この世界は巨大な魔王帝国、メルン、テンペス、ラグスーン、バンギン、ユグストの5つがあった。
人々はその偉大な魔王帝国に恐れ、怯えていた。
中にはそれに立ち向かう者もいた。
その者達は街を作り、対魔王帝国を宣言して日々魔王帝国軍と戦っている。
ここはそこから離れた数百人しか住んでいない小さな村。
そこでは村の中心に人一人が入る程の大きさの祠があり、そこには村人全員が集まっていた。
その祠の前で年老いた男性の村長が石台の上に立っており、その村長が持っている古びた巻物で勇者が決められようとしていた。
「この巻物によれば其方の条件が一致している。
よって、霧島 アザメ…其方が勇者じゃ!」
勇者に選ばれたのは十六歳の青年だった。
霧島アザメは十二歳の頃に両親がいなくなり、それからずっと一人暮らしだった。
父親から剣や刀の作り方を教えてもらい、その経験を活かして今では鍛治師をやっている。
更に剣や刀の形や技などを父親に教えてもらい、それをアレンジして達人級の使い手までに達していた。
これほどまでに剣や刀について詳しい者は他にいないだろう。
勇者に選ばれたアザメは村長の前に立ち、村長から祠の奥に祀られていた刀を手渡される。
この刀は代々か伝わる伝説の宝刀でこれを作った鍛治師は生涯をこの刀作りに捧げたという伝説がある。
この刀は伝説と言われてもいい程の切れ味と耐久性を持っており、これ以上の物は今でも作れる者はいない程の代物だ。
「勇者アザメよ、この伝説の刀を持って魔王帝国を滅ぼしてくるんじゃ!」
アザメは他に何も言わず一礼をし、それを受け取った。
そしてその日は勇者が決まった祝いに盛大な宴が開かれた。
アザメはそれに参加せず、そこから少し離れた家の屋根に一人で座っていた。
ふと月に向かって頭を上げ、いなくなってしまった両親の事を考える。
(明日から始まる旅で、いなくなった父と母に会えるかもしれない)
アザメには両親が行方不明になった時の記憶がなかった。
なので両親が生きているかなんて知る余地もない。
だからそういった淡い想いが心の中に残っていた。
これで自分が選ばれなくても旅に出るつもりであった。
「全ての魔王帝国を滅ぼし、いつか両親をみつける。
それがどんな結果になろうとも。」
強い言葉で自分の心にそう誓う。
そして自宅に帰り、皆が宴をしている中、アザメは眠りについた。
ー翌日ー
アザメは旅の準備をし、村へ背を向けながら村の皆に見送られ旅へと出て行く。
そして、対魔王勢力のハマに向かい足を進めて行った。
はいどうもイソジンkmnです。
読んで頂きありがとうございます。
ジャッジキルはこのサイトを知ってから作ったものです。
最終的には魔王帝国を滅ぼすのが目的なのでそれが達成されればこれは終わりです。
それに、これが初めての投稿なので何かアドバイスなどを頂ければ幸いです。
誤字や脱字も教えてくれれば訂正します。
投稿ペースは不定期になると思いますが気長に待っていて下さい。
これから頑張っていきますのでどうか宜しくお願いします。