンしてるだろ。誰かに噂されてんだろーよ。」

ガイ「ゼロさんの噂をするような人って...?」

レイ「心当たりが多すぎて困るわ~。」

ガイ「(自信満々に言われましても...。)」

 

 

ーーーーーーーーーー

 

 

ジャグラーSide

 

静岡県浜松市内

 

JJ「ここでもないか。あと2ヶ所まわれば静岡県を越えて、愛知県に入るぞ。」

 

ジャグラーは調査を進めているが、目的の場所には到達していないようだ。

 

JJ「ま、今日はここまでにするか。せっかくだから、鰻でも食いにいくか。それと、予選大会まで終わらせないとな。アホみかんに何て言われるかわからねぇしな。」

 

ジャグラーは最低限、ラブライブの東海予選までには終わらせて、Aqoursのライブを見ないと、昨日のガイと同じことになるかもしれない。

 

 

ーーーーーーーーーー

 

 

Aqours Side

 

夕方

 

千歌「ふぅ〜。」

 

9人とガイにレイはプールサイドで練習していたが、一通りのメニューを終え、千歌は膝に手をついて一息つく。

図書室での休憩を終え、屋上で練習再開してから場所を移動したときに小休憩を挟んだくらいで、実質休憩無しのまま練習したため、日が傾き、夕方になっていた。

 

千歌「今日も目一杯だったねぇ〜。」

曜「でも、日に日に良くなってる気がする!」

レイ「渡辺の言う通りだ。全員の動きにブレが無くなってきた。実際の曲で合わせても大きな問題は無いだろう。」

 

体力に余裕のある果南と曜は立ちながら、他の7人はプールサイドや飛び込み台に座りながらレイのアドバイスに耳を傾けた。

 

ダイヤ「それで、歌の方はどうですの?」

梨子「花丸ちゃんと歌詞詰めて、果南ちゃんとステップ決めるところです。」

鞠莉「聞いてる人のハートに、シャイニーできるといいけど...。」

果南「ま、とにかく今は疲れをとって明日に備えよ?」

 

バシャン!

 

と言いながらも、果南は目の前にあるプールに飛び込んだ。

 

善子「それっ!」

鞠莉「シャイニー!」

 

それに続いて善子と鞠莉も入水。

 

ダイヤ「あなたたち! いきなり飛び込まないでください!」

 

これをダイヤが注意されるが、3人の耳には入らず、水の掛け合いを始めた。

 

ガイ「全く...。ダイヤも苦労もんだな。」

ダイヤ「果南さんと鞠莉さんのあの行動は今に始まったことじゃありませんから慣れましたわ。」

 

むつ「あ、居た居た! 千歌~!」

 

プールの出入り口から声が聞こえたので、そのほうを向くと、手を振りながら千歌たちの所へ歩いてくるよいつむトリオの姿があった。

彼女たちは図書室で本を返しに来ただけではなかったようだ。

 

千歌「あれ? むっちゃんたち、帰ったんじゃなかったの?」

むつ「うん。」

いつき「なんか、皆のことがちょっと気になっちゃって...。」

よしみ「千歌たちさ、夏休み中ずっとラブライブに向けて練習してたんでしょ?」

いつき「そんなにスクールアイドルって、面白くて楽しいのかなって...。」

むつ「私たちも、一緒にスクールアイドルになれたりするのかなって。学校を救うために...。」

 

3人は控えめに喋りだした。

 

いつき「実は他にも、もっと自分たちも何かできるんじゃないかって考えてる子、結構いるみたいで...。」

ダイヤ「そうなのですか?」

いつき「はい...。統廃合の話あったでしょ? みんな最初は仕方ないって思ってたみたいなんだけど...。」

よしみ「やっぱり、みんなこの学校大好きなんだよね!」

むつ「だからね...学校を救ったり、キラキラしたり輝きたいのは、千歌たちだけじゃない。私たちも何かできることあるんじゃないかって...。」

いつき「どうかな?」

 

よいつむの3人はスクールアイドル活動をしていないし、Aqoursのメンバーではない。

けど、自分たちが今居る『浦の星女学院』という場所は千歌たちと同じくらいに大好きなのだ。

3人も浦の星を統廃合から守りたいと思っている。

その言葉を聞いた千歌は下を向いてしまうが...

 

千歌「やろう! みんな一緒に!」

 

この一言で、大会当日は浦の星の全校生徒で歌う方向性に決まりつつあった。

 

梨子「...。」

レイ「どうしたんだ、桜内? 何か浮かない顔してるみてぇだな。」

梨子「レイさん...。実は、ラブライブのステージで歌えるのは事前にエントリーしたメンバーに限るって決まりがあるんです。エントリーはもう締め切っているので、Aqoursの9人しか出られないんです...。」

レイ「なるほどな。だけど、あの雰囲気じゃ言えねぇな。」

梨子「はい...。」

レイ「でも、大会当日までに言わないと...。」

梨子「私がタイミングをみて話します。」

 

2人で話をしていると...

