ウルトラマンオーブ × ラブライブ!サンシャイン!!   作:さすらいの風来坊

85 / 117
昨日は生放送でしたね。
ミーアキャットCYaRon!ちゃんが可愛すぎました(^^)
あとは、あんちゃんがただのオタクになってて笑いの絶えない1時間でしたね(笑)

5thライブを1時間の生放送で語るのは時間が足りない!
別番組を作ってくれ~(笑)


【2-2】雨の音/前途多難な歌詞作り

曜「じゃあ、私達は千歌ちゃん家で曲作ってるね~。」

花丸「頑張るずら~。」

 

ガイ「リク、この際だ。千歌,曜,梨子ともっと仲良くなれよ。」

リク「そうします。僕も皆さんのことを知りたいので。」

ペガ「僕も僕も~。」

 

千歌「りっく~ん、行くよ~!」

リク「今行きま~す!」

 

2年生の3人とリクとペガとは正門で別れる。

 

果南「さてと。私達はどこでやろうか?」

ルビィ「ここら辺だと、やっぱり部室?」

善子「なんか代わり映えしないんじゃない?」

ダイヤ「そうですわね。千歌さん達と同じで、誰かの家にするとか?」

ガイ「環境を変えてみるってことか。そのほうが良いことあるだろうし。」

 

どこにしようか考えてみる。

 

果南「鞠莉んとこは?」

鞠莉「え? 私?」

ダイヤ「確かに、部屋は広いし、ここからそう遠くもないですし。」

 

候補に挙がったのは鞠莉の家。

ダイヤの言う通り、部屋が広く、7人でもスペースは余裕だ。 

すると、鞠莉の家に行ったことのない1年生の3人が緊急会議を開く。

 

花丸「もしかして、鞠莉ちゃんの家ってすごいお金持ち?」

ルビィ「うん! そうみたい!」

善子「スクールカーストの頂点に立つ者のアジト...。」

 

なかなかの豪邸だと予想し、期待を寄せる眼差しをする花丸と善子をジト目で見る果南とダイヤ。

 

鞠莉「私はNo Problemだけど、3人はそれでいいの?」

 

鞠莉自身には家に上げることを引き受けるようで、確認のために質問してみると...

 

「「「ササッ!」」」

 

3人同時に左手を挙げる。

 

花丸「賛成ずら!」

ルビィ「右に同じ!」

善子「ヨハネの名にかけて!」

 

3人とも行く気満々だ。

 

鞠莉「OK! Let's Together!」

 

そうと決まれば行動開始だ。

 

ガイ「うまくいってくれれば良いんだが...。」

 

どこか不安を感じるガイと心配そうに4人を見つめる果南とダイヤが居た。

 

 

 

場所は変わって、ホテルオハラにやって来た7人。

 

「「「わあぁぁ~~~!」」」

 

ガイ「いつ来ても圧巻だなぁ。」

 

中に入ってすぐのロビーの作りが高級で、1年生の3人から感嘆の声が上がり、ガイも息を飲む。

 

ロビーは開放的な空間が広がっており、床は一面の大理石。

見るからにふかふかのソファーはサイズが大きく、それが複数ある。

そして一際目を引く鞠莉を模った銅像。

 

ルビィ「すご~い! きれ~い!」

花丸「なんか気持ちいいずら~!」

善子「心の闇が...晴れていく...! あぁっ...。」

果南「そんなに?」

 

ぱたりと倒れていった善子を半目で見る果南。

 

ダイヤ「初めて来た時は貴方だって...。」

 

幼き日の果南が初めて鞠莉の家を訪ねた時...

 

ちび果南「私、ここに住む~~~~~!」

 

と言ったそうだ。

 

果南「そうだっけ...?」

ガイ「可愛いな。」

果南「今のは聞かなかったことにしてください...///」

 

恥ずかしい過去を知られて顔を真っ赤にする果南。

 

ダイヤ「それよりも、ここに来たのは曲を作る為ですわよ! さあ!」

ガイ「気合い入れてやっていこう!」

 

ダイヤとガイの渇入れで作詞をする.........はずだったが... 

 

「「「わあぁ~!」」」

 

鞠莉「お待たせ~。AfternoonTeaの時間よ~!」

 

部屋着らしい服装に着替えた鞠莉がティースタンドに人数分の紅茶のカップと大量の洋菓子を持ってきた。

その豪華さに、1年生はさらに興奮している。

 

花丸「超未来ずら...!」

鞠莉「好きなだけ食べてね♪」

 

ガイ「なっ...。」

善子「何これ~!?」

ルビィ「このマカロン可愛い!」

 

ルビィ&花丸「「はむっ。」」サクサク

 

花丸「ほっぺがとろけるずらぁ~。」

 

マカロンを一口食べ、頬を緩める花丸とルビィ。

 

「ダメよヨハネ! こんなものに心を奪われたら浄化される! 浄化されてしまう! 堕天使の黒で塗り固められたプライドがぁぁぁぁぁ!」

 

対する善子は、マカロンの美味しさが強烈と悟り、何やら堕天使劇をしながら理性を保とうとするが...

