ウルトラマンオーブ × ラブライブ!サンシャイン!!   作:さすらいの風来坊

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お久しぶりです( ロ_ロ)ゞ
梨子ちゃんとルビィちゃんのバースデーストーリーですが、ネタ切れで全然進みません...。
一応、梨子ちゃんはピアノ関連、ルビィちゃんはスクールアイドル関連で書いているものの、思うように広げられず苦戦してしまってます...。

楽しみにされている方々には申し訳ないことをしています。
今しばらくお待ちください(>_<)


【4-3】ダイヤさんと呼ばないで/奮闘する生徒会長

果南「それにしてもダイヤが。」

鞠莉「ダイヤちゃんって呼ばれたいなんて。」

 

果南&鞠莉「「ふふっ。」」

 

昨日、ダイヤが自身の悩みを打ち明けたが、その内容は『ダイヤちゃんと呼ばれたい』というものだった。

それを聞いた果南と鞠莉は大爆笑。

今日もそれを引きずっている。

 

ダイヤ「だから、別に呼ばれたいわけではありませんとあれほど言ったでしょ? ただ、私だけ違うのは...。」

果南「そんなのどうだっていいじゃん。」

ダイヤ「よくありませんわ! こんな形でメンバー間で距離があるのは、今後のためによくなくなくないというか...。」

鞠莉「羨ましいんだぁ〜。」

ダイヤ「ち・が・い・ま・す・わ!」

 

今さら気にすることない感の果南にイジる鞠莉。

鞠莉はダイヤにふっくら頬っぺたをつねられる。

 

ダイヤ「それより、どうしてこんなところに呼び出したのですか?」

 

3人が居る場所は『伊豆・三津シーパラダイス』。

 

果南「そっか、ダイヤはまだ聞いてなかったっけ。」

鞠莉「曜からの連絡で、イベントがあるから今日1日だけでもバイト手伝ってほしいって話で。」

 

Aqoursの活動資金を集めるには絶好のアルバイトだ。

 

ダイヤ「どこでですの?」

果南「ここ!」

ダイヤ「ここ?」

果南「皆で一緒に1日アルバイトだからさ!」

鞠莉「距離縮めて、今日1日でダイヤちゃんって呼ばれるチャンスだよ!」

ダイヤ「ダイヤ...ちゃん...! べ、別にそんなこと求めてる訳ではありませんから~。」

 

そしてメンバー総出でアルバイトをすることになっている。

ここで後輩に良いところを見せれば距離を縮められ、ダイヤちゃんと呼ばれるチャンスに、ダイヤの顔がめちゃめちゃ綻んでる。

 

鞠莉「完全に♪」

果南「本音が顔に出ているけどね♪」

 

 

ーーーーーーーーーー

 

 

Aqoursのアルバイトがスタート。

メンバーはみとしー専用の服に着替えた。

天気は晴れで、客足も上々だ。

 

うちっちー「えっと~、じゃあ仕事いい?」

 

みとしーのマスコットキャラクター『うちっちー』の着ぐるみから聞きなれた少女の声がした。

 

リク「この声...。」

千歌「あれ? 曜ちゃん?」

ルビィ「どこ?」

うちっちー「ここだよ~!」

千歌「わっ、いつの間に。」

 

曜はすでにうちっちーの着ぐるみをまとい、小さい子どもたちに風船を配る仕事を始めていた。

 

うちっちー「とりあえず、3人ずつに分かれて。」

 

「「「お~!」」」

 

慣れた感じでメンバーの指揮を取る。

 

ダイヤ「随分曜さんは詳しいのですわね。」

果南「前バイトしたことあるんだってさ。さ、私たちと一緒にいても距離は縮まらないよ。」

鞠莉「ほら、早く来る。」

ダイヤ「わ...わかりましたわ...。」

 

アルバイトすると同時に、ダイヤちゃんと呼ばれる計画も始動。

そして9人とリクは曜の指示でそれぞれの持ち場についた。

 

千歌,花丸,ダイヤ・・・食堂

梨子,ルビィ・・・餌やり

曜,善子・・・入り口

果南,鞠莉,リク・・・外回り

 

という割り振りとなった。

 

 

ーーーーーーーーーー

 

 

Aqoursのアルバイトの付き添いをリクに任せたガイは十千万旅館の受付カウンターに腰かけていた。

 

