転生したら魔女だった件   作:蹴翠 雛兎

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––––誰しもスタート地点はある。
––––誰しも、最初は同じ速度なんだ。
––––だから、私達は進むんだ。

第四魔術/魔女の旅立ち。START。


第四魔術/魔女の旅立ち。

––––こんなものか。

 

そんなことを考えながら、目の前の荷物––––といっても、魔鉱石やヒポクテ草、モンスターの素材がほとんどで、他はスキルでそれらから作り出した、短剣、服、杖、それと本を二、三冊くらいのものだが、確認すると杖と本以外をアイテムポーチに入れるわたし。

 

(––––行くのか?)

「はい、色々準備も出来ましたし、一人でも生きていけるくらい、もう十分強くなりましたから」

 

そう言って、私はどこか心配そうなヴェルドラさんに笑顔を送る。

 

––––あれから、色々とあった。

ヴェルドラさんに名前をつけられ、そのあと、魔力を貰ったはいいけれど、その瞬間に気絶して、大魔女に進化してしまったり。

その後、外に出ようにも、服や資金となるようなものがなくて、モンスターを倒したり、採集したりして、集めまくったり。

その時、攻撃手段がほぼなくて、死にかけたこともあった。

それで、攻撃手段を作るために、ヴェルドラさんに知っている限りでいくつか魔法を教えて貰ったり。

 

ここで得られたものは大きかった。

もしこれで外に出てたら、モンスターや盗賊とかに襲われて、下手したらくっ殺状態になっていただろうな。

本当に…。

 

「……ヴェルドラさん」

(む…なんだ、シャルムよ……?)

「ありがとうございました。封印されているとはいえ、今まで私のことを面倒みてくれて……」

(クハハ!気にするではない、我も話し相手が欲しかったのだから、お互い様だ!)

「……それでも、です。私、知ってるんですよ?私がモンスターにやられて傷だらけになって帰って寝てたとき、ヴェルドラさんが周りを威圧しながら、見張っていてくれたこと。あれでヴェルドラさんがいなければ、私、寝ている間に襲われて死んでいました……」

 

私はヴェルドラさんの目を真っ直ぐに見てそう言う。

本当にヴェルドラさんがいなかったら、もしかしたら私は死んでいたのだ。

しかも、魔法も物理での攻撃手段もそれほど持っていなかった為、なおさら。

だからこそ、礼を言わないと、ダメだ。

 

こうして転生してすぐに死ぬことがなかったのは、目の前にいる一人(一匹)の暴風竜のおかげなのだから。

 

「…本当に。本当にありがとうございました!」

(…よせ。恥ずかしいではないか)

 

照れてるのか、そういいながら、ヴェルドラさんは頬をぽりぽりとかいていた。

 

(…我は、シャルムが語った夢が面白そうだったからこそ、封印されている身ではあるものの、手を貸したまでのこと。いわば投資しただけだ。別に礼を言われる筋合いはない)

「ですが……」

(……ああ、もう…!さっさと行かんか!)

 

 

恥ずかしそうにそう言い捨てるヴェルドラさんを見て思わずクスリと笑ってしまう。

 

––––さてと、そろそろ行こうかな。

 

本当にこの場所に色んなことがあった。

だから、だからこそ、私は思う。

 

ここが、ここから、新しい私の始まりなんだ、って。

 

これから、もしかしたら、前世と同じ様に、嫌になることがあるかもしれない。逃げたくなるようなことがあるかもしれない。泣きたくなるようなこともあるかもしれない。

 

––––けれども。

 

今なら…いや、今世なら、きっと、大丈夫だ。

 

そう言える自信があるんだ。

だから––––。

 

「ヴェルドラさん、それじゃあ…」

(うむ、シャルムよ。行ってくるがいい!たまに我のところに来て話をしにきてくれると嬉しい)

「わかってますって!それじゃあ!行ってきます!」

 

––––こうして、一人の魔女が竜のいる洞窟から旅立った。

 

 

この魔女、後々、魔王となり、世界に名を轟かせる図書館を作るのだが…。

 

彼女を知るものは、今はまだ…そこに封印されし暴風竜一匹のみである––––。




どうも、皆さん、おはこんにちは。
作者の蹴翠雛兎です。今回も主人公のシャルムと後書きをやっていこうと思います!

シャルム「シャルムです!よろしくお願いします!……にしても、今回、小説書くとき、苦戦したらしいけれど…」
作者/あ、うん…まぁね………。ぶっちゃけ行って、なかなか、いい言葉が出なくてさ……。特に今回、ヴェルドラが恥ずかしそうに言い捨てるシーンから先が特に苦戦して、なかなかいい表現とか言葉が思いつかなかったんだよ……。いい感じにまとめ上げるまで2日はかかった……。
シャルム「それは、おつかれ様だね…」(;`・ω・´)
作者/まぁ、読者の皆さんから見ていいのになっているのを祈るよ……。それはそうと、シャルム。君のスキルなんだけれど……。
シャルム「ん?何?」
作者/このまま行くと、恐らく、俺の小説史上、TOP3に入るほどのぶっ壊れ性能になる。
シャルム「えっ?TOP3って…どれくらいのぶっ壊れ性能になるのさ」
作者/俺の小説だと、とある妖精の姉と同レベルで、原作だと君の後輩より上くらいのレベルのヤバさになるね…。
シャルム「うあぁ……」
作者/と、もうそろそろだね。
シャルム「だね。それじゃあ…」

作者&シャルム「「次回もお楽しみに!!」」

さて、質問だ。(シャルムが)旅行するなら、どこに行きたい?(堀秀行ボイス)

  • fgoの世界で特異点解決だろJK。
  • もう何も怖くない。まどマギ世界へ。
  • リリなの×プリイリヤコラボの世界だ!
  • よろしい、ならば異世界魔王の世界だ。
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