 

花丸「あ~ん。」

善子「ギラン! 昇...天...。」

 

隙をついて、花丸が善子の口にマカロンを放り込み、食べてしまった善子は幸せそうな顔でソファーへと倒れ込んだ。

 

ダイヤ「何なんですの?」

鞠莉「ダイヤ達もどうぞ♪」

 

超高級なお菓子の魔力に犯されていなかった果南とダイヤにも、鞠莉によるマカロンの誘惑が迫る。

 

ダイヤ&果南「「ゴクリ...。」」

 

果南とダイヤが喉を鳴らして生唾を飲み込む。

 

ガイ「お、おい2人とも...。まさか食べるなんてことは...。」

 

1年生が幸せそうにお菓子を食べる姿を目撃しとおり、2人の目の前にはマカロンの山がある。

 

ガイ「2人とも誘惑に負けるな!」

 

なんとしても正気を保たせるために果南とダイヤを説得するが...

 

果南「我慢できない!」サクッ

ダイヤ「我慢できませんわ!」サクッ 

 

ガイ「( ̄□ ̄;)!!」

 

最終的に、果南とダイヤもマカロンの誘惑に勝てなかった。

 

その後もお菓子を食べる彼女達の手が止まる事はなく、無駄に時間が過ぎていく。

 

花丸「ほわぁぁぁ...幸せずらぁ。止まらないずらぁ。」

善子「このチョコ味がまた堪らないんだよね~。」

 

新たに出されたチョコレートポップコーンに花丸と善子はどんどん食べる。

 

ダイヤ「ところで私たち何しに来たんでしたっけ?」

ルビィ「あ! ゾウさん!」

 

いつの間にかテレビに電源が入っており、そこにゾウが映り、ルビィが反応する。

果南とダイヤも本来の目的を忘れて菓子を食い、この空間を作った鞠莉は優雅に紅茶のカップを傾けていた。

 

ガイ「もうダメだ...。」

 

お菓子の魔力に落ちていないガイは、ただ見ているしかなかった。

 

 

ーーーーーーーーーー

 

 

ダイヤ「やはり鞠莉さんの家ではまったく作業になりませんわ! まったく!!」

花丸「あっちがいいずら」

善子「もっとポップコーン食べたかったのに!」

ダイヤ「やりますわよ。」

 

花丸&善子「「へい...。」」

 

場所を変えて黒澤家。

鞠莉の部屋では埒があかないと判断したダイヤが強制連行。

場所が変わったことに不服な花丸と善子はダイヤの圧に渋々了承した。

 

ガイ「(今度こそはうまくいくよな...?)」

 

それでも、ガイには少々不安を感じるところがあるらしい。 

 

ダイヤ「では、まず詩のコンセプトから。ラブライブの予備予選を突破するには...。」

花丸「はい! ズバリ! 『無』ずら!」

 

果南&ガイ「「無?」」

 

最初に花丸が挙手したが、『無』とはなんだ...?

 

花丸「そうずら! すなわち無と言うのは全てが無いのではなく『無』という状態があると言うことずら。それこそまさに無!」

ダイヤ「はっ?」

鞠莉「What?」

果南「???」

ガイ「まぁ、わからなくはないかな。」

 

花丸が解説するも、3年生には響かなかった。

ただし...

 

善子「なにそれ...かっこいい!」

ガイ「善子?」

花丸「善子さん。その無があると言うことこそ私たちが到達できる究極の境地ずら。」

善子「ヨハネ...無...。つまり漆黒の闇。そこから出る力...。」

花丸「そうずら!」

ルビィ「すごい2人とも!」

 

善子だけは共感できるようで、花丸と手を取り合う。

 

ダイヤ「それでラブライブに勝てるんですの?」

果南「テーマが難しすぎるし。」

鞠莉「Of course! もっとHappyなのがいいよ~。」

 

やはり3年生には響かない。

 

花丸&善子「「えぇ~!」」

 

善子「理解できないとは...。」

花丸「不幸ずら...。」

ガイ「いや...不幸ではないだろ...。」

 

とりあえず、1年生側の意見は不採用となった。

 

ダイヤ「そう言う鞠莉さんは何かアイデアはありますの?」

鞠莉「まっかせなさーい! 前から温めていたとびっきり斬新でHappyな曲がありまーす!」

ガイ「曲があるのか! 楽しみだな。」

 

待ってましたと言わんばかりの張り切りようで、スピーカーにスマホをセットする。

 

鞠莉「はぅ...。みんなに曲を聞いてもらうこの感覚...。2年ブゥ~リで~すね~!」

花丸「未来ずら~。」

果南「どんな曲?」

鞠莉「ふふっ♪ 聞いてみる?」

 

ここに居る全員が期待する中、鞠莉が微笑みながら再生ボタンを押した瞬間...

