ウルトラマンオーブ × ラブライブ!サンシャイン!! 作:さすらいの風来坊
作者「は、はい!(推しの曜ちゃんがすぐそこに...!)」
曜「作者さんどうしたの?」
JJ「作者の推しが渡辺だから、緊張してんだろ。」
作者「いっ!?」
曜「ジャグラーさん? って、作者さんは私が推しなの??」
作者「え...あ...曜ちゃん推しです...。」
曜「嬉しいなぁ! じゃあさ、一緒にあれやろうよ!」
作者「い、いいんですか?」
曜「もちろんだよ! ジャグラーさんもいっくよ~! 全速ぜんしーん...。」
JJ「はぁ?」
曜&作者「ヨーソロー!!」
JJ「よ、ヨーソロー...。(なぜ俺も...。)」
曜「ところで、ガイさんは?」
作者「Aqoursの映画に夢中でして...。」
曜「それは嬉しいけど、何かあるの?」
作者「夢中になりすぎて、ここに来てないんですよ(泣)。」
JJ「そんな作者に悲報だ。ガイのやつ、劇場版の挿入歌CDを買いにいった。」
作者「」ズーン
曜「作者さん大丈夫ですか?(・・;)」
まさか...ガイさんも5thを狙って...。
黒澤姉妹とのお出かけから翌日の夜。
梨子・鞠莉・花丸・ダイヤ・ルビィのフュージョンカードとにらめっこするガイ。
オーブリングにかざしてみるが...
ガイ「反応無しか...。」
花丸と探した時に見つけた太平風土記には力の譲渡だけが描かれていただけで、カードが実際に使えるかは書いてなかった。
ガイ「一体この世界にいくつの太平風土記があるんだ...?」
部屋で1人考えていると...
prrrrr...prrrrr...
ガイの持つスマホに着信が入る。画面を確認すると、『渡辺曜』とあった。
ガイは応答ボタンを押して、耳にあてる。
ガイ「はいよ。」
曜『もしもし。曜です。』
ガイ「どした?」
曜『あの...明日って1日空いてたりしますか?』
ガイ「明日か? 特にこれと言った予定は無いよ。」
曜『それなら、明日私とお出かけしてもらえますか?』
ガイ「良いぞ。何時にどこに集まる?」
曜『えっと...9時半に市民プールに集合でお願いします。』
ガイ「9時半に市民プールな。それはわかったが、どうしてプールなんだ?」
曜『それは...明日のお楽しみです! 明日待ってますね!』
プツッ...ツー...ツー...
ガイ「明日のお楽しみか。」
というわけで、曜と出かけることが決まった。
ーーーーーーーーーー
お出かけ当日の渡辺宅。
曜は水泳に必要な一式を用意する。
曜「これでよし。」
そのあとは朝ごはんを食べて、歯磨きを済ませ、全ての準備が完了したので、ガイとの集合場所である市民プールに向かった。
曜が家を出た頃、ガイはバスに乗る。
そして、プールの最寄りバス停で降りる。
5分ほど歩いて、プールに到着した。
ガイ「とりあえず着いたな。あとは曜と合流か。」
「ガイさーん!」
夏の晴れた日に、元気で透き通る女の子の声がガイを呼んだ。
ガイ「約束の時間より早かったな。」
曜「家を早めに出て、ガイさんを待ってました!」
浦女ジャージで敬礼ポーズを交えて、笑顔でガイを迎える。
ガイ「そういや、なんでプールだ??」
曜「私、水泳部もしてるんです!」
ガイ「そうだったのか。」
曜が『スクールアイドル部』と『水泳部』の掛け持ちということを初めて知る。
曜「水泳って言っても、普通に泳ぐのと高飛び込みもしているんです。」
ガイ「それはすごい...。」
曜「その高飛び込みで新しい技を考えてるんですけど、何かパッとしなくて...。」
ガイ「アドバイスが欲しいと。」
曜「はい...。」
ガイ「的確なものは出せないかもしれないが、やれるだけやってみるよ。」
曜「ありがとうございます!」
ということで、曜の新しい飛び込み技を編み出すレッスンが始まった。
ーーーーーーーーーー
スクール水着に着替えた曜は準備運動を行い、今は25mプールで100mメドレーをしている。
曜曰く、水に慣れるためだそうだ。
毎回やっていることなので、いわゆる『ルーティーン』ってものだ。
ガイ「さすがは水泳部なだけあるな。それに、高飛び込みしているだけあって、泳ぎのフォームが綺麗だ。」
