ウルトラマンオーブ × ラブライブ!サンシャイン!! 作:さすらいの風来坊
すごく行きたい(>_<)
オーブと写真撮りたい...。
8月に東京へ行くタイミングが、
8日→逢田さんのBDイベント(昼の部)
16日→朱夏のフリーライブ
この2回なので、どちらかで行けたらなと思ってます。
Aqours Side
ザイゴーグ,ゼガンをオーブ,ジードが足止めしたのと、ペガ,ジャグラー,大地の連携で避難ができた9人。
ダーク・ゾーンを抜け、浦女の正門に戻ってきた。
果南「なんとか戻ってこれたね。」
千歌「ジャグラーさん,ぺーちゃん,大地さん、ありがとうございます!」
ドーン!! バーン!!
地面が揺れる。
浦女から見える山の裏側でオーブとジードが戦っている。
いつき「あ! 千歌~!」
千歌「いつきちゃん!」
ペガ「はわわ...。」
学校に残っていたよいつむトリオの1人であるよしみが千歌たちの元に駆け寄ってきた。
ペガは正体がバレないようにダーク・ゾーンに隠れた。
ダイヤ「学校説明会はどこまで進みましたか?」
よしみ「説明会は一通り終わりました。これから部活動紹介っていう時に裏山で怪獣が現れたと言われて、今は中断しています。」
鞠莉「先生たちとの協力ありがとう。あとは私とダイヤが指揮するわね。」
よしみ「お願いします。」
よしみが現状を理事長の鞠莉,生徒会長のダイヤに報告し、校舎へ戻っていった。
ルビィ「お姉ちゃん! ルビィも手伝わせて!」
ダイヤ「ルビィ...。」
花丸「ルビィちゃん...。」
なんと、ルビィがダイヤのことを手伝いたいと言った。
その目は意志が据わっている。
曜「私もやります!」
梨子「私もです!」
千歌「千歌もやる!」
花丸「おらもずら!」
善子「このヨハネも力を貸すわ。」
果南「もちろん私も。」
ダイヤ「みなさん...。」
ルビィの意志に感化され、他のメンバーもダイヤと鞠莉を手伝うと言った。
鞠莉「わかったわ。ただし、危険なことはしないで。」
「「「「「「はい!」」」」」」
果南「私はいつもみたいにやればいい?」
ダイヤ「はい。お願いしますわ。」
そう話し合っていた時...
「キシャァァァァァ!!!」
怪獣の咆哮が響き渡る。
善子「こっちに向かってきてるじゃない!」
ダイヤ「今の浦女には学校関係者だけでなく、中学生やその保護者,中学校の先生も居ますわ...。」
曜「逃げようにも逃げられない...。」
千歌「どうすれば...。」
四面楚歌,背水の陣という状況になってしまった。
このままでは学校が狙われて、犠牲者も出てしまう。
そんな中...
大地「エックス、行こう。」
エックス「しかし、我々の正体がバレてしまうぞ。」
大地「今はそんなこと言ってる場合じゃない。たった数日だけど、あの子たちの学校を守りたい気持ちがわかったんだ。あの子たちにとって、この学校はかけがえのない大切な場所。エックスも、さっき見たでしょ? ライブが終わってから懸命に学校に戻ろうとしていた背中を。」
この大地の言葉に、エックスも意志を固めた。
エックス「わかったよ大地。それに、ガイくんとリクくんが居ない穴を埋められるのは私たちだけだからな!」
大地「ジャグラーさん。」
JJ「あん?」
大地「ここを任せていいですか? 僕とエックスであいつを止めます。」
JJ「やつは『カイザースカルゴモラ』。ウルトラマンべリアルが闇の力で強くなったカイザーべリアルの力を宿したカイザーべリアル融合獣だ。並の相手じゃねぇぞ。」
戦いに行くことを伝えると、基本データを教えてくれた。
大地「大丈夫です。」
JJ「そう言うと思ったわ。」
次にAqoursに向き合う。
大地「Aqoursの皆さん。」
千歌「はい...。」
大地「僕もこの学校を守らせてください。」
梨子「でも怪獣が...。」
大地「大丈夫です。それに、皆さんはガイさんとリクさんの正体を知ってるようですし、良いかなって思いました。」
鞠莉「それはつまり...。」
大地は浦女に向かってきているカイザースカルゴモラの正面に立つ。
エックス「行こう大地!」
大地「あぁ!」
大地は自身の持つ『エクスデバイザー』を掲げ、上部のボタンを押して側面のパーツをX字に展開し、Xモードに変形させた。
すると、ウルトラマンエックスのスパークドールズが出現し、それを握る。
握ったエックスのスパークドールズをデバイザーにリードさせると...