志満「ごめんなさいね、手伝ってもらっちゃって。」

ガイ「いえ。元々は住み込みで手伝うとお約束していましたから問題ありません。」

志満「でも、千歌ちゃんから今日は水族館でアルバイトって聞いてましたから。本当ならガイさんは監督のはずでしたのに...。」

ガイ「お気になさらず。向こうには理事長に生徒会長,リクがいますから大丈夫ですよ。」

 

今日の十千万旅館には団体ではないが、何組かのお客さんが来る予定だ。

もし時間が重なり、お客さんが一気に来館となれば志満だけでは対応しきれないため、ガイは旅館に残った。

 

旅行客「ごめんください。」

 

ガイ「ようこそ十千万旅館へ!(頑張れよ、ダイヤちゃん。)」

 

ちなみに、ガイの評判は旅行サイトなどでかなり好評らしい。

 

 

ーーーーーーーーーー

 

 

千歌「きつねうどん! お待たせしました~!」

 

フードコートに千歌の元気な声が響く。

旅館の娘とあって、商売はお手の物。

 

千歌「うどん! もう1丁!」

 

元気な声で調理場にオーダーを通す。

 

花丸「まるは麺苦手ずら...。」

 

一方で、麺類が苦手な花丸はいつもの元気さが半減していた。

 

ダイヤ「ほら、のんびりしてる暇はありませんわよ!」

千歌「はぁ~い...。」

花丸「ずらぁ~...。」

 

ダイヤ「(ハッ...そうでしたわ!)」

 

ダイヤはいつも通りにテキパキと指示を通していたが、バイト前に果南と鞠莉からもらったアドバイスを思い出し実行に移す。

 

ダイヤ「ち、千歌さん...。」

千歌「はい?」

ダイヤ「きょ、今日はいい天気ですわねぇ...。」

千歌「はぁ...。」

 

千歌の反応はイマイチ。

 

ダイヤ「花丸さん。うどんはお嫌い?」

花丸「ふぇぇぇ...。」

 

花丸は軽く怯えていた。

 

千歌「何? 何かあった? あったずら?」

花丸「分からないずら...。けど多分...あれは...。」

 

ダイヤの雰囲気からただならぬ何かを感じとった2人は緊急会議を開き話し合う。

そして導き出した答えは...

 

千歌&花丸「「すっごい怒ってるずら~~~~~。」」

 

 

ーーーーーーーーーー

 

 

ダイヤ「あれが怒っているように見えるなんて...。うまくいかないものですわねぇ...。」

 

売店の仕事がひと段落ついたダイヤは清掃のお手伝いとしてアシカプールに来ていた。

 

梨子「ダイヤさん。」

ルビィ「売店の方はいいの? お姉ちゃん。」

ダイヤ「お昼過ぎて少し人が減ったのでこちらの手伝いに来たのですわ。」

 

動物たちの餌やりを中心に回っている梨子とルビィに出会う。

 

ダイヤ「それは何ですの?」

梨子「アシカちゃんのご飯です。」

ルビィ「トレーナーさんに調教用の笛も借りたんだ。」

ダイヤ「良かったですわね。」

 

ザバァーン

 

するとご飯と聞いて、タイミング良くアシカがプールから上がってきた。

 

ダイヤ「あら、アシカさん。」

アシカ「アウ! アウ!」

 

鳴き声をあげる。

 

ダイヤ「ご飯が欲しいって言っているのですわ。」

ルビィ「でもアシカさんって近くで見ると...。」

梨子「思ったより大きいのね...。それに犬っぽい!」

 

足がすくみ、餌の入ったバケツを持ったまま硬直した梨子とその背中に隠れるルビィ。

 

アシカ「アウ! アウ!」

 

そんなことはお構い無しと言うように、アシカは餌が欲しくて2人を追いかけはじめる。

 

梨子「ひぃぃぃ~!」

ルビィ「ピギィィィ!」

 

ダイヤ「いけませんわ!」

 

逃げる際にルビィが落とした笛を拾い上げ勢いよく吹く。

 

ピッ!!

 

アシカ「!!」

ダイヤ「静かに! プールにお戻りなさい!」

 

ピッ!!

