ウルトラマンオーブ × ラブライブ!サンシャイン!! 作:さすらいの風来坊
そしてオーブ視点では、水の魔王獣マガジャッパ亜種が内浦の海に出現というシナリオです。
3人のライブは果たして成功するのか!?
梨子がスクールアイドルをやると決意した日から3日が経過した日の朝。
千歌,曜,梨子は十千万の前の海岸に来て朝練をしていた。ガイはその様子を見守っていた。すると...
???「どうもお嬢さん方。夜明けの珈琲でも飲みませんか?」
千歌・曜・梨子「ひっ!」(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
ガイ「何やってんだジャグラー...。」
怪しさ全開のオーラで3人に近づいた人物はジャグラーであった。そんなジャグラーにガイは頭を抱えるしかなかった。
(これが原因で2年生の3人はしばらくの間『ジャグラー恐怖症』を患ってしまった...)
JJ「おいおい、命の恩人にその態度は無いだろ。」
ガイ「これはお前が100%悪いな。」
JJ「そんなことより...ガイ、お前に話しておくことがある。ちょっと来い。」
ガイ「わかった。3人とも、少し離れるわ。」
ちかようりこ「はーい。」
ガイとジャグラーは海岸の端に行き、2人による会議が始まった。
JJ「この世界に存在する魔王獣だが、俺がやったのと同じように誰かが復活させている。マガグランドキング亜種の龍脈を調べたら怪獣のカードを使って破壊された形跡があったからな。」
ガイ「そうか。それだけでも良い情報だ。あとは暗躍する奴の尻尾を掴められたら事が捗るって感じだな。」
JJ「おそらくな。」
千歌,曜,梨子が朝練を、ガイとジャグラーが会議をしていると...
バタバタバタバタバタ....
ヘリコプターが飛んでくるのがわかった。だがそのヘリはガイとジャグラーには見覚えがあるもので、近づくにつれ高度が低くなり、ついには3人が練習する近くをホバリングした。
するとヘリのドアが開き...
???「チャオ~~!」
と元気な挨拶をし、金髪の少女が現れた。
???「あなたたち3人は今日の朝、登校したら理事長室に来ること!」
千歌「えっ...わ、わかりました...。」
???「あら? ジャグラーさんじゃなーい!!」
金髪の少女は千歌たちの向こう側に居た2人の人物のうち黒いスーツを着ているジャグラーに気づいたのだ。
JJ「あぁ、あん時の女か。たしか小原鞠莉だったな。」
鞠莉「大当りでーす!」
鞠莉とジャグラーは面識があるため、自己紹介無しで会話をしていた。
鞠莉「ジャグラーさんの隣に居る方は...??」
ガイ「俺は君に1度会ってるが、まぁ君が気を失っていたときだったから実質初めましてだな。俺はクレナイガイだ。」
鞠莉「ガイさんね! 覚えたわ! 1つ聞きたいのだけど、ガイさんはあの3人とどんな関係かしら? ダンスの先生?」
ガイ「いや、そういう訳じゃ無いんだ。数日前に偶然出会って、その日に意気投合して顔見知りになったんだ。で、今は千歌の実家の旅館で世話になってるから仲良く見えるってわけだ。」
鞠莉「なるほどね。じゃあ、ガイさんも3人と一緒に浦の星の理事長室に来てもらいまーす!」
ちかようりこ「えぇぇぇぇぇぇぇ!!!!」
ガイ「どういうことだ!?」
鞠莉「来てくれたらその理由を話すわ。それじゃまた後でね! シャイニー!」
バタバタバタバタバタ...
