ウルトラマンオーブ × ラブライブ!サンシャイン!! 作:さすらいの風来坊
自分は両日とも現地参加します!
それと、4thのBlu-rayが本日発売ですね!
YouTubeで公開されてるダイジェストだけでも涙腺が脆いのに、全編ノーカットの本編を観るもんなら、涙が出すぎて干からびるんじゃないかと思うくらいです。
ガイ「ふぅ。」
リク「よっと。」
カイザースカルゴモラの戦いから帰還した2人は浦女のバス停に降りた。
ガイ「さっきは助けてくれてありがとなリク。」
リク「どういたしまして。けど、なんでこっちにスカルゴモラが...?」
ガイ「スカルゴモラ?」
リク「さっきの怪獣ですよ。僕の居た世界に現れた怪獣で、ベリアル融合獣って部類に入るんです。」
リクによる解説がされる。
すると...
「でも、リクが戦った時より姿が違ったよ?」
ダーク・ゾーンからペガが現れる。
ガイ「ペガも来てたのか!」
ペガ「お久しぶりです、ガイさん!」
リク「ペガ、さっき言ったことって?」
ガイとペガが挨拶を交わしたあと、リクが本題を聞く。
ペガ「えっと...なんて言えば良いのかな...。伏井出ケイが変身していたベリアル融合獣より禍々しい雰囲気を感じたんだ。」
リク「そう言われると...オーラが違ったような...。」
ガイ「ベリアル融合獣より禍々しい...。」
ペガの言葉に、戦った本人たちも考察する。
ガイ「まさか...! カイザーベリアル...。」
リク&ペガ「「えっ?」」
ガイ「この世界に暗躍する黒幕が、カイザーベリアルの力を欲してたんだ。もしかしたら、そいつがベリアル融合獣に変身している可能性が高い。」
というように考察していると...
「ガイさ~~~ん!」
元気な声でガイの名前が呼ばれる。
ペガ「はわわ...!」
その声に、ペガはダーク・ゾーンに隠れる。
ペガが隠れきった少し後に、Aqoursの9人が坂道から降りてきた。
千歌&曜&梨子「「「ケガは無いですか!?」」」
善子&ルビィ&花丸「「「救急箱持ってきました(ずら)!」」」
過保護すぎるくらいにガイの身を案じる。
ガイ「心配してくれてありがとな。けど、俺はこの通り大丈夫だ。」
果南&鞠莉&ダイヤ「「「本当(ですの)!?」」」
ガイ「ウソは言わないよ。本当に大丈夫だ。」
「「「「「「「「「良かったぁ~。」」」」」」」」」
9人一斉に安堵した。
花丸「あの...そちらの人はどなたずら?」
ガイの隣に居るリクに目がいった花丸。
そう言われて、他のメンバーもリクを見る。
リク「皆さんはじめまして。僕は朝倉リクって言います。」
リクが名乗った。
千歌「私は高海千歌です!」
曜「渡辺曜です!」
梨子「桜内梨子です。」
花丸「おらは国木田花丸です。」
ルビィ「黒澤ルビィです。」
善子「堕天s... 「この子は津島善子ちゃんずら。」 ちょっとぉ!」
果南「私は松浦果南。」
ダイヤ「黒澤ダイヤですわ。ルビィの姉ですわ。」
鞠莉「小原鞠莉よ。シャイニー!」
9人も名前をリクに伝えた。
リク「ガイさんと皆さんはどういった関係ですか?」
ガイ「俺が先生で9人は生徒だ。」
リク「へぇ~。ガイさんが先生ですか~。.........え? ガイさんが先生!?」
あまりにぶっ飛んだ回答にリクは驚愕した。
ガイ「とは言っても、今日から先生になった。」
リク「今日からですか...。」
JJ「教師として務まるか、期待しないでおくよ。」
走ってきたAqoursに対し、歩いてきたジャグラーがここで合流する。
リク「ジャグラーさん、お久しぶりです!」
JJ「あの時よりかは少し逞しくなったようだなぁ。」
ジャグラーがリクを褒める。
千歌「あの~...1つ聞きたいことがあるんですけど...。」
ガイとジャグラーはリクに親しくしており、リクもガイとジャグラーを知っている関係にあるため...
