ウルトラマンオーブ × ラブライブ!サンシャイン!!   作:パピー@ウルトラブライバー

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スクフェスでμ'sの2年生メンバーのBox勧誘が始まりましたね。
自分は手持ちのラブカストーンが無いので、今回ばかりは課金をせざるをえないです。
5thライブやグッズの支払いがあるのに...(泣)

さらには、スクフェスACNSでもグッズキャンペーンが始まって、推しのことりちゃんと曜ちゃんだけは迎えいれないといけないのに...(泣)


【2-1】雨の音/作詞をしよう

新たなスタートを切った日から数日。

Aqoursとガイは理事長室前に集まっていた。

鞠莉以外のメンバーは扉の外に待機していて、鞠莉だけが室内で電話でやり取りしているようだ。

 

千歌「きっと...なんとかなるよね...。」

ダイヤ「しかし...入学希望者が増えてないのは事実ですわ...。」

善子「生徒が居なくちゃ、学校は続けられないもんね。」

 

鞠莉はどうにかして学校説明会を開催できないかを父親に交渉していた。

 

ガチャ

 

理事長室から鞠莉が出てきた。

 

ダイヤ「鞠莉さん。」

果南「どうだった?」

鞠莉「残念だけど...どんなに反対意見があっても、生徒が居ないんじゃって...。」

梨子「やっぱりそうだよね...。」

 

『生徒が居ない』という壁が厚く立ちはだかる。

 

鞠莉「だから言ったの。もし増えたら、考えてくれるかって。」

果南「えっ?」

 

でも諦めはしない。

 

鞠莉「何人居ればいいのって。何人集めれば、学校を続けてくれるかって。」

曜「それで?」

 

最後の望みとして、浦の星に入学したい生徒が何人居れば大丈夫なのかの線引きを提案したようだ。

 

鞠莉「100人。」

千歌「100人...。」

鞠莉「今年の終わりまでに、少なくとも100人の入学希望者が集まったら、来年も生徒を募集し、入学試験を行うって。」

 

鞠莉の父親から課された妥協案は、少なくとも100人の入学希望者を集めることだ。

それも、年末までに。

しかし...

 

ダイヤ「100人って...今はまだ10人しかいないのですよ。」

梨子「それを年末までに100人...。」

 

2学期が始まった今の時点で入学希望者は10人。

100人までは差がありすぎる。

 

千歌「でも、可能性は繋がった。終わりじゃない。可能か不可能か今はどうでもいい。だって、やるしか無いんだから!」

果南「まぁ確かに、それもそうか。」

千歌「鞠莉ちゃんありがと!」

鞠莉「ちかっち。」

 

千歌は下を向かなかった。

千歌の言う通り、まだ足掻くことはできる。

まだ逆転の策は残っている。

 

千歌「可能性がある限り信じよう! 学校説明会もラブライブも頑張って、集めよう100人!」

曜「0から1へ!」

梨子「1から10へ!」

千歌「10から100へ!」

 

ガイ「だったら、俺もとことん付き合うか。」

 

それまで口を開かないでいたガイが話し出す。

 

鞠莉「ガイさん...。」

ガイ「なんたって顧問だからな。それに、ここには居ないが、ジャグラーやリクにペガも味方だ。」

 

その言葉に、Aqoursはさらに自信を持った。

 

 

ーーーーーーーーーー

 

 

放課後。

まだ暑さが残る中、屋上で練習しているが...

 

千歌「なあぁぁぁ~~~...。とは言ったものの...。」

 

屋上の床に大の字に寝転がる千歌。

 

曜「いきなり?」

 

Aqoursが進むべき目標は決まった。

そこに向かっていくはずなのだが、千歌は何やらある様子。

 

千歌「だって、ラブライブの予備予選がこんなに早くあるなんて思ってなかったんだもん。」

ダイヤ「出場グループが多いですからね。」

ルビィ「この地区の予備予選は来月始め。場所は特設ステージ。」

ガイ「悠長な事は言ってられないな。」

善子「有象の魑魅魍魎が集う宴!」

 

善子は何を言っているのやら。

 

花丸「でも、どうして早いと困るずら?」

 

単純な疑問を聞いてみた。

 

千歌「それは...その...。」

 

歯切れが悪くなる。

 

梨子「歌詞を作らないといけないからでしょ?」

 

花丸の疑問に梨子が答える。

 

鞠莉「ふ~ん。」

ガイ「そういうことか。」

 

