ウルトラマンオーブ × ラブライブ!サンシャイン!!   作:さすらいの風来坊

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今執筆しているオリジナルストーリーですが、なるべく間を取らないように心掛けますが、それでも今までより頻度は落ちてしまいます...。
ご理解をお願いします。(・・;)


鞠莉「シャイニー!」
作者「あ、鞠莉ちゃん。いらっしゃい。」
鞠莉「今回は私とガイさんの物語なんでしょ?」
作者「えぇ。鞠莉ちゃんとガイさんの物語ですよ。」
鞠莉「期待してるわね、作者さん!ところで、そのガイさんはどこかしら?」
作者「あー...それが...。」
鞠莉「それが??」

ガイ「十千万の1番風呂は格別だったなぁ。」
鞠莉「ガイさん!どこ行ってたんですか!」
ガイ「おぉ、鞠莉か。今回はよろしくな。」
鞠莉「え...よ、よろしくお願いします...?」
作者「(ガイさん、マイペースすぎますって...。)」

鞠莉のストーリー、スタート!


シャイニー理事長と風来坊

鞠莉から電話を受けた翌日。

今日のガイの予定は、午前中は浦の星で鞠莉と会合。

午後からも鞠莉の手伝いをし、夜はホテルオハラで共に食事を取るらしい。

電話では理事長室に10:00集合だが、現在は7:00。

 

ガイ「リトルスター現象ではないにしろ、Aqoursメンバーに何かしらの力が宿っているのか...?」

 

手には梨子のフュージョンカードを持っている。

 

ガイ「太平風土記を待つか。」

 

カードを腰のホルダーに閉まったところに...

 

コンコンコン...

 

志満「ガイさん、朝食の準備ができましたよ。」

ガイ「ありがとうございます。」

志満「私は千歌ちゃんを起こしてきますから、先に食べていてください。」

ガイ「わかりました。」

 

その後、朝食を済ませ、出かける準備をしていると...

 

千歌「あれ?ガイさん出かけるんですか?」

ガイ「おはようさん、千歌。ちょいと鞠莉に呼ばれていてな。」

千歌「鞠莉ちゃんに?」

ガイ「あぁ。」

 

千歌に話しかけられる。

 

ガイ「千歌も出かけるのか?」

千歌「そうですよ!今日はCYaRon!の3人で遊びに行くんです!」

ガイ「そうか。楽しんでこいよ。」

千歌「はーい!」

 

千歌と別れたあと、全ての準備が整い、ガイは浦の星に向かった。

 

 

バスに揺られること10分。浦の星のバス停に到着。

そこから坂道を登り、校門までやってきた。

 

ガイ「ラブライブが終わってからは初めてここに来るな。練習していた日々や、ゼロさんが居た時が懐かしいなぁ。」

 

数日前まで練習していた日々を思い出していると...

 

鞠莉「あら?ガイさん。」

ガイ「ん?」

 

背後から鞠莉に声をかけられる。

 

鞠莉「まさか、校門で会っちゃうなんて。」

ガイ「このまま理事長室に行くか。」

鞠莉「そうしましょう。」

 

2人は並んで歩き、理事長室へ向かった。

 

 

ガイ「失礼するよ。」

鞠莉「どうぞ。」

 

時刻は10:00ジャスト。

予定通りに鞠莉とガイの会合が始まる。

 

鞠莉「話をする前に、ガイさんはコーヒーと紅茶ならどっちを飲むかしら?」

ガイ「コーヒーと言いたいが、昨日飲んだからな...。紅茶をもらえるか?」

鞠莉「OK。用意するから、そこのソファで待ってて。」

ガイ「了解。」

 

鞠莉はP-falでお湯を沸かし、カップを2つ用意し、茶葉をセットした。

湯が沸くとカップに注ぎ、完成を待つ。

 

数分後、部屋に紅茶の香りが漂い始めた。

 

鞠莉「これで完成♪」

 

ガイとその向かいにカップを置いて、鞠莉も席に着く。

まずはお互いに紅茶を一口飲む。

 

ガイ「こりゃ旨いな。」

鞠莉「イタリアに居るパパが送ってきてくれたの。イタリアの中でも高級な紅茶なのよ。」

ガイ「へぇ~。どれくらいするんだ?」

鞠莉「確か...1杯1万円かしら?」

ガイ「ぐふっ!ごほっ...ごほっ...。」

 

その値段に、ガイは咳き込む。

どっかで1度見た光景だ。

 

鞠莉「ガイさん!?大丈夫!?」

ガイ「お、おう...。大丈夫だ...。」

 

気を取り直して...