ガイはプールサイドでその様子を見ている。
そんなガイは海水パンツにアロハシャツを来ている。
(※『劇場版ウルトラマンオーブ 絆の力、お借りします!』に出てきた姿に近いです。)
余談だが、ガイ本人は気にしてないが、プールに来ている多くの女性がガイに見惚れていた。
ザバァン
曜「ふぅ...。」
数分するとプールから曜が出てきて、ガイの元へ来る。
ガイ「調子はどうだ?」
曜「久しぶりに泳いだけど、良い感じです。タイムはどうでした?」
ガイ「1分50秒02だ。」
曜「ん~...あと0'02かぁ。」
曜は100mのタイムを1分40秒台に乗せようともしている。
ガイ「こればかりは曜の力で乗り越えてもらうしかないな。」
曜「そうですよねぇ~。諦めず挑戦してみます!」
水に慣れたところで、本題の高飛び込みに移る。
曜「最初にいくつか技を見せますね。」
ガイ「わかった。選手の実力を見せてもらうよ。」
今回も、ガイはプールサイドで様子を見る。
曜は高さが5m,7.5m,10mの場所からそれぞれ飛ぶ。
10m飛び込みでは、曜が最も得意とする『前逆宙返り3回半抱え型』を披露した。
3種類の技を披露した曜が戻る。
曜「どうでしたか?」
ガイ「ブレが無い。良い動きをしているよ。」
曜「ありがとうございます。」
ガイ「それで...新技は何を考えてるんだ?」
曜「最後に飛んだ『前逆宙返り3回半抱え型』を進化させたいんです...。」
ガイ「なるほどな。まずはどう進化させたいのか実践で見せてくれ。」
曜「やってみます。」
新技への挑戦が始まる。
曜は10m飛び込み台に立ち、先程と同じように宙を舞い、技を繰り出して着水した。
ガイ「そういうことか...。」
ガイは1回見ただけで曜が言う新技と前逆宙返り3回半抱え型の違いを見抜いた。
なぜなら、着水する体の向きが違ったからだ。
曜「どうでしたか?」
ガイ「曜の言う新技ってのは、前逆宙返り3回半抱え型に『ひねり』を加えたものだろ。」
曜「そうですけど...どうしてわかったんですか?」
ガイ「さっきと着水する体の向きが違ったのが見えた。だけど、着水するタイミングではまだ体を完全に伸ばしきれていない。」
曜「そこまで見抜いているなんて...。」
ガイもウルトラマンになる前からジャグラーとO-50で何度も特訓を重ねてきたため、動きの違いを見極めることができる。
ガイ「俺がアドバイスできるのは次の2つだな。」
①3回半を3回or2回にしてからひねりを加えて着水する。
②前逆を通常の前回りにし、ひねりを加えたあとに抱え型に移る。
というものだった。
曜「回転を減らすか最初の動きを少し減らすってわけですね!」
ガイ「そうなる。どちらが曜に向いてるかは自分で決めてくれ。」
曜「はい! 早速実践してみます!」
ガイに言われた2つのやり方を何度も挑戦する。
曜は物事を器用にこなすため、2つの型を完成へと近づける。
ガイ「(このままだと、新技2つをマスターしそうだな。)」
曜「(どっちか1つかなぁって思ってたけど、両方完成しそう!)」
様子を見るガイも、実際に挑戦している曜も手応えを感じている。
新技の挑戦から1時間半が経過。途中に休憩も挟みながらやり続けた結果、曜はどちらの技も習得できる結論を出した。
今日の完成にはいかないが、曜曰く1ヶ月くらいで完成するそうだ。
今、2人は更衣室で着替えている。
プールのあとはショッピングモールでお買い物だ。
先に出てきたのはガイだ。
ガイ「しばらく待つか。」
ロビーにある自販機でラムネを購入し、喉を潤す。
待つこと3分。
曜「お待たせしました~!」
更衣室から曜が出てきた。
ただ、その姿はプールに行く時とは明らかに違う服装に身を包んでいた。
水色のスカートに白色のブラウスなのだ。
ガイ「その服...。」
曜「せっかくのお出かけなので...オシャレしちゃおうかなぁなんて...。」
ガイ「似合ってるぞ。」
曜「ありがとうございます!」
オシャレを褒めてもらった曜は頬を少し紅く染めた。
曜「それじゃあ...ショッピングモールに向かって、全速前進...。」