梨子の回答に全員が納得した。

 

千歌「あー! 私ばかりずるいー! 梨子ちゃんだって二曲作るの大変だって言ってたよー! ああう...。」

 

反抗というか、単に駄々をこねた挙げ句に床へふて寝する千歌。

 

梨子「それを言ったら曜ちゃんだって。」

曜「あはは...。9人分だからね。」

 

今回はラブライブ予備予選だけではなく、学校説明会で行うライブの準備もしなくてはならない。

2曲分の作詞,作曲,衣装作りとなれば、それらを担当する2年生への負担は通常の倍になる。

 

歌詞のイメージで作曲し、できた曲のイメージが衣装のデザインになるため、千歌が歌詞を書かない限り梨子と曜は自分の仕事に移れない。

 

果南「同じ曲って訳にはいかないの?」

ダイヤ「残念ですが、ラブライブには未発表の曲、という規定がありますわ。」

千歌「厳しいよ、ラブライブ...。」

 

運営側もかなりハードな条件を付けるものだ。

衣装はともかく、高校生に作詞作曲を全て任せるのも、恐らくはそこでふるいにかけるためだろう。

 

ダイヤ「それを乗り越えた者だけが、頂からの景色を見る事が出来るのですわ...。」

千歌「それは...分かっているけど...。」

 

ラブライブは、例えるならスクールアイドルの甲子園とでも言えるだろう。

予選を突破し、先へ進めれば良いのだが、予選に落ちればそこまでだ。

負ければ終わりの勝負。

 

梨子「で、作詞の方は進んでいるの?」

 

寝転がる千歌に対して、眉間にシワを寄せながら千歌の顔を覗く梨子。

 

千歌「そ、そりゃあ...急がなきゃ...だから...あは...?」

 

ガイ「(また遅刻か...。)」

 

どれだけ経験を重ねても千歌の作詞スピードは早くならない。

梨子も何回催促したことだろう。

すると...

 

花丸「ここに歌詞ノートがあるずら!」

千歌「わぁぁぁぁぁ!!」

 

いつのまにか千歌の歌詞ノートを見つけた花丸がルビィと共に中を見始める。

しかし、花丸はページを次から次へとめくる。

 

ガイ「何を見てるんだ?」

 

その様子が気になったのか、花丸とルビィの後ろからガイは歌詞ノートを見る。

 

花丸「すごいずら~!」

ルビィ「そっくり!」

千歌「結構力作でしょ?」

 

ノートに書かれていたのは、歌詞ではなくパラパラマンガの梨子だった。

目を吊り上がらせたり、口元を鳥の嘴のようにしている辺り、かなり完成度は高い。

 

ガイ「なんでこういう方向に進むんだ...。」

千歌「昨日、夜の2時までかかって...。」

 

どんどんめくり、最後のページが終わると共に、千歌の描いたイラストと全く同じ表情をした梨子の顔が現実に現れる。

 

「「「「あっ...。」」」」

 

その表情に何かを察した花丸,ルビィ, 千歌,ガイ。

 

梨子「千歌ちゃん...?」

千歌「はい...。」

 

明らかに頭に来たであろう梨子は鋭い目線を千歌に向ける。

千歌は上体をのけ反らせて反省の色を見せた。

 

 

とそこに...

 

リク「こんにちは。って...どういう状況...?」

 

善子「リクじゃない。」

鞠莉「来てくれてThank you!」

 

良いタイミングなのか悪いタイミングなのかわからない状態で、Aqoursの練習にリクが合流した。

 

リク「あの...あそこの2人は何してるんですか?」

ガイ「あまり気にしなくていいぞ。」

リク「はぁ...?」

 

 

ーーーーーーーーーー

 

 

ところ変わって、部室に戻った11人。

 

千歌「うぅん...。」

 

作詞の作業が進まない。

ペンを持つものの、ノートは真っ白。

さっきからずっと唸っては机に突っ伏した状態だ。

 

果南「でも、このまま全部千歌たちに任せっきりというのもね。」

 

作詞に悩む千歌を不憫に思ったのか、パソコンを弄っていた果南がそう口にした。

 

鞠莉「じゃあ果南、久しぶりに作詞やってみる?」

果南「い...いいや。私はちょっと...。」

ガイ「へ~、前は果南が作詞してたのか。てことは、夏祭りに披露した『未熟DREAMER』も?」

鞠莉「元は果南が作詞してた曲でーす!」

果南「うぅ...そう言われると恥ずかしいな...。」

 