そういって鞠莉はヘリのドアを閉め、そのままヘリは飛んでいった。
ガイ「なぁ、確認したいんだが...学校って『女子高』だったよな...?」
曜「はい。女子高ですよ。」
ガイ「男の先生は居るか...。」
千歌「居ないです。」
ガイ「つまり、俺が行けば事件だよな...。」
梨子「否定できませんね。」
JJ「(これはまた面白くなってきたなぁ。)」
朝練を終わらせた千歌・曜・梨子は浦女の制服に着替え登校し、鞠莉に言われた通り理事長室に来ている。
もちろんガイも一緒にいる。ガイは問題なく理事長室に来れたかというと、そんなことは無かった。
浦女に近づくにつれ女子生徒が多くなり、千歌,曜,梨子が居るとはいえ、周りの女子からは「イケメンが来た!」とか「男の先生じゃない?」とかの話があちらこちらから聞こえてくるのだ。
そんな道中を掻い潜り理事長室に到着したわけだが、ガイのメンタルはしばらく治りそうになかった...。
鞠莉「4人とも来たわね。まず初めに、わたーしが浦の星女学院の新理事長の小原鞠莉よ! 気軽にマリーって呼んでね!」
ちかようりこ「えぇぇぇぇぇ!!」
本日2度目の叫びが出た。
鞠莉「しかーし! この学校の3年生でもあるの! カレー牛丼みたいなものね!」
梨子「例えがよくわからないのですが...。」
???「わからないに決まってますわ!!」
突然割り込んできた声の主は...
鞠莉「Oh~! ダイヤ久しぶりぃ~! 随分大きくなって~!」
ダイヤ「触らないでいただけます?」
生徒会長の黒澤ダイヤであった。
鞠莉はダイヤに抱きつき、頭を撫でたりしてご満悦の様子。だが、ダイヤを撫でる手が徐々に下がり始め...
鞠莉「でも、胸は相変わらずねぇ~。」(ニヤリ
ダイヤ「...! や、やかましい!...ですわ...。」
鞠莉「イッツジョ~ク!」
ダイヤ「全く、1年の間に居なくなったと思いきやいきなり帰ってくるなんて...。」
鞠莉「シャイニーー!!」
さっきからダイヤと鞠莉のやり取りに蚊帳の外な2年生は置いてけぼりになっていた。
ダイヤ「人の話を聞かないは相変わらずですわね!」
鞠莉「イッツジョ~ク!」
ダイヤは鞠莉の制服の胸ぐらを掴んでいるが、鞠莉はそんなのお構い無しのようにピースサインを2年生たちに向ける。
ダイヤ「とにかく! 高校3年生が理事長だなんて信じられませんわ!」
鞠莉「そっちはジョークじゃ無いのよねぇ。」
と、鞠莉は正式な委任状をダイヤと2年生の3人に見せた。そこには浦の星女学院の理事長は鞠莉であることが
本当のことだと示していた。
ダイヤ「そ、そんなことが...。」
千歌「なんで...?」
鞠莉は待ってましたと言わんばかりに千歌たちに近寄り...
鞠莉「最近、浦女にスクールアイドルが誕生したって噂を聞いてね...」
ダイヤ「まさか...。」
鞠莉「ダイヤに邪魔されて可哀想かな~って思って、私が助けに来たのよ!」
ここにきて助っ人登場らしい。
鞠莉「イエ~ス! あなたたちのデビューライブはアキバドゥームを用意するわ!」
曜「い、いきなりすぎない!?」
梨子「いくらなんでも...」
千歌「奇跡だよっ!」
鞠莉「イッツジョ~ク。」
千歌「私たちへのジョークのためにそんなものを用意しないてください...。」(ジト目
鞠莉は自由人みたいだ。
ダイヤ「鞠莉さん! さっきから何やってますの! というか、なぜ理事長室に、いえ、浦の星女学院に殿方が居られるのですか!!」
鞠莉「私が連れてきたのよ。」
ダイヤはさっきから部屋の端に居るガイのことを鞠莉に問いただした。
ガイ「くよくよ考えても仕方ない! 堂々としてやる!」
いきなり声がしたので千歌,曜,梨子,ダイヤは驚く。
ガイ「あぁ、すまん...。」
理事長室で賑やかな朝を迎えたが、鞠莉から本題を言い渡される。
鞠莉「あなたたちのデビューライブの場所にこれから案内するわ。ガイさんも着いてきて。」
ガイ「ん? お、おう。」
鞠莉はどこに4人を連れていくのか...。
続く。
今回はここまで!
ほんとは体育館のやり取りも入れたかったのですが、あまりに長くなるので、次回の冒頭に描きます。
補足ですが、マガグランドキング亜種の色をお伝えしてなかったので発表します。通常固体はこげ茶色でしたが、亜種はダークグリーンを想像していただけたらなと思います!
では次回にお会いしましょう!