 

鞠莉「今日、ガイさんに浦の星に来てもらった理由を話すわね。」

ガイ「この学校に関わることか?」

鞠莉「Yes. と言っても、半分は私たちAqoursで、もう半分が学校に関わることなの。」

ガイ「半分は鞠莉たちで、半分は学校?」

鞠莉「それと、今から言うことは、理事長としての小原鞠莉としての言葉よ。聞いてもらえるかしら?」

ガイ「...わかった。」

 

理事長室の空気が張りつめ、ガイは次の言葉を待つ。

そして、鞠莉は息を吸って...

 

 

 

鞠莉「ガイさん...浦の星女学院の先生になっていただきたいの。」

 

 

 

真剣な眼差しで、鞠莉はガイにそう言った。

10秒くらいの沈黙が続いたあと...

 

ガイ「俺が...学校の先生?」

鞠莉「そう。ただ、担任を持ったり、生徒に授業をしてとは言わないわ。別の理由があるの。」

ガイ「別の理由...。」

鞠莉「部活動には顧問の先生が就くって決まりがあるの。今居る先生方は既に何かしらの部活動の顧問をしているの。ただ、春に新しくできたスクールアイドル部には顧問の先生が就いていないの。今居る先生方にはこれ以上の負担をかけられない。そして、Aqoursのことがわかる人物が必要。だから、臨時でガイさんには『Aqoursの顧問』になってほしいの。」

 

突如として鞠莉から「浦の星の先生になってほしい」と言われ、しかも『Aqoursの顧問』という座を提案されたガイは、鳩が豆鉄砲を食らったようだった。

 

ガイ「でも、学校の先生になるには特殊な免許が必要なんじゃ...?」

鞠莉「そこは心配しないで。浦の星の先生方は全員賛成してくれているわ。もちろん、生徒会長のダイヤもね♪」

ガイ「そ、そうなのか...。」

 

鞠莉は笑顔で話すが、ジョークでは無いみたいだ。

それもそのはず、ガイが浦の星に出入りして、スクールアイドル部の指導をしていることは、先生全員が知っており、先生の間でガイは『ダンスの先生』と認識されているらしい。

また、爽やかな容姿と律儀な性格が学校内で人気を生んだとのこと。

 

ガイ「そこまで信用されているなら引き受けるが、万が一のことがあったその時は...。」

鞠莉「その時はそっちを優先して構わないわ。ガイさんはウルトラマンなんだもの!」

ガイ「ありがとう。」

鞠莉「No problemよ!」

 

こうして、ガイが浦の星の先生(主にAqoursの顧問)になった。

 

鞠莉「ダイヤと先生方には私から話をしておくわ!でも、ダイヤ以外のメンバーにはサプライズでお願いね♪」

ガイ「わかった。それじゃ、9月からよろしくな、鞠莉。」

鞠莉「Yes!学校でもガイさんと一緒なんて、楽しみだわ~!」

 

 

そのあとは、2学期に向けて理事長としての仕事をこなす鞠莉。それをガイが補佐をする。

 

ガイ「(高校3年生にして、学校の理事長か...。本当なら高校最後の夏休みだから、たくさん思い出を残したいはずなのに...。)」

 

黙々と作業をしていく鞠莉を見ながら、ガイは言葉に出さないが、そう思っていた。

 

ガイ「(だったら、俺が少し労うとするか。)」

 

何やらひらめいたようだ。

 

 

時刻はさらに進んで17:00。

日はまだ長いが、空はオレンジ色に染まっていた。

 

鞠莉「ん~...今日の分は終わりねぇ...。」

ガイ「お疲れさん。」

鞠莉「あとは片付けて、家に向かいましょう!」

 

このあとはホテルオハラで一緒に食事をする予定になっている。

鞠莉曰く、今までの感謝をしたいから招待したそうだ。

 

ガイ「向こうに着いたら、厨房貸してくれるか?」

鞠莉「えっ?それは問題無いわ...。(何か作るのかしら?)」

ガイ「そうか。ありがとさん。」

 

2人は片付けを済ませて、小原家御用達の車と連絡船に乗って、淡島のホテルオハラに向かった。

 

 

2人がエントランスに着くと、ホテルの従業員の方がお出迎えをし、中に通される。

 

ガイ「おぉ...かなり豪勢なホテルだな...。」

鞠莉「ガイさんがうちに来るの初めてだった?」

ガイ「あぁ...初めてだ...。」

鞠莉「それは悪いことしたわね。もっと早くに招待してれば良かったわ...。」

 

そんなやり取りをしていると、最上階にある鞠莉の部屋にやってきた。

 

鞠莉「さ、入って入って♪」

ガイ「失礼するよ。」

 

中に入ると、スイートルームに負けないほどの広さだったが、年相応の女の子の部屋のようで、ぬいぐるみや思い出の写真などが飾られていた。

窓からは富士山も見える。

その部屋に感心していると...

