ウルトラマンオーブ × ラブライブ!サンシャイン!!   作:さすらいの風来坊

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29日は1日予定が空いていたので、Aqours 4th LoveLive! ~Sailing to the Sunshine~のBlu-rayを両日観てました。
両日ともあの空間に居たんだな~と思ってました。

1日目の『想いよひとつになれ』と、2日目の『Thank you, FRIENDS!!』を前には一時停止し、「決めるぜ、覚悟!」と唱えてから再生しました。

あと、所々に散りばめられたAqoursちゃんの可愛い仕草に何度も昇天してました(笑)


【3-2】虹/Aqoursと異星人は考える

ガイとAqoursが抽選会に参加していた頃...

 

リク「やば珈琲...やば珈琲は...あ、あった!」

 

仲見世商店街のやば珈琲に足を運んでいた。

抽選会は予備予選に出場エントリーしたメンバーと顧問しか中に入れないため、リクはその間だけ時間を持て余すことになる。

そこで、ガイからやば珈琲に行ってみたらと話があり、やって来たのだ。

 

ウィーン

 

BM「いらっしゃい。」

リク「こんにちは。」

BM「お? あんたが朝倉リクさんかい?」

リク「は、はい。そうです。」

 

店に入ると、ブラックマスターがリクに気付く。

 

BM「君の事はガイさんから聞いてるよ。私はここの店長のブラックマスターだ。よろしく。」

リク「よろしくお願いします。」

BM「まぁ、空いてる席に適当に座ってくれ。」

 

そう言われて、カウンターの端に座った。

 

BM「それから、影の中にいるお友達も出てきて構わないよ。」

リク「えっ?」

ペガ「どうしてわかったんですか?」

 

ダーク・ゾーンに居たペガを1発で見抜いた。

リクとペガは、ブラックマスターをただのおじさんではないと予想する。

 

BM「はっはっはっ! 驚いてるようだね。なぁに、簡単なことだよ。私は地球人ではないからね~。」

ペガ「じゃあ、マスターさんは僕と同じで他の星から地球に来たってことですか?」

BM「その通りだよ。それと、君はペガッサ星人だね!」

ペガ「はい! 僕はペガッサ星人のペガって言います。よろしくお願いします。」

 

お互いに自己紹介した。

 

BM「そして、リクさんはウルトラマンジード。」

リク「そこまで知ってるんですか?」

BM「そりゃあ、ウルトラマンべリアルを倒したって話は様々な宇宙で話題になってたからね。」

リク「えぇ!?」

 

サイドスペースの出来事は宇宙の垣根を越えて伝わっていた。

 

JJ「店長、今戻ったぜ。」

 

そこへ買い出しに行っていたジャグラーが店に帰ってきた。

 

JJ「お前ら来てたのか。」

リク「そうですけど...ジャグラーさんは?」

JJ「俺か? ガイから聞いてないのか。」

ペガ「どういうことですか?」

JJ「俺はここの料理長だぜ。」

 

リク&ペガ「「えぇぇぇぇぇぇ!?」」

 

今日1番の驚きである。

 

JJ「せっかくだから特別に作ってやるぜ。」

 

と、奥の厨房へ入っていった。

 

ペガ「ジャグラーさんが料理できるなんて...。」

BM「はっはっはっ! またまた驚いたかい?」

リク「こっちの世界に来てから、驚きの連続ですよ...。ガイさんは学校の先生になってるし、ジャグラーさんは料理してるし、べリアル融合獣は存在してるし...。」

BM「ん? ガイさんは学校の先生なのかい?」

 

リクがこれまで体感した驚きを羅列すると、ブラックマスターがガイのことに興味を持った。

 

リク「そうですよ。Aqoursのメンバーが通う学校の先生です。なんか、スクールアイドル部に顧問の先生が必要になったらしいです。」

BM「そういうことなのか。あの子たちもガイさんだと安心するはずです。」

ペガ「そういえば、マスターさんってAqoursのこと知ってるんですか?」

 