千歌「リクさんは、ガイさんとジャグラーさんの知り合いですか?」
恐らく、他の8人も千歌と同じように思っているだろう。
3人はどのような繋がりがあるのか質問した。
リク「あぁ...それは...。」
歯切れ悪くなるリク。
そりゃそうだ。自分がウルトラマンジードだなんて言えるわけが...
JJ「朝倉リクはウルトラマンジードだ。」
千歌「ふぇ?」
リク「ちょっと! ジャグラーさん!?」
ガイ「ジャグラーのやつ...。」
何のためらいも無く、ジャグラーがあっさりとリクの正体をバラした。
Aqoursの9人は頭にハテナマークが浮かんでいるようで、リクは突然のカミングアウトに焦り、ガイは呆れていた。
ダイヤ「もう1度教えていただけますか...?」
JJ「だから、朝倉リクはウルトラマンジードだ。さっきの戦いで不甲斐ないオーブを助けたのがリクだ。」
ガイ「(ジャグラー...今日の飯は抜きにしてやるからな!)」
ジャグラーの口から、朝倉リク=ウルトラマンジードと再び明かされた。
「「「「「「「「「リクさんが、ウルトラマンジード(ですの/ずら)!?」」」」」」」」」
バレては仕方ない。
リク「ジャグラーさんの言ってることは本当ですよ。僕がウルトラマンジード。ガイさんとジャグラーさんの後輩になるのかな? でもこのことは...。」
千歌「大丈夫です! 誰にも言いません!」
他の8人も首を縦に振る。
ガイ「この9人は、俺とジャグラーの事を知ってる。そういう間柄だから大丈夫だ。」
すかさずフォローも入れる。
リク「それなら、皆さんにもう1人紹介したい友達が居るんですけど...。」
曜「リクさんのお友達さん?」
鞠莉「どんな友達か気になるわね。」
ダイヤ「ぜひお会いしてみたいですわ。」
9人とも興味津々だ。
リク「ペガ、出てきて良いよ。」
目線を自分の影に落とし、名前を呼んだ。
9人もそれに釣られて、視線を落とす。
すると...
ペガ「よいしょっと。」
ダーク・ゾーンからひょっこり顔を覗かせて、ペガが出てきた。
ペガ「皆さんこんにちは。」
「「「「「「「「「こんにちは...。」」」」」」」」」
影から出てきたことが予想外だったのか、ポカーンとした顔になっている。
ペガ「皆さんの名前は聞いてたからわかるよ。左から順番に、善子ちゃん,ルビィちゃん,花丸ちゃん,梨子ちゃん,千歌ちゃん,曜ちゃん,果南ちゃん,ダイヤちゃん,鞠莉ちゃんだね。」
果南「合ってるよ...。」
ペガ「だから、僕が自己紹介するね。僕はペガッサ星人のペガです。よろしくお願いします。」
ペコリとお辞儀まで付けた。
千歌「こちらこそよろしくね! 私たちもペガちゃんと友達になりたいな!」
ペガ「大歓迎だよ。」
千歌「やった~!」
こうして、Aqoursとペガは友達になった。
リク「良かったねペガ。」
ペガ「うん!」
鞠莉「それなら、リクっちも私たちと友達よ?」
善子「そうね。」
リク「僕も友達?」
千歌「うん! りっくんも友達だよ!」
出会って間もないが、Aqoursはリクとペガを友達として受け入れた。
ガイ「良かったなリク,ペガ。」
JJ「一気に9人の女子と友達になるとか、モテてるね~。」
その後、バスが来るまでの間やバス乗車の間はいろいろと質問責めされたリクとペガであった。
ーーーーーーーーーー
その日の夜。
リクはガイとの相部屋で、これから十千万旅館にお世話になることになった。
千歌パパ,志満,美渡には、以前泊まっていたレイの知り合いだと伝えると2つ返事で了承してくれた。
リクも、ただでお世話になるわけにもいかないと考えていたので、時々だが旅館のお手伝いをするという条件を付けた。
リク「千歌さんの実家が旅館なのには驚きましたよ。」
ガイ「ここのお風呂は格別だ。俺は結構気に入ってるぜ。」
リク「ガイさんがそこまで言うのなら期待できますね。」
リクは、ガイがいろんな場所のお風呂を巡ってきたことを知っているようで、十千万旅館のお風呂がイチオシとあらばリクも期待を寄せていた。
リク「あ、ゼロからガイさんに渡してほしいって預かってるものがあるんです。」