 

アシカはその指示に従い、静かにプールに戻っていった。

 

梨子「すごい...。」

ルビィ「さすがお姉ちゃん...。」

 

ダイヤ「ふぅ...。ってダメですわ。こんな風にしてたらまた堅いと思われて...。はぁ...。」

梨子「???」

 

ため息をつき、項垂れるダイヤ。

梨子はその瞬間を見逃さなかった。

 

 

ーーーーーーーーーー

 

 

鞠莉「上手くいかない?」

果南「まぁそうなるとは思ったけどね...。」

 

みとしーでの1日アルバイトが折り返しを迎えた頃、ダイヤは果南と鞠莉の元に来ていた。

2人はペンギンたちの世話をしながらダイヤの相談に乗る。

 

ダイヤ「どうしてですの...。」

果南「だいたいダイヤは自分から近づこうとしないからね。」

鞠莉「小学校の頃も、私たちにベッタリだったしね。」

ダイヤ「そ...そんなこと...。」

果南「自分からいかなきゃ始まらないよ?」

ダイヤ「そう言われましても...。どうすれば...。」

鞠莉「簡単でしょ。まず...。」

 

3年生の様子をイルカの世話をしながら見ているリクは...

 

リク「ダイヤさんに何かあったの?」

ペガ「1年生と2年生から『ダイヤちゃん』って呼ばれたいらしいんだけど、なかなか上手くいかないみたいなんだ。」

リク「ダイヤちゃんかぁ。僕も呼び方を変えてみようかな...。」

 

ダイヤの様子が気になるみたいだ。

ペガがダーク・ゾーンからひょっこりと顔を出して教える。

ダイヤが鞠莉からのアドバイスとは...

 

 

 

ダイヤ「よ、曜...ちゃ...。」

曜「ん? ダイヤさん何か言いました?」

ダイヤ「いえ...その...。」

 

自分から『ちゃん』を付けて呼んでみるというものだった。

ただ、恥ずかしいのか声が小さくて曜の耳には届かなかった。

ちなみに曜はうちっちーの着ぐるみの胴体を着用して顔は被らずに風船を配っている。

 

曜「ダイヤさんも配ります?」

 

曜が手に持っている風船を渡す。

 

ダイヤ「ありがとう、曜ちゃん...。」

 

オッオゥ~♪

 

絶好のタイミングでちゃん付けしてみたが、曜は手に持っている風船を全て離してしまい固まってしまう。

 

ダイヤ「善子ちゃんも、おアルバイト一緒に頑張りましょ~♪」

善子「!?!?」

 

ダイヤ個人としては手応えあったらしく、近くにいた善子にも陽気に声をかけ、その場をスキップしながら去っていった。

呼ばれた善子は錆びた機械人形のように体を回転させ、顔を引きつらせている。

 

善子「ヨハネよ...。」

曜「そこ!?」

善子「違った...?」

 

善子と言われたのでいつものようにヨハネと返したが、曜からツッコミが入る。

 

善子「でも、今の背筋に冷たいものが走る違和感...!」

曜「わかる...。」

善子「天界からの使者によってもう1つの世界が現出したかのような...!」

曜「それはわからない...。」

 

混乱してしまう曜と善子であった。

 

 

 

場所は変わって売店では千歌と花丸が食器を洗っている。

 

花丸「ダイヤさん怒ってたずらね...。」

千歌「だねぇ...。てか泡多くない?」

花丸「早く綺麗になるように洗剤全部入れたずら。」

千歌「賢い!」

花丸「ずら~♪」

 

褒められて、どんぶりを持ちながら照れる花丸だったが...

 

ツルッ

 

その拍子に持っていたどんぶりが手から滑り空中を舞う。

 

千歌&花丸「「あっ!」」

 

そのどんぶりは、ダイヤの頭に綺麗にスッポリとハマった。

 

ダイヤ「2人ともお気をつけなさい。」

 

千歌&花丸「「は~い...。」」

 

普通なら怒るはずのダイヤが怒らなかった。

むしろ優しく注意されただけで済んだ。

 

 

 

 

 

続く。




第4話、ここまでは平穏ですねぇ。
終盤、サンシャインの中では園児の騒ぎがありましたが、そこを怪獣で混乱させていきます。


さて近況ですが、スクフェス感謝祭2019とウルトラマンネクサス展に行ってきました。
感謝祭の前日に東京入りしてネクサス展に行き、感謝祭当日は初日にエンカしたりスクフェスACNSの決勝を観戦してました。
ちなみに、スクフェスACNSの動画内にテンガロンハットを被り、革ジャケットの『さすらいの風来坊』が居たらそれは僕ですww
何回かカメラに抜かれてましたww

そして来週の13日はしゅかしゅーのソロライブに行きます!
そこでも『さすらいの風来坊』で行きますので、エンカの際の目印にどうぞ(笑)

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