ブラックマスターの発言が気になったペガが質問する。

 

BM「知ってるも何も、私はAqoursのファンですからね! グッズもたくさんありますよ!」

 

レジ台や壁にはAqoursのグッズがたくさん並んでいたり、飾られたりしている。

(※ガイと千歌が来たときよりもさらに増えてます。)

 

BM「そういえば、今日はAqoursとガイさんは?」

リク「予備予選の抽選会に行ってます。」

BM「あぁ、今日でしたか。」

 

JJ「ナポリタンができたぞ。」

 

ブラックマスター,リク,ペガの3人が話に花を咲かせていると、ジャグラーが厨房から出てきた。

 

ペガ「美味しそ~♪」

JJ「食ってみろ。」

 

リクとペガはジャグラー特製のナポリタンを食べる。

 

リク「旨い!」

ペガ「美味しい~!」

 

2人は大絶賛。

 

BM「そういえば、先程リクさんもAqoursの手伝いをしていると言ってましたが、抽選会に行かなくてよかったのですか?」

リク「あ~それがですね、抽選会はエントリーしたメンバーと顧問に限るってことなので、僕は留守番みたいな感じです。」

JJ「なるほどな。」

 

その間もナポリタンをバクバク食べていく。

 

BM「食後のコーヒーを淹れましょう。」

JJ「俺にもくれ。」

BM「でしたら私もいただくとしますかね。」

 

ブラックマスターは4人分のコーヒーを作る。

 

JJ「ところで、昨日の朝の続きはどうなってる?」

 

ジャグラーの言う昨日の朝のこととは、学校説明会と予備予選が同じ日になった事案だ。

昨日の放課後に話し合いをしていたとき、ジャグラーは不在だった。

 

リク「今のところ、有力な方法は無いですね...。」

ペガ「小原家には頼れないって...。」

JJ「大方、ヘリを使おうって話してたのか。だが、無理言って統廃合を引き延ばしてるから、あいつらに力貸すなんてことしないわな。」

 

冷静に事情を分析する。

 

JJ「空がダメなら川と海を考えるが、松浦のとこは仕事でダメだ。あと考えられるのはガイとリクだろうな。だが、ガイのことだ。ウルトラマンの力を安易に貸さないな。」

リク「まさに、ジャグラーさんの言う通りです...。」

ペガ「でも、ダイヤちゃんが1つだけ方法があるって言ってましたよ。」

JJ「ほぉ~。」

 

BM「コーヒー出来ましたよ。」

 

ここでブラックマスターがコーヒーを持ってきてくれた。

淹れたてで香りに奥深さがある。

 

BM「何かお話中でしたか?」

JJ「Aqoursについてだ。あいつらにちょっと逆風が吹いてんだ。」

BM「トラブルですかね? 私も聞いてよいですかな?」

JJ「良いぜ。リク。」

リク「はい。」

 

ブラックマスターもリクたちの話に混ざる。

この4人、もとは異星人である。

それがなぜか地球に住む女子高生に訪れたピンチについて話し合っている。

 

リク「マスターさん...Aqoursがですね、学校説明会とラブライブ予備予選の日程が重なったんですよ。予選会場と学校は距離があって、両方に出るための手段が無いんです。」

BM「そういうことですか...。」

ペガ「でも、今日の抽選会で当日の発表順番を1番にできたら間に合うってダイヤちゃんが言ってました。」

JJ「トップバッターか。」

 

予備予選を1番最初に披露し、終わってすぐにバスで浦女に向かい、学校説明会のステージで踊る。

やはりこれしか方法が残されていない。

すると...

 

prrrrr...prrrrr...

