不死人が鎮守府に着任しました!   作:きゅーちゃん

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筆「今回は結構短め、という事始まります。」


不死人、泣く

イチキュウマルマル、あらかたの書類を終わらせ、ここ最近の報告書に目を通す。

戦争体験は夢の中で三度だけあったがほぼ共闘に近い形だったので軍師のような予測はたてられないしかし、敵の情報を知っていればどのくらいの距離で攻めて来るかはわかるその為にもこの報告書は重要だ

 

侵入するときはよく一対多などがよくある為、どの位置で奇襲するのかよく考えたものだ。

 

思い出にふけながら、目を通しているとすぐに時間が過ぎて行った。イチキュウサンマルになり緊張しながら食堂に向かう。

なにせ、不死人になってからは飲食をする必要がなくなり、腹も空かないため飲食をするのが下手したら何千年ぶりかもしれないのだ。食堂に着くと宴会の準備が整い艦娘たちも集合していた。

 

挨拶の時より人数が多い頑張って出てきてくれたのだろう宴会が始まり艦娘たちが自己紹介が始まった。

 

「第六駆逐艦隊、暁よ。よろしく!」っと暁という少女から始まり、電、雷、響、島風、夕立、時雨、初風、途中霞、曙に「ビシバシいくから覚悟しろ」と遠回しに言われ気の強い少女だと思いながらほかの者達の紹介を聞いていく、そのまま睦月、如月、弥生、卯月、皐月、吹雪、白雪、初雪、陽炎、不知火、磯風、と駆逐艦が挨拶し、その後ろに並んでいた軽巡が挨拶を始めた。

 

天龍、龍田、球磨、北上、大井、夕張、川内、那珂、神通、大淀それが終わると重巡になった。

順番に青葉、衣笠、妙高、那智、足柄、羽黒、熊野、利根、筑摩が挨拶を終わらせる。

 

次に潜水艦という潜水する艦娘の挨拶があった、伊168、伊58、呂500それが終わると次に軽空母瑞鳳、隼鷹、龍驤、空母になり赤城、加賀、翔鶴、瑞鶴、グラーフツェッペリン、次に戦艦、金剛、比叡、榛名、霧島、大和、長門、陸奥、この時、金剛にタックルされたので真正面から受け止めたが腰から変な音がした。

 

最後に後方支援の間宮、明石に挨拶され長い挨拶の列は終わった。そして食事をする事がない為、執務室に戻ろうこっそり出口に向かうが間宮に止められた。

 

間「提督、お食事はいただかないのですか?」

 

オ「ああ、私は食べなくとも生きていけるのでな」

 

これでいいだろうと思うとそれを聞いていた瑞鶴が注意してきた。

 

瑞「提督さん、そんな感じに食べなかったら体壊しちゃうよ」

 

しかし、それでも断ろうとすると瑞鶴がジトッとした目で見てきたので黙って食べないとあとあと面倒な事になるだろうと思い食べることにした。

席に座り頭装備を外し宴会料理とやらを箸を(元帥に最低限の日本の作用を学ばされた)使って口に運び入れた。なにかを咀嚼するという行動をするときは大抵、状態異常などを治す時のみだった為料理を食べるということは初めてに等しかったが、咀嚼することによって口に溢れ出したなんとも言えない美味しさに、声を押し殺して泣いた。

 

周りが気づき動揺しているが涙が止まらない。それでも自分は料理の感想を述べるために口を開く

オ「そうだよなぁ、料理とはこういうものだったよなぁ」

 

自分がこのような事を言うのはどうかとと思ったが嗚咽混じりで、話したためか周りにいる艦娘達は涙が止まるまで待ってくれた。

涙が止まると同時に長門が「何故泣いていた」と言われたので、嘘の答えを答える。

 

オ「すまないな。無人島に何年もいたせいかこのような事に懐かしみを覚えてしまうのだ。」

 

長門や周りの艦娘がそれなりの驚きを見せていた。たしかにこちらの本当の身分を知らなければ、驚愕ものだろう。しかしそれもすぐに終わりままた喧騒が戻ってきた。

 

記憶が曖昧だが不死人になってからは誰かの料理を食べる又は、何か味のするものを食べるというのはほとんどなかった。その上、エストを飲む時やジークの酒を飲む時以外は味がしなかったのに、食べ物を食べて味がするという久しぶりすぎる感覚に衝撃を受けたのも今回泣いてしまった原因だろう。

 

こうして自分の記憶の中で初めて泣いた日は幕を閉じたのであった。

 

 

 

 

宴会も終わり、夜になり周りが寝静まった。料理を食べることも久しぶりだったが寝ることも久しぶりすぎる不死人は、眠ることができず一人で執務室の椅子に座り休憩していた。今まで、休んできた場所が場所であり、このような豪華な寝床では休めそうにもなかった。(といっても、ただ新品の枕と毛布の敷かれた質素なベッドである)

 

そんな中、執務室の扉を開ける者がいた。見てみると、翔鶴と呼ばれていた長い白髪の女性が扉の前にいた。

 

翔「提督、起きていらしたのですか?」

 

オ「あぁ、眠れなくてな。」

 

翔「そうですか。提督、失礼を承知して言うのですが、布団の上に寝転んでもらえないでしょうか?」

 

オ「何故だ?」

 

翔「いえ、その・・・夜伽の準備をしようかと思うので。」

 

オ「なんだそれは?」

 




筆「やめろー死にたくない!死にたくない!死にたくなーーい!!」
時「いや、この短さは無いでしょ。」
筆「ごめんなさい。次回長くするので」
時「わかったよ。でも、一様グラインドブレードに一回突撃されといてね。罰は罰だから。」
筆「イヤアアアアア」

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