不死人が鎮守府に着任しました!   作:きゅーちゃん

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待たせたなぁ。そこまで待たせてないけど、今回から艦これの世界に入ったよ。第1艦娘は誰かな。後、今回は少し胸糞展開があるから注意してね。


出会い

少女は傷つき今にも倒れそうだった。

自分の、所属している鎮守府の上司は碌に整備も入渠もさせず特に作戦も立てずに出撃ばかり、失敗すればこちらに暴力を振り反抗しようとすれば仲間達を脅しの道具として使うクソ野郎だった。

 

今回も同じように、無謀な出撃をさせられ接敵し退却を余儀なくされ少女は仲間を逃がすために自分がこの中で最高練度だからといってしんがりを務めた。しかし、それもここまで敵は撒いたから良いものの攻撃を食らいすぎて殆ど動ける状態でもなかった。フラフラと動きながら近くにある島にたどり着き倒れ伏しそのまま少女の意識は暗転した。

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不死人が初めに思った此処はどこだ?と、ある程度見回しても、周辺は植物で生い茂り動物の鳴き声と思われる声が聞こえるのみである。動かぬことには意味はないと思い行動を始めた。

運のいいことに少し歩くと篝火があった。また火継ぎの使命をもらったかと思ったが暗がりで聞いた最後の声を頼りに彼は進むことにした。

 

更にしばらく歩くと森から出て浜辺についた。

ハイデの大火塔でも海は見れたが、この海はさらに幻想的だった。

不死人がその光景に感動しながら探索を続けていると砂浜に何かがいるのかがわかった。敵かも知れないそう思いながら近付くとそれは一人の少女だった傷を負い意識はないようだが一応、まだ死んではいないようだ。

ならば助けなければ、と思いスペルを唱える

『太陽の光の癒し』

彼が使う上で最上位の奇跡の一つを使い治療する、幸運にもこれは成功しみるみるうちに少女の傷は塞がった傷が治るということはまだ生きている証拠、此処では寒いので火を焚くことにした。

薪を集め火をつける簡単なことだついでに不死人ではないことを考えて食事を用意しておこう。そう思い狩人の弓を取り出しながら森へと入っていった。

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パチパチと近くで何かが燃えていることに気づき少女は目を覚ました。

目の前には全身に鎧を纏い、青い上衣をつけたまるで絵本の中から飛び出してきたと言ってもいいような騎士が目の前で食事を作っている。

自分が起きたことに気づき「貴公、気がついたか。傷だらけの時は死んでいるのではないかと思ったぞ。」と言いながら焼いていた動物の足を渡してきた。それを受け取ながら少女は答えた。「助けてくれてありがとう僕の名前は時雨って言うんだよろしく。君の名前は?」不死人は此処で返答に詰まってしまう。自分の名前は死にすぎて忘れてしまったがため覚えていないのだ。「どうしたんだい?」と時雨が聞いていくる。(恩人よ。名を借りるぞ)「私の名前はオスカーというよろしく」

____________________________________________此処から先オスカーはオ、時雨は時に変わります。

___________________________________________時 「へぇ〜オスカーさんって言うんだ助けてくれてありがとう」

 

オ「なに、礼はいらんよ。こちらが好きで助けたものだ。腹が減っているだろう温かいうちにだべるといい」

 

時「でも、僕らは兵器だから食べちゃいけないんだよ。」

 

オ(何故こんな若い少女が兵器と呼ばれているのだろうか)

 

オ「私は、貴公のことを兵器だとは思わん。それに貴公のためだけに焼いたのでな。食べないとなると捨てるしかないのだよ。食べ物は粗末にしてはならんと聞いたことがあるだから食べてもらいたいのだが」

 

時「本当にいいのかい!」

 

オ「ああ、いいともまだ何個かある好きなだけ食べるといい足りなかったなったら狩ってこよう。」

 

時「じゃあ、お言葉に甘えていただきます!」

 

よほど空腹だったのかとても少女とは思えない勢いで食べ始める。不死人であるがため食事を必要としないが見ているとこちらも腹が空きそうになる勢いだった。この状態なら色々話してくれることもあるだろうと思い彼はこの世界を知るため質問することにした。

 

オ「食べてる最中ですまないが世事に疎くてな色々質問したいのだがいいだろうか?」

 

時「僕に答えられる範囲であればいいよ」

 

オ「まず、一つ君は自分のことが兵器と言っていたが何故兵器というのか、二つなにと戦っているのか、三つこの島から君の住む場所までどのくらいあるのか、だ」

 

時「一つ目に関しては僕らは艦娘と言って元々船だったものが人になった者を指すんだ艦娘は深海棲艦という敵を倒すんだ。三つ目に関してはそこまで離れてないよ僕なら半日あればつくと思う。オスカーさんだとどれくらいかかるかわからないけど…」

 

オ「ふむ、では深海棲艦の特徴を教えてくれるか?」

 

時「お安い御用さ、このあたりならこんなのとかが出るよ(駆逐イ、ロ、ハ級の絵を書きながら)」

 

オ「そいつらは集団でてるのか?又は噛んでくるか?」

 

時「(やけに怯えてるな、そりゃあそうだろうなぁ)噛んでくるかはわからないけど砲撃はしてくるね後集団で出てくるよ。」

 

オ「そうか(以前、犬どもに生きながら食われれたことがあるから苦手なのだよな)他はどのようなのがいる?」

 

時「強いのだとこんな感じかな?(重巡リ級éliteや軽巡ヘ級、戦艦ル級を書きながら)」

 

オ「ふむ(セスタスマンに扉の盾のガン盾か?)この二体に殴り殺されたという例は?(リ級とル級をさしながら)」

 

時「いや、聞いたことないよ。攻撃は殆どが遠距離からの砲撃だよ。ちなみに砲門はここ」

 

オ「そうか。それは繊細か?」

 

時「繊細といえば繊細だよ。(やけに詳しく聞くなぁ)」

 

オ「そうか。(ならば、弓などの射撃で壊せるな)」

 

時「さっきから質問ばかりだし、こちらが質問していいかい?」

 

オ「答えられる範囲ならば」

 

時「じゃあ、一つ目は、何故ここにいるのか

二つ目は何故鎧を着てるのかな?三つ目は君は何者だい?」

 

オ「(嘘は苦手なのだかなぁ)一つ目は、元々洞窟にいたのだが久しぶり外に出た。二つ目は身を守る為、三つ目はただの心折れた騎士だよ。」

 

時「ふぅん。(この人嘘つくの下手そうだし本当のことかな?)怪しいけど敵ではないのは信じるよ。」

 

オ「ぬぅ、自分でもわかっていたがやはり信用はされんか。一つ頼みがあるのだが、いいだろうか。」

 

時「いいよ。その頼みはなんだい?」

 

オ「貴公らが拠点にしているところに行きたいのだ。なんせここは探索する限りただの無人島なのだ。こんな所にいては助けられるものも助けられん。」

 

時「いいけど、どうやって行くの?」

 

オ「とりあえず、前に本で読んだとおりに筏を作って、漕いで行くつもりだったのだが。」

 

時「君は馬鹿かい!?」




第1艦娘は時雨でしたー。皆は時雨好き?僕も好きですがそれより響が好きです。そして筏の知識はドラングレイグで読んだ設定です。

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