宿題めんどくさっ!
いきなりこういってもなんだが、僕はもっと退屈しないような宿題を出してほしい。
たとえば、密室のトリックを解く問題とか・・・。あ、別にたくさんの人に死んでもらいたいとかじゃないから。
僕の名前は松本林檎。名探偵を志し、鯉ヶ丘中学の探偵部に所属する、ごく普通の中学生一年生だ。たとえ、森林みたいな名前でも、僕は僕。小学生の頃はよく森林ってバカにされたなぁ。みんなにペットの蛇で復讐したこともある。
とつぜんだが、探偵部というものを知っているか? 野球部が野球をし、陸上部がグラウンド300周×∞やっているのを想像したらわかりやすいとおもう。たぶん。で、今は探偵部部室・・・があったらいいんだけどね!
僕ら探偵部は部室が無い。つまり正式な部ではないということだ! ナンテコッタ!! というわけで、今は顧問を募集中だ。
そんな僕らが目をつけたのは、美術担当の四坂先生。個性的な先生だからこそ、僕らの趣向を理解してくれる! そして僕らが一致団結し、その顧問にひきいれる手引きをするのが僕に決まったわけだ。なんでだよっ。 たしかに僕は副部長で、探偵部名刺をデザインしたのも僕だが、なんで僕なんだよ! 宿題めんどくせぇんだよ!!
しかし一番低学年である僕が口出しできるわけでもなく・・・。結局ぼくはここで先生がくるのを待ち構えているってわけだ。
あ、そろそろ先生たちの集会が終わった頃じゃないか!? ってかもうすぎてるじゃん!!
あぁ美術室の電気もう消えてるよ・・・。
早く追いかけなきゃ!
「ギャーーーーーッ!」
なんだなんだ! 僕の野次馬魂に火がついたではないか!
ドン!
あわわ・・・どうしよう! 誰かとぶつかっちゃったよ! ホントどうしよう・・・
あ、あの人行っちゃった・・・。
「あれ、おまえ、ここでなにしてるんだッ。」
どこか焦りをかんじる・・・。あ、まさか!
「あなたがさっき悲鳴をあげた人ですか?」
「そうだっ。ほら、おまえも追いかけるぜっ!」
「えぇぇ、僕もですか~。めんどくさっ」
ちょっとこの人強引すぎるんですけど。なんかついていくというか引っ張られるかんじかな。
「ちょっと君たち! なにしているんだい?」
「警備員さん!泥棒です!!いまおれら追いかけてるんです!!」
「なんだと!」
そして警備員さんを加えた僕たちは走り出す。そして僕たちは玄関についた。
「あ、教頭先生! 泥棒の犯人見ませんでしたか?」
「ああ、ここを通ったのは三人だけだよ。」
「え、そんな・・・。」
「あそこに城ノ内先生もいるよ!」
「おう。聞きに行くぜ!」
結局僕たちはなにも手掛かりを得ることが出来なかった。
今度推理の回です。