あの日までは。
それからずっと両親を考えると頭が痛くなる。
その要因を消してもまだ痛い。
旅に出てからしばらくすると町があった。
しかし、その町は燃えて盛っていて悲鳴が聞こえ来た。
アザメはその町に急いで向かった。
そしたら、目の前に見えたのは次々と家に火を放ち、逃げ惑う町の人々を切る、皮鎧を着た大勢のゴブリン達がいた。
その光景を見たアザメは過剰な怒りが込み上げてきた。
刀を抜き、ゴブリンの方へ向かって歩いて行く。
ゴブリン達が此方に気づき、次々と襲って来る。
アザメは慣れた様な手つきて首や胴体をいとも簡単に切り落とし、次々と切り倒して行く。
ゴブリン達を切り倒しながら進んで行くと他のゴブリンより一回り大きいゴブリンがいた。
「お前が親玉か」
『なんだこのガキ。お前らさっさと殺せ!』
その瞬間、親玉周辺のゴブリンが一致に襲いかかるがそのゴブリン達は一瞬で鎧ごとアザメに一刀両断される。
親玉のゴブリンはその強さに、笑っていた顔が一気に恐怖に染まる。
『何故、こんな所にこんな強い奴がいるんだ聞いていないぞ!』
『まぁいい、俺様直々に殺してやるよ…』
その瞬間、親玉のゴブリンの首が切れ、その首が地面に落ちばたりと倒れる。
刀に着いた血を振り払い、鞘に収める。
そしてアザメは正気を取り戻す。
「生き残ってる人を助けないと」
燃え盛る町から生き残っている人がいないか探す。
町を守ろうとした人は切り殺され、隠れて身を潜める人は焼き殺されていた。
一向に生存者は確認できず、探しているうちに町の家々は燃え尽きていった。
生存者は見つからず立ち去ろうとした時に燃え尽きた家の下に石の扉のようなものを見つけた。
そこを開いて中を確認するとそこには階段があった。
階段を降りるとそこには二人の子供が倒れていた。
幸いにも倒れていた男女の子供二人は疲れて寝ているだけだった。
アザメはこれ以上生き残っている人はいないと思い、二人を担ぎ上げこの町から離れる事にした。
その町から少し離れた所にある大きな木が立っている開けた場所でその二人を木に凭れさせ、休憩をとる。
しばらくすると、少年のがゆっくりと目を覚ます。
「ここは、何処?」
「村から少し離れた何処だ」
起きた少年が飛び上がり、女性の子供をかばう様にして立つ。
「お、お前は誰だ。
僕達を殺す気か、両親みたいに…」
少年の手足は震えて、今にも泣きそうな表情だった。
「俺はお前の敵じゃない」
少年はその言葉聞き、ぐったりと地面に倒れ込む。
そして少年は落ち着いた様子で話しかけてくる。
「なんで僕達を助けてくれたんですか?」
「ただ通りかかってお前らを見つけただけだ」
「他に助かった人はいないんですか?」
アザメは何も言わずに顔を横に振った。
「そう…なんですね、もう…みんな…」
少年は悲しそうな表情をするが決して泣かなかった。
「泣かないんだな、お前」
「僕が泣くと美希がかなしみますから」
美希とは誰かと言うとそこの木でまだ寝ている少女の方を指差す。
「そういえば、お前達の名前を聞いていなかったな」
「僕の名前は安里 秀、あっちは妹の美希」
さっきまで寝ていた美希は目を覚ます。
「ここは、何処なの?」
秀は美希の側に寄る。
「ここは町から離れた大きな木がある所だよ」
「なんでそんな所に居るの?みんなはどうなったの?」
「もうそれは考えなくていいんだ。
お兄ちゃんがなんとかしてやるから」
「そう…なんだ…」
美希はなんとなく察した様子だった。
美希はアザメの存在に気付き、話しかけてくる。
「そういえば言っていなかったな。
俺の名前は霧島 アザメだ。
お前らを安全な場所に連れて行くから、それまで付いて来い」
「この人が僕達を助けくれたんだ」
「そうなんですか、ありがとうございます」
「お礼はいい、当然の事をしただけだ」
少女は優しそうな表情になる。
「貴方は優しいんですね」
「当然の事だ」
表情は変わらないが美希には照れた様に思えた。
「それで、この後はどうするんですか?
この辺りには村も町もないはずですが…」
「森を抜けると道があってそこを辿るとハマという街があるらしい。
そこにお前らを預けるつもりだ。
途中でお前を見捨てる事はない。」
兄妹はその言葉の重さから嘘ではないと理解する。
ガサガサと茂みから音鳴る。
アザメは刀を持ち、腰に構え、いつでも抜刀出来る体制をとる。
「誰だ、出てこい」
茂みから草に紛れる様な格好をした、中年の男が出てきた。
片手には刃渡りが30cmのククリナイフを持っていた。
そのククリナイフには血がこびりついて錆びていた。
男はアザメ達に向かってククリナイフを向ける。
「はっ、ガキが三人とは俺も運が良いな。
お前ら、死にたくなければ持ち物とそこの女を置いていけ。
そうすれば見逃してやるよ、ひっひっひっ」
アザメは兄妹をかばう様にして立ち、刀を引き抜く。
「あ?お前、俺の優しい心遣いがわからねーのか?」
「お前ごときに負けるかよ」
男はその挑発的な言葉を聞き、顔を歪める。
「そこまで言うなら、先にお前を殺してやるよ!」
そう言って男はククリナイフを振り上げ、走ってアザメの方に向かってくる。
アザメは兄妹に目を閉じろと指示を出す。
兄妹が目を閉じたその瞬間、見えない速さで男の胴体を真っ二つに切り裂き、その場で倒れ込む。
「なん…で…」
「やはり素人だな、胴体がガラ空きだ」
そう言って刀を血を振り払い、刀を鞘に収める
兄妹にその死体を見せない為に死体を茂みに投げ捨てて見えない様にする。
「もう、目を開けてもいいぞ」
兄妹が目を開けるとそこに血溜まりとククリナイフがあり、アザメは更に血まみれなっていた。
「さっきの人はどうなったんですか?」
「殺した、ああいう奴は死なないと分からないから…」
秀はこれ以上何も聞かなかった。
アザメが地面に置いてある荷物を拾う。
「休憩は終わりだ、行くぞ」
アザメと兄妹はまずハマに向かって進んで行く事にした。
どうもイソジンkmnです。
今回も見て頂きありがとうございます。
色々と忙しく、投稿に時間が掛かってしまいました…だが私は謝らない!だって前回で不定期と書いてあるし!
今回は兄妹が仲間にありましたね。
妹はいいですね…ラノベとかアニメで妹キャラを見るととても癒されます。
ツンデレだとより一層可愛いです!
まぁ、自分の話はここまでにして兄妹の特徴について話をします。
兄の方は真面目で頑張り屋の人を信じやすい性格ですね。
そして妹思い…はっきり言ってしまえばシスコンです。
妹の方は優しくて表情豊かで明るい性格です。
そして兄思い…とかにしても良かったんですけどあえてしない!
よくありますよね、小さな時は「兄ちゃん」と言ってよく後ろに付いて来てたのに成長してそれがなくなったとか。
そんな感にしようと思っています。(予定)
そんな感で兄妹が今後どうなって行くのか楽しみにしていてください。