オ「多分な。」
時「僕達の登場はいつからだい?」
筆「後、もう1話挟むかな。」
オ「そうか。ちなみに今回はどんな話なんだ?」
筆「君が、海軍になる為の話さ。」
筆&オ&時「では、本編始まります!!」
総司令部に着いてオスカーが驚いたことはまず、亡者がいないことだった。普通に人が歩いている遠目に綺麗な街が見える。オスカーは声に出さず涙した。二つ目に驚いたのはこの拠点のど真ん中に篝火があるのだ。後で触っておこう。そう思いながら篝火の隣を通り取り調べ室という所に連れていかれた。そこで、先ほどの初老の男性がとても柔らかな雰囲気で話しかけてきた。
?「さ、という事でね。君が何故、あんな事をしたのか全部話してもらうよ。嘘は通じないからつかない方がいいよ。そうそう、自己紹介を忘れていたね。私は吉川賢一階級は元帥だ。」
オ「そうか。では何処から話せばいい?」
元「おや、協力的だね。そうだな。時雨と会った経緯は?」
オ「私が島を散策している時に砂浜に打ち上げられていたのが彼女だった。」
元「じゃあ、なんて頼まれたんだ?」
オ「自分達が化け物と言われてぞんざいに扱われている事を話した上で、鎮守府に連れ行く代わりに助けてくれと頼まれた。」
元「ふむ。では何故、島から出ようとしたんだい?」
オ「散策したかぎり、人の気配が全くなく私の当初の目的を果たすのに問題が生じるからだ。」
元「その目的は?」
オ「誰かを救うためだ。」
元「君の戦闘力で考えれば、沢山の人を救う事が出来るはずだが。」
オ「国はない。仲間もいない。家族もいなければ、帰る場所もない。私はそんな者だからだ。」
元「亡国になった所はどこにもないが?隠し事をするならもっとうまくやれよ。」
元帥の気迫が濃くなるが、オスカーは淡々と続ける。
オ「だろうな。荒唐無稽で本当に信じ難い事だが、信じるか?
」
元「証明してくれるならね。」
オ「わかった。証明すると誓おうでは、心して聞いてくれ。」
オスカーは自分が不死人である事これまでにあった地獄のような数千年間の事、それが無意味だった事、そしてここが自分のいた世界ではない事を包み隠さず話した。話し終えると元帥は渋い顔をして答えた。
元「君の語った事を全て信じるとして、不死だという事はどうやって証明するんだい?」
オ「中庭に赤い剣が刺さっていただろう。」
元「螺旋状の剣のことだね。あれは、つい数日前、突如出現して動かしたり撤去したりする事が不可能だったから結局、オブジェにしたんだけど何か関係が?」
オ「あれに、手をかざして起動させればあそこで復活できるようになる。ついでにそこからアイテムの補給なども出来る。それを今からお見せしよう。」
元「わかった。ただし、君を信じて私1人だけが見るのは危ないから護衛をつけさせてもらうけどいいかい?」
オ「勿論だとも、目撃者は多い方がいい。」
元「わかった。では私の直属の部下を何人か連れてこよう。」
そう言って元帥は、外に控えていた兵士に何かを伝えると中庭に案内してくれた。
元「周りには誰もいないように人払いをしたし、カメラの映像も切った。誰かが潜んでいないように全ての壁や天井を確認した。では、やってみてくれたまえ。」
そう言われたので、オスカーはまず篝火に手をかざし起動させる。
螺旋剣に火がまとわりついた事に何人かが驚きの声を上げる。
更に、底なしの箱を取り出しそこから箱に入るはずのない武器を次々と取り出しては戻し取り出しては戻しを繰り返す。仕上げに、ダガーを取り出し自分の首を掻っ捌く。周りから小さな悲鳴が起きるが構わない。自分の血で窒息するのを感じながらオスカーの意識は暗転した。
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元帥視点
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私は、自分の目を疑っている。
荒唐無稽な話をした騎士がその話した内容通りに手をかざして剣を起動(?)させ、木箱から入るはずのない武器を取り出してはいれを繰り返し、最後に自分の首を短剣で掻っ捌いたのだ。しかも、突如死体が消えたと思った次の瞬間火の灯った剣の前にあたかも、そこにいたように現れたではないか。
死んだら生き返るはずがないのにも関わらず彼は生き返ったのだ。全てとは言えないが不死である事様々な武器を取り出せる事は信じるしかなかった。
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オスカー視点
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生き返ると元帥が有り得ないという顔をして此方を見ている。
オ「どうですか?」
元「あっ、あぁ、たしかに君のいう通りだ君が死んでも生き返る事は信じよう。だが、君が真に安全かどうかは判断できない。」