 

JJ「俺だ。」

 

ジャグラーのスマホに着信が入った。

そして、すぐに出る。

 

JJ「ガイか。...リクなら居るぞ。...はいよ。」

リク「僕が何ですか?」

JJ「抽選会が終わったとよ。駅の北側にあるサープラBiViに来てくれって。」

リク「わかりました。」

 

そう言われたリクはコーヒーを飲み干し、店を出た。

 

 

ーーーーーーーーーー

 

 

場所は抽選会の会場。

Aqoursが番号を引く順番になり、誰がやるかを決める際に善子が行くと言い出した。

それを止めるダイヤとジャンケンの一騎討ちをした結果...

 

ダイヤ&善子「「ポ~ン!」」

 

ポンッ(善子のお尻を軽く叩く)

 

ダイヤ:グー

善子:パー

 

善子「勝った...。」

 

軍配は善子に上がった。

 

ルビィ「スゴい善子ちゃん!」

花丸「善子ちゃんがパーで勝ったずら!」

 

1年生'sも喜ぶ。

 

善子「てかヨハネ! それにずら丸、あんた今何かしたわよね...。」

花丸「知らないずら~。」

 

曜「これは...もしかしたらもしかするかも!」

ガイ「善子が勝った...。」

ダイヤ「わかりましたわ。あなたの力、信じましょう!」

 

善子が勝ったことで、その実力を認める。

 

ダイヤ「さぁ、引いてらっしゃい! 栄光の1番を!」

 

他のメンバーもAqoursの命運を善子に託す。

その善子は特設ステージに上がる。

 

善子「堕天使ルシフェル...そして、数多のリトルデーモンたちよ...。ヨハネを含む全魔力をここに召喚せよ!」

 

会場全体が固唾を飲む。

そして...

 

善子「ヨハネ、堕天!」

 

抽選のガラガラを勢いよく回し、ルーレット開始。

巨大モニターに表示されている数字にランダムでライトが点滅する。

 

「「「「1番...。」」」」

 

千歌,梨子,果南,ルビィが祈る。

 

「「「「1番...。」」」」

 

曜,花丸,鞠莉,ダイヤも祈る。

 

そして、徐々にライトをの点滅が遅くなり、間もなくAqoursの順番が決まる。

 

ピッ

 

『9番』

 

「「「「「「「「おぉ...。」」」」」」」」

 

ピッ

 

『1番』

 

「「「「「「「「おぉ~~~!」」」」」」」」

 

念願の1番にライトが輝く。

全員の願いが届いたのか、1番に確定...

 

 

 

 

 

ピッ

 

『24番』

 

しなかった。

 

司会者「24番!」

 

「「「「「「「「あぁ~...。」」」」」」」」

 

善子以外の8人は総崩れ。

 

ガイ「なん...だと...。」

 

ガイも目を見開いてしまっている。

そんな中...

 

善子「不死...。フェニックス!」

花丸「喜んでる場合じゃないずら!」

 

堕天使心をくすぐる番号に喜んでしまった。

 

 

ーーーーーーーーーー

 

 

抽選会終了後...

 

9人はサープラBiVi内にあるクレープ屋さんに行った。

全員飲み物を購入し、花丸だけはちゃっかりとクレープも購入している。

ガイは電話があるとして席を離れている。

 

千歌「って、どうするの! 24番なんて中盤じゃん! ど真ん中じゃん!」

 

ダイヤが提案した『1番で歌い、バスに乗り説明会へ向かう』という切り札も使えなくなった。

 

善子「し、仕方ない。堕天使の力がこの数字を引き寄せたのだから......。申し訳なーい!」

 

いつものように場を和ませようとするが、今日ばかりは自分に責があると感じ、頭を下げる善子。

 

梨子「善子ちゃんだけが悪いんじゃないよ...。」

 

すかさず梨子がフォローを入れる。

仮に善子以外のメンバーが1番を引けていただろうか。

 

果南「でも...こうなった以上、本気で考えないといけないね。」

ダイヤ「説明会なのか...。ラブライブなのか...。」

 

果南とダイヤから重々しい口調で選択を迫られる。

 

千歌「どっちかを選べって事?」

ダイヤ「そうするしかありません。」

 