ガイ「ゼロさんから?」
リク「え~っと...このフュージョンカードです。」
ウルティメイトゼロのフュージョンカードを渡す。
ガイ「ありがとう。ゼロさんにも直接お礼しないとだな。」
カードを受け取り、ホルダーに仕舞う。
リク「あの、ゼロからガイさんとジャグラーさんの手伝いをしてほしいって頼まれたんですけど...僕は何をやればいいんですか?」
リクがこの宇宙に来た理由は、ゼロがガイとジャグラーを手伝えと言っていただけで、詳しいことは聞いていない。
ガイ「この宇宙を守ってほしいんだ。実は、半年くらい前になるかな。オーブリングが、この宇宙に迫る危機を知らせてくれたんだ。」
リク「この宇宙に危機が...。」
ガイ「そうだ。俺とジャグラーはそのメッセージに従って、ここに来た。そしたら、風の魔王獣マガバッサー亜種と遭遇したんだ。」
リク「てことは、他の魔王獣も?」
ガイ「居たよ。土,水,火,光,闇、そして大魔王獣もな。さらには、この世界にも太平風土記が存在してる。」
ガイは今まで起きてきた事実を話していく。
ガイ「太平風土記を解いていく途中で、黒幕に遭遇した。敵の名前は『アルファ』。一時期、ヤプールと手を組んで、カイザーベリアルの力を欲してたんだ。恐らく、カイザーベリアル融合獣もアルファが絡んでるかもしれない。」
リク「そういう背景があったんですね...。」
体験してきたこと全てをリクに伝えた。
リク「僕もこの世界を守ります! ギルバリスの時に助けてもらった恩返しとして、お手伝いします!」
ガイ「ありがとな。」
2人は固い握手を交わした。
P.S.
この日の夕飯、ジャグラーはガイによってガチで飯抜きに遭いました。
1人でカップラーメンをたべましたとさ。
ーーーーーーーーーー
ガイとリクが話をしていた一方で、淡島では...
鞠莉「でも! パパは待つって約束してくれたじゃない...! それを急に...。」
ホテルオハラにある鞠莉は自室で電話をしていた。
電話の相手はお父さんだった。
ただ、良い話では無かった。
電話が切れると、鞠莉は神妙な表情でベランダに出た。
すると、桟橋のあたりでチカチカとライトが点いたり消えたりして、まるで鞠莉に合図でもしているかのようなものに気付いた。
鞠莉「お待たせしま~した~!」
鞠莉は合図のあった桟橋に出向いた。
果南「何があったの?」
そこには鞠莉と一緒に淡島に住んでいる果南が居た。
ただ、果南の表情と声は険しい。
鞠莉「Sorry! I can't speak Japanese!」
それに対し、鞠莉はおどけてみせる。
果南「何かあったでしょ!」
鞠莉「...っ!」
だが、果南には通用しないようだ。
むしろ、さらに詰め寄る。
鞠莉「な~んのはな~しで~す!」
それでも鞠莉は明るく振る舞おうとして、果南に抱き付いた。
果南「訴えるよ。」
鞠莉「Wait wait. 仕方ない...実は...。」
果南「実は?」
鞠莉「最近weightがちょっと上がってblueに...。」
背中を向けて誤魔化したが、果南はその隙を突いて鞠莉をお姫様抱っこする。
鞠莉「はっ...Oh!」
果南「ウソだね。変わりない。」
鞠莉「何でわかるの...。」
果南「わかるよ。だいたい鞠莉はそのくらいでブルーになんかならないからね。何?」
果南は何があったのかを本気で聞き出そうとするが...
鞠莉「...。」
口を割らない鞠莉。
果南「鞠莉!」
名前まで呼んで本気な雰囲気を伝えた。
そして観念したのか、鞠莉は悲しげな表情になり...
鞠莉「どうしたら...いいの...。」
果南「鞠莉...。」
果南に顔を預ける形で、静かに涙を流した。
続く。
一難去ってまた一難。
サンシャイン2期には様々な運命が待ち受けています。
その運命にどう立ち向かうのか。
そのアドバイザーとして、リクに来てもらった部分があります(笑)
リクは覚悟を決め、勇気を燃やし、衝撃を見せ、希望を守り、運命を変えた男ですからね。
また次回でお会いしましょう(^^)/