曜&ガイ「ヨーソロー。」( ロ_ロ)ゞ
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ショッピングモールに到着した2人は遅めの昼食を取り、食べたあとはAqoursの衣装を作るための生地を探したり、曜の趣味である制服探しをした。
曜「荷物を持ってもらってすみません...。」
ガイ「気にすんな。にしても、毎回これだけ買ってるのか?」
曜「いつもは学年かユニットの3人分ずつなんですけど、今日は皆に似合いそうなものがたくさんあったので、つい手が出ちゃいました...。」
少し照れながら釈明する。
ガイ「なるほどな。それじゃあ、Aqoursの衣装が輝いてるのは、曜の目利きが良いってことだな。」
曜「へ!? そ...そんなことは...。」
ガイ「そんなことあるさ。」
曜「ガイさん...。」
ガイ「俺は、9人のAqoursやメンバー1人1人が太陽のような存在だと思ってるんだ。ステージに立って踊って歌う姿は輝いてる。だから太陽みたいなんだよ。」
曜「私たちが、太陽...?」
ガイは語り出す。
ガイ「そんな太陽も沈んだら見えなくなる。つまり、学校で練習している時,作詞作曲をしている時と考えてくれ。」
曜「はい...。」
ガイ「でも、見えないだけで地平線の向こうではずっと輝いているんだよ。見えないところで輝いている光もある。」
曜「見えないところで輝いている光...。」
ガイ「曜たちが学校で練習している時も、作詞作曲している時も、衣装作りをしている時も、Aqoursは1人1人が輝いている。俺はそう思ってる。」
ガイからAqoursのことを聞いた曜は、今までのことを思い出す。
9人で練習している時、休憩も含めて皆が笑顔で居る。
作詞作曲や衣装作りをしている時、喧嘩なんか全然しない。
学年問わず、9人で和気藹々と活動している。
曜「私も輝いていますか?」
ガイ「もちろんだ。ステージに立っている曜も、衣装作りをしている曜も、輝いているよ。」
曜「...っ! そう言ってもらえて嬉しいです!」
ガイから輝いていると言われた曜は、照れながらも満面の笑みを浮かべた。
その嬉しさを抱えたまま制服専門のお店にやってきた。
学校の制服はもちろん、いろんな職業の制服も揃っている。ちなみに、男女両方ある。
曜「よ~し! 今日も良いのがあるか探すであります!」
曜の目は星のように輝いている。
ガイ「(千歌から制服好きとは聞いていたが、ここまでとは...。)」
曜のキャラチェンジにちょっと驚いている。
すると、『ビューン!』というF1レースのような効果音が聞こえるかのような勢いで、曜が店内を見て回り、試着をする。
ガイ「まぁ...この趣味がAqoursの衣装作りに役立っているんだろう...。たぶん...。」
『(;・∀・)』という顔を浮かべながら様子を見る。
そしたら...
曜「ガイさん! これ着てみてください!」
船の乗組員の制服を試着した曜が、船長の制服を持って、ガイに声をかける。
それに、目がキラキラしている。
ガイ「...マジ?」
曜「マジです!!」
ガイ「...わかった。」
その勢いに勝てないと踏み、曜から船長の制服を受け取り、試着室に入た。
数分後、船長の制服を着こなしたガイが出てきた。
曜「...っ!」
ガイ船長の姿を目の当たりにした曜は、一瞬だけ表情に影がさした。
ガイ「どうした?」
曜「えっ...な、なんでもないです...。それにしても、船長の制服似合ってますよ!」
ガイ「そ、そうか?」
曜「はい!」
ガイは気が付くも、曜がなんでもないと答えたため深追いはしなかった。
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無事に買い物と制服探しは終了。
衣装の生地や小物を多目に買い、曜の家まで荷物を運ぶ。
ショッピングモールから沼津駅を経由し、バスに揺られること30分で曜の家付近まで帰ってきた。
それからはバスを降りて歩くこと5分、家に到着した。
曜「着きました。ここが私の家です。」
2人が玄関に着いたと同時に...