予備予選に出場しても、説明会には当然間に合わない。

その逆も然り。

説明会に出れば、予備予選は当然出場できない。

 

鞠莉「そうなったら説明会ね。」

果南「今の学校を見捨てる訳にはいかないもんね。」

梨子「それはそうだけど...。」

 

理事長としての立場を担う鞠莉としては学校を優先しなくてはならない。

果南も賛同する。

 

ダイヤ「今一番必要なのは入学希望者を集める事。1番効果的なのはラブライブではありませんか?」

曜「たくさんの人に見てもらえるし...。」

ルビィ「注目されるし...。」

花丸「それもそうずら...。」

善子「じゃあどうするの?」

 

意見は見事に分かれてしまった。

学校説明会とラブライブ。

どちらも出ることができたら学校のPRになる。

 

 

ーーーーーーーーーー

 

 

一方、ガイはサープラBiViの外に居た。

 

リク「ガイさん。」

ガイ「すまんな呼び出して。」

 

電話で呼び出したリクと合流する。

 

リク「それで、抽選はどうなりました?」

ガイ「24番。」

リク「えっ?」

ガイ「予備予選の出番は24番目だ。」

 

番号を聞いて、リクは驚く。

 

リク「24番ってど真ん中ですよね。」

ガイ「あぁ。両方出ることは不可能に近い。千歌たちは中で話し合ってる。」

 

2人は9人が居るクレープ屋さんへ向かう。

 

 

ーーーーーーーーーー

 

 

果南「学校説明会に出るべきだという人は?」

 

2人が合流したとき、果南が多数決を取っているところだった。

 

果南「じゃあ、ラブライブに出るべきだと思う人?」

 

しかし、誰の手も挙がらない。

 

果南「どっちかだよ。」

鞠莉「わかってるけど...。」

花丸「決められないずら...。」

 

みんなは迷っている。

両方ともAqoursには重大なイベントだった。

どちらも出ようと意気込んでいたのに、どっちかを選べだなんて酷すぎる。

 

千歌「そうだよ...。」

果南「千歌。」

千歌「だって、どっちも大切だもん...。どっちも...。」

 

ガイ「まだ答えを急がなくていいと思うぞ。今日はこれで解散して1度個人で考えて、また明日話し合うことにしよう。」

 

場が重苦しい中、ガイが今日のところは解散させた。

 

 

ーーーーーーーーーー

 

 

その頃、ラブライブ世界の宇宙の月で...

 

ドゴーン!!

 

1人の巨人が次元の穴から月へ着地した。

同時に、その巨人が身につけていた銀色の鎧が解除される。

 

???「大地、しばらくウルティメイトゼロアーマーは使えないな。」

 

巨人は右手を耳の辺りに添えて『大地』と呼んだ青年に話しかける。

 

大地「そうみたいだね、エックス。しばらくはこの宇宙に滞在しよう。」

 

大地が『エックス』と呼んだ相手は巨人だ。

巨人の名は『ウルトラマンエックス』。

青年の名は『大空大地』。

彼らは別の宇宙からやって来たのだ。

 

大地「幸いにも地球が近いし、あの地球に行こう。」

エックス「そうだな。」

 

エックスは地球へ向かった。

ただ、2人はこの地球にオーブが居ることを知らない。

 

 

 

 

 

続く。




祝え!
ラブライブシリーズ9周年&Aqours結成4周年を!!

というわけで、ラブライブシリーズとAqoursちゃん、本当におめでとうございます!!(^^)

僕自身はラブライブに出会って3年半ですが、こんなに素晴らしい世界の住人になれて最高です!
A-RISE,μ's,Aqours,Saint Snow,虹ヶ咲のキャラクター&キャスト総勢64人に感謝です!

これからもラブライブシリーズを応援します!( ロ_ロ)ゞ


話は変わり、アニソンプレミアム見ました。
きんちゃん,あんちゃん,あいにゃ可愛い~。
ブラメロ衣装は尊い...。
歯ブラシ事情は草でした(笑)

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