《ウルトラマンエックスとユナイトします。》
大地「エックスゥゥゥ!!」
音声ナビが流れ、デバイザーを高く掲げるとX字の光に包まれる。
エックス「イィィィッサァァァ!!」
《エックス、ユナイテッド》
大地はウルトラマンエックスとユナイトした。
ドーン!!
ユナイトしたエックスが上空から現れ、スパイラル着地でカイザースカルゴモラと浦女の間に降り立った。
エックス「ガイくん,リクくん、聞こえるかい?」
オーブ「エックスさん?」
ジード「大地さんのウルトラマンですか!」
エックス「その通り。学校の近くに怪獣が出現した。だが、私と大地で迎え撃つ。君たちはそっちを頼むよ。」
オーブ「わかりました。お気をつけて。」
離れた場所にいるオーブ,ジードとコンタクトを取り、状況を共有した。
KSG「キシャァァァァァ!!!」
エックス「イィィッサ!!」
共有し終えると、カイザースカルゴモラが突進してきたので、迎え撃つ。
ーーーーーーーーーー
オーブ&ジード Side
ザイゴーグ「グゥゥゥゥゥガハハハハハ!!!」
オーブ「オォォリャァァァ!」
ゼガン「クァァァァァ!!!」
ジード「ハァァァ!」
オーブはザイゴーグ、ジードはゼガンと対峙する。
バーンマイト,ソリッドバーニングはパワーが自慢の姿。
その姿から繰り出されるパンチやキックは通常であればかなりのダメージを与えるが、この2体には少ししか効いてない。
オーブ「こいつらかなり強いな...。早く倒してエックスさんの援護に向かわなければ...。」
ジード「ザイゴーグもゼガンもかなり強い怪獣です...。」
ザイゴーグ「グワァァァァァ!!!」
ゼガン「クァァァァァ!!!」
ビィィィィィーーーーー!!!
オーブ「クッ...。」
ジード「うわっ!」
お返しとばかりに、ザイゴーグとゼガンの強力な光線が飛んできた。
回避し当たらなかったのだが...
ギュィィィィィン!!!
オーブとジードがさっきまで居た場所は地面が抉られていた。
オーブ「地面が消えた...?」
ジード「ゼガンの光線は命中したものを別次元に飛ばすんです。」
オーブ「別次元に...。」
ゼガンが胸部の発光体から放つ『ゼガントビーム』はジードの言う通り、命中した対象を別次元に飛ばしてしまう。
さっきの地面も、光線を受けたその一帯が別次元に飛ばされた。
ジード「それと、ゼガンの光線にウルトラマンの光線で対抗しても別次元への穴が開いてしまいます。」
オーブ「有効手段は物理攻撃ってことだな。」
戦いながらオーブにゼガンの情報を伝えていく。
物理攻撃を思い付いたオーブは...
オーブ「リク、宇宙拳法を使うぞ!」
ジード「わかりました!」
ガイ「レオさん!」
《ウルトラマンレオ》(イヤァ!
ガイ「ゼロさん!」
《ウルトラマンゼロ》(デェェア!
ガイ「師弟の力、お借りします!」
《フュージョンアップ!》
《ウルトラマンオーブ レオゼロナックル》
リク「融合!」(イヤァ!
『ウルトラマンレオ』のカプセルを起動し、ナックルへ装填。
リク「アイゴー!」(ハッ!