 

鞠莉「今日学校で話したこと、引き受けてくれてありがとう...。」

ガイ「ん?あぁ、あれは俺の意志だ。」

 

鞠莉の言葉に覇気が無い。

 

鞠莉「あんな風に言ったけど...ガイさん、ちかっちの旅館の手伝いがあるのになって...。」

ガイ「そのことか。俺の方で解決しとくから、鞠莉は気にしなくていい。」

鞠莉「ガイさん...。」

 

鞠莉の心の不安を取り除くかのように、鞠莉の頭を優しく撫でる。

 

鞠莉「ありがとう...。」

ガイ「うっし!そんじゃあ、飯にするか!」

鞠莉「ええ!そうしましょう!」

 

鞠莉は笑顔になっていた。

 

鞠莉「そういえば、厨房を借りるって言ってたような...。」

ガイ「あ、そうだったそうだった。」

鞠莉「案内するわ。」

 

そして、その厨房にやって来た。

鞠莉は食材やキッチン用具などの場所や使い方をガイにレクチャーした。

 

ガイ「そんじゃ、腕によりをかけて作りましょうか!」

 

ガイが厨房に居る間、鞠莉は従業員の人と共に食事の準備を整えた。

 

 

 

30分後...

 

ガイ「よし。あとは冷やすだけだな。」

 

厨房ではクッキングを終え、鞠莉との食事会場に向かった。

 

 

鞠莉「ガイさん、こっちよ~!」

ガイ「待たせてすまないな。」

鞠莉「こっちも5分前くらいに準備が終わったから大丈夫よ。」

 

2人が合流した。

そして会場の中に入り、用意されていたテーブルに座ると、料理が運ばれてくる。

 

鞠莉「食べましょう♪」

ガイ「だな。」

 

2人はコース料理を堪能する。

また、会話も盛り上がった。

鞠莉の親父さんのこと,鞠莉の幼少期,果南とダイヤとの馴れ初め,ジャグラーとゼロの滑らない話など。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

JJ「...っ!」

曜「ジャグラーさん?」

ルビィ「どうしましたか?」

JJ「いや...何でもない...。(一瞬悪寒がしたような...。)」

千歌「本当に大丈夫ですか?」

JJ「問題無い。それより、帰るぞ。」

CYaRon!「はーい( ・∀・)ノ」

 

↑ジャグラーとは途中でバッタリ会い、3人からの強いお願いを渋々と請け負った。

 

 

ゼロ「ハクション!」

グレンファイヤー「どったのゼロちゃん?」

ジャンナイン「風邪でも引いたのか?」

ゼロ「風邪なんか引くわけねぇよ。誰かに噂されてんだろうよ。」

ミラーナイト「ゼロの噂をする方々とは...。」

ジャンボット「皆目検討がつかないな。」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

メインディッシュも食べ終わり、残すはデザートとなったところで...

 

ガイ「ちょいと席を外すよ。」

鞠莉「えぇ。構わないわ。」

 

そう言って、席を外したガイ。

その数分後、手に箱を持って戻ってきた。

 

鞠莉「それは?」

ガイ「鞠莉がいつも頑張っているから、俺からのちょっとした労いだ。」

 

鞠莉の前に置くと、その箱を鞠莉が開ける。

 

鞠莉「ふぇ...?」

 

箱を開けると、ホールケーキが出てきたのだが、そこには

『鞠莉へ。いつもお疲れさん。』

とデコレーションされていた。

 

すると、鞠莉の頬を一筋の雫がつたう。

 

ガイ「鞠莉...?」

鞠莉「なんで...私泣いてるんだろ...。こういうときこそ笑って...シャイニーしなくちゃなのに...なのに...。」

 

言葉では笑おうとするが、目からは次から次へと雫が落ちていく。

その鞠莉の頭をガイは再び優しく撫でて...

 

ガイ「鞠莉が背負っているもの、今日からは俺も背負っていくよ。なんたって、浦の星の『先生』だからな。」

鞠莉「グスッ...ガイさん...ありがとう。」

 

雫はこぼれるも、シャイニー笑顔になる鞠莉だった。

その瞬間...

