ウルトラマンオーブ × ラブライブ!サンシャイン!!   作:さすらいの風来坊

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あんちゃんのクリスマスライブから1週間も経ってないですが、すでにあんちゃんロスの風来坊です...(^^;)。
夜の部で3/31にあんちゃんのソロイベントが発表されて、「よっしゃ!応募するぞ!」ってなっていたのですが、昨日くらいに『まるごとりかこ』から「3/31にイベント開催」との知らせが飛んできて、『(゜゜;)』ってなりました。
なぜ重なった...。なぜ被せに来た...。

ちなみに、Twitter(@kotoriyou9)で「3月後半にまるりかイベントどうでしょう?」って呟いたんですよ。そしたらこの有り様です...(笑えない)。
だって、3/21にしゅかしゅーのFCイベントもあるんですよ!
しゅかしゅー,あんちゃんがあるなら、りきゃこもと思った訳ですよ。

俺は3/31に誰に会いに行けばいいのか...。

その話とは別に、2/3のすわわソロイベントが当たりました。


【13-6】サンシャイン!!/復活の大魔王獣

ラブライブ東海地区大会が始まろうとしていた。

客席は埋め尽くされ、大会に出場するスクールアイドルたちがステージに並び、大会開幕を待っていた。

そして...

 

司会者「皆様、大変長らくお待たせいたしました!只今より、ラブライブ東海地区大会を開始致します!」

 

司会者の挨拶により、大会が始まった。

審査員紹介や大会の注意事項・流れが説明されて、開会式は終わり、エントリーNo.1のスクールアイドルから順に始まり、何事も無く進み、ついにAqoursの出番を迎える。

 

ステージ袖では...

 

千歌「皆、まずはアレを頑張ろうね!」

曜「ヨーソロー!」

梨子「うん!」

ルビィ「頑張ルビィ!」

花丸「やる気が出てきたずら!」

善子「ギラン!ヨハネにかかれば造作も無いわ!」

果南「燃えてきた!」

鞠莉「私たちのシャイニーを届けましょう!」

ダイヤ「もし間違えたりしたら、ぶっぶーですわよ♪」

 

ガイ「Aqours、行ってこい!」

レイ「ブラックホールを吹き荒らしてこいよ!」

千歌「ガイさん...レイさん...ありがとうございます!行ってきます!」

Aqours「行ってきます!」

 

9人はガイとレイの激励を受け、ステージへ向かった。

その背中を見送った2人は...

 

ガイ「ジャグラーにも居てほしかったですね...。」

レイ「同じ意見だ。ここに居ないってことは、俺たちも覚悟を決めないとな。」

ガイ「ですね。千歌たちの輝きを守るためにも。」

 

 

 

 

千歌「今日は皆さんに、伝えたいことがあります!それは、私たちの学校のこと!町の事です!」

 

千歌にスポットライトが当たる。千歌はタップを踏み、続ける。

 

千歌「Aqoursが生まれたのは海が広がり、太陽が輝く内浦という町です。小さくて人も居ないけど、海には沢山の魚がいて、いっぱいみかんが取れて暖かな人で溢れる町...。」

 

次は曜にライトが当たる。

 

曜「その町にある小さな小さな学校。今ここにいるのが、全校生徒!そこで私達は、スクールアイドルを始めました。アキバで見たμ'sのようになりたい!同じように輝きたい!でも...。」

千歌・曜「作曲っ!?」

ダイヤ「そう。作曲ができなければ、ラブライブには出られません!」

 

瞬間、ダイヤにライトが当たり、暗転。

 

千歌・曜「ハードル高っ!!

曜「そんな時、作曲のできる少女、梨子ちゃんが転校して来たのです!」

千歌「奇跡だよ!」

 

千歌と曜は梨子に向けて手を伸ばす。

が、梨子は頭を下げて...

 

梨子「ごめんなさい!」

千歌・曜「がーん。」

 

梨子が謝り、千歌と曜の左右対称の謎ポーズに客席から笑いがドッと起きた。

 

千歌「東京から来た梨子ちゃんは、最初はスクールアイドルに興味がなかった。東京で辛いことがあったから...でも...。」

梨子「輝きたい!!」

曜「その想いは梨子ちゃんの中にもあった。そして...。」

 

曜の向いた先には花丸とルビィが居て...