 

よしみ「あと...千歌たちに聞きたいことがあるんだけど...?」

千歌「なぁに?」

いつき「梨子ちゃんの隣に居る男の人って誰なのかなぁって...。」

むつ「夏休み前はガイさんだけだったのに、今日会ったらマネージャーが増えてたから...。」

千歌「あぁ~、むっちゃんたちは初めましてだね! レイさんこっちに来てくださーい!」

 

レイは千歌に呼ばれたため、梨子のそばを離れる。

 

レイ「高海、この3人は?」

千歌「私と曜ちゃんと梨子ちゃんのクラスメイトだよ!」

 

ただ、千歌はレイと共に180度反転し...

 

千歌「あの3人にはウルトラマンってことは言わないでくださいね。」

レイ「了解した。」

 

ひそひそ話が終わると、よいつむトリオに向き直り...

 

レイ「俺は『モロボシレイ』だ。高海たちと知り合ったのは8月に入ってからだ。」

よしみ「私は『よしみ』って言います。」

いつき「『いつき』です。」

むつ「『むつ』って呼んでください。」

レイ「『よしみ』『いつき』『むつ』か。よろしくな。」

 

レイは3人と握手をした。

 

むつ「レイさんって何歳ですか?」

レイ「18。学年は松浦,黒澤の姉,小原と同じだ。」

よしみ「私たちの先輩だね。」

いつき「学校はどこに行ってますか?」

レイ「学校...?」

 

ガイ「(光の国の『宇宙戦士訓練学校』とは言えないよな...。それに、ここは女子校だから『9月にここに転校してくる』とも言えないし...。ゼロさんはどう答えるんだ?)」

 

Aqoursメンバーもレイがウルトラマンで、別の宇宙から来ていることを知っているため、レイがどう答えるか心配していた。

 

レイ「あぁ...学校行ってねーんだわ。俺は世界を旅してんだよ。で、その途中にここで知り合いのガイと再会してな。ガイがサポートしてる高海たちに興味がわいて、しばらくは旅をやめて、俺もサポートしようと思ったって訳だ。」

 

この答えに、9人とガイは表情に出さないが、内心驚いていた。

 

いつき「そうだったんですね~。」

むつ「それなら、次の大会には...?」

レイ「もちろんサポートのために、あいつらと一緒に行くよ。向こうで会った時はよろしくな。」

よしみ「こちらこそ、よろしくお願いします。」

むつ「千歌たちのこともお願いします。」

レイ「了解した。」

 

やはり、レイの人当たりの良さがあるためか、初対面のよいつむトリオとも仲良くなった。

 

 

それから日は流れ、大会前日。

あれから、大会で歌う曲,踊るダンス,衣装が完成し、全てを整えて、Aqoursとガイとレイは大会が開催される愛知県名古屋市へ出発した。

 

 

ーーーーーーーーーーー

 

 

ジャグラーSide

 

JJ「沼津からだいぶ離れたな。一体どこに眠ってやがる。」

 

ジャグラーはかなりの日数を費やして大魔王獣の調査を進めているが、これといった手がかりが無い。

フラフラ歩いていると、何気ないとある石碑の前で立ち止まった。

 

JJ「『桶狭間戦場跡地』か。確か、尾張の武将『織田信長』と駿府の武将『今川義元』の戦いで、織田の勝利に終わった有名なやつだったな。こんなとこにあったのか。」

 

そう言い終わると、ジャグラーはその場を足早に去った。

 

 

ーーーーーーーーーー

 

 

アルファSide

 

アルファ「ふぅ...。ようやくたどり着いたねぇ。この城のどこかに、大魔王獣復活の鍵があるはずだ。」

 

 

異次元Side

 

ヤプール「準備は整った。アルファのやつと合流しようか。そして、ゼロ,オーブ,ジャグラー,ウルトラマンに味方する人間ども、今度こそ貴様らを倒す。」

 

 

続く。




レイとよいつむトリオの初絡みはあんな感じなんですかね?
全くの創作なので許してください(>_<)
Aqoursとガイとレイはラブライブの予選大会が開かれる場所に出発しました。
そして暗躍する影も動き出しました。
補足ですが、『宇宙戦士訓練学校』はウルトラマンの全ての話にはありません。『ウルトラコロセウム』や『ウルトラ小学校/宇宙情報センター』はあります。
実は、宇宙戦艦ヤマトから拝借しました(^^;)
ここだけ混乱を防ぐための補足でした。

1期のクライマックスに着々と進むところですが、次回は13話でありますが、内容は番外編みたいなストーリーになります。
って言っても、Aqoursメンバーの名古屋観光になります(笑)

お楽しみに~。

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。