 

鞠莉「えっ?何なのこれ...!」

ガイ「(このタイミングで発現だと...?)」

 

Aqoursのフュージョンカード,鞠莉の全身,オーブリングが発光したのだ。

突然のことに、鞠莉は動揺してしまう。

 

鞠莉「どうなっちゃったの...?」

ガイ「詳しい事はすぐ説明するが、今はジッとしてくれ。」

鞠莉「わ、わかったわ。」

 

ガイの一言で鞠莉は落ち着き、動きを止める。

その間に、オーブリングをかざす。

すると、『小原鞠莉』のフュージョンカードが生成された。

カードができると、発光は終わる。

 

ガイ「驚かしてすまない。」

鞠莉「ガイさんが悪いわけじゃないわ。それにしても、さっきのは一体...?」

ガイ「原因や証拠と言えるかわからないが、さっきのはこれが関係している。」

 

言いながら、1枚のカードを鞠莉に提示する。

 

鞠莉「これって...私?」

ガイ「鞠莉だけじゃないんだ。」

 

次は梨子のカードも見せる。

 

鞠莉「こっちは梨子?」

ガイ「入手したのは昨日なんだがな。だが、なぜこうなったかはわからない。」

鞠莉「これも太平風土記に?」

ガイ「いや、まだ見つかってないんだ。ジャグラーが探してはいるんだが...。」

鞠莉「そうだったのね。」

 

すると、鞠莉が何か閃いたような顔付きになる。

 

鞠莉「それなら、花丸のところに行けばいいんじゃないかしら!」

ガイ「花丸の?」

鞠莉「あの子の家、お寺なのよ。お寺には歴史があるじゃない?もしかしたら、このことがわかるかもしれないわ!」

ガイ「そうか...。ありがとな。」

 

善は急げということで、早速電話する。

 

prrr...prrr...prrr...ガチャ

 

鞠莉「こんばんは花丸。」

花丸『もしもし。その声、鞠莉ちゃん?』

鞠莉「えぇ、そうよ。夜に電話しちゃってゴメンね?」

花丸『大丈夫ずら。何かあったの?』

鞠莉「私じゃなくてガイさんが花丸に用事があるの。」

花丸『ガイさんがずら?』

鞠莉「そうよ。本人に代わるから、話を聞いてね?」

花丸『わかったずら!』

 

鞠莉から電話を受けとる。

 

ガイ「もしもし花丸?」

花丸『あ!ガイさん!花丸です。』

ガイ「明日、花丸のお寺に行きたいんだが、予定空いてるか?」

花丸『まるの予定は空いてるずら。』

ガイ「そっか。それなら良かった。けど、お寺の資料は見れるか?太平風土記に関わるんだ。」

花丸『そのことなら大丈夫ずら!前にまるが太平風土記を探したことがあるずらよ!』

ガイ「そうだったのか。じゃあ、10:00に行くから、明日はよろしくな花丸。」

花丸『わかったずら!』

 

通話終了。

 

鞠莉「私も手伝いたかったけど、明日は今日のことを報告しないとだから手伝えないわ...。ゴメンなさい。」

ガイ「気にすんなって。あとは任せろ。」

 

ガイの明日の予定が決まった。

 

 

そのあとはガイの作った『レモン香るレアチーズケーキ』を食べて、今日はお開きになった。

 

 

ガイ「今日は世話になったな。」

鞠莉「私もガイさんに感謝してるわ。2学期からまたよろしくね!」

ガイ「そうだな。よろしく、理事長さん。」

鞠莉「先生と理事長だけど、鞠莉って呼んでよ~!」

 

プクッと頬を膨らまして抗議をする鞠莉。

 

ガイ「わかったわかった。今まで通り『鞠莉』って呼ぶよ。」

鞠莉「♪」

 

ご機嫌になった鞠莉はホテルへ戻り、ガイも旅館へ戻った。

 

 

続く。




ガイさん、2学期から浦の星の先生になります!(笑)
2期を楽しみにしていてください!


22日の火曜日に、劇場版の応援上映に行ってきました。
声を出して映画を観ると、笑えるし、コール入れられるし、面白いですね~。
ちなみに会場内は、黄色い歓声が多かったです(笑)

それから、嬉しい報告です。
2月に沼津のファンミと同日開催の舞台挨拶、CYaRon!とGuilty Kissの挨拶が当たりました!
それに、Guilty Kissは2列目の真ん中寄りという神席です!
幕張ファンミ以来の至近距離は嬉しいです(^^)。

また、AZALEAの挨拶を当てた方と連番を組んだため、沼津で一気に3ユニット網羅しました。

公開初日現地挨拶を外していて、幕張と重なっていて人権すら無かった名古屋&関西、ファンミ広島で狙い目だった広島が外れて、会員限定も全落していた自分に、奇跡が起きました!

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