 

花丸「お、おら...私、運動苦手ずら...だし...。」

ルビィ「ルビィ...スクールアイドル好きだけど...人見知りだから...。」

善子「堕天使ヨハネ、ここに降臨!!!」

 

客席の出入り口に、お気に入りの漆黒のローブを被り、スタンバイしていた善子が登場。

 

善子「私の羽根を広げられる場所はどこ?」

千歌「こうして6人になった私たちは、歌を歌いました。町のみんなと一緒に。」

梨子「そんな時、私たちは東京のイベントに出ることになりました。」

花丸「未来ずら〜!」

ルビィ「人がいっぱい!」

善子「ここが魔都東京。」

曜「ここで歌うんだね!頑張ろう!」

千歌「でも、結果は...最下位。」

 

ここでステージは暗転。

 

千歌「私たちを応援してくれた人は0...。」

梨子「0...。」

曜「0...。」

善子「0...。」

ルビィ「0...。」

花丸「0...。」

千歌「0...。」

 

千歌は体育座りし、体を丸めた。

 

梨子「スクールアイドルは、厳しい世界...。そんな簡単ではなかったのです...。」

曜「やめる...?千歌ちゃん、やめる?」

 

曜が千歌に寄り添い、耳元で囁くように言葉にした。

 

千歌「悔しい...!0だったんだよ!?悔しいじゃん!」

 

千歌は目一杯の大声で叫んだ。

 

梨子「その時、私たちの目標が出来ました!」

曜「0から1へ!」

花丸「0のままで終わりたくない!」

善子「とにかく前に進もう!」

ルビィ「目の前の0を1にしよう!」

千歌「そう心に決めて...。」

 

ここで1年生と2年生の6人は1列に並ぶ。

 

梨子「そんな時、新たな仲間が現れたの!」

ダイヤ「生徒会長の黒澤ダイヤですわ!」

果南「『スクールアイドル』やるんだって?」

鞠莉「Hello! everybody♪」

 

次は、ダイヤ→果南→鞠莉の順でライトが当たる。

 

曜「以前スクールアイドルだった3人はもう一度手を繋いで、私たちは9人になりました。」

千歌「こうして、ラブライブ予備予選に出た私たち。結果は見事突破!...でも...。」

ルビィ「入学希望者は0...。」

善子「忌まわしき0が...。」

花丸「また私たちに突きつけられたのです...。」

千歌「どうして0なのぉーー!!!」

 

会場には再び千歌の声が響いた。

 

果南「私たちは考えました。」

鞠莉「どうしたら前へ進めるか。」

ダイヤ「どうしたら0を1にできるのか。」

千歌「そして、決めました。」

曜「私達は...」

梨子「この街と、」

花丸「この学校と、」

ルビィ「この仲間と一緒に!」

善子「私たちだけの道を歩こうと。」

果南「起きること全てを受け止めて!」

ダイヤ「全てを楽しもうと!」

鞠莉「それが...輝くことだから!」

 

9人は1列に並ぶ。

 

千歌「『輝く』って、楽しむこと...。あの日、0だったものを1にするために!」

 

この一声で9人は円を描くように並び、内側を向き、メンバーの顔を見る。

 

千歌「さぁ行くよ!」

 

次の一声で、皆が頷き...

 

千歌「1!」

曜「2!」

梨子「3!」

花丸「4!」

ルビィ「5!」

善子「6!」

ダイヤ「7!」

果南「8!」

鞠莉「9!」

 

9人が番号を言い終えた瞬間...

 

浦の星全校生徒「10!」

 

浦の星の全校生徒から『10人目の仲間だよ!』と言わんばかりの「10!」という声が聞こえた。

その声を聞いたAqoursは生徒のほうを向いて、笑顔になった。

 

千歌「今、全力で輝こう!0から1へ!Aqours!」

Aqours「サーーーンシャイーーーン!!!!!!!!!」

 

 

そして、今まさに歌い始めようとした瞬間...

 

 

 

 

ドガーーーーーーーン!!!