『アストラ』のカプセルを起動し、ナックルへ装填。
リク「ヒアウィーゴー!」
カプセルを装填したナックルをジードライザーでスキャンする。
《フュージョンライズ!》
リク「たぎるぜ、闘魂! ハァァァ...ハッ! ジーィィィド!!」
《ウルトラマンレオ/アストラ》
《ウルトラマンジード リーオーバーフィスト》
オーブ「宇宙拳法、ビッグバン!」
ジード「ハァァァ...。」
オーブは宇宙拳法の達人である『ウルトラマンレオ』と弟子の『ウルトラマンゼロ』の力を借りた姿で、頭部はレオ、ボディはゼロを模しており、拳法着を纏い、両腕両脚に包帯を巻いている。
ジードは同じく『ウルトラマンレオ』とレオの弟である『アストラ』の力を借りた姿。
オーブ「トォォリャァァァ!」
ジード「セイッ!」
宇宙拳法を駆使した戦い方により、戦況は有利な方向に傾いた。
オーブ「ナックルクロスビーム!」
ジード「バーニングオーバーキック!」
オーブはザイゴーグに、ジードはゼガンに技を撃った。
これが急所に入ったらしく、怪獣たちは動きが鈍くなった。
ジード「ガイさん、『あれ』やりましょう!」
オーブ「『あれ』だな。いくぞ!」
ジードが片ひざを突いてしゃがみ、両腕を上に伸ばす。
その両手に、背後に立ったオーブが両手を添える。
「「オーブジードダブルフラッシャー!!」」
レオとアストラの合体技『ウルトラダブルフラッシャー』、レオとゼロの合体技『レオゼロダブルフラッシャー』を考案して編み出された、オーブ(レオゼロナックル)とジード(リーオーバーフィスト)が発射する赤色の強力破壊光線が放たれた。
ザイゴーグ「グゥゥゥ...。」
ゼガン「クァァァ...。」
ドガーン!!
2体に命中し、爆発。
ピコンピコンピコンピコン...
オーブ「急いでエックスさんの援護に向かうぞ。」
ジード「はい!」
戦いになった場所を修復し、浦女に向かった。
ーーーーーーーーーー
エックス「ハァァァ!」
KSG「キシャァァァァァ!!!」
目の前で戦うエックスの姿に...
梨子「大地さんもウルトラマン...。」
ダイヤ「驚きましたわ...。」
JJ「ウルトラマンエックス。それが大地とユナイトしたウルトラマンの名前だ。」
千歌「エックスさん頑張ってぇぇ!」
花丸「頑張ってずらぁぁ!」
生徒1「ウルトラマン負けないでぇぇ!」
生徒2「頑張れぇぇ!」
Aqoursのみならず、浦女に居た人々もエックスの戦いを応援する。
KSG「グゥゥゥゥゥ....!」
エックス「攻撃が来るぞ。」
大地「俺たちのとっておきを見せよう!」
カイザースカルゴモラはショッキングヘルボールを発射寸前。
だが、大地は1枚のサイバーカードをエクスデバイザーにロードした。
《サイバーゼットンアーマー、ロードします。》
すると、エックスの両手,胸,肩にサイバーゼットンのアーマーが装着された。
《サイバーゼットンアーマー、アクティブ。》
大地「ゼットントルネード!」
装着されたと同時に放たれたショッキングヘルボールをゼットンシャッターをまとった回転突撃で撃ち落とした。
KSG「グルルルルル...。」
エックス「次の攻撃はどうする。」
大地「今度はこれだ!」
今度はカイザースカルゴモラが口からインフェルノ・マグマを放とうとするのに対して、大地はサイバーゼットンとは別のカードを再びリードした。
《サイバーべムスターアーマー、ロードします。》
次は、エックスの左手,胸,肩にサイバーべムスターのアーマーが装着された。
左手はサイバーべムスターのお腹を模した盾になっている。
《サイバーべムスターアーマー、アクティブ。》
ビィィィィィ!!
エックス「ハッ!」
インフェルノ・マグマはエックスに命中せず、左手の盾に吸収されていく。
全てを吸収し、その盾を地面に突き立てると、インフェルノ・マグマが放出され、カイザースカルゴモラに命中した。
KSG「キシャァァァァァ...!」
叫びをあげ、大きく後ろに後退した。
善子「すごいわね...。」
JJ「エックスのとっておきはこれだけじゃない。」
果南「まだあるんですか?」
JJ「まぁ見とけ。」
エックス「ここから畳み掛けよう。」
大地「わかった!」
大地はエクスデバイザーに新たなスパークドールズをリードした。
《ウルトラマンエックス、パワーアップ。》
音声ナビが流れると、目の前に虹色の剣『エクスラッガー』が現れる。
それを掴み...
大地「エクシードエェェェックス!!」
叫びながらX字を描くように空を切ることで変身する。
赤色がメインカラーだったボディは銀色になり、虹色のラインが走っている。
額には刃のみのエクスラッガーが装備されている。
「「エクスラッガー!」」
額から柄が付いた形で取り外し、斬撃を与えていく。
千歌「虹色のウルトラマン...。」
ルビィ「綺麗...。」
千歌,ルビィをはじめ、9人はエクシードエックスの輝きに見惚れていた。
ピコンピコンピコンピコン...