曜ママ「おかえりなさい。」
曜「ママ! ただいま!」
タイミング良く、曜のお母さんと鉢合わせした。
曜ママ「あなたがガイさんですか?」
ガイ「えぇ。クレナイガイです。」
曜ママ「娘がいつもお世話になっています。」
ガイ「いえ、自分も曜さんには助けられていますし...。」
大人の挨拶が始まる。
曜ママ「ガイさん、よろしければお夕飯を食べていってください。」
ガイ「さすがにそこまでしていただくわけには...。」
曜「上がっていってよ!」
曜ママ「娘もこう言ってますし。」
ガイ「そ、それならお世話になります。」
渡辺家で夕飯を一緒にいただくことになった。
曜ママが夕飯の支度をする間、曜はシャワーを浴びるためお風呂に行った。
ガイはリビングで待っていたが、気になることがあるため、曜のお母さんのいるキッチンへやってきた。
曜ママ「あら? リビングでゆっくりされていたのでは?」
ガイ「そうなのですが、少し曜さんのことで気になることがありまして...。」
曜ママ「娘のことですか。」
1度手を止め、ガイの話を聞く。
ガイ「本人は隠してるつもりなんでしょうが、今日1日一緒に居て、時々寂しそうな表情をしていたのが気になりまして。1番確信を持てたのが、僕が船長の制服を着た時だったんです。」
すると、
曜ママ「たぶん、ガイさんのことがお父さんと重なったんでしょう。」
ガイ「曜のお父さんですか?」
曜ママ「曜は、生粋のお父さんっ子なんですよ。私も妬けちゃうくらいに...。小さい頃からよくくっついてて、『将来の夢はパパと同じ船長になること!』って言ってるんですよ。」
ガイ「そうなんですか...。」
曜ママ「夫は船長でして、数ヵ月に1週間くらいしか家に帰って来ないんです。なので、寂しさを隠せなかったと思うんです。」
ガイ「そのような事情があったとは...。」
この時、ガイは気になっていたことを聞いて良かったと思った。
曜ママ「それに、昔は恥ずかしがり屋で、初対面の人に会うと私や夫、たまに従姉妹の月ちゃんに隠れる子でしたのよ。」
ガイ「今の様子ですと、なかなか想像がつきませんね。」
曜ママ「そう思うと、成長してるんだなって...。なので、曜のこと、これからもよろしくお願いしますね。」
ガイ「えぇ。わかりました。」
話が終わると曜のお母さんは再び夕飯作りに取りかかる。
そして、お風呂からあがった曜がやってくる。
曜「お母さん、夕飯は何?」
曜ママ「曜の大好きなハンバーグよ。」
曜「本当!? やったー!」
そのあと、曜はハンバーグを美味しく食べた。
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夕飯をごちそうになり、すっかり夜になったため、ガイは曜の家を後にするところだ。
ガイ「今日は世話になったな。」
曜「私の方こそ、わがままに付き合ってもらったから...。あ、こんな時間だとバスが無いけど、どうやって帰るんですか?」
ガイ「そんな心配なさんな。コイツで飛んでいくからよ。」
そう言って取り出したのは『オーブカリバー』だ。
曜「すごい...。」
ガイ「今度飛んでみるか?」
曜「えぇ!?」
ガイ「千歌は1度あるぞ。まぁ、緊急事態だったけどな。それに、この世界に来る時も宇宙を飛んでいたしな。」
曜「そうなんですか...。でも、空は飛んでみたいかも...。」
ガイ「なら、いつか飛ぶか。」
曜「その時は、よろしくお願いします。」
なぜか空を飛ぶ約束をする2人。
そのときだった。
曜「え...? 何これ??」
曜の全身が水色に輝く。
ガイ「前に言った光の譲渡だ。すぐに終わるからそのままで居てくれ。」
曜「はい...。」
ガイはオーブリングを曜にかざす。
すると、光は吸収され、ガイの手には『渡辺曜』のフュージョンカードが握られていた。
ガイ「これで6枚目か。」
曜「あと残っているのは善子ちゃん,果南ちゃん,千歌ちゃんですよね?」
ガイ「Aqoursメンバーはな。だが、太平風土記にはAqours以外にあと2つの光が描かれていた。正式にはあと5つだ。」
曜「あと5つ...。」
『う~ん...』と考える曜だが...
ガイ「これに関しては、まだわからないことだらけだ。地道に調査していかないとだからな。」
曜「それなら、私たちも今まで通り精一杯協力しますね!」
ガイ「あぁ、助かるよ。んじゃ、そろそろ帰るわ。」
曜「また家に来てください!」
ガイ「そうするよ。お母さんにもよろしく言っといてくれ。」
曜「は~い!」
ガイはオーブカリバーで内浦方面へ飛んでいき、曜も家の中へ戻った。
続く。
曜ちゃんStory、ようやく書けた...。
着手したの2月後半だったんですがね...(^^;)
さてさて、来たる21日には『しゅかランド ~The First Time~』に作者は行ってきます!
昼の部だけですが、なんと!なんと!
座席が『A-5 25番』という前よりの場所を引き当てました!!
前から5列目で中央寄りなので、絶対ヤバイやつですわ(笑)
もし次の投稿が無かったら、察してください(笑)
ちなみに、31日にあるあんちゃんとりきゃこのイベントは、どちらも2階席でした。
しゅかに運を使った代償かな~(;・ω・)
P.S.
『まるごとりかこ』が終わるの寂しいですが...
りきゃこ、ソロデビューおめでとうございます!!
31日はシェフの皆でお祝いだ!