オ「それはそうだろうな。あぁ、そうだ。帰る前にもう少しやりたい事があるのだがいいだろうか?」
元「我々に危害を加えないと誓えるならね。」
オ「わかった。」
元「いいよ。使うことを許可しよう。」
許可を貰ったので、ついでに亡者化も治しておくことにした。
人間性が少しだけ持っていかれた感覚があったがストックはまだ、かなりの量がある、おいそれと死ななければ枯渇する事はないだろう。しかし、一部の信用は得られたものの、この世界では身分がなければどうしようもなさそうだ。どうすればいいだろうか?そう考えながら、先ほどの取り調べ室とやらに戻るのだった。
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元帥side
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私はあの現場に向かってよかったと、心底安心している自分がいるのに気づいた。
もし、非人権派に回収されこの能力を利用されていたらどうなっていただろうか?憲兵を近接武器だけで壊滅状態に追い込み、更には艦娘との戦いですらさえ互角にいや、それ以上に張り合ってみせた。
吹雪と日向の練度は低くはないというか、自分が指揮する中ではかなり高い方の練度をしている。なのに、あのあしらわれ方である。吹雪は近接かつ対人という戦闘をした回数が少ないためミスは多かったが、日向は違う対人はした事はないだろうが人型の深海棲艦との戦かった事は多い(それを言ったら吹雪もそうなのだが)それに戦艦の力であれば、刀が素手で弾かれるなどあり得ないのだ。
彼をどうやれば、自分の手元におけるのか考えなければならない。もし、彼が非人権派に渡れば勢力図が変わるのは一目瞭然、死なない暗殺者として重宝される事だろう。どうすればいい?と悩んでいると彼が質問してきた。
オ「なぁ、元帥、この国は、身分がなければまずいか?」
元「ん、あぁ、そうだな。身分がなければ色んなところで絡まれるだろうな。」
オ「元帥、私の身分を証明するにはどうすればいい?というより、身分はどこで得ればいい?」
そういえば、彼が異世界から来た、と言っていたのを思い出す。ならば、自分の手中に収める為の方法は一つだろう。
元「私は、この海軍の長だ。一様、君が私の所につくというのなら、身分の保証はできるだろう。どうするかね?」
オ「知り合いがいないのでな。とても有り難い事だ。喜んで貴公の下につこう。」
元「わかった。では、どこに着くかだな。是非とも提督についてもらいたいのだが。」
そう言いながら、私は自分の右肩に妖精を乗せる。すぐに彼が反応した。
オ「貴公の肩の上に乗っているちっこいのはなんだ?」
元「これが、見えるかい?これは、妖精と言って我々に味方してくれる者達だ。これが見えるというのが、提督になる為の第一試験だ。見えるのなら、君は提督になれる。ちょうど、君が暴れた所が空いている。艦隊指揮をした事はあるかい?」
オ「少しだけ待ってくれ。」
少し、食い気味に話した所為なのか動揺させてしまったようだ。
オ「艦隊指揮というのをした事もない。見たこともない。そんな私でもできるか?」
元「出来るとも、そうだな。これを読んでおいてくれ。その為の書類などを書くから。」
艦隊指揮をする為の本を渡し、書類を用意していく。
元「そういえば、君の本名を教えて貰ってないけど、教えてもらえるかな?」
オ「名前は、とうの昔に忘れてしまった。今は、オスカーとしか名乗れん。」
元「そうかい。わかったオスカーと書いておくよ。」
オ「ありがとう。ところで質問なのだが…」
元「何か用かな?」
オ「これは、どう読むんだ?(戦術という字を指でさしながら)」
元「もしや、お前漢字を読めないのか。」
オ「あぁ、話し方は知り合いに東方から来た奴がいたので、話せるのだがその言葉で書かれたと思われる書物を読むのは初めてでな。」
元「ほ、鳳翔〜此奴に漢字を教えてやれぬか?」
鳳「え、あっはい、わかりました。えっと、何処からがわからないのですか?」
オ「そもそも、漢字とはなんだ?」
元&鳳「そこからですか…」
嫁がここまで動揺するのはプロポーズ以来かな?そう思うと同時に私は思った。
私は、色んな意味で大変な者を部下にしたのかもしれない。
元「今回新しく登場した。元帥です。一つ質問いいかな?」
筆「なんでしょう。元帥?」
元「初老の男性って言うけど、もう少し若い感触がするのは儂だけ?」
筆「いいえ、違います。」
元「だよなぁ。どうするんだ?」
筆「もう少し、爺っぽい喋り方がいいっすかね?」
元「そこは、君が考えるものでは?」
筆「そうですよね。ちなみにこの一週間は、ブラボのDLCを別データでクリアしながら、本データの神秘キャラを育ててました。」