KSG「グルル...。」
エックス「そろそろ時間が来てしまったようだ。」
大地「あれで決めよう。」
大地は、エクスラッガーのスライドタッチ部分を下から上になぞり、それを額にかざす。
エックスも彼のスライドタッチに合わせて額のエクスラッガーをなぞる。
そして...
大地「エクスラッガーショット!」
額のエクスラッガーから強力な虹色の光線を放った。
KSG「キシャァァァァァ...!」
ドゴーーーン!!
光線はカイザースカルゴモラに的確に命中し、爆発。
曜「エックスさんが勝った!」
花丸「勝ったずら~!」
9人や浦女に居た人々は歓喜した。
そこへ...
オーブ「エックスさん。」
エックス「ガイくんにリクくん。」
オーブとジードが降り立つ。
オーブ「カイザースカルゴモラを倒したんですね。」
ジード「大丈夫でしたか?」
エックス「あぁ。心配には及ばないよ。」
軽くやり取りして、戦いでダメージを負った場所を修復したら...
「「「ウルトラマーーン、ありがとーー!」」」
浦女に居る人々は「ありがとう」と口々に伝えた。
その言葉を受け取ったオーブ,ジード,エックスはサムズアップで返事を出したあと、空高く飛んでいった。
ーーーーーーーーーー
全員がウルトラマンを見送った浦女では...
女子中学生1「あそこにいるの、Aqoursの9人だ!」
女子中学生2「予選から帰ってきたんだ!」
注目の的がAqoursにチェンジした。
ダイヤ「皆さん、今日は浦の星女学院にお越しくださりありがとうございます。私たちはライブの準備をいたしますので、しばらくお待ちください。」
生徒会長のダイヤが来てくれていた人々にそう告げ、9人は準備に入った。
中庭ではAqoursがライブを披露するステージが既に完成していた。
校舎をバックにし、花と虹が描かれたステージだ。
そして、そのステージを囲むようにして、学校説明会に来ていた中学生や保護者の方々がAqoursのライブを今か今かと待っている。
少し離れた木の下では、ガイ,ジャグラー,リク,大地が佇んでいた。
大地「お客さんの数がスゴいですね。」
ガイ「それだけ、Aqoursのライブを心待ちにしていた証ですよ。」
JJ「とんだ邪魔が入ったが、予備予選と学校説明会を9人でやり遂げるとはな。」
リク「諦めない気持ちがAqoursのパワーになったようですね。あ、虹だ。」
空に目を向けると、浦女をまたぐようにして虹がかかっていた。
これから始まるAqoursのライブに花を添えるかのようにして。
エックス「おっ! 彼女たちが出てきたようだな。」
ペガ「ワクワクしてきたよ~♪」
エクスデバイザーとダーク・ゾーンから顔を覗かせているエックスとペガが目をキラキラさせながらステージを見る。
ステージ上にはライブの衣装に身を包んだAqoursが立っていた。
リーダーの千歌が挨拶をして、ライブが始まった。
『君のこころは輝いてるかい?/Aqours』
ライブは浦女の生徒がシャボン玉を飛ばす演出もあり、大成功に終わった。
千歌「どっちにするかなんて、選べないし...。どっちも叶えたいんだよ!」
歌い終えたときには、空が茜色に染まっていた。
千歌「だから行くよ! 諦めず心が...輝く方へ!」
これから先、Aqoursが進む道が新たに決まった。
エックス「あれがスクールアイドル...。Aqoursの輝き...。」
大地「Aqoursか...。応援したくなっちゃったよ。」
大地とエックスはAqoursの魅力の虜になっていた。
そこに...
《ウルティメイトゼロのカードが使用できるようになりました。》
エクスデバイザーの音声ナビが現実に引き戻してくれた。
ガイ「もう行かれるのですか?」
エックス「どうする大地?」
大地「まだここに残ります。と言っても、明日か明後日には出発します。」
Aqoursはラブライブ予備予選と学校説明会を成し遂げ、大地とエックスはもう少しだけこの世界に残るといったところで、長い長い日曜日が終わりを迎えた。
続く。
お気づきに方がいるかと思いますが、オーブとジードの合体技『オーブジードダブルフラッシャー』は完全オリジナル技です。
『ウルトラダブルフラッシャー』『レオゼロダブルフラッシャー』が頭に浮かび、レオ,ゼロ,アストラの力を使っているなら描いちゃえと思い付き、あの技が閃きました(笑)
それとお知らせです。
次回からは番外編をお届けする予定なのですが、大学の試験が近く、レポート課題もありまして、投稿が1週間以上空いてしまいます...。
ご了承ください。