 

 

ズゥウーーーーーン!!!

 

 

低音だが力強い爆音が響き、空気が震えた。

その威力は、部屋にある花瓶の花びらを瞬時に散らすほどだった。

 

ガイ「な、なんだ!?」

 

鞠莉「イェーイ♪」

 

ロックと言っても良いくらいの激しい曲が部屋中に鳴り響く。

 

ガイ「まぁ、インパクトは強いわな。」

果南「なんかいいね。体を動かしたくなるって言うか!」

ダイヤ「まぁ確かに。今までやってこなかったジャンルではありますわね。」

鞠莉「音楽に合わせて体を動かせばHappyになれますね!」

果南「そうだねラブライブだもん! 勢いつけていかなきゃ!」

 

3年生が盛り上がっていると、突然演奏が止まった。

 

ルビィ「ルビィ...こういうの苦手...。」

善子「耳がキーンしてる...。」

花丸「単なる騒音ずら...。ぱたり。」

 

演奏を止めたのは花丸で、さらには1年生の3人が床で伸びていた。

 

ガイ「あちゃ~、これもダメか...。」

 

 

 

JJ「あぁ? なんだったんだ今の騒音は。」

リム「キィ?」

 

たまたま近くを散歩していたジャグラーとリムは黒澤家から流れてきた音楽を耳にしていた。

 

JJ「だいたいの予想はできるけどな。」

 

そう言い残し、散歩を続けるのだった。

 

 

ーーーーーーーーーー

 

 

一方で、2年生組とリクとペガはというと...

 

千歌「うぅ...。」

 

白紙の歌詞ノートとにらめっこする千歌が机に突っ伏していた。

 

曜「浮かびそうもない?」

千歌「うん...。輝きって事がキーワードだと思うんだけどね...。」

梨子「輝きねぇ。」

 

日本のことわざに『3人寄れば文殊の知恵』とあるが、こればかりは3人でも崩せない壁のようだ。

 

曜「リクくんとペガちゃんは何かある?」

 

一緒に居るリクとペガに意見を求める。

 

リク「う~ん...そうだなぁ...。」

ペガ「輝きか~。」

 

少しでも戦力になるよう意見を考えるが、良い案が出てこない。

 

千歌「あ~、早くしないと果南ちゃん達に先越されちゃうよね~。」

 

すると、千歌のスマホが鳴る。

それに目を向けると...

 

千歌「ルビィちゃん?」

 

メールの着信のようで、内容を見る。

 

曜「すぐに来てって。」

千歌「うそ!? 本当に先越された!?」

梨子「とりあえず行ってみましょ!」

 

リク「僕たちも行こう。」

ペガ「そうだね。」

 

5人はすぐに黒澤家に向かった。

 

 

ーーーーーーーーーー

 

 

千歌「まさか、もうできた!?...ん?」

 

ダイヤ「それではラブライブは突破できません!」

善子「その曲だったら突破できるって言うの!?」

鞠莉「花丸の作詞よりはマシでーす!」

花丸「むぅ...!」

ルビィ「でも、あの曲はAqoursには合わないような...。」

鞠莉「新たなChallengeこそ、新たなFutureを切り開くのでーす!」

ダイヤ「さらにそこにお琴を!」

花丸「さらに無の境地ずら!」

 

黒澤家の階段を駆け上がり到着すると、1年生と3年生が真っ向から言い争いしている現場に出くわした。

 

リク「ガイさんは...? って、あっ...。」

 

1年生と3年生についているはずのガイは...