 

 

千歌「うわぁ!」

善子「うにゃあ!」

 

突然会場が揺れた。千歌と善子が反動でよろめく。

 

観客1「何が起きたの?」

観客2「地震?」

 

客席に居る人々はざわつき始める。

 

???「ンフッフッフッフッ...アッハッハッハッハッハッ!」

 

次の瞬間、会場内に不気味な笑い声が響く。

 

ガイ「皆、大丈夫か!?」

レイ「この笑い声...思い出したくねぇ野郎だな...。」

 

ステージ袖で待機していたガイとレイがAqoursの元に駆け寄り、ガイは9人を落ち着かせ、レイは周りを警戒する。

すると...

 

JJ「ガイ...すまねぇな...。」

ガイ「ジャグラー!」

善子「師匠!」

鞠莉「ジャグラーさん!」

 

11人のすぐ近くにジャグラーが現れ、いつもの黒いスーツが汚れている。

 

レイ「何があった?」

JJ「最悪のシナリオだ。大魔王獣に復活された...。」

 

???「その通りだ。これを見るがいい!」

 

謎の声がステージの大画面に映像を流す。

そこに映っているのは、頭部には赤い角、胴体には『風・土・水・火・光・闇』の6体の魔王獣を象徴するかのような6つの赤い眼を持つ大魔王獣が立っていた。

だがその姿は通常の大魔王獣ではなく、胸には紫色のカラータイマーに似たものが付いており、実際の目とは別に、赤いツリ目の模様が描かれ、体の色は黒と赤。

 

その名は、『大魔王獣カイザーマガオロチ』。

 

ガイ「ゼロさん...あの姿...。」

レイ「あぁ...。べリアルだ...。」

 

2人も言葉がうまく出ない。

 

???「我が求めていた大魔王獣が復活した。お前たち人間には生け贄となり、絶望しろ!」

 

カイザーマガオロチは町を破壊していく。

 

Aqours「!?!?」

レイ「ガイ、行くぞ。」

ガイ「わかりました。」

 

2人がAqours9人から離れようとしたとき...

 

千歌・曜・梨子「ッ...!」

果南・鞠莉・ダイヤ「ッ...!」

 

大勢の観客が居るがそんな目を気にせず、2年生3人はガイの、3年生3人はレイの服の袖を掴んだり、ハグした。

花丸・ルビィ・善子の1年生3人は今にも泣きそうになっている。

彼女たちには今、支えとなる誰かが居ないと崩れ落ちてしまうくらいに気持ちが脆くなっている。

 

千歌「行かないで...ください...。」

ガイ・レイ「...。」

 

千歌は声を震わせ、絞り出すように言葉に出す。

他のメンバーもすすり泣きしている。

だが...

 

ガイ「千歌...。それはできない...。俺とゼロさんが行かなきゃ、千歌たちだけじゃなく、沢山の人々が悲しむことになる。」

千歌「うぅ...。でも...。」

レイ「いつもお前らの側に居るのに、こんなときに側に居れないのは許してくれ...。」

 

ガイとレイはウルトラマンだ。このまま大魔王獣を見過ごすわけにはいかない。

しかし、2年生と3年生は離れようとしなかった。

 

JJ「お前ら甘えたこと言ってんじゃねぇぞ!」

 

そんな中、ジャグラーが声を荒げる。

 

JJ「今すぐ2人から離れろ...。」

2年生・3年生「...。」

 

離れない。

 

JJ「あぁそうか。だったら、嫌でも離れろ。」

 

ジャグラーは『邪心剣』の剣先を千歌に向ける。

 

JJ「ガイも言ってただろ。2人が行かないと犠牲が増えるだけだ...。お前らも、この世界も滅亡しちまうんだぞ...。スクールアイドルやラブライブも、お前らが守りたいものもな...。」

 

2年生・3年生「...っ!」

 

6人はジャグラーの『守りたいもの』という言葉を聞いて、ハッとする。

 

Aqoursには守るべきものがある。

何のために『Aqours』を結成したのか...。

なぜスクールアイドルをやっているのか...。

今、彼女たちはどこに居るのか...。

 

それを思い出した2年生と3年生はガイとレイから離れた。

 

2年生「ガイさん、ごめんなさい...。」

3年生「ごめんなさい、レイさん...。」

ガイ「わかってくれたらそれでいい。」

レイ「大魔王獣は必ず倒す。アレを倒すことは、お前らが守りたいものを守るのに繋がってる。」

 

9人は涙が止まらず、言葉が出ず、でも、首を縦に振った。

 

レイ「行くぞ。」

ガイ「はい。」

 

ガイは9人の頭を1人ずつ撫で、レイと共に去っていった。

 

ジャグラーは邪心剣を鞘に納め...