春先に2年生が部室を整理していたときに、ホワイトボードにうっすらと残っていた歌詞が果南が書き残したものだった。

 

果南「でもさ、それ言ったら鞠莉だって曲作りしてたでしょ?」

 

さっきのお返しなのか、果南は鞠莉の歴史を晒す。

 

梨子「じゃあ衣装は?」

 

梨子の問いで、全員の視線がまだ名前を呼ばれていない3年生に向く。

 

ダイヤ「まあ、わたくしと...。」

 

その疑問に答えつつ、ダイヤがもう1人の人物に目を向ける。

そこに居るのは、ダイヤの妹であるルビィだ。

 

ルビィ「ふぇっ!?」

曜「あぁ! だよね! ルビィちゃん裁縫得意だったもん!」

ルビィ「得意って言うか...。」

 

衣装作り担当の曜に褒められ、照れくさそうにするルビィ。

 

花丸「これも、ルビィちゃんが作ってくれたずら!」

 

それを証明するかの如く、花丸が手提げ型のバッグを取り出し、そこに施された刺繍をメンバーに見せた。

 

千歌「可愛い!」

梨子「刺繍もルビィちゃんが?」

ルビィ「うん...。」

 

リク「皆さんすごいですね。」

 

会話を聞いていたリクが関心を寄せる。

 

千歌「私たちがすごい?」

リク「すごいよ! だって、自分たちだけで作詞作曲して、衣装も作って、ダンスも考えて、学校を救おうとしてる。僕は、Aqoursの皆を尊敬するよ。」

 

Aqoursがやっていることは、自分たちからすると当たり前のようでも、第3者からすればかなり高度なことをしている。

ましてや、この世界にやって来たばかりのリクの感想は嬉しいものだ。

 

鞠莉「なら、私たちのすごさをもっと感じてもらうためにこんな案はどうかしら?」

ガイ「何かあるのか?」

鞠莉「Yes! 2手に分かれてやってみない?」

 

「「「「「「2手?」」」」」」

 

鞠莉「曜と、ちかっちと、梨子が説明会用の曲を準備して、他の6人がラブライブ用の曲を作る! そうすれば、皆の負担も減るよ!」

 

確かに、鞠莉の言う通りだ。

2年生3人で2曲を作るより、1年生と3年生の連合チームで1曲、2年生チームで1曲ずつ受け持つほうが作りやすいはずだ。

 

ルビィ「でも、いきなりラブライブ用の曲とかなんて...。」

 

しかし、1年生にとっては初めて作詞をすることになるため不安はある。

 

鞠莉「だから皆で協力してやるの! 一度ステージに立ってるんだし、ちかっち達よりいい曲作れるかもよ!」

 

だが、鞠莉は成功することを確信しているかのように話す。

 

ダイヤ「かもではなく、作らなくてはいけませんわね。スクールアイドルの先輩として!」

果南「おおっ! 言うねぇ!」

 

そこへ鞠莉の作戦にノリノリなダイヤと、『スクールアイドルの先輩』という単語に感化された果南が加わる。

 

千歌「それいい! じゃあどっちがいい曲作るか、競争だね!」

 

千歌も賛成に1票入れる。

 

花丸「ルビィちゃん!」

ルビィ「う...うん!」

善子「承知。」

 

1年生もやってくれるようだ。

 

鞠莉「では、それぞれ曲を作るという事で決まりみたいですね。」

千歌「よし! 皆でがんばろ~!」

 

といきたいところだが...

 

曜&梨子「「うっ...。」」

 

曜と梨子はどこか不安を抱いているようだ。

 

リク「うまくいきますかね?」

ガイ「これに関しては俺もわからないな。Aqoursをずっと見てきたが、1年生と3年生が協力するところは俺も初めて見る。」

 

どちらかというと、ガイも曜と梨子と同じように不安を抱いているようだ。

 

ガイ「リク、お前は千歌たち2年生と一緒に居てくれ。俺が1年生と3年生に付いて様子を見る。」

リク「わかりました。何かあれば連絡しあいましょう。」

 

こうして、2年生とリクのチームと1年生&3年生とガイのチームで作詞することになった。

 

 

 

 

 

続く。




次回の投稿はライブ明けになりそうです。
日が空きますが、コツコツ執筆していますのでお楽しみに!

あと、13日の鞠莉ちゃん誕生日に合わせて、バースデーストーリーも執筆していますので、当日はそちらも投稿します!
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