 

ガイ「...。」ズーン

 

ペガ「白くなっちゃってる...。」

曜「ガイさんでも手がつけられないなんて...。」

梨子「気持ちはわかるわね...。」

 

 

ーーーーーーーーーー

 

 

ダイヤ「やはり、一緒に曲を作るのは、無理かもしれませんわね...。」

 

口論するメンバーをどうにか静めることはできた。

ダイヤは2年生の3人と妹のルビィに、ガイ,リク,ペガを連れて外に出た。

 

ルビィ「趣味が違い過ぎて...。」

千歌「そっかぁ。」

曜「いいアイデアだと思ったんだけどな...。」

梨子「もう少しちゃんと話し合ってみたら?」

ダイヤ「もう既に散々話し合いましたわ。ただ、思ったより好みがバラバラで...。」

千歌「バラバラかぁ。」

 

ダイヤとルビィは姉妹というアドバンテージがあり、好きなものが似たりするが、果南&鞠莉のペアと花丸&善子のペアは同学年で幼馴染みで強い繋がりはあるが、1年生と3年生が深く関わることがあまり無かった。

 

ペガ「難しい問題だね...。」 

曜「確かに3年生と1年生全然タイプ違うもんね。」

梨子「でも、それを言い訳にしていたらいつまでもまとまらないし。」

ルビィ「それは...。」

ダイヤ「確かにその通りですわね。私たちは、決定的にコミュニケーションが不足しているのかもしれません。」

 

曜とダイヤの言うことが、今回のことを産んだ原因と言えるだろう。

 

曜「前から1年生と3年生あんまり話してなかったもんね。」

千歌「善子ちゃんと花丸ちゃんは積極的に話す方じゃないし、鞠莉ちゃんと果南ちゃんもああ見えて人見知りなところあるし。」

 

ガイ「俺がついていながら...。面目無い...。」

 

ここで話の間にガイが入る。

 

梨子「ガイさんのせいじゃないですよ。」

ダイヤ「梨子さんの言う通りですわ。今回の落ち度は私たちにありますわ...。」

リク「まずは1年生と3年生が仲良くなることが必要に...。」

ダイヤ「となると!」

 

 

 

「「「「仲良くなる?」」」」

 

ダイヤ「そうですわ。まずはそこからです。」

ルビィ「曲づくりは信頼関係が大事だし。」

ガイ「1度作詞のことは忘れて、このメンバーで何かやってみよう。」

 

2年生,リク,ペガと再び分かれ、黒澤姉妹とガイは気合いを入れ直し、先導する。

 

花丸「でもどうすればいいずら?」

果南「任せて!」

善子「何かあるの?」

 

どうやら果南には何か閃いたらしい。

 

果南「うん! 小さい頃から知らない子と仲良くなるには!」

 

 

 

果南「一緒に遊ぶこと!」

 

ヒューン...バシッ!

 

鞠莉「ナイスボール!」

善子「何...これ。」

花丸「ずらぁ??」

 

ガイ「さすがは『体力オバケ』の異名を持つ果南だ...。」

 

果南が提案したのはドッジボールをすること。

子どもの頃はよく遊んだものだ。

仲良くなる手段としては悪くない。

しかし、果南の投げたボールは花丸と善子の間を猛スピードで通過した。

 

鞠莉「さぁ、いくよ~! マリ・シャイニング~~!」

花丸「ずらぁ!?」

善子「任せて!」

 

鞠莉から1発来ることを察してか、花丸を庇い前に出た善子が何かの術読みを始める。

 

善子「力を吸収するのが闇。光を消し、無力化して、深淵の後方に引きずり込む! それこそ!」

鞠莉「トルネェ~~ド!」

 

果南に劣らない速度と威力の剛速球を鞠莉が投げた。

 

善子「黒時...喰炎!」

 

鞠莉からボールが放たれると同時に、善子の術読みが終わったが...

 

バシッ!!

 

善子「なあぁぅ!?」

 

ボールは善子の顔面ど真ん中に命中。

その衝撃で背中から倒れる。

さらには...

 

花丸「ずらっ!?」

ルビィ「ピギィ!?」

 

善子の顔面に当たり、跳ね上がったボールが地面にバウンドすることなく花丸→ルビィの順番で頭に連続命中し、トリプルアウト。

 

ダイヤ「ルビィ! 大丈夫ですの!? しっかりなさい!」

鞠莉「あり?」

 

ガイ「そんなバカな...。あ、ゲームセット。」

 

ルールに従い、ドッジボールは終了した。

 

 

 

 

 

続く。




スクフェスACNSでグッズキャンペーンしてるじゃないですか。
それで、μ'sの推しであることりちゃんのタペストリー(50ポイント分)を目標に進めていたのに、47ポイント貯めたところで誰かに交換されて終了してしまいました。
めちゃめちゃ悔しかったです...。
マジでショックが大きすぎました。

Aqoursの推しである曜ちゃんのタペストリーがラスト1個で残ってたので、そちらと交換しました。
ことりちゃんのタペストリー、まだ在庫が残ってるゲーセンでゲットしたいと思います...。

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。