 

JJ「高海、すまなかったな...。怖い思いをさせてよ...。」

千歌「少し怖かったですけど...ジャグラーさんは私たちに大切なことを思い出させてくれました。感謝してます。」

ダイヤ「私たちはガイさんとレイさんの帰りを待ちましょう。」

 

 

アナウンス「緊急事態につき、この会場は避難所となります。係りの指示に従い、冷静な行動をお願いします。会場内に居る皆さんは外に出ないようにしてください。」

 

場内アナウンスでは注意事項が流れた。

 

 

会場の外...

 

アルファ「やぁ、ガイくん・レイくん。」

ガイ「アルファ...。」

アルファ「どうだい?『大魔王獣カイザーマガオロチ』の勇姿は?」

レイ「何が勇姿だ!何を企んでやがる!」

アルファ「この宇宙を破壊するためさ。他に理由は無いよ。」

ガイ「宇宙の破壊だと...。」

アルファ「これは僕の暇潰しさ。どれだけ宇宙を潰せるかっていうね。」

レイ「ふざけんな!そんな身勝手な行動は絶対させないぜ!」

アルファ「過去に僕は何度も宇宙を破壊してきた。その度に君たちみたいなのが僕の前に立ちはだかったよ。だけど、すぐにへたばったね。けど、君たちは違うみたいだ。僕を楽しませてくれる!」

 

そう言いきったアルファはダークリング(?)を構える。

 

ガイ「そいつはダークリング...。だが、ジャグラーが持っているのと違う...。」

アルファ「まあね。これは『ダークリングNEO』さ。見た目はダークリングだけど、こうすることができる。」

 

アルファはダークリングNEOをコンパクトサイズに変形させ、真ん中のスイッチを押して...

 

アルファ「こういう変身もできちゃうんだよ!ハアァァ!」

ダークリングNEO「ハイパーゼットン!キングパンドン!カイザーベリアル! 超合体! ハイパーキングゼッパンドン!」

 

HKZP・カイザー「グワッガガッ...ピポポボポ...」

 

ガイとレイの目の前にハイパーキングゼッパンドン・カイザーが姿を現した。

 

 

ガイとレイはすぐに『オーブリング』と『ウルトラゼロアイNEO』を構える。

 

ガイ「ギンガさん!」

オーブリング「ウルトラマンギンガ」(ショウラ

 

ガイ「エックスさん!」

オーブリング「ウルトラマンエックス」(イッサ

 

ガイ「シビれるやつ、頼みます!」

オーブリング「フュージョンアップ! ウルトラマンオーブ ライトニングアタッカー」

 

レイ「シェア!」

 

 

オーブ「シュワ!」

ゼロ「ハァ!」

 

オーブ「電光雷轟、闇を討つ!」

ゼロ「ブラックホールが吹き荒れるぜ!」

 

大魔王獣カイザーマガオロチ

合体魔王獣ハイパーキングゼッパンドン・カイザー

vs

ウルトラマンオーブ ライトニングアタッカー

ウルトラマンゼロ

 

 

会場内のモニターには外の様子が映し出されている。

 

観客3「見ろ!ウルトラマンだ!」

観客4「ウルトラマンが来てくれた!」

 

怪獣の出現と謎の声に沈んでいた雰囲気に光が舞い降りた。

 

千歌・曜・梨子「ガイさん...。」

果南・ダイヤ「レイさん...。」

鞠莉「レイっち...。」

花丸・ルビィ・善子「...。」

JJ「ガイとゼロなら大丈夫だ。(頼むぜ...。)」

 

ジャグラーは1年生3人に寄り添った。

 

 

続く。

 




ついに、恐れていた大魔王獣が復活してしまいました...。
さらには、合体魔王獣も出現し、オーブとゼロが立ち向かいますが、これだけではありません。
ヤプールがまだ居ますから、どんな展開になるかはお楽しみに。

そして、今回が2018年最後の投稿になります。
10月末から始めて約2ヶ月の間でしたが、ありがとうございました。
来年も元気に投稿していきますので、よろしくお願いいたします!
それでは皆さん、よいお年を~(^^)/

P.S.
Aqoursを応援してる皆さん!
年末年始は一緒に応援しましょうね(^^)

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