転生したら魔女だった件   作:蹴翠 雛兎

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––––朧気な世界の中で一人少女は立ち、振り返る。

––––その足元にあるものと自身の人生に積み上げられたものを知りながら。


第十四魔術/虚幻の中で、START。


第十四魔術/虚幻の中で

––––寒い。

 

––––暑い。

 

––––苦しい。

 

––––辛い。

 

––––逃げたい。

 

––––ここは、どこ?

 

––––私は、誰?

 

––––一人にしないで。

 

––––孤独になるのはもう嫌だ…。

 

––––誰か、助けてよ…!

 

––––誰か、私を殺して。

 

––––あ…ぁあっ…あ゛ぁぁああ。

 

そんな事ばかりが、そんな記憶ばかりが頭の中を通り過ぎてしまう。

もう過ぎた昔の記憶でさえも、私を蝕むように…。

 

(…迂闊だった…かな……?)

 

体中を巡る不気味で矛盾した感覚(苦痛)のせいであまり動かない頭を、なんとか必死に動かしながら、そんな事を思う私。

今思えば、あそこで逃げていれば、少なくとも、となりで泣きそうになりながら、私を看護してる少女の顔をもう少し、楽なものにできたのかもしれない。

 

しかし、だ。

 

(…どうしても…それが…出来な、かった…んだよね……)

 

思い返せば、この子が寝ている時、どうしても起こして逃げようとは思わなかった。むしろ、起きるまで、そっとこのままにしてあげようと思った。

それは一重に、この子が桜やあの子に重なってしまったからなのかもしれない。

あの子達と同じ様に、この子もしっかり者で、お世話好きだったから。

 

(…はぁ…私って…馬鹿…だ……)

 

そんな事を思いながら、目を瞑る。

よくよく考えれば、前世は失敗ばかりな人生だった気がする。

周りにはいつも死があって、目の前にいながら助けることができなかったから。

もしかしたら、桜にしてたことすら失敗ばかりで、あまり桜にはいい思い出を残せていなかったのかもしれない。

 

…なんだ。私。あんだけ未練ないって言っていて、未練があるじゃん。

 

…本当、私って馬鹿者だなぁ……。

 

 

けれど。

 

 

(…きっと……その未練…も、大…丈夫に…なる…んだろ…うね)

 

桜に関しては、もし、私が死んだら本当に信用できる親戚の所に行くようにしてあるし、その桜自身もしっかりしているし、もう高校生だ。

だから…。

 

(未練…は、あっても…心…残りは…ないから…きっと、大丈夫だ……)

 

…にしても、さっきから魔術師さんが侵食し蝕もうとする(スキル)を防ごうとしてるけれど……。

 

《––––告。今度こそ、防衛成こ…ッ!驚。今度はそこからですか…!?なら…!!》

 

……なかなか、防ぎ切れないみたい…だね。

まぁ、これはかなり魔術師さんでもきついだろうな……。そうだ…いつもお世話になってるし……。これでもし、私が生きていたら…次の進化で魔術師さんにでも…名前をつけよう…かな……?

 

《…ッ!問。それは本当ですか…?》

 

…まぁ私、女だけど…男に二言はないよ……。約束するよ…。ちゃんと進化したら…名前をつけて…あげる…。

 

《了。わかりました。約束ですからね…!》

 

うん。…それはそうと…なんか魔術師さん、感情豊かに…なった……ね……。わた…し…は嬉し…いよ……。

 

《焦。まずいですね。マスター:シャルムの意識と体力が…。このままでは––––》

 

『––––はぁ、全く。本当、咲ってばいつも自分のことを後回しにするんだから』

 

……あれ…この声…は……。

 

《問。貴方は…?》

 

『俺?俺は––––』

 

そこで私の意識は途切れた––––。




作者/どうも作者です。未だシャルムが寝込んでいるので全話同様、俺一《問。作者:蹴翠雛兎、いますか?》ん?魔術師さんじゃないか?どうしたの?
魔術師《解。マスター:シャルムが『私の代わりにお願い』と言われ来ました。》
作者/そうか。なら、今回はよろしくな?
魔術師《解。よろしくおねがいします。それでは、作者:蹴翠雛兎。》
作者/ん?何
魔術師《問。読者とマスター:シャルムに変わって、早速質問ですが、前回の後書きと今回の最後に出てきた人物は誰ですか?》
作者/悪いけれど、答えられない…かな?彼との約束もあるし、ネタバレになるし…ね。
魔術師《哀。そうですか…。なら仕方ありませんね》
作者/ただ…。
魔術師《応。ただ…?》
作者/君は知ってるはずだよ。シャルムのスキルだからね。それに、読者さんにもヒントを与えるとしたら…。呼び方くらいかな…?
魔術師《……ッ!驚。まさか…!》
作者/そう。そのまさか、さ。
魔術師《疑。しかし、彼は…!》
作者/それ以上はストップだ。魔術師さん。それ以上はネタバレになるし、何より、もしかしたらこの後シャルムが見るかもしれない。だから、これ以上の彼に関しては、俺からは何も言えないな。
魔術師《…了。わかりました……》
作者/…ともうそろそろか。んじゃ…次回も。

作者/お楽しみに!
魔術師《告。楽しみにしててください》





魔術師《宣。現在、活動報告欄にて、リクエストと幽霊の少女の名前の募集をしています。リクエストの方は期限はないですが、幽霊の少女の方は、鈴仙との決着が決まり次第、名前の投票を始めます。そのため、幽霊の少女の名前を付けたい方はお急ぎを。下にURを貼ってきます。それでは》

リクエストの募集↓
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=204389&uid=145962

幽霊少女の名前の募集↓
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=205492&uid=145962

さて、質問だ。(シャルムが)旅行するなら、どこに行きたい?(堀秀行ボイス)

  • fgoの世界で特異点解決だろJK。
  • もう何も怖くない。まどマギ世界へ。
  • リリなの×プリイリヤコラボの世界だ!
  • よろしい、ならば異世